『呪術廻戦』坐殺博徒(ざさつばくと)を分かりやすく解説!パチンコがモデルの領域展開
アニメも漫画も大人気で社会現象にもなった『呪術廻戦』。 個性的なキャラが多く集まる本作のなかでも、屈指の個性派である秤金次。この記事では彼の個性的な領域展開「坐殺博徒(ざさつばくと)」について徹底解説!その意外過ぎる能力や強さについて紹介していきます。 ※この記事は「呪術廻戦」の重要なネタバレを含みます。
坐殺博徒の初登場を
「坐殺博徒(ざさつばくと)」はパチンコをモデルにした領域展開
話数 | 21巻182話 |
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秤金次の領域展開「坐殺博徒(ざさつばくと)」の初登場は単行本21巻に収録されている182話。死滅回游内でのシャルル・ベルナール戦で発動しました。 この領域展開はかつて賭博場を仕切っていた彼のギャンブル好きな性格を色濃く反映しており、なんとパチンコをベースにした領域が広がります。それに伴い坐殺博徒の効果は非常にギャンブル性の高いものになっていますが、秤の豪運ゆえ最強クラスの能力を発揮可能です。
術式の発動が早い
坐殺博徒は一般的な領域展開よりも能力が少々限定的である代わりに、発動が非常に早いものになっています。秤が領域展開を発動した次の瞬間に相手は領域内に取り込まれ、術式の効果を受けることに。 またその発動の早さに加え、領域展開同士の「押し合い」に強いという点も坐殺博徒の大きなメリットのひとつです。
必中効果を持たない
坐殺博徒には「必中効果」が付与されておらず、それゆえに術式の高速発動や領域の押し合いに強いというメリットが付与されていると思われます。 領域展開は本来使用者の術が「必中」になる効果がありますが、坐殺博徒の必中効果は「術式のルールを相手に流し込む」だけにとどまっており、秤の繰り出す術のすべてが当たるようになっているわけではありません。
坐殺博徒の初登場を
「坐殺博徒(ざさつばくと)」のルールを簡単に説明!
「坐殺博徒(ざさつばくと)」の流れ
- 秤が能力(演出)を発生させ、「リーチ」をかける
- 1/239の確率で「大当たり」が出る
- 4分11秒間の大当たりボーナス
- 「確変」or「時短」
①秤が能力(演出)を発生させ、「リーチ」をかける
坐殺博徒を発動すると「CR私鉄純愛列車」というパチンコ台を再現するフィールドが展開。秤はここで「大当たり」を引くことによって自身を強化することが可能になります。 秤はここで抽選を受けるために、パチンコ風の「演出」を発生させ敵を攻撃。これにより抽選がおこなわれ、大当たりを引けるかどうかのジャッジがスタート。 ちなみに秤が攻撃に使う演出は当選の期待度も示しています。そしてその後、当たりかどうかを発表する「リーチ」に発展。そこから領域展開内にいる人間はその演出を見守ることになります。
②1/239の確率で「大当たり」が出る
この領域展開で「大当たり」が引ける確率は1/239。この確率はパチンコで言うところの「ライトミドル」と言われる確率帯に近くなっており、ある程度大当たりが引きやすいものになっています。 さらに秤自身が非常に強い運を持っているため、実際の当選確率はさらに甘いものになっている様子。しかしはずれを引いた場合には再度①の作業を繰り返し、大当たりが引けるタイミングを待ち続けることになります。
③4分11秒間の大当たりボーナス
見事1/239の大当たりを射止めると4分11秒間の「大当たりボーナス」が発生。このボーナス中、秤は「呪力が無限にあふれ続ける」超強化状態になります。 無尽蔵に湧く呪力により攻撃力やスピードは恐ろしくアップ。そのうえ反転術式の自動発動によりダメージを受けてもすぐに回復するため、秤はボーナス中「無敵状態」と言っても差しつかえないレベルまで強化されることになります。 ちなみにボーナス継続時間の「4分11秒」は、大当たり中にパチンコ台で流れる主題歌『あちらをタてれば』の曲時間に準拠しているようです。
④「確変」or「時短」
坐殺博徒はボーナス中に秤の呪力が回復するため、ボーナス終了後に再度領域を展開させることが可能です。 さらに秤が直近で大当たりを引いた際、揃った数字が奇数である場合は「確変」状態、偶数が揃った場合には「時短」状態として2度目の領域を展開。この状態は大当たりの当選確率に大きく影響を及ぼすものとなっており、確変状態の場合、秤は比較的すぐに「大当たり」を引くことができます。 ちなみに確変状態になる確率は約75%です。
「確変」とは?
確変とは「確率変動」の略語となっており、読んで字のごとく「大当たりの確率が変動している状態」を意味しています。 一般的に確変状態では大当たりの当選確率が通常時よりも高くなっており、簡単に当たりを引くことが可能です。また確変中は次の大当たりを引くまで抽選のサポートを受けることができ、次の当たりはほぼ確実な状態になります。 つまり秤は確変状態に入りさえすれば、再度「ボーナス」を獲得することが約束されるのです。
「時短」とは?
時短とは「時間短縮」の略語となっており、当選確率は通常時と同じながらも、ある回転数までは抽選のサポートを受けられる状態を意味しています。 作中で坐殺博徒の時短時の状態は描写されていませんが、パチンコの時短に則するのであれば、時短状態のとき秤は通常時よりも素早く攻撃(演出)を発生させることができるようになるのかもしれません。 ちなみに本編では「時短に見せかけた潜伏確変」が登場しており、偶数が揃ったからと言ってすべてが時短になるとは限らないようです。
「坐殺博徒(ざさつばくと)」は結局何が強い?
大当たり時の無制限の呪力
坐殺博徒最大のメリットは、やはりボーナス中に「呪力が無制限にあふれる」状態になるところでしょう。これにより秤自身の攻撃力や身体能力は爆発的に伸びており、作中でもトップクラスの強さを見せつけた鹿紫雲一と対等以上に渡り合うことに成功しました。 また攻撃力のアップのみならず、呪力の回復によりボーナス終了後すぐに領域展開が可能になっている点も大きなメリットです。本来領域展開は使用者への負担が大きく、連続して使うことは大きなダメージに繋がります。それを無視できる点は秤が持つ唯一無二の強さと言えるでしょう。
大当たり時のフルオートの反転術式
人体へのダメージを回復させる高度な術式、「反転術式」。秤は坐殺博徒のボーナス中、無限にあふれる呪力によりフルオートで自身への反転術式が発動する状態になっています。 これにより身体へのダメージはほとんど意味をなさず、ボーナス中の秤はほとんど無敵状態に。鹿紫雲との戦闘では脳へのダメージすらも自動的に回復してみせ、その不死身っぷりを大いにアピールしていました。
最強クラスの領域展開を理論上連続で出せる
このようにボーナス中は無敵状態となり、そのうえ領域の連続発動が可能なため、理論上は「最強クラスの能力を連続して発動できる」秤金次。 その実力ゆえ、五条悟は彼を作中トップクラスの術師である乙骨憂太とともに「自身と並ぶ術師になる」と評価。 また乙骨自身も秤について「ムラっけはあるけどノッてる時は僕より強いよ」と評しており、秤がその豪運を発揮しているときは作中でも最強クラスの術師になることが推測できます。
坐殺博徒は最強クラスの領域展開
物語も盛り上がりを見せ、次々に強キャラが現れている『呪術廻戦』。 そのなかでも秤金次の繰り出す領域展開「坐殺博徒」は運に左右されることがありながらも、最強クラスの実力を誇るものになっています。これを機に『呪術廻戦』を読み返し、彼のこれからの活躍に備えてみてはいかがでしょうか!
坐殺博徒の初登場を