鶴蝶(かくちょう)は本名?死亡説やイザナとの関係を解説【東京リベンジャーズ】
『東京卍リベンジャーズ』に登場する鶴蝶は、大きな古傷が特徴でいかにも強そうなキャラ。天竺の四天王筆頭として登場し、重要人物のひとりとして活躍しました! 本記事ではそんな鶴蝶のプロフィールや強さ、過去などについて紹介していきます。彼が作中で放ったカッコイイ名ゼリフも要チェックです! ※本記事は『東京卍リベンジャーズ』の重要なネタバレを含みます。
鶴蝶(かくちょう)のプロフィール
初登場 | 15巻128話 |
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身長 | 179cm |
体重 | 63kg |
所属 | 天竺→梵天 |
声優 | 山下誠一郎 |
鶴蝶は「天竺」の四天王筆頭で、「喧嘩屋」という通称で知られています。サイドを完全に剃った坊主頭と、額から頬のあたりにかけて斜めに走る大きな傷が特徴です。 四天王の頂点というだけあって別格の強さを誇り、組織を引っ張る存在として活躍しています。その一方で無駄な争いを好まないという一面もあり、天竺のなかでは唯一の常識人です。
鶴蝶は本名?苗字は?
ちなみに鶴蝶というのは本名ではないようです。彼と幼い頃仲が良かった武道は、その名前にはまったく反応せず終始「カクちゃん」と呼び続けています。結局本名は最後まで明かされませんでしたが、おそらく「カク」という音が入った名前か名字の持ち主なのでしょう。
鶴蝶の目の傷は事故が原因
鶴蝶は小学2年生のとき交通事故に遭い、両親を失うと同時に、自身も顔に一生消えることのない傷を負いました。以来、彼は天涯孤独の身になり、孤児院で育つことになります。 彼の傷は「喧嘩屋」という異名や現在の境遇からすると、喧嘩でつけられたもののように思えてしまいますが、実はそこには彼の悲しい過去が隠されていたのです。
鶴蝶はタケミチの幼馴染?弱虫だった過去
実は鶴蝶は花垣武道の小学校時代の幼馴染で、お互いを「バカミチ」「カクちゃん」と呼び合うような仲でした。しかし、前述の事故の後に鶴蝶が引っ越したことがきっかけで、2人は音信不通になってしまいます。 鶴蝶は小さい頃から負けん気が強く喧嘩ばかりしていましたが、腕っぷしは弱かったためボコボコにやられてばかりいました。そんなときタケミチは、相手のところに行って彼の代わりに仕返しをしていたのです。鶴蝶は当時のことをずっと覚えていて、タケミチのことを「ヒーロー」と評価しています。 今は天竺という巨大な組織を仕切るほどに強く、向かうところ敵なし状態の鶴蝶ですが、かつては喧嘩で負けて悔し泣きするような、どこにでもいる普通の少年でした。意外な過去について知ったうえで作品を読んでみると、彼の人間性をより深く理解できるかもしれません!
中学生になり天竺の喧嘩屋に
成長した鶴蝶は、黒川イザナが率いる暴走族「天竺」のメンバーとして活躍し始めました。そんなある日、東卍肆番隊の隊長と副隊長である河田兄弟がタケミチと千冬を引き連れ、天竺のアジトに乗り込んできます。そこで待ち構えていた鶴蝶は、100人もの部下をすべて外に出し、彼らに1対4の勝負を提案しました。 河田兄弟の兄である河田ナホヤ(通称・スマイリー)はそれを却下すると、鶴蝶にタイマン勝負を申し込みます。両者は互角の戦いを繰り広げましたが、最終的にはスマイリーのドロップキックが決まり、鶴蝶が敗北するという結果に。 しかし実は鶴蝶は、タケミチに話したいことがあったがために、わざと負ける演技をしたのでした。喧嘩屋と呼ばれるほどの強さを誇る彼ですが、引くべきときは引くという賢さも持ち合わせていることがわかります。
孤児院でイザナと出会い「王」として慕う
鶴蝶は、両親を亡くしてから暮らすことになった孤児院でイザナと出会います。当時の鶴蝶は、母と父を亡くしたという事実に打ちのめされていました。さらに周りの子どもたちからもいじめられていたせいで、ついには死を考えるようになってしまいます。 そんな彼のもとに現れたのが、イザナでした。イザナは鶴蝶に対し死んだ両親のことは忘れろといい、これからは自分の下僕として生きるよう諭します。一見ひどい言葉に思えますが、鶴蝶はこのときイザナによって「生きる意味」を与えられました。つまり彼にとって、イザナは命の恩人でありかけがえのない存在でもあります。 だからこそ鶴蝶は、孤児院で出会って以来ずっと、イザナを「王」として慕い続けているのです。
【最後】鶴蝶は死亡したのか?
天竺編でイザナと共に死亡!?
「関東事変」のクライマックスで、マイキー相手に劣勢に立たされたイザナは、敗北を認められず相手に銃を向けます。しかし、鶴蝶は自分が慕う「王」の情けない姿を見ていられず、イザナの手から銃を叩き落しました。 すると、余計な邪魔が入ったことにイラついた稀咲鉄太が、鶴蝶に向けて発砲。倒れた鶴蝶に立て続けに銃弾を撃ち込もうとしますが、そこに割って入ってきたイザナが代わりに致命傷を負うことになります。作中で一貫して冷酷であり続けたイザナは、最後の最後で大切な存在を守ろうとしました。 その後、イザナはほどなくして死亡し、鶴蝶も意識不明の重体となります。蘭が2人のまぶたを閉じた描写からは、2人とも死亡したかに思えましたが……。
1人だけ生き残ってしまう
病院に運ばれた鶴蝶は、治療の結果なんとか一命を取り留めます。強い絆で結ばれていた2人でしたが、最終的にはイザナが1人で逝き、鶴蝶は取り残されるという悲しい結末になってしまいました。 鶴蝶は退院した後、自分がかつて入っていた孤児院に行くと、砂の山にイザナがつけていたピアスを添えてささやかな墓を作ります。彼がイザナに対してどれほどの想いを抱えていたかが垣間見える場面です。
【未来】第2章では梵天の幹部として登場
鶴蝶は第2章で、巨大犯罪組織「梵天」のナンバー3として登場しています。髪型が坊主頭からセンター分けの短髪になっているほか、以前の彼とはかけ離れた冷酷な一面をみせるなど、外見も中身も大きく変化しているようです。心優しかったはずの彼の変化に、一体何があったのかと考えずにはいられません。 ちなみに梵天のメンバーたちの一部は、身体にイザナのピアスと同じデザインの入れ墨を入れています。鶴蝶にかんしては本編ではまだ描かれていませんが、第201話の扉絵にて、左胸に入れ墨があることが発覚しました。イザナの存在が組織に何らかの形でかかわっているようで、今後詳細が明かされるのが待ち遠しいですね。
【強さ】鶴蝶はどのくらい強い?
鶴蝶はイザナ率いる「天竺」で四天王筆頭の座についているだけあって、作中トップクラスの実力を誇るといっても過言ではありません。「喧嘩屋」というそのまんまの通称も、彼の腕っぷしの強さをあらわしているといえるでしょう。 作中では天竺の幹部を半壊させたアングリーをあっさり倒してしまう場面も。またイザナは鶴蝶の強さについて、「他の四天王などザコ」「天竺の主力は鶴蝶一人」と評していました。
【最終回】鶴蝶のその後は?
武道がタイムリープによって多くの人間の運命を変えたため、最終回ではそれまでの展開で死亡したキャラの多くが生き残っています。鶴蝶の「王」であるイザナもそのうちのひとりで、彼はNPO法人の理事として活躍しているようです。 鶴蝶はそんなイザナのもとでボランティアに励む毎日を送っています。孤児たちのために動いているというところが、彼ららしいですね。
【名言】鶴蝶の名台詞を紹介
名言①4対100なんて卑怯なマネはしねぇよ 4対1だ
武道をはじめとした東京卍會のメンバー4人が天竺のアジトに向かったとき、そこには100人もの敵が待ち受けていました。ハメられたと焦る面々でしたが、そこに鶴蝶が颯爽と登場しこのセリフを放ちます。喧嘩の腕に自信があるからこそ、そしてまっすぐな心の持ち主だからこそ言える言葉ですね……。
名言②命を預けた男の行く先が たとえ地獄であろうとついて行く
武道を前に自身の覚悟を語ったときの鶴蝶の言葉。もちろん命を預けた男というのはイザナのことを指します。真剣そのものの表情も相まって、思わずビリビリシビれてしまう名言です!
【声優】アニメで鶴蝶の声を演じるのは山下誠一郎
アニメで鶴蝶役を演じるのは、大沢事務所所属の山下誠一郎です。穏やかな低い声が特徴で、代表作には『活撃 刀剣乱舞』の薬研藤四郎役や『陰の実力者になりたくて!』のシド・カゲノー役などがあります。 当初は俳優志望だったという背景もあってか演技が非常にうまく、自然体な表現に定評がある声優です。コミカルからシリアルまでさまざまなシーンを演じ分ける実力派なので、今後の活躍も期待されます!
鶴蝶を実写化するならキャストは誰になる?
鶴蝶といえば、坊主頭と凛々しい眉毛、鋭い目が印象的。また天竺四天王筆頭という立場にあるので、いかにも強そうなオーラが感じられます。それでいて心優しいところもある、なかなか深みのあるキャラクターです。 そんな鶴蝶役には、俳優の染谷将太が合うのではないかと予想。彼はキリッとした眉毛が特徴で、坊主頭も似合うので、ビジュアル的な条件に当てはまっているように思われます。これまでにヤクザや不良といった役も演じてきた彼なら、「喧嘩屋」鶴蝶もかっこよく演じてくれそうです。 そのほかに候補を挙げるとすれば、柳楽優弥、市原隼人あたりはいかがでしょうか。
関東事変の重要人物!鶴蝶とイザナの絆に涙
実写映画が公開され、アニメ2期の放送も決定している大人気作品『東京卍リベンジャーズ』。今回は、黒川イザナ率いる天竺に所属する鶴蝶について、イザナとの関係や死亡説など詳しく紹介してきました。 作中で指折りの強さを誇りながらも、天竺のなかで唯一の良心的な存在でもある鶴蝶。イザナへの強い忠誠心も彼を構成する重要な要素のひとつです。第2章で描かれた未来では梵天メンバーとして登場しましたが、彼が今後どのような道をたどっていくのか気になります!