2021年8月27日更新

『風立ちぬ』堀越二郎の子供時代やモデルは?お絹さんへの想いなども考察

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映画『風立ちぬ』堀越二郎はどんな性格?

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ジブリ映画『風立ちぬ』に登場する主人公、堀越二郎(ほりこしじろう)。裕福な家庭に生まれた彼は、予定や時間に対してルーズなところのあるのんびりとした性格で、掴みどころがない人物です。そして日頃から、大好きな飛行機のことばかりを考えていて、夢見がちなところがあります。 これから飛行機設計士として登場する堀越二郎のモデルや初恋相手について考えていきましょう! ※この記事は『風立ちぬ』のネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

『風立ちぬ』堀越二郎のモデルは実在した零戦設計者?

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二郎には実在の零戦設計者で同姓同名のモデルがいる?どんな人生を歩んだのか

ファンの間でも人気の堀越二郎ですが、実はモデルがいることを知っているでしょうか。彼のモデルは同姓同名の堀越二郎という人物です。 モデルとなった堀越二郎は1903年6月22日に群馬県藤岡市で生まれました。そして映画の主人公と同様に、東京帝国大学で航空学を学び、その後三菱に入社をしています。彼は34歳のときから零機と呼ばれる、日中戦争から太平洋戦争の間で使用された艦上戦闘機の設計を行なっていました。 このように、堀越二郎には同姓同名の実在のモデルがいて、いくつかの共通点があることがわかります。ただし家族構成については相違しています。映画では堀越二郎に子供はいませんでしたが、実在の堀越二郎には6人の子供がいました。

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初恋は妻・菜穂子(なおこ)の侍女のお絹さん?

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二郎の妻は菜穂子ですが、ファンの間では初恋の相手は菜穂子の侍女のお絹だったのではないか、という説がささやかれています。これからその理由について、関東大震災に関わる2つのシーンから考察していきましょう。

関東大震災で出会った?実はお絹さんと同い年

1つ目のシーンは二郎と菜穂子が関東大震災で出会う場面です。 当時二郎は20歳で菜穂子は13歳、そして侍女のお絹は20歳でした。汽車にて異国語で会話を交わした二郎と菜穂子が別れた後、列車に戻る2人を見つめる二郎の目線の先には、お絹がいたのではないかと言われています。 穏やかな出会いのシーンを切り裂くように、関東大震災が起こりました。二郎は負傷したお絹と菜穂子を救出するのですが、名前を名乗ることもなく去っていきます。

関東大震災から2年後に思い浮かべたのはお絹さん

2つ目のシーンは関東大震災の2年後、大学の教室にいた二郎の元に、荷物が届いたという場面です。 届けられた風呂敷を広げると、二郎が菜穂子とお絹に貸したシャツや計算尺と一緒に手紙が入っていたのです。その中身を見て二郎は関東大震災の出来事を思い出し、お絹の姿を思い浮かべました。 ここで二郎の回想がお絹と菜穂子の2人であっても不自然ではありません。しかしお絹1人であったことを考えるすると、初恋の相手はお絹だったのではないかと考えられます。 さらに当時の菜穂子がまだ13歳であったことや、別れ際に見つめていたのがお絹であることも考慮すると、二郎の初恋相手がお絹だったのではないかと言われる理由がわかるのではないでしょうか。

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堀越二郎を演じた声優は庵野秀明(あんのひであき)!

アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』惣流アスカ、碇シンジ、綾波レイ
©ADV Films/Photofest/Zetaimage

映画で堀越二郎を演じたのは、日本のアニメ界を代表する庵野秀明(あんのひであき)です。彼はアニメーターや監督として活躍しており、代表作には『新世紀エヴァンゲリオン』や実写版映画『キューティーハニー』がなどがあります。 宮崎駿監督からぜひ引き受けてほしいというオファーがあって、オーディションを受けたそうです。そして、監督はどうしても彼でなければと判断したため、やるしかないと思い引き受けたそうです。 声優に関しては素人だからと役作りはあえて行わなかったそうですが、素であることいい方向に働いて、人気キャラクターとして愛されるようになったのではないでしょうか。

『風立ちぬ』堀越二郎(ほりこしじろう)は飛行機に人生を捧げた人物!

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ジブリ映画『風立ちぬ』の主人公、堀越二郎について紹介しました。彼はおっとりとした性格でファンからもかっこいいと人気のキャラクターだということや、同姓同名の実在モデルが存在したことがわかりましたね。 ジブリ映画『風立ちぬ』の堀越二郎と、実在の零戦設計者・堀越二郎のどちらも飛行機を愛し、設計者という立場で飛行機に人生を捧げた人物です。この記事を読んで彼がもっと好きになった人は、ぜひもう1度『風立ちぬ』を鑑賞してみてください!