花御(はなみ)は死亡済?逆再生のセリフや幻の領域展開について考察します【呪術廻戦】
『呪術廻戦』花御(はなみ)のプロフィール
花御(はなみ)は未登録の特級呪霊で、虎杖らとは敵対しているキャラクターの1人です。人が森を畏怖する感情から生まれました。 森の呪霊らしく花御の見た目は顔から植物が生え、かなりインパクトがあります。左肩は謎の布のようなものに包まれていて、本気を出した時にこの布をとり、花の蕾のようなものを露わにしました。 初登場は2巻で漏瑚らとともに偽夏油と手を組むために登場します。その後は京都姉妹校交流会で本格的に登場し、虎杖や東堂らと戦い特級呪霊らしい強さを見せつけました。
【死亡】花御のあっけない最後
五条悟によってまさかの瞬殺......
死亡シーン | 10巻85話 |
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花御は渋谷事変で五条に樹木を引き抜かれてからも、漏瑚とともに戦闘を継続。2人は領域展延を使いながら同時攻撃を五条に仕掛けます。 しかし樹木を引っこ抜かれて弱っていた花御はピンチに陥り、五条に詰め寄られました。漏瑚は一般人を巻き込むと脅し、五条を花御から遠ざけようとします。 しかし五条は漏瑚の発言にかまわず、無下限呪術でそのまま花御を押しつぶし祓いました。五条は花御を祓ったことに対して何の感情も見せず、冷たい表情で“次”と言います。その後漏瑚は五条から逃走を図ろうとしました。
花御の復活・再登場はある?
作中で漏瑚が「花御の死を無駄にするな」と語っている通り、花御が死亡したのは確実です。実は生きていた……などという可能性はゼロに近いといえるでしょう。 ただ花御は人間が森をおそれる感情から生まれた呪霊です。そのためこの世に人間と森が存在する限り、復活する可能性はあります。しかし復活したとして、それが死ぬ前の花御と同じ存在であるとは限りません。まったく別の存在として生まれ変わることもありえるでしょう。 以上のことを踏まえると、花御が正式に再登場する可能性は低そうです。
【術式】花御の領域展開は幻に終わった?
幻の領域展開
領域展開 | 朶頤光海(だいこうかい) |
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東堂の術式があれば、供花もよけられてしまうと悟った花御は、領域展開を発動させようとします。しかし突然帳が上がり、そこには五条悟の姿が……。 結局花御は領域展開することなく、五条の攻撃によって戦闘は終了しています。またその後も花御が領域展開を発動させる場面は描かれることなく、死んでしまいました。
朶頤光海の能力を考察!
「朶頤光海」は不発に終わってしまったため、どんな能力なのかは推測するしかありません。 仲間の呪霊がそれぞれ火山や森というそれぞれに由来したものを模した領域を展開しているため、花御の領域展開も森つながりのものであると思われます。 また「朶頤」にはあごを動かしてものを食べること、そこから転じて強国が弱国を征服しようという意味があります。術式にも植物の生命力を吸い取るものもあるので、もしかしたら領域内の敵の呪力を飲み込めるというような効果があるのかもしれません。 五条との戦いでこの領域展開は披露されませんでしたが、仮に展開できていたとしても、彼の「無量空処」のうえを行けるレベルだとは考えにくいです。そのためどのみち五条を相手にした時点で、花御の運命は決まっていたといえます。
植物にまつわる術式
花御は見た目通り、樹木などの植物を連想させる術式を扱います。遠距離攻撃が主体であるものの、物理攻撃がメイン。 術式の形態によって効果は様々で、作中でも色々な種類の攻撃をしています。そこで花御の多彩な攻撃方法を見ていきましょう。
花畑
花畑を作り出し、相手の戦意を逸らす目的の技です。花御が漏瑚を助けに入った際に放っており、五条でさえ一瞬気を取られました。 効果はそれほど強くなく、五条はすぐ正気に戻りましたが、相手に一瞬の隙を作るには最適の攻撃方法です。ちなみに花御が漏瑚を助けるとき五条と一緒にいた虎杖は、しばらく花畑の効果から抜けだせませんでした。
呪種
呪種は47話で、花御と対戦した伏黒がくらった攻撃です。花御は“もう呪力は使わない方がいい”と忠告。無理をして戦おうとする伏黒のもとに虎杖・東堂が駆けつけ選手交代となります。 その後51話で東堂も呪種で攻撃されます。しかし、呪種をくらう瞬間に自分の脳内で東堂が愛する長身アイドル高田ちゃんと会話することによって、呪種は呪力によって強化されていくことに気づきました。彼はあえて呪力をとき、生身で樹種の攻撃からガードすることに成功しました。
木の根
49話で花御が本気を出したとき、木の根をあやつり範囲の広い攻撃で虎杖と東堂に襲い掛かりました。木の根は使い勝手のいい攻撃方法と言えます。相手をとらえたり、鋭い木の根で串刺しにしたりすることが可能だからです。 花御は基本的にこの攻撃方法が多く、威力は出現させる量や距離などで変わります。虎杖・東堂は花御の多彩な攻撃方法に翻弄されつつ、戦いました。
木の毬
虎杖・東堂との戦いで木の根を使った後、花御は木の毬に乗って宙に浮いていました。木の毬は樹木が複雑に編み込まれた球体の形をしています。東堂は花御の攻撃方法は実在する植物を呪力で操っているのではなく、花御の呪力で具現化・顕現させたものと気づきます。 虎杖・東堂が強かったことから、花御は自分が戦いを楽しんでいると感じ始めました。
供花
供花は掌を大地につけ、周辺の植物の命を吸い取る術。吸い取った命は呪力へと変えることが出来ます。そして変換された呪力を、花御の黒い左腕から放出して攻撃します。 できれば使いたくなかったと言う花御。相対する東堂はとんでもない呪力量を感知しました。
【逆再生】花御のセリフは逆再生で解読可能!?
アニメ5話 | 流石は呪いの王ですね |
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アニメ7話 | 私達こそ人間ですから。ありますよ |
アニメ18話 | あら、1人ですか |
花御は独自のよくわからない言語を話すという設定です。ちなみに音としてはわけがわからなくても、意味は直接脳内に流れ込んでくるような形で理解できるとのこと。漏瑚や伏黒はこの現象について「気持ち悪い」とコメントしていました。 アニメでは花御独自の言語は、「逆再生」という形で表現されています。そのため普通に聞くと何を言っているのかさっぱりわからないのですが、本来の音に戻す処理をするとちゃんと聞き取れるようになっているのです。 原作では花御のセリフは謎の文字として書かれていましたが、アニメだからこそできる表現も面白いですね。
【性別】花御の性別は?
- 体型
- 声
- 生殖能力
- じゅじゅさんぽでの服装
花御はムキムキな体形が印象的な呪霊で、漫画を読む限りでは男性のように思えます。その一方でアニメでは女性の声優があてられており、「一体どっち……?」と戸惑う人も続出しました。 とはいえ呪霊には生殖能力がないとされているので、花御に限らずどの呪霊にも身体的な性別はない、ともいえるでしょう。 ただ花御にかんしては、アニメの「じゅじゅさんぽ」でセーラー服を着せられていたり、作者本人がアニメ側に「女性声のイメージです」と伝えたりしていることもあって、どちらかというと女性寄りの雰囲気をあてられているようです。
【かわいい】花御は優しくて憎めない呪霊
花御の性格は敵キャラクターの中で1番温厚で、作者も“呪いの中では1番優しい”と語っています。その優しさを見せたのが、漏瑚と五条悟が戦った時です。
移動中の五条を花御の仲間の漏瑚が襲撃します。五条は特に焦ることなく、漏瑚を圧倒。偽夏油と花御は漏瑚を遠くから眺めていましたが、漏瑚が瀕死の状態に追い込まれると、花御は漏瑚の助けに向かいました。 花御のおかげで漏瑚は助かり、九死に一生を得ています。花御は仲間のピンチに迷いなく駆けつける優しさを見せました。
【エレキング】見た目に既視感!?
漫画の花御は色が塗られていないため、どんなカラーリングをしているか不明でした。しかし、アニメが放送されると花御のカラーリングが白の肌に黒のまだら模様だと判明し、その姿が『ウルトラセブン』に出てくるエレキングに似ているとSNSで話題になったのです!
確かに言われてみると、カラーリングやツノがあるところがそっくりですね。実は性格も似ていてエレキングは本来おとなしい生物だとか。花御の元ネタは明らかになっていませんが、エレキングが元ネタなんてことがあるかもしれませんね。
【強さ】伏黒が認めた「格上!!」の所以とは
伏黒と一緒にいた呪術師たちは攻撃を仕掛けるも、大した効果はありませんでした。狗巻の呪言も効きが悪く、彼らにとって花御はそれだけ格上の相手ということです。なんとか狗巻の呪言を軸に逃走を図ろうと試みますが、先に限界に達したのは狗巻の方でした。 一方で85話の渋谷事変で花御は、漏瑚とともに五条と対決します。圧倒的な五条の強さに、弱点である顔の樹木を引き抜かれてしまいます。漏瑚の方も五条により負傷させられていました。 花御は伏黒にとっては格上の相手ですが、五条にとっては取るに足らない相手だとか……。
【声優】花御を演じるのは田中敦子
アニメ『呪術廻戦』で花御の声を演じるのは、声優・田中敦子です。田中は群馬県出身でマウスプロモーション所属。花御の声優が田中だったことで、“花御の性別は女なのか”と噂もありました。 田中は洋画作品でジェニファー・ロペスやニコール・キッドマンなど日本でも知られた海外女優の吹き替えも担当。1992年からアニメの声優としても活動しています。 アニメ作品の代表作は「攻殻機動隊シリーズ」の草薙素子役や「フェイトシリーズ」のキャスター役など。また草薙素子を演じたことから、愛称は「少佐」と呼ばれています。
やさしい呪霊、花御の行く末を原作でチェックしよう!
今回は『呪術廻戦』の敵キャラクター・花御について解説しました。8月31日から放送されるアニメ『呪術廻戦』第2期では「渋谷事変」が放送されます。アニメで花御の活躍が見れるのもこの「渋谷事変」が最後なので、見逃さないようにチェックしてください!