「東京リベンジャーズ」鶴蝶(かくちょう)は死亡した?本名や梵天でのその後まで解説
天竺の四天王筆頭で、そのなかでは唯一の良心的な存在。鶴蝶(かくちょう)は、額から頬へ走る大きな傷と「喧嘩屋」の異名で知られる男です。「カクチョー」と表記されることもあります。 原作『東京卍リベンジャーズ』は2022年11月に完結し、単行本は全31巻。アニメにはまだ続きがあり、2026年10月から4期「三天戦争編」が始まります。その三天戦争編で、鶴蝶はもう一度物語の中心に立ちます。 本記事では、鶴蝶は死亡したのか、本名は明かされたのか、梵天で何をしているのかに答えます。天竺から六破羅単代、関東卍會、そして梵天へ。所属をたどれば、彼が誰のために拳を振るってきたのかが見えてきます。 ※本記事は『東京卍リベンジャーズ』の重要なネタバレを含みます。
「東京リベンジャーズ」鶴蝶(カクチョー)のプロフィール
| 初登場 | 15巻128話 |
|---|---|
| 身長 | 179cm |
| 体重 | 63kg |
| 所属 | 天竺→梵天 |
| 声優 | 山下誠一郎 |
鶴蝶は「天竺」の四天王筆頭で、「喧嘩屋」という通称で知られています。サイドを完全に剃った坊主頭と、額から頬のあたりにかけて斜めに走る大きな傷が特徴です。 四天王の頂点というだけあって別格の強さを誇り、組織を引っ張る存在として活躍しています。その一方で無駄な争いを好まないという一面もあり、天竺のなかでは唯一の常識人です。
鶴蝶は本名?苗字は?
ちなみに鶴蝶というのは本名ではないようです。彼と幼い頃仲が良かった武道は、その名前にはまったく反応せず終始「カクちゃん」と呼び続けています。結局本名は最後まで明かされませんでしたが、おそらく「カク」という音が入った名前か名字の持ち主なのでしょう。
鶴蝶の目の傷は事故が原因
鶴蝶は小学2年生のとき交通事故に遭い、両親を失うと同時に、自身も顔に一生消えることのない傷を負いました。以来、彼は天涯孤独の身になり、孤児院で育つことになります。 彼の傷は「喧嘩屋」という異名や現在の境遇からすると、喧嘩でつけられたもののように思えてしまいますが、実はそこには彼の悲しい過去が隠されていたのです。
鶴蝶はタケミチの幼馴染?弱虫だった過去

実は鶴蝶は花垣武道の小学校時代の幼馴染で、お互いを「バカミチ」「カクちゃん」と呼び合うような仲でした。しかし、前述の事故の後に鶴蝶が引っ越したことがきっかけで、2人は音信不通になってしまいます。 鶴蝶は小さい頃から負けん気が強く喧嘩ばかりしていましたが、腕っぷしは弱かったためボコボコにやられてばかりいました。そんなときタケミチは、相手のところに行って彼の代わりに仕返しをしていたのです。鶴蝶は当時のことをずっと覚えていて、タケミチのことを「ヒーロー」と評価しています。 今は天竺という巨大な組織を仕切るほどに強く、向かうところ敵なし状態の鶴蝶ですが、かつては喧嘩で負けて悔し泣きするような、どこにでもいる普通の少年でした。意外な過去について知ったうえで作品を読んでみると、彼の人間性をより深く理解できるかもしれません!
中学生になり天竺の喧嘩屋に
成長した鶴蝶は、黒川イザナが率いる暴走族「天竺」のメンバーとして活躍し始めました。そんなある日、東卍肆番隊の隊長と副隊長である河田兄弟がタケミチと千冬を引き連れ、天竺のアジトに乗り込んできます。そこで待ち構えていた鶴蝶は、100人もの部下をすべて外に出し、彼らに1対4の勝負を提案しました。 河田兄弟の兄である河田ナホヤ(通称・スマイリー)はそれを却下すると、鶴蝶にタイマン勝負を申し込みます。両者は互角の戦いを繰り広げましたが、最終的にはスマイリーのドロップキックが決まり、鶴蝶が敗北するという結果に。 しかし実は鶴蝶は、タケミチに話したいことがあったがために、わざと負ける演技をしたのでした。喧嘩屋と呼ばれるほどの強さを誇る彼ですが、引くべきときは引くという賢さも持ち合わせていることがわかります。
孤児院でイザナと出会い「王」として慕う
鶴蝶は、両親を亡くしてから暮らすことになった孤児院でイザナと出会います。当時の鶴蝶は、母と父を亡くしたという事実に打ちのめされていました。さらに周りの子どもたちからもいじめられていたせいで、ついには死を考えるようになってしまいます。 そんな彼のもとに現れたのが、イザナでした。イザナは鶴蝶に対し死んだ両親のことは忘れろといい、これからは自分の下僕として生きるよう諭します。一見ひどい言葉に思えますが、鶴蝶はこのときイザナによって「生きる意味」を与えられました。つまり彼にとって、イザナは命の恩人でありかけがえのない存在でもあります。 だからこそ鶴蝶は、孤児院で出会って以来ずっと、イザナを「王」として慕い続けているのです。
【最後】鶴蝶は死亡した?関東事変で重体になり生還
結論から言うと、鶴蝶は死亡していません。関東事変(2006年2月22日)で稀咲鉄太に右胸を撃たれ、意識不明の重体になりますが、搬送先の病院で一命を取り留めて生還します。 撃たれた理由は、彼が「王」を止めたからです。敗北を認められないイザナが万次郎へ銃口を向けた瞬間、鶴蝶はその手から銃を叩き落としました。倒れた鶴蝶に稀咲がとどめを撃ち込もうとしたとき、割って入って銃弾を受けたのがイザナです。生き残ったのは鶴蝶、命を落としたのはイザナでした。 物語はここで終わりません。六破羅単代の首席、関東卍會の親衛隊長、そして現代の梵天ではナンバー3。重体から目を覚ました男は、このあと組織の中枢へ上がっていきます。
天竺編でイザナと共に死亡!?

「関東事変」のクライマックスで、マイキー相手に劣勢に立たされたイザナは、敗北を認められず相手に銃を向けます。しかし、鶴蝶は自分が慕う「王」の情けない姿を見ていられず、イザナの手から銃を叩き落しました。 すると、余計な邪魔が入ったことにイラついた稀咲鉄太が、鶴蝶に向けて発砲。倒れた鶴蝶に立て続けに銃弾を撃ち込もうとしますが、そこに割って入ってきたイザナが代わりに致命傷を負うことになります。作中で一貫して冷酷であり続けたイザナは、最後の最後で大切な存在を守ろうとしました。 その後、イザナはほどなくして死亡し、鶴蝶も意識不明の重体となります。蘭が2人のまぶたを閉じた描写からは、2人とも死亡したかに思えましたが……。
1人だけ生き残ってしまう
病院に運ばれた鶴蝶は、治療の結果なんとか一命を取り留めます。強い絆で結ばれていた2人でしたが、最終的にはイザナが1人で逝き、鶴蝶は取り残されるという悲しい結末になってしまいました。 鶴蝶は退院した後、自分がかつて入っていた孤児院に行くと、砂の山にイザナがつけていたピアスを添えてささやかな墓を作ります。彼がイザナに対してどれほどの想いを抱えていたかが垣間見える場面です。
【三天戦争編】鶴蝶は六破羅単代の首席として復帰
関東事変から2年後の2008年。鶴蝶は「六破羅単代」の首席として物語に戻ってきます。推薦したのは、総代を務める寺野南(サウス)でした。 このころの東京は、瓦城千咒が率いる「梵(ブラフマン)」、万次郎の「関東卍會」、そして六破羅単代が均衡状態にありました。3つの勢力をまとめた呼び名が「三天」で、ここから三天戦争へと転がっていきます。 鶴蝶はこの時代、10回目のタイムリープでやってきた武道と再会します。梵に先を越される前に自分の組織へ引き入れようとしたものの、梵のナンバー2である明司武臣と言い争いに。結果としては、武道が梵へ入ることを認めました。さらに武道が「万次郎を倒す」と決意を口にしたときも、止めずにその意思を尊重しています。 天竺のころから変わっていません。組織の首席という立場にいても、目の前の相手が何を選ぶかは奪わない。それが鶴蝶の立ち方です。
関東卍會の親衛隊長として最終決戦へ
三天戦争を制したのは関東卍會でした。六破羅単代は組織ごと吸収合併され、鶴蝶は関東卍會の親衛隊長として万次郎の隣に立ちます。天竺 四天王筆頭 → 六破羅単代 首席 → 関東卍會 親衛隊長 → 梵天 ナンバー3。これが鶴蝶のたどった道です。 やがて武道が「二代目 東京卍會」を旗揚げし、最終決戦が始まります。鶴蝶の前に立ったのは、またしても幼馴染でした。関東事変でとどめを刺せなかった相手との、リベンジマッチです。 ただ、この戦いに決着はつきません。三途春千夜の企みを知った武道に説得され、鶴蝶は矛先を変えます。休戦して、武道とともに三途を止める側へ回ったのです。三途の太刀で深い傷を負いながら、暴走する列車から武道を降ろし、自分でブレーキのレバーを引いて列車を止めました。力尽きるその瞬間まで、鶴蝶は誰かを守る側にいました。
【未来】鶴蝶は梵天でナンバー3として君臨
現代の鶴蝶は、万次郎が首領を務める巨大犯罪組織「梵天(ぼんてん)」のナンバー3として君臨しています。坊主頭はセンター分けの短髪に変わり、裏切り者へ向ける目は冷酷そのもの。天竺で「唯一の良心」と呼ばれた男とは、別人のように見えます。 ただ、良心は残っていました。東京卍會の主要メンバーがタイムカプセルを開ける日、その神社へ向かうよう万次郎を説得したのは鶴蝶です。組織のなかで彼が担っているのは、そういう役回りでした。 左胸には、イザナのピアスと同じデザインの入れ墨。梵天では首領と幹部がそれぞれ体のどこかに同じ刺青を入れていて、鶴蝶もその1人です。イザナを「王」と呼んだ少年は、名前の違う組織のなかで、まだイザナを連れています。
【最終回】鶴蝶のその後は?新たな世界線での生き方
武道がタイムリープによって多くの人間の運命を変えたため、最終回ではそれまでの展開で死亡したキャラの多くが生き残っています。鶴蝶の「王」であるイザナもそのうちのひとりで、彼はNPO法人の理事として活躍しているようです。 鶴蝶はそんなイザナのもとでボランティアに励む毎日を送っています。孤児たちのために動いているというところが、彼ららしいですね。 なぜこうなったのかというと、最終回が「新たな世界線」だからです。1998年にタイムリープした武道が万次郎と出会ったことで、最終決戦そのものが起きなかったことになりました。鶴蝶が瀕死になる出来事も、そもそも起きていません。 ボランティアの相手は鶴蝶1人ではありません。武藤泰宏、望月莞爾、斑目獅音。かつて天竺で肩を並べた顔ぶれが、そろって孤児たちのために動いています。
【強さ】鶴蝶はどのくらい強い?喧嘩屋の実力と弱点
鶴蝶はイザナ率いる「天竺」で四天王筆頭の座についているだけあって、作中トップクラスの実力を誇ります。「喧嘩屋」というそのまんまの通称も、彼の腕っぷしの強さをあらわしているといえるでしょう。イザナも鶴蝶の強さについて、「他の四天王などザコ」「天竺の主力は鶴蝶一人」と評していました。 具体的な戦績を見てみましょう。関東事変では、東卍の主力メンバーを1人で沈めています。ドスを持って暴走した武藤泰宏を一撃で倒す場面もあり、イザナの評価は誇張ではありませんでした。 一方で、はっきりとした弱点もあります。相手が武器を持っている場合に対処できないのです。そして強さとは別の限界も描かれました。主力を倒したあと武道を一方的に痛めつけながら、鶴蝶は幼馴染にとどめを刺せませんでした。
【名言】鶴蝶の名台詞を紹介
名言①4対100なんて卑怯なマネはしねぇよ 4対1だ
武道をはじめとした東京卍會のメンバー4人が天竺のアジトに向かったとき、そこには100人もの敵が待ち受けていました。ハメられたと焦る面々でしたが、そこに鶴蝶が颯爽と登場しこのセリフを放ちます。喧嘩の腕に自信があるからこそ、そしてまっすぐな心の持ち主だからこそ言える言葉ですね……。
名言②命を預けた男の行く先が たとえ地獄であろうとついて行く
武道を前に自身の覚悟を語ったときの鶴蝶の言葉。もちろん命を預けた男というのはイザナのことを指します。真剣そのものの表情も相まって、思わずビリビリシビれてしまう名言です!
【声優】アニメで鶴蝶の声を演じるのは山下誠一郎

アニメで鶴蝶役を演じるのは、大沢事務所所属の山下誠一郎です。穏やかな低い声が特徴で、代表作には『活撃 刀剣乱舞』の薬研藤四郎役や『陰の実力者になりたくて!』のシド・カゲノー役などがあります。 当初は俳優志望だったという背景もあってか演技が非常にうまく、自然体な表現に定評がある声優です。コミカルからシリアルまでさまざまなシーンを演じ分ける実力派なので、今後の活躍も期待されます!
鶴蝶はイザナに生きる意味をもらった喧嘩屋
孤児院でイザナから「生きる意味」をもらった少年。鶴蝶が歩いた道は天竺から六破羅単代、関東卍會、梵天へと続き、行き着いた先は恵まれない孤児のために動く場所でした。受け取ったものを、今度は渡す側に回ったわけです。 アニメは2026年10月2日から4期「三天戦争編」が始まります。MBS・TBSの『アニメイズム』枠ほかで放送され、定額制の配信はディズニープラスの独占。六破羅単代の首席として、鶴蝶はこの編の中心にいます。「喧嘩屋」の本当の強さがどこにあったのか、映像で確かめてみてください。










