「ワンピース」エメトは死亡した?正体やジョイボーイの覇気・200年前の襲撃の理由も考察!

物語もいよいよ大詰めとなり、その注目度がますます上昇している「ワンピース」。 この記事では最新のエッグヘッド編に登場して話題となっているエメトについて徹底解説!いったいエメトとは何者なのか?そしてニカやジョイボーイとの関係とは?気になる情報を紹介しながら、その正体や目的について考察していきます。 ※この記事は「ワンピース」の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
「ワンピース」鉄の巨人・エメトのプロフィール
名前 | エメト ※通称「鉄の巨人」 |
---|---|
所属 | ジョイボーイの仲間 ※現在はエッグヘッドに安置 |
能力 | 武器を搭載しているが使用不可 ※老朽化の影響 |
初登場巻 | 106巻1067話 |
900年前に作られたと言われる謎のロボット・エメト。200年ほど前に聖地マリージョアを襲撃したという逸話を持っており、世界政府はエメトの完全廃棄を命じていました。しかし、当時の科学者たちはその好奇心を満たすため、エメトを廃棄せずに政府から隠すことを決意。 現在はベガパンクの手に渡り、エッグヘッドのスクラップ場に安置されています。ちなみに、ベガパンクは自身の科学力を駆使し、その動力を再現しようとするも失敗。エメトには現代の技術でも解明できない、未知のシステムが使われていると判明しています。
鉄の巨人の登場シーン一覧
エメトの主な登場シーンは上記の通りです。1092話で起動したと思われるエメトは、1111話から本格的に戦場に現れ、物語に深く関わり始めています。
【ネタバレ】エメトは死亡した?”イザッテトキ”のその後は?
ニカの声を聴きエメトが復活
海軍との戦いでルフィがギア5を発動したとき、スクラップ場に安置されていたエメトの目に光が宿ります。その後もルフィがニカの姿になるたびに動力を取り戻し始め、1111話で本格的に起動を開始。エメトは「スマナイ…ジョイボーイ」と口にしながら、島内を歩き始めます。 エメトの復活、ルフィたちと五老星の対決、そしてベガパンクによる「世界政府が隠した真実」を明かす映像配信。エッグヘッドはもちろん世界中が大混乱に陥る中、エメトがベガパンクの映像を飛ばす電伝虫を守っていることが判明します。 それを知った五老星のひとり、ウォーキュリー聖がエメトを海へと吹き飛ばし、配信を中断することに成功。このままエメトは戦線離脱か……と思われたそのとき、島からの脱出を図るルフィがニカの姿になり、それに呼応するかのようにエメトが復活したのです。 エメトは海中からルフィのいる船の付近に現れ、ウォーキュリー聖に強烈な一撃をお見舞いします。そのとき、エメトは「いいかエメト…いざって時だ…」というジョイボーイの言葉を思い出していました。
”イザッテトキ”のその後は?
エメトはルフィの逃走を手助けするため、五老星たちと対峙。窮地に追い込まれたエメトはジョイボーイに「いざって時に使え」と託されたアイテムを使用します。それはジョイボーイの覇気を秘めたもので、解き放たれた覇気により五老星はもちろん、周囲にいた海軍兵たちもダメージを受けることに。 これにより、ルフィは見事にエッグヘッドを脱出。エメトはここで力尽きたようですが、明確な死亡シーンは描かれませんでした。戦地となった海に沈んでしまったのか、あるいは海軍に囚われてしまったのか。その安否は不明のままです。
エメトとジョイボーイの関係を考察!鉄の巨人の正体は?
エメトが作られた目的と正体とは?
エッグヘッド編で、その詳細が少しずつ明かされている「空白の100年」。エメトが作り出された900年前は、まさにこの100年間の真っ只中。しかも、900年前にはジョイボーイも誕生しており、彼が世界政府の前身である連合軍と戦っていたことも明らかになっています。 おそらくエメトは、ジョイボーイとともにその連合軍と戦う兵器として生み出されたのではないでしょうか。ベガパンクはジョイボーイが生まれた国を「高度な文明を持つ王国」と語っていたため、エメトのような恐ろしい兵器を生み出すことも簡単だったと思われます。 ただ、エメトは「単なる戦いの道具」として作られたわけではないようです。作中ではエメトが意思を持ち、ジョイボーイを慕っているような描写が多々存在します。もしかしたらエメトはジョイボーイの友人、あるいは彼を守る従者として生み出されたのかもしれません。
ジョイボーイやニカとの関係とは?
前述した通り、ジョイボーイとエメトは同時代に生まれ、ともに世界を相手に戦っていたと推測できます。その関係が戦友だったのか主従だったのかは明言されていませんが、作中でエメトが「スマナイ…ジョイボーイ」と語っていたシーンからは、深い信頼関係が築かれていたことが伝わってきます。 また、ベガパンクが空白の100年について語ったとき、ジョイボーイが「太陽の神ニカのように伸縮する身体で戦っていた」と判明しました。おそらくジョイボーイはルフィが食べた悪魔の実、ヒトヒトの実モデルニカの能力者だったのでしょう。 それであれば、エメトがルフィのギア5に反応を示していたことにも納得がいきます。エメトにとってニカは在りし日のジョイボーイを彷彿とさせる、シンボルのような存在なのかもしれません。
鉄の巨人の動力とは?
世界最高の科学力を持つベガパンクでさえも再現できなかったエメトの動力。その詳細は明らかにされていませんが、作中に散りばめられたヒントを見る限り、その動力源にはニカが深く関わっていると推測できます。 エメトはルフィがギア5でニカの姿になるたび、その力を取り戻しているようでした。またそのシーンには必ずと言っていいほど、ニカの鼓動、通称「解放のドラム」を表す「ドンドットット」という音が登場しています。 エメトはニカの鼓動を受け取って、それを自身の動力に変換しているのではないでしょうか。あるいは、解放のドラムはあくまでも起動スイッチであり、それとは別の未知なる力をその身に宿しているのかもしれません。
エメトはなぜ覇王色の覇気を使えた?その強さとは
五老星たちを撃退するほどの強烈な覇王色の覇気を放ったエメト。実はこの覇気はエメト自身のものではなく、ジョイボーイのものです。かつて、ジョイボーイは「自身の覇気を閉じこめたロープのようなもの」をエメトに託し、「いざって時に結び目をほどけ」と話していました。 エメトはルフィを助けたいという一心でそれをほどき、ジョイボーイの強烈な覇気を炸裂させたのです。ちなみに、ジョイボーイは「最大級の覇気を結んだ」と語っていましたが、この原理は不明のまま。悪魔の実の能力なのか、あるいはまだ明かされていない覇気の特性なのか。詳細ははっきりしていません。
エメトが200年前にマリージョアを襲撃した理由とは?
200年前に起きたとされる、エメトによる聖地マリージョア襲撃事件。このときマリージョアは大きな混乱に陥ったとされていますが、エメトはエネルギー不足によりほとんど活動できず、被害は最小限にとどまっていたようです。 ちなみに、ベガパンクが言うには「エメトがどこから現れ何をしようとしたのか誰にもわからない」とのこと。この事件の全容は、200年経った今でも謎に包まれたままなのです。
どうやってマリージョアに出現した?
エメトは「どこからマリージョアに現れたのかわからない」と言われています。つまり、エメトはワープなどの転移能力により移動してきた可能性が大。そのため一部のファンは、「誰かが悪魔の実の能力でエメトを移動させたのでは?」と噂しています。 そして、その能力者の最有力候補と言われているのが、ワノ国編に登場した光月トキです。彼女は時をかける力を持つトキトキの実の能力者で、約800年前の世界から未来へやってきたとされています。トキはエメトと同じ時代を生きていた、数少ない登場人物のひとりなのです。 しかも、彼女はジョイボーイとの繋がりがあることも匂わされています。これらの情報を考慮すると、「トキがジョイボーイの仲間として、エメトを未来のマリージョアに送った」としても不思議ではありません。しかし、この仮説が真実だとすれば、その目的はいったい何だったのでしょうか。
マリージョアを襲撃した目的とは?
現時点ではマリージョア襲撃事件の目的は明らかになっていません。ただ、この事件にはジョイボーイと魚人族が深く関わっていると言われています。かつて、ジョイボーイはポーネグリフに魚人島との約束を破ったことに対する謝罪文を残していました。 そして、魚人たちが住むリュウグウ王国には「いずれジョイボーイに代わって約束を果たしに来る者が現れる」という伝承が残っています。もしかしたらエメトはジョイボーイの代わりに、魚人たちを差別する天竜人を倒すため、マリージョアへと送られたのかもしれません。 そしてそれを裏付けるかのように、作中では「魚人たちは200年前から人間と同等の扱いを受けるようになった」と明かされています。マリージョアの襲撃で被害は出なかったとされていますが、その裏ではエメトが攻撃の中止を条件に魚人を差別から解放することを求めていた可能性もありそうです。
エルバフ編でエメトが描かれた壁画が!?
エルバフ編でその存在が明らかになった「ハーレイ」。これはエルバフに古くから残る壁画で、「空白の100年」をはじめとする3つの時代を表わしたものと予想されています。なんとこのなかに、エメトらしきロボットが描かれているのです。 エメトがいるのは現代及び未来を示している「第三世界」の部分。そこにはニカに変身したルフィと思しき人物を中心に、エメトやミンク族などが強大な悪魔に立ち向かう姿が描かれています。 この絵には「本作のラストバトルを示唆している」という噂が存在。その説が真実ならば、エメトはのちに復活し、ルフィと共に最終決戦へ挑むことになりそうです。
ベガパンクのベガフォース1はエメトがモデル?
ベガパンクが作り上げたロボット・ベガフォース1。実はこの機体は、エメトをモデルに作り出されています。 エメトをスタイリッシュにしたような見た目に、数々のハイテク機能。一見するとエメトのパワーアップ版にも見えますが、戦闘力はそれほど高いわけではなく、作中では黄猿の攻撃を受け大破してしまいました。 ちなみに、ベガフォース1には飛行能力が備わっているため、一部ファンのあいだでは「エメトも飛べるのでは?」と噂されています。
最終決戦で活躍する?エメトの今後に注目
エッグヘッド編で大活躍を見せたエメト。 ハーレイの内容を考慮すると、エメトは現在も生き残っている可能性が大。いずれ再登場し、ルフィの味方になると思われます。エメトの動向に注目しながら、最新展開をチェックしていきましょう!