2023年6月9日更新

【呪術廻戦】陀艮(だごん)って誰?死亡した?異色な領域展開・元ネタまで徹底解説!

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呪術廻戦 陀艮
©︎芥見下々/集英社

『呪術廻戦』のタコ改め、特級呪霊・陀艮(だごん)ってどんなキャラかパッと思い出せますか?夏油一派として登場する真っ赤で「ぶぶぅー」としゃべって海にプカプカ浮いている、あの呪霊らしくないかわいいキャラです! この記事では、癒し系キャラかと思われた陀艮の真の姿や領域展開、渋谷事変での戦い、最後、元ネタなどをまるっと解説します。 ※この記事は『呪術廻戦』の重要なネタバレを含みます。

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『呪術廻戦』陀艮って誰?読み方は?

呪術廻戦 陀艮
©︎芥見下々/集英社
名前 陀艮(だごん)
等級 特級呪霊
発生源
能力 術式:死累累湧軍(しるるゆうぐん) 領域展開:蕩蘊平線(たううんへいせん)
元ネタ クトゥルフ神話に登場する神

陀艮(だごん)は偽夏油一派として登場する、人が海が畏怖する念から生まれた特級呪霊です。序盤の姿は巨大なタコがフードを被ったような姿でした。一派がミーティングを行う海辺のリゾートは、陀艮が生得領域で展開したものです。 陀艮は序盤から漏瑚(じょうご)や真人(まひと)、花御(はなみ)らと一緒に登場しますが、ほぼ活躍する場面がありません。渋谷事変でようやく真の姿を見せて戦いに参加します。

【術式】陀艮の領域展開はビーチリゾートの提供?

水と式神を操って攻撃・防御する術式

生命の源である海の呪霊とあって、大量の水を使った技が陀艮の基本能力となります。作中で術式名称は判明しませんでしたが、陀艮は水の塊で攻撃する、身体の周りに水の防御を作ることが可能。 海の広さを彷彿とさせる無尽蔵な攻撃と呪力は、対峙した禪院直毘人(ぜんいんなおびと)、七海建人(ななみけんと)、禪院真希(ぜんいんまき)の3人を圧倒するほどでした。

「死累累湧軍(しるるゆうぐん)」

「死累累湧軍(しるるゆうぐん)」はサメやウツボなどの水棲生物の式神を際限なく発生させる術式です。陀艮はこれを領域展開してから発動しました。 領域内の必中効果が加わり、式神は触れた瞬間相手の肉をえぐり取っていく無尽蔵の凶器となります。陀艮は1分間の式神攻撃で直毘人の右腕、七海の左目を奪いました。領域内での使用で凶悪性が増す術式といえます。 式神個々の強さや可視化タイミングは陀艮がコントロール可能です。

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領域展開「蕩蘊平線(たううんへいせん)」

陀艮の領域展開「蕩蘊平線(たううんへいせん)」は、陀艮の名前が判明するよりも前に偽夏油一派の拠点として登場しています。 偽夏油いわく「穏やかな領域」で、南国リゾート風の平和な領域です。偽夏油がアロハシャツでくつろぐなど、仲間にとっては憩いの場だったことが分かります。 一方で、敵にとって領域内はさながら死の楽園です。「死累累湧軍」の尽きることのない必中の式神で永続的に攻撃を仕掛けられることになります。

【死亡】伏黒恵と領域展開合戦?勝負の結末は?

花御の死亡で覚醒し真の姿を顕現!

呪術廻戦 花御
©︎芥見下々/集英社

渋谷事変で直毘人・七海・真希と交戦開始直後、花御の死を察知した陀艮は激高し、突如脱皮して姿を変えます。 タコの姿は生まれたばかりの呪胎の姿で、皮の下から現れた筋骨隆々の姿が陀艮の真の姿だったのです。姿を変えるとともに、陀艮も人の言葉を話せるようになりました。 水の攻撃と防御で3人を相手どって優位に立つ陀艮でしたが、戦闘経験豊富な直毘人の策により、技を出す暇がないほどの猛攻を受けてしまいます。滞空能力も有する陀艮は空中に逃げますが、一枚上手の直毘人に先回りされ地面に叩きつけられてしまうのでした。

領域展開で七海たちを追い詰める

呪術廻戦 七海建人
©︎芥見下々/集英社

陀艮は領域を展開して3人を引き込みます。「死累累湧軍」で式神を繰り出し3人の実力を測った結果、陀艮は直毘人に7、七海に3の力を配分して攻撃を続行。直毘人の片腕、七海の片目を奪う猛攻で、陀艮は3人を圧倒していきます。 1番弱いと判断した真希にとどめを刺そうとした瞬間、伏黒恵が領域「嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)」を展開させて乱入。陀艮は恵を式神で攻撃しますが、七海によって阻まれてしまいます。 未完成で必中効果のない恵の領域展開の影響で、陀艮の領域の必中効果も打ち消されていました。それでも陀艮は攻撃を続行。満身創痍の面々を追い詰めていきますが、交戦する裏で恵は脱出用の穴を用意していました。

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伏黒甚爾の乱入により死亡

呪術廻戦 伏黒甚爾
©︎芥見下々/集英社

4人が脱出しようとした瞬間、オガミ婆の降霊術によって復活した故人・伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)が穴から入ってきます。天与呪縛(てんよじゅばく)」の完璧なフィジカルギフテッド持ちの甚爾は、真希が持っていた特級呪具「游雲(ゆううん)」を奪って次々と式神を粉砕。陀艮は甚爾の強さに焦りながらも、必中を無効にしている恵の領域の力が弱っていくのを感じます。 必中効果が復活すれば勝てると踏んだ陀艮は空中で時間稼ぎをする作戦に出ました。ところが先回りしていた甚爾に游雲でメッタ刺しにされ、最期の言葉を言う暇さえ与えられず陀艮は祓われてしまいます。

最後は真人にすべてを託した?

呪術廻戦 真人
©︎芥見下々/集英社

祓われた後、陀艮は両面宿儺(りょうめんすくな)に負けた漏瑚の意識の中に、先に倒れた花御とともに現れます。陀艮はタコの呪胎の姿でした。 呪霊の世界を作れなかったと謝る漏瑚に、花御が「まだ真人がいますよ」と声をかけ、陀艮も同意の鳴き声を「ぶぅー」とあげます。その様子はまるで親子のようで、呪霊たちの絆が感じられました。

【元ネタ】陀艮の由来はクトゥルフ神話!名前の意味を考察

陀艮の元ネタはクトゥルフ神話のダゴンではないかと言われています。クトゥルフ神話に登場するダゴンは巨大な手足を持つ魚に似たクトゥルフの従者です。深海に生息する存在として描かれているので、海の呪霊である陀艮はこのダゴンから名付けられたのでしょう。 筋骨隆々な雰囲気はダゴンにも似ていますが、容姿でいえば同神話の邪神クトゥルフの方が陀艮にそっくり。なので、名前はダゴン、脱皮後の姿はクトゥルフが元ネタだと考えられます。

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『呪術廻戦』陀艮(だごん)は異色すぎる呪霊だった

呪術廻戦
(C) 芥見下々/集英社

かわいいリゾート提供兼マスコット枠かと思われていた陀艮は、渋谷事変でまったくかわいくない姿に変化を遂げ読者を驚かせました。本編では退場してしまった陀艮の活躍は、アニメ『呪術廻戦』2期で堪能しましょう!