「ワンピース」デービー・ジョーンズは「Dの一族」の祖なのか?ジョイボーイと並ぶ「世界の王」の正体を考察
最新章「エルバフ編」が大きな盛り上がりを見せている『ONE PIECE』。このエピソードでロックスの過去が明かされ始め、彼と「デービー・ジョーンズ」に深い関わりがあると判明しました! この記事ではそんなデービー・ジョーンズについて徹底解説!彼やその一族についてわかっている情報にふれながら、気になるポイントをまとめて紹介&考察していきます。 ※この記事は「ワンピース」の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
「ワンピース」デービー・ジョーンズのプロフィール
| 本名 | デービー・D・ジョーンズ |
|---|---|
| 通称 | 深海の海賊 |
| 年齢 | 不明(約800年前にイム様と因縁?) |
| 誕生日 | 不明 |
| 出身地 | 不明 |
| 所属 | 不明 |
| 初登場 | 33巻306話 |
悪魔の呪いを受け、今も深海で生きていると言われる海賊デービー・D・ジョーンズ。海賊たちが仲間などを賭けて戦う「デービーバックファイト」の起源になった人物で、登場当初はデービー・ジョーンズという名前で紹介されていました。 そののち、ロックスの過去編において「Dの一族」と判明。世界政府と深い因縁を持つ、デービー一族の祖先にあたる重要人物だったと発覚しました。
デービー一族とは?
| 判明済みの血縁者 | デービー・D・ジョーンズ ロックス・D・ジーベック エリス(ロックスの妻) ティーチ(ロックスの息子) ロックスの父及び祖母 |
|---|
エルバフ編においてその存在が明らかとなったデービー一族。ロックスはこの一族を「伝説の海賊デービー・D・ジョーンズを先祖に持つ一族」と語っていました。 また、「闇の世界にハバを利かせている」とも話しており、自身の妻・エリスや2年前に生まれた子供に「デービー一族を頼れ」と告げたことを明かしています。
【正体】デービー・ジョーンズとは何者?ロックスが崇拝する理由とは
ロックスは自身を「デービー・ジョーンズの崇拝者」と称しています。彼がこう語る以前にもジョーンズの名前は作中に登場しており、彼はそこで「悪魔に呪われて深い海底に今も生きているという昔の海賊」と紹介されていました。 その伝承によると、「海底に沈んだ宝物や船は全てジョーンズのロッカーにしまわれる」のだとか。また、彼はとある船の「甲板長」だったとわかっています。 ちなみに、デービー・ジョーンズの名前や伝承が語られたのは33巻306話。本作のなかでもかなり古株なキャラなんです。
世界政府が800年探した禁忌の種族
ロックスはデービー一族を「世界政府がずっと抹消したかった一族」と語っています。政府と一族にどんな因縁があるのかはわかりませんが、両者は長きに渡り対立を続けている様子。政府が本腰を入れても駆逐できなかったところを見ると、デービー一族には相当手強い面々が揃っていると推測できます。 また、「政府と敵対する一族」と聞くと、ルフィをはじめとする「Dの一族」を思い出す人も多いのではないでしょうか。ジョーンズの名前にも「D」が入っているため、デービー一族とDの一族には何か深い関係があるのかもしれません。
【考察①】ジョイボーイもデービー一族?それとも…?
空白の100年時代に世界政府の前身にあたる連合軍と戦ったジョイボーイ。政府側と敵対しているという共通点から、「ジョイボーイもデービー一族の出身なのでは」と噂されています。 ただ、両者に付いているイメージが全く違うため、その説への反論も存在。確かにジョイボーイはかつて太陽の神・ニカの力で戦った人物で「光」や「自由」を象徴しており、一方デービー・ジョーンズは深海に囚われたままで「闇」や「束縛」を象徴しています。 もしかしたら両者は共通の敵を倒すために手を組んだだけで、かつては対立関係にあったのかもしれません。
ルフィ(ジョイボーイ)と黒ひげ(デービー)
ジョイボーイとデービー一族に深い関係があるのであれば、今後ルフィと黒ひげが共闘する展開が考えられます。 ルフィはニカの力を継いだ、いわばジョイボーイの後継者的存在。そして、ティーチはデービー一族の血を引いている、デービー・D・ジョーンズの子孫にあたります。彼らが「イム様をはじめとする世界政府」を共通の敵とし、かつてのジョイボーイとジョーンズのように協力して戦う。 そんな熱いラストバトルが待っている可能性もありそうです。
【考察②】イム様との「約束」とは?”ドブネズミの王”と呼ぶ理由
ロックスの過去を描いた1164話において、ロックスは世界の王と噂されるイム様と対話。彼はここで「デービー・D・ジョーンズこそがかつての“世界の王”の名だ」という衝撃的な言葉を残しました。 これにより、イム様がジョーンズから王位を奪ったという可能性が浮上。ロックスがかつてイム様を「ドブネズミの王」と呼んだのは、ジョーンズを裏切って地位を得た汚い人物とののしる意味があったのかもしれません。
ロックスが言ったイム様との「約束」
ロックスは前述したイム様との対話において、「デービーの意志が受け継がれいつか“約束”を果たしに来る」と発言。約束の詳細はわかっていませんが、実はジョイボーイも似たようなメッセージを残しているんです。 彼は人魚姫宛てに謝罪文を書いており、魚人島にはそれをもとにした「いずれ必ずジョイボーイに代わって約束を果たしに来る者が現れる」という伝承が存在。ジョーンズとジョイボーイ、彼らは自らの意志を継承し、何かしらの約束を果たそうとしているようなのです。 それが同じものを指しているとしたら、やはり共通の敵である世界政府の撃破が約束の内容になるのでしょうか。ただ、これはあくまでも推測にすぎません。まったく別の目的を指している可能性もあるため、ご注意ください。
イム様の前の王がデービー・ジョーンズ?
ロックスの「かつての世界の王の名」という発言が正しいのであれば、イム様の前に世界を統治していたのがデービー・D・ジョーンズだったと推測できます。 詳細は不明ですが、当時の王国でクーデターなどが起き、ジョーンズをはじめとするデービー一族が失脚。その後釜として、イム様が世界のトップに立ったのかもしれません。 ロックスはその復讐を果たすため、世界政府の崩壊、そしてイム様からの王位奪還を目指している可能性が高そうです。
【血縁者】ロックスの本名は「デービー・D・ジーベック」
ロックスの名前はこれまで「ロックス・D・ジーベック」とされていましたが、1159話で「デービー・D・ジーベック」が本名だと判明。これにより、彼自身もデービーの血を引いていることが発覚しました。 ロックスが偽名を名乗っていた詳細な理由は明かされていませんが、話の流れから推測するに「政府が狙うデービー一族の一員と周囲に悟らせないために名前を変えた」線が濃厚だと思われます。
ロックスは「デービー」であり「D」でもある
1159話で語られた情報により、ロックスはデービー一族であり、そのうえ「D」の名前も持っている超重要人物だと発覚しました。デービー一族とDの一族はどちらも世界政府から狙われている危険な種族。政府からすればロックスは「必ず倒さなければいけない宿敵」と言えるでしょう。 ロックスが政府を目の敵にしてテロなどを起こしていたのも、彼がデービーとDの血を引いていたことが深く関係しているのかもしれません。
ロックスが「デービー」ということは…

ロックスは黒ひげことマーシャル・D・ティーチの父親だと判明しています。つまり、ティーチもデービー一族の血を引いていることがほぼ確定。もしかしたら彼も偽名を使っていて、本名が「デービー・D・ティーチ」という可能性もありそうです。 また、一部ではバギーもロックスの息子と噂されているため、「バギー=デービー一族」という展開も考えられます。
デービー一族は「バッカニア族」であると判明

1160話にて、ゴッドバレーに集まった天竜人たちが、デービー一族のことを「お前らも"バッカニア"なんだろう」と非難する場面が描かれました。「バッカニア」というのは、バーソロミュー・くまの種族である「バッカニア族」のことを指していると考えて間違い無いでしょう。 そうなると、バッカニア族という広い種族の枠組みの中に、デービー一族が存在することになります。デービー一族が世界政府から命を狙われる理由が分かりました。 しかし、わざわざデービー一族とバッカニア族を分けて描写するのには意味があるはず。デービー・ジョーンズがバッカニア族であったことに留まらず、もしかするとジョイボーイもデービー一族だったのかもしれません…!
【由来】「デービーバックファイト」との関係は?
麦わらの一味とフォクシー海賊団がおこなったデービーバックファイト。こちらは海賊たちが様々な競技で欲しいものを奪い合うゲームで、海賊島ハチノスで誕生したと言われています。 このゲームの名前の由来になっているのがデービー・ジョーンズです。彼には海に沈んでくるものを何でも自分のものにするという伝承があり、そこから「海賊が敵から何かを奪う行為=デービーバック」と呼ぶようになったんだとか。 それをもとにして、海賊同士が略奪し合うゲームを「デービーバックファイト」と名付けたのだと思われます。
【元ネタ】デービー・ジョーンズのモデルは?
デービー・ジョーンズのモデルはヨーロッパを中心に伝承が残る「デイヴィ・ジョーンズ」だと思われます。 デイヴィ・ジョーンズはヨーロッパの船乗りに伝わる伝説のひとつで、その正体は強大な力を持つ悪魔、ときには悪霊と語られることもあるようです。デイヴィは海で溺死した者たちの魂を「デイヴィ・ジョーンズの監獄(デイヴィ・ジョーンズ・ロッカー)」に閉じ込めてしまうんだとか。 この話はデービー・ジョーンズにまつわる伝承にそっくり。デイヴィが元ネタになっているのはほぼ確定と言っていいでしょう。
今後の鍵を握る存在?デービー一族関係者の動向に注目
エルバフ編でその存在が明らかとなったデービー一族。 ロックスはもちろん、ティーチやバギーなど、本作にはこの一族と深い関わりがあると思しき重要キャラが多数存在します。彼らの動向に注目しながら、最新展開をチェックしていきましょう!















