2024年5月9日更新

「ワンピース」バーソロミュー・くまがルフィを飛ばしたのはなぜ?過去に多くの謎が……

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ワンピース バーソロミュー・くま

『ONE PIECE』でたびたび重要人物として描かれるバーソロミュー・くま。本記事ではそんな謎多き彼について徹底紹介。徐々に明らかになってきたその正体や過去について詳しく解説していきます。 ※この記事は「ワンピース」の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

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「ワンピース」バーソロミュー・くまのプロフィール

異名 暴君
所属 元王下七武海 , 元ソルベ王国国王 , 元革命軍幹部
年齢 45歳→47歳
身長 689cm
悪魔の実 ニキュニキュの実(超人系)
懸賞金 元2億9600万ベリー
声優 堀秀行
初登場 単行本25巻 第234話

謎多き元七武海

バーソロミュー・くまは元王下七武海の1人。身長が689cmという大男で、かつては「暴君くま」という異名が付いていました。それだけ聞くと凶暴な人物かに見えるくまですが、なぜかいつも聖書を抱えているなど、異名の割に穏やかな雰囲気を醸し出しています。 七武海の中では世界政府に対して最も従順で協力も厭わないキャラとして描かれています。それもそのはず、彼は政府の科学者・ベガパンクによって改造された人間兵器(パシフィスタ)でした。しかし、くまは他人から「政府嫌いだった」と証言されています。

くまは一国の王だった

くまはレヴェリー編で再登場を果たしますが、その際目を引いたのがバーソロミュー・くまの紹介文に付け足されている肩書き。 くまは「元ソルベ王国の国王」だったのです。革命軍であり七武海であり、貴族の血筋でもある……そりゃあこれだけ謎が多いはずです。

麦わらの一味を飛ばしたのはなぜ?

一味をバラバラに

くまvs 麦わらの一味 52巻512話53巻513話

スリラーバークでの初登場後、くまが登場したのはシャボンシティ諸島で黄猿率いる海軍にルフィたちが追い詰められていた時でした。 この場面でも絶体絶命のピンチに立たされた麦わらの一味。そんな彼らの前に現れたくまは、麦わらのメンバーをニキュニキュの実の能力で遥か彼方へバラバラに弾き飛ばしてしまいます。しかしこれは、彼等を倒すためでなく、"逃がす"ために彼が独断で行ったことでした。 何故こんな行動を取ったのか。その理由はくまの正体にありました。なんと彼は反政府組織・革命軍の最高幹部に属していたのです。これでくまがスリラバークでドラゴンの名を呟いたのにも合点がいきますね。 ルフィがドラゴンの息子である事が関係しているのでしょうか、くまは縁あって彼等を逃がしたいとレイリーにのみ語っています。

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2年間サニー号を守り抜いた

麦わら海外団がバラバラに別れた後、「マリンフォード頂上戦争」の舞台でくまは政府の兵器として現れます。その時点で既に人体改造が脳にまで及んでいたのか、自分の同僚であるはずの革命軍幹部・イワンコフと対峙するなど最早人の意志を有しないロボットにとうとう成り下がってしまいました。 それから2年後——。時はそれぞれ修行を終えたルフィ達の再集結まで進みます。シャボンシティ諸島に置いていってしまったサニー号をフランキーが見に行くと、そこにはボロボロになったバーソロミュー・くまの姿がありました。彼は海賊や海軍の手からこの船を2年間守っていた事を話し始めます。 この時のくまは、自我を失う前に政府と契約した「麦わら海賊団の誰かが帰還するまでサニー号を守る」というプログラムを施されていたのです。前述の行為と同じく、麦わらの一味を手助けするかのような行動を取ったくま。

ニカへの憧れ

「エッグヘッド編」にてくまが父親の影響で幼い頃からニカに憧れていたことが判明します。いつか自分がニカのように奴隷を救いたい。そう語っていたくまは、本編開始2年前の時点で偶然訪れたゴア王国でルフィを見かけ、それがドラゴンの息子だと確信していました。 数年後、そのルフィがシャボンディ諸島で天竜人に立ち向かった姿を見て、くまはルフィに可能性を見出します。ルフィが「いつか世界を救う男」=ジョイボーイになると確信したのです。 それと同時に、くまはルフィたちの力不足も見抜いていました。彼が海を救うヒーローになると確信していたからこそ、シャボンディで麦わらの一味たちを修行に適した場所へと飛ばしたのです。 くまは1104話で娘を守って機能停止状態となっており、今後の復活があるかは微妙なところ。長らく麦わらの一味の新たな仲間になると目されてきたくまですが、自我が戻らない場合、父の遺志を継いでボニーが仲間になるのかもしれません。

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くまの過去や正体とは?ボニーと血縁関係がある?

ワンピース ジュエリー・ボニー

「最悪の世代」ジュエリー・ボニーが自身の能力により年老いた姿でソルベ王国王太后コニーとして世界会議に現れます。もしコニーが本当に前王の妻であれば、彼女とくまは親子の関係があることになります。 原作第908話では、くまが世界政府に歯向かっため見せしめにあったとの会話が。逆らっていた彼が何故今では政府に従う犬となったのか?ここで、母親であるコニーが人質に取られたと考えれば納得が行くのではないでしょうか。 更にレヴェリーに侵入したコニーは奴隷姿のくまを見て「許さない!」と涙を流していました。ますます2人が親子関係であるという仮説が現実味を帯びてきますね。もし親子ではないにしても何かしらの血筋で繋がっている事は間違いないでしょう。 のちにくまは希少なバッカニア族で、幼い頃から一家で天竜人の奴隷となっていたことや、大切に思っていた女性ジニーが遺した娘ボニーを娘として引き取っていたことが判明。ボニーの治療と交換条件で、くまは人間兵器となったのでした。

スリラーバークでゾロと交わした取引とは

スリラーバークで 初登場 49巻472話

初登場はルフィとモリアの戦いが佳境を迎えた頃。突如スリラーバークに現れ、すでに満身創痍だった麦わらの一味を政府からの支持を受け抹殺しようとします。 戦闘不能に陥ったルフィを除いてゾロサンジ達が交戦するも、たった1人で彼等を壊滅に追い込むという実力を見せるくま。命令は全員の抹殺でしたが、何を思ったのか彼は「ルフィの首だけでいい」と提案をします。   もちろん即座にそれを拒否する麦わらの一味。しかしその瞬間、くまが放った衝撃波が皆に襲い掛かるのでした。全員がその攻撃で気絶したかに思われた中、そこにはただ1人意識を保っていたゾロの姿が。「将来世界1の剣豪になる」自分の首で勘弁して欲しいと頭を下げるのでした。   そんな彼に対しくまは、容赦する代わりに能力で弾き出したルフィの「疲労」をゾロが受けるよう命令。それは1端を取り込むだけでも死に至らしめ得る苦痛を伴うものでしたが、ゾロは躊躇うことなく痛みを受け入れます。 その覚悟を見たくまは「いい仲間だ、さすがはあんたの息子だなドラゴン」と呟きます。それは反政府組織・革命軍総司令官の名前でした。くまが一体革命軍と何の関係があるのか…このときは謎を残したまま彼はスリラバークを去っていきました。

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ニキュニキュの実の能力者・くまの強さとは?懸賞金は2億超え

彼が食べた悪魔の実は「ニキュニキュの実」。「人間を超越した力」が使える「超人(パラミシア)系悪魔の実」にあたります。 手の平にある動物のような肉球によりあらゆるものを弾き飛ばすことがきる能力で、それは攻撃だけに限らず、時には相手を数百km先の場所まで飛ばせることも。カウンター攻撃に特化していますが、「全て」を弾くことが出来る、その「全て」にはなんと「人の疲れ」も含まれています。癒やしの能力すら操るとは、さすが七武海メンバーといった所でしょうか。 また「ニキュニキュの実」の能力に加え、彼は人間兵器として全身がサイボーグになっています。ゾロに肩を斬られても、サンジに顔面を蹴られても微動だにしない程、防御力も超人級です。 懸賞金は2億9600万ベリーと元七武海の中でも3番目に高い金額でした。これだけの強さがあれば納得ですね。

くまの現在の状況とは!死亡したのか?

サニー号を守った任務が完了してしばらく姿を見せなかったクマですが、死亡してしまったわけではなく、各国首脳が集う世界会議(レヴェリー)編にて天竜人の奴隷になっていた事が明らかになります。体中に何本もの剣が刺さりボロボロになった彼を見ただけで衝撃を受けますよね......。 その後、サボが虐げられていたくまを救出し、カマバッカ王国でくまを保護することとなります。ところが、くまは自身の中に組み込まれたプログラムによって、再びマリージョアへと戻ってしまうのでした。

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アニメ版のくまの声優は堀秀行(ほりひでゆき)

アニメ版でバーソロミュー・くまを演じる声優は堀秀行(ほりひでゆき)。代表作に『聖闘士星矢』のフェニックス一輝(いっき)役や、『機動武闘伝Gガンダム』のシュバルツ・ブルーダー役が挙げられます。 1979年に声優活動を始め数多くの少年ジャンプ系作品に出演。熱血漢からクールキャラ、コミカルな役や悪役まで様々な役柄をこなしますが、その中でも特にヒーローキャラを担当することが多い模様。なお、俳優としてNHKの大河ドラマ『徳川家康』に出演した経験があるなど幅広い活動を行っています。

「ワンピース」バーソロミュー・くまは未だ謎だらけ!今後の展開に注目

今回は「ワンピース」に登場するバーソロミュー・くまを詳しく解説していきました! くまの謎の全容は今だ解明していませんが、間違いなく今後のストーリー展開に大きく関わってくることでしょう。最終章でもバーソロミュー・くまの動向に注目です!