2025年5月2日更新

映画『紅の豚』ミスター・カーチスはわざと負けた?主人公のかっこいいライバルのモデルや飛行艇を紹介

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紅の豚、カーチス

“カッコよさ”を突き詰めたジブリ映画の名作『紅の豚』。本作では主人公のポルコ・ロッソをはじめとして、数々の個性豊かなキャラクターが登場します。今回はその中から、ポルコのライバルであるドナルド・カーチスについて紹介していきます!

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『紅の豚』ドナルド・カーチスはどんな人物?

紅の豚、カーチス
性別 男性
年齢 不明(36歳のポルコから「若ぇの」と呼ばれていることなどから、20代~30代と推察される)
声優 大塚明夫
職業 飛行艇乗り
ポルコとの関係性 ライバル関係

軽薄に見えて実は誠実でかっこいい?

紅の豚、ポルコ、カーチス

カーチスは惚れっぽくキザなところがある人物で、一見軽薄な言動が目立ちがちです。しかし、ポルコとの勝負に正々堂々挑んだり、約束は決して破らない姿を見せたりと、ところどころでその誠実さを垣間見せています。 特筆すべきなのが、愛する女性・ジーナに対する振る舞い方。カーチスは彼女にフラれても恨まないどころか、彼女がポルコを愛していると知ると、ポルコに「ジーナはてめえに惚れてんだ!」と言うことまでしてみせます。 自分の愛する女性の幸せを望み、彼女のためなら“敵に塩を送る”のもいとわない……。そんなカーチスの漢気が垣間見える名セリフです。それ以前に、ジーナに熱烈なアピールをする姿が描かれていたからこそ、その言動が余計に染みますね。

カーチス役は実力派声優の大塚明夫が担当!

大塚明夫

カーチスの声を担当しているのはベテラン声優の大塚明夫。ダンディな声の持ち主で、「ブラック・ジャック」シリーズのブラック・ジャック役や『ルパン三世』の次元大介役などで知られています。 『紅の豚』以外にもジブリ作品に出演しており、『魔女の宅急便』の飛行船船長役や『ハウルの動く城』の国王役といった脇役ではありますが、シブいいい声で存在感を放っています。

カーチスの飛行艇「カーチスR3C-2」

紅の豚、飛行艇

カーチスが作中で乗っている飛行艇「カーチスR3C-0」は、その名前やビジュアルから、実在するカーチス社の機体「カーチスR3C-2」をモデルにしていることが明らかです。 また、カーチスの愛機が青をベースに黄色のアクセントが入っているのに対し、ポルコの愛機は真っ赤とまさに対照的。このあたりにも、ふたりのライバル関係を演出する意図が反映されているのでしょう。

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カーチスのモデルはアメリカ大統領のロナルド・レーガン?

紅の豚、カーチス

カーチスはエンディングで映画俳優として転身しているほか、人生の目標として「アメリカの大統領になること」を掲げています。 この経歴はアメリカ合衆国第40代大統領のロナルド・レーガンと似ているため、ファンの間では彼がカーチスのモデルなのではないかと考察されることもあります。実際、作中ではレーガン主演の西部劇映画をオマージュしたようなカーチスのポスターが描かれており、モデルとまではいかなくても、意識したのは間違いないといえるでしょう。

『紅の豚』カーチスはポルコに負けず劣らずカッコいい男!

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一見軽薄に見えても、その内に誠実さやカッコよさを秘めているカーチス。その魅力は大人になってこそ味わえるものなのかもしれません。ぜひ『紅の豚』本編をチェックして、彼の魅力を再確認してみてくださいね!