2020年4月20日更新

【ワンピース】“黒ひげ”こと、マーシャル・D・ティーチを解説!闇の海賊の正体とは?

【ワンピース】“黒ひげ”こと、マーシャル・D・ティーチを解説!闇の海賊の正体とは? サムネイル

「ワンピース」のラスボス候補の1人、“黒ひげ”ことマーシャル・D・ティーチ。彼は初登場からかなり時間が経っているにも関わらず、未だ謎に包まれた部分が多いですよね。今回はそんな黒ひげの能力や過去などを徹底解説します!

目次

「ワンピース」“黒ひげ”こと、マーシャル・D・ティーチを徹底解説!【ネタバレ注意】

マーシャル・D・ティーチは、『ONE PIECE(ワンピース)』に登場する主要キャラの1人で、主人公であるルフィの宿敵となる人物です。 身長は3mを超えており、腹も出ているためかなり大柄。すきっ歯と黒いあご髭が特徴的で、「黒ひげ」の通り名で呼ばれています。 元々は白ひげ海賊団に所属していましたが、脱退して自らを船長とした黒ひげ海賊団を結成しました。「ヤミヤミの実」と「グラグラの実」2つの能力を有しており、世界で唯一、悪魔の実の能力を複数所持する能力者です。 白ひげの死後、彼になり替わって四皇の1人に名を連ねるようになり、新世界編に入ってからは海賊島「ハチノス」を拠点にし、巨大な組織となった黒ひげ海賊団の「提督」を名乗っています。 今回は、未だ謎の多いマーシャル・D・ティーチについて、その正体や能力などを徹底的に探っていきます! ※本記事では『ONE PIECE』のネタバレ情報を扱っています。読み進める際はご注意下さい。

ティーチはジャヤ島モックタウンで初登場!

ティーチが初めて登場したのは、ジャヤ島の酒場でした。空島について情報を集めに来たルフィと食べ物の好みが真逆だったことから、軽く口論となり意地の張り合いをします。 その後、店にやってきたベラミー達が「空島なんて存在しない」とルフィ達を馬鹿にしてケンカを吹っかけますが、それを無視して耐えたルフィとゾロを見ていたティーチは「空島はあるぜ」と教えました。 それから、ベラミー達の言う新時代は「クソ」だと蔑み、ルフィ達に向かって「人の夢は終わらねえ!!」「そうだろ!?」と発破をかけ、最後に「行けるといいな 空島へよ」と言って去っていったのです。 ところがティーチは、ルフィの懸賞金が更新されて1憶ベリーになったのを知ると、彼の首を取って王下七武海に入ることを企んで追いかけますが、目前で麦わらの一味は「突き上げる海流」に乗って空島へと旅立ってしまい、捕らえることは叶いませんでした。

ティーチのモデルとなった人物は実在した最強・最悪の海賊!

「ワンピース」では、実在した海賊がモデルとなっているキャラが多数います。“黒ひげ”ことマーシャル・D・ティーチにもモデルとなった人物が存在し、それは同じく「黒髭」という異名で知られる有名な海賊エドワード・ティーチなのです。 歴史上最強で最悪の海賊とされており、おもちゃの「黒ひげ危機一髪」や他作品にも彼がモデルとなったキャラは多く、現代の海賊の代名詞とも言える人物です。 他を寄せ付けないほどの巨躯で、顔を覆うほどの長い髭に火をつけていた様は、見たものを恐怖で震え上がらせ、「悪魔の落とし子」と恐れられていました。 商船を襲撃して積み荷や食料などを奪い、抵抗した場合は容赦なく皆殺しにしたり、部下に対しても突然ピストルを発砲し「時々こうでもしねえと、俺が誰なのか忘れちまうだろう?」と言い放つなど、残虐非道なエピソードは数えきれないほど。 「ワンピース」の黒ひげ海賊団について作者は「最も海賊らしい海賊」と表現しているので、エドワード・ティーチの名前だけでなく、その残忍な性格や恐ろしいエピソードもモデルとなっているのでしょう。

ティーチは白ひげ海賊団だった!目的を果たすために仲間を手にかける

28年前、身なし子だったティーチは、「行く当てがない」と泣きながら頼みこんで白ひげ海賊団に加入しました。それ以降20年以上も在籍して古参の船員となっていたにも関わらず、2番隊の隊長にならず、ただの隊員に甘んじていたのは己の野心を隠すためでした。 その目的は悪魔の実の1つ「ヤミヤミの実」を入手することで、白ひげ海賊団に入ったのも1番手に入る確率が高いと踏んだため。そして、目論見通りに4番隊隊長のサッチがヤミヤミの実を入手すると、親友だった彼を迷わず殺害して実を強奪します。 彼は白ひげ海賊団を脱退すると、4人の仲間と共に黒ひげ海賊団を結成し、たった5人でドラム王国を滅亡させるなど、「偉大なる航路(グランドライン)」にある島々で大暴れするのでした。 ちなみに、正確な時期は不明ですがシャンクスの左目に3本傷を負わせたのは、ヤミヤミの能力者になる以前の鉤爪を装備したティーチとされています。

エースを処刑台に送った張本人!?取り引きの末、七武海入りを果たす

白ひげ海賊団が仲間を殺したティーチを野放しにする訳もなく、2番隊隊長でありルフィの兄ポートガス・D・エースは彼の後を追い、バナロ島にて再会します。 2人はそこで激突し、「バナロ島の決闘」として語られるほどの激闘を繰り広げました。ティーチは何とかエースに勝利し、その身柄を海軍に引き渡すことで、念願だった王下七武海への加盟が叶います。これによってエースは公開処刑されることになり、海軍と白ひげ海賊団による頂上戦争が引き起こされるのですが、ティーチが七武海になった目的は別にあったのでした。 それは、特権を利用して凶悪な犯罪者たちが収容されている監獄「インペルダウン」に入ること。そこで元看守長であるシリュウと、LEVEL6に入っていた伝説級の囚人4名を仲間に引き入れることに成功します。現看守長マゼランの毒をくらい、一度は敗北するも解毒剤で復活すると、雪辱を果たしてインペルダウンから脱出しました。 その後マリンフォードに姿を現し、七武海脱退を宣言すると、既に満身創痍の白ひげを襲撃して絶命に追い込みます。そして、何らかの方法で白ひげの遺体から「グラグラの実」の能力を奪い取り、「ここから先は俺の時代だァ!!」と宣言したのでした。

四皇に上り詰め、懸賞金がまさかの額に!?海賊団の提督を名乗る

頂上戦争から1年後、黒ひげ海賊団はマルコ率いる白ひげ海賊団残党との「落とし前戦争」に勝利し、白ひげの縄張りを自分たちのものにします。そうして、ティーチは新たな四皇の1角に上り詰め、懸賞金は22憶4760万べりーにまで増大していました。 新世界編に入ってからは、より強い悪魔の実を求めて「能力者狩り」をおこなっており、ドレスローザ編ではエースの能力だった「メラメラの実」を手に入れるため、バージェスを現地に送り込んでいます。彼はサボに敗れ、メラメラの実を取り逃がしますが、革命軍の本拠地「バルティゴ」を突き止めました。 黒ひげ海賊団はそこを襲撃し、革命軍を壊滅状態に追い込むも、CPと衝突した後すぐ逃亡しています。その後、ティーチはワノ国編に入ってから久しぶりにその姿を見せ、黒い顎ひげは三又にして結べるほど伸びており、服装や装飾品も羽振りの良いものになっていました。 現在は海賊島「ハチノス」を根城としており、黒ひげ海賊団の船長ではなく「提督」を名乗っています。波乱の動きを見せる「世界会議」や、荒れるワノ国の情勢に興奮しており、乗り込んできたゲッコー・モリアに「おれの船に乗れ!!」と勧誘していました。

ティーチが食べた悪魔の実は「ヤミヤミの実」

ティーチは、歴史上最も凶悪とされている自然系の悪魔の実「ヤミヤミの実」を食べた闇人間です。その能力は、無限の引力をもつ闇を発生させ、全ての物体を引きずり込むというもの。 最大の特徴は、悪魔の実の能力者の「実体」を引き寄せることができ、触れている間能力を使用不可にする点で、まさに能力者の天敵とも言える力です。その反面、通常の自然系能力者の体は流動的になって普通の攻撃が通じないのに対し、ヤミヤミの能力者は攻撃すらも引き寄せてしまうため、常人以上にダメージを受けるというデメリットがあります。 これまでにティーチが使ったヤミヤミの実の技は、周囲に闇を展開し、あらゆる物を引きずり込み圧縮する「闇穴道(ブラックホール)」に、呑み込んだ物を一気に放出する「解放(リベレイション)、そして能力者の実体を正確に引き寄せ無力化する「闇水(くろうず)」の3つで、全てエースとの戦闘で初めて披露しました。。 生み出せる闇の規模などは本人の力量によって変わりますが、ティーチは軽々と街1つをまるまる呑み込んで見せるほど能力を使いこなしています。

頂上戦争で白ひげの「グラグラの実」を捕食!

マリンフォード頂上戦争の終盤に突然現れたティーチは、白ひげに総攻撃を仕掛けて止めを刺すと、どうやったのかは分かりませんが、遺体から「グラグラの実」の能力を奪い取りました。彼はヤミヤミとグラグラ2つの悪魔の実の能力を保持する能力者となったのです。 本来は、悪魔の実を複数食べると体が弾け飛んで死んでしまいますが、ティーチは無事に2つの能力を手に入れています。これについて、マルコは彼の「体の構造が異形」だからこの結果が生まれたと推測していました。 グラグラの実は、超人系悪魔の実のなかで最強クラスの能力であり、センゴクが「世界を滅ぼせる力」と恐れるほど。力を手にしたばかりのティーチが「コントロールが上手くいかない」と言いながら、シャボンティ諸島で大津波警報が発令されるほどの巨大地震を引き起こしていることからも、その力の強大さが伺えます。 それから2年経ち、ただでさえ凶悪なグラグラの実の力を、白ひげのように使いこなせるようになっているとすると、かなりの強敵となっていることは想像に難くないですね。

3つの実の能力者!?イヌイヌの実、モデル“ケルベロス”説を検証!

何かと謎が多いティーチですが、その正体は「ケルべロスではないか」という説があります。元々イヌイヌの実モデルケルベロスという悪魔の実を食べた能力者であり、そのため複数の能力を保有することが出来るという説です。 実際、ティーチにはケルベロスを連想される描写が多くあります。まず挙げられるのは、黒ひげ海賊団の海賊旗に3つのドクロが描かれている点。船長格が3人いたり、3人で結成されているなら理解できますが、黒ひげ海賊団の船長はティーチ1人で、結成当初からメンバーは5人。こうなると海賊旗はティーチ自身を表している可能性が高く、3つの頭をもつケルベロスを暗示していると考えられます。 ティーチがシャンクスの左目に負わせた傷も3本の爪痕のようでした。これは武器の鉤爪でつけられた可能性が高いので、直接ケルベロスに繋がりませんが、この傷をつけたのはヤミヤミの実を食べる前。 それにも関わらず、油断していないシャンクスに傷をつけられたのは、既に何らかの能力を持っていたからではないでしょうか。 また、ケルベロスはそれぞれの頭に心臓があります。そのためティーチにも心臓が3つあり、悪魔の実の力を3つ宿すことが出来るのではないかと言われています。

イヌイヌの実、モデル“ケルベロス”説を裏付ける伏線の数々

もしティーチが3つの心臓を持つとしたら、マルコが「体の構造が異形」と言ったことにも納得できますね。他にも、彼に関して意味深な発言している人物は多く、バナロ島でエースは「“人の倍の人生”を歩んでるお前がこの状況を理解できんわけがねェ」と言っています。 これに対して、過去回想でバギーがティーチを指して「一度も眠ったことがねェんだとよ」とシャンクスに話し、「人生“倍”楽しいのかな!!」と返すシーンがあります。 これはつまり、普通の人が寝ている時間も、ティーチは常に覚醒しているため「人の倍生きている」という意味になります。これもケルベロスであれば、3つの頭が交代で眠ることで常にどれかの頭は起きていることができるため、ケルベロス説がより濃厚になりました。 また、ケルベロスは甘いものが大好きなのですが、ティーチも初登場時にチェリーパイを「死ぬほど旨い」と褒めちぎっており、他の食事シーンでもよくチェリーパイを食べています。これも彼がケルベロスであることを示している可能性がありますね。

ティーチの正体は「ロックス海賊団」船長の子供!?

ロックス海賊団についておさらい

ロックス海賊団とは、原作第907話(TVアニメ第887話)で明かされた、ロックス・D・ジーベックが船長を務める、約40年前に世界最強と言われるほど活躍した海賊団です。船長のロックスは「ロジャーの最初にして最強の敵」と評されるほどの強さで、「世界の王」になるという野望をもつ凶悪な海賊でした。 そんな彼がまとめ上げるロックス海賊団には、若かりし日の白ひげ、カイドウ、ビッグ・マム、金獅子のシキといった、そうそうたる顔ぶれが揃っていました。ただし、この一味は1つの儲け話によって集められた集団であり、一枚岩ではなかったので、仲間内での殺し合いなどは日常茶飯事でした。 ガープが「ロジャーの前は間違いなく奴らの時代じゃった」と語るくらいなので、世界中が認める恐ろしい存在だったのは間違いありません。 しかし、38年前に起きた「ゴッドバレー事件」によってロックス海賊団は壊滅します。天竜人とその奴隷を守るため、居合わせたロジャーとガープが手を組んだことで、彼らは討ち取られてしまいました。

ティーチはロックスの息子説

最強の名を欲しいままにした伝説のロックス海賊団。その船長ロックス・D・ジーベックはティーチの父親だという説が浮上しています。 黒ひげ海賊団の船の名は「サーベルオブジーベック」といい、しっかりとロックスの名前が入っているのです。基本的に、海賊船の名前は自分たちでつけるので、ティーチが父親の名前を入れたと考えられます。 さらに、新世界でティーチが拠点にしている海賊島ハチノスは、かつてロックス海賊団が根城としていた島なのです。ティーチは自らの生まれ故郷を選んで根城にしているのかもしれません。 また、彼が生まれた2年後にロックスが亡くなっており、白ひげに出会ったときに孤児だったということも辻褄が合います。Dの名を持つという共通点もあり、極悪非道で仲間を平気で殺すような性格もかなり似ているように思えます。

黒ひげは「ワンピース」のラスボスになる?

「ワンピース」において、ラスボスについては未だ明らかにされておらず、誰もが気になるところですよね。ルフィと対になるような描かれ方をされているティーチは、やはりラスボス候補の筆頭です。 他にもシャンクスや世界政府(イム様)などが候補に挙げられますが、ルフィの目的が「海賊王」になることである以上、同じ目標を持つティーチが最後に立ちはだかる可能性は高いでしょう。 ただし、海賊王になるための最後の敵がティーチだったとしても、その後、世界の真実を知ったルフィと世界政府が戦う展開も十分に考えられますので、その場合のラスボスは他の人物ということになります。 さらに、Dの一族と世界政府が対立することになれば、逆にティーチとルフィが協力するという可能性も。とはいえ、海賊王になる前に世界政府との戦いが勃発する展開もあり得ますし、現段階では断定できません。

アニメ版『ONE PIECE』で黒ひげを演じる声優は大塚明夫(おおつかあきお)

アニメ版「ワンピース」でマーシャル・D・ティーチの声を演じているのは大塚明夫(おおつかあきお)。マウスプロモーション所属で、これまで数多くの作品に携わってきた超実力派声優です。 低めの渋い声質が特徴的で、アニメ以外にも洋画の吹き替え、ナレーション、ゲームなど、媒体を問わず活躍しています。 代表作としては、『メタルギアソリッド』シリーズのソリッド・スネーク役、『ブラック・ジャック』のブラック・ジャック役、『楽しいムーミン一家』のムーミンパパ役、『Fate/Zero』のライダー役などがあり、数えだすとキリがありません。

黒ひげの正体が気になる!「ワンピース」今後の展開から目を離せない

今回は四皇の1人であり、ルフィの宿敵でもある「黒ひげ」マーシャル・D・ティーチの過去や能力、正体について解説しました。まだまだ彼については謎が多いですが、物語終盤の超重要人物になるのは間違いありません。 「ワンピース」は2019年に作者が「あと5年で終わらせたい」と明言しており、ワノ国編が終わったら、物語が一気に終盤に向けて動き出すと考えられます。 ティーチがどのように物語に絡んでくるのか、そして彼の正体は本当にケルベロスやロックスの息子なのか、非常に気になります。今後の展開や、どのような終わりを迎えるのか楽しみですね!