『呪術廻戦』高羽史彦(たかばふみひこ)の術式は理論上最強!?術師サイドの飛び道具は羂索に勝てるのか
『呪術廻戦』の「死滅回游」編に登場したお笑い芸人であり泳者(プレイヤー)の高羽史彦(たかばふみひこ)を徹底解説! 少ない登場シーンながらも「七三」発言でナナミンファンをざわつかせた高羽とは何者なのでしょうか?彼の最新情報や死滅回游に参加する理由も本記事で考察します。 本編に関するネタバレが含まれるので、未読の人はご注意ください。
『呪術廻戦』高羽史彦(たかばふみひこ)のプロフィール
高羽史彦(たかばふみひこ)は146話で初登場を果たした死滅回遊のプレイヤーです。劇場で売れないお笑い芸人をやっており、ところかまわずギャグをかましてはスベり倒しています。ネタはつまらない一方、いちいち言動が面白くリアクション芸人としてはレベルが高いのかもしれません。 芸人という肩書ゆえに「笑顔」を第一としており、死滅回遊中にも殺人を一切おこなっていないという驚異的なプレイヤーでもあります。
持ちネタは「余計なお世Wi-fi」
高羽の持ちネタは「余計なお世Wi-fi」。特に面白くもない一発ギャグなので、レジィや伏黒の前で披露した際にも当然スベっていました。ウケない周りに対して「クソ客」と逆ギレまでしており、そのメンタルの強さは半端ではないことがうかがえます。 後に羂索との会話の中で、このギャグは「喫茶店とかで電波が弱いWi-Fiに勝手につながりそうになったときに生まれた」ということが判明しました。
高羽史彦の術式・超人(コメディアン)が最強すぎる
高羽が持つ術式「超人(コメディアン)」は、術師本人が“ウケる”と確信した想像を現実にするというもの。実現できる範囲に制限があるのかどうかはわかっていませんが、その特質だけでいえば最強に近いといえるでしょう。 ちなみに高羽本人は自分がこのような術式を持っていることをまったく自覚していません。それで使いこなせているのが恐ろしいところですが、仮に気付いたとしたらどんな変化が起こるのかもまた未知数です。
条件は「術師本人の自信と確信」
術式の発動には、高羽本人が「これはウケる」と“心の底から”確信することが必要です。逆にいえば、少しでも「本当にウケるのか?」と疑念が混ざると使えないということでもあります。 要するに、この術式を使いこなすのに必要不可欠なのは「お笑い芸人としての強靭なメンタル」。羂索はこれについて、「術式の発動条件は術師本人の自信と確信……?」と分析しています。
五条悟にも対抗できる能力!?
高羽の「超人」は作中の説明文で、「五条悟にも対抗できうる術式」とはっきり明言されています。たしかに面白いと思いさえすればなんでも実現できるのなら、無敵の存在にだってなれそうですね。 また240話で高羽は羂索と戦うことになりましたが、その際あの羂索に「下手をすれば私の千年の呪術ノウハウが通じない!!」とまで思わせています。ネタキャラと思わせておいて、実は化ければとんでもない強キャラになるのかも……?
高羽の術式に弱点はあるのか…
一言でいえば「なんでもアリ」の高羽の術式。しかし彼本人がまだ使い方を分かっていないという以外にも、いくつか弱点があるように見受けられます。 以下では現時点で考えられる「超人」の弱点をいくつか挙げ、それぞれについて考察していきます!
高羽は人を殺さない主義?
そもそも高羽は「赤(出血)は御法度だぜ」との言葉通り、笑えないレベルの流血沙汰や殺人といった行為を良しとしていません。今までそれで生き残れてきたこと自体驚異的ですが、強敵かつ本気で殺してくる者を相手にした場合、これまでの戦法が通じない可能性も高いです。 しかしもしかしたら、高羽の術式があれば人が死んだり殺し合ったりする前提それ自体を否定できる可能性も。そうなればもう怖いものはありませんが、物語として成立するのかは少々疑問です。
効かないのではなく「効いていないことになる」
高羽は常人なら即死するような攻撃を生身で受けても、少し血が出たり焦げたりするだけでピンピンしています。そのようすはギャグ漫画で登場人物がひどい目にあってもすぐに回復する姿さながらで、まさに「ギャグ補正」そのものといえるでしょう。 しかしこの効果は高羽が攻撃を受ける際、“この攻撃ですぐに復活したら面白い”と無自覚に思っているからこそ発動されていると思われます。そのため攻撃を受けたと自覚できないような、例えば何が起こっているか理解できないほど瞬殺される……といった一撃必殺に対応できるかは不明です。
術師の自信と確信が必要 というところに弱点が…?
ここまで見てきた通り、高羽の術式に必要なのは「自信と確信」です。つまりそこを突き崩されれば術式そのものが使用できず、戦闘不能になってしまう事態もあり得ます。 その突き抜けた能天気さでギャグ補正を味方につけてきた高羽ですが、今後どうなるかは本編の展開次第ですね。人が無惨に殺されているという今の状況に本当の意味で気づき、すっかり我に返ってしまったとき、どうなってしまうかが恐ろしいです……。
【最新】高羽史彦vs羂索が勃発!どちらが勝つ?
「人数合わせ」の高羽が羂索を翻弄!?
自身の目的のためプレイヤーを殺し回る羂索の前に、突如として現れた高羽。「はーるばる来たぜ函館ーい!」(実際の場所は岩手)と微妙なギャグをかます呑気な相手の姿に、羂索も「刺客の人選が意味不明すぎて不気味」と戸惑いを隠せないようすです。 興味なさそうな顔でいきなり一撃を繰り出した羂索ですが、高羽は例のギャグ補正ですぐさま復活してみせます。続く攻撃もまったく効かず、羂索は自分の呪術ノウハウが通じないことに驚きを隠せません。しかしさすがはラスボス的存在、すぐに「どんな術式にも穴はある」と切り替えます。
次第に追い詰められる高羽だが……?
意外にお笑いにも詳しい羂索は、高羽が芸人と知るやお笑いについてテンポ良く会話を繰り広げます。 その過程で高羽が持ちネタ「余計なお世Wi-Fi」を披露すると、羂索は「お客さんに伝わらない」「独りよがり」とバッサリ。そのうえで術式とかもはや関係なく肘鉄を繰り出し、それが効いているのを見て高羽の術式には「自信と確信」が必要なのではと推測します。 それでもすぐ復活して再び立ち上がる高羽ですが、そのとき羂索が手にかけた死体という現実を目の当たりにすることに。「笑えねぇ」と我に返ってしまった……つまり自信と確信どころではなくなってしまった高羽は、この先ちゃんと戦えるのでしょうか?
高羽史彦の術式は七海建人と関係している?
罵倒されて落ち込む高羽に声を掛ける先輩のケンさん。ケンさん曰く、売れ続ける芸人は、ずっと面白い人とずっと自分が面白いと勘違いできる人に二分されるとのこと。そして彼は高羽に「お前はどっちや?」と尋ねます。 そこで高羽は「五分だ五分だと言うけれど本当は七三くらいが……」と一言。しかもそれまでの弱気な表情から一変して、このコマでは「ズズズ」という効果音と怪しげな黒い背景が描き込まれています。 「七三」と言えば、渋谷事変で命を落としたナナミンこと七海建人の術式・十劃呪法(とおかくじゅほう)です。対象を7:3に分けた点を弱点とする術式で、高羽が意味深に「七三」と発言したことから、七海の術式が偽夏油の手によって彼に渡ったのではと考えることができます。
高羽史彦のモデルはセンターマン
高羽は左半身は服を着て右半身は全裸という奇抜すぎるビジュアルです。これはお笑い番組『笑う犬の冒険』のコント『ザ・センターマン』で芸人・原田泰造が演じた「センターマン」をモデルとしています。 ちなみに意味深なセリフとしてとらえられていた「本当は七三くらいが……」も、このセンターマンがコント内で発する決め台詞からそのままとったものです。
高羽史彦が売れない芸人から「死滅回游」プレイヤーになった理由を考察
死滅回游は羂索(けんじゃく)によって呪いを与えられた人間たちによるデスゲーム。巻き込まれただけの者は、期限ギリギリまで参加を宣誓しないと考えられますが、高羽はすでに宣誓してプレイヤーになっています。 楽屋で関係者に芸人を辞めろと罵倒された際、高羽はお笑い以外の自分に向いていることをやれと言われていました。そのセリフと併せて考えると、高羽にとっては術者となることが、自分の能力を最大限に発揮できることなのかもしれません。 羂索が用意したプレイヤーには、呪物を取り込んだ者と、術式を持っていて脳を術者向きに調整された者の両方がいます。高羽がどちらなのかは不明ですが、自分に向いているとして積極的に参加を宣誓したのなら、かなりの実力者の可能性もあるのではないでしょうか。
高羽史彦(たかばふみひこ)は今後どうなる!?【呪術廻戦】
単なる色物キャラと思わせておいて、羂索と戦うという重要な役どころを与えられた高羽。あっけなくやられてしまうのも予想通りといえば予想通り、しかし勝てるとは到底思えないので、何か勝利への足掛かりを残してくれるのかもしれませんね……!