アニメ『チェンソーマン』主題歌を一覧で解説!歌詞の意味やOP&ED映像を全曲徹底考察

劇場アニメとして「レゼ篇」が公開され、注目を集めているアニメ『チェンソーマン』。劇場版も主題歌を米津玄師が担当し、エンディング曲は宇多田ヒカルとのコラボが実現しました。アニメシリーズではエンディング曲が1話ごとに違うことも話題に! この記事では、アニメ『チェンソーマン』の主題歌と各話ED曲を映像とともに紹介します。 ※本記事にはアニメ『チェンソーマン』のネタバレが含まれています。未鑑賞の方はご注意ください。
タップできる目次
- アニメ 『チェンソーマン』主題歌&歌手を一覧で解説
- アニメOP:米津玄師「KICK BACK」
- 1話エンディング:「CHAINSAW BLOOD」Vaundy
- 2話エンディング:「残機」ずっと真夜中でいいのに。
- 3話エンディング:「刃渡り2億センチ」マキシマム ザ ホルモン
- 4話エンディング:「錠剤」TOOBOE
- 5話エンディング:「インザバックルーム」syudou
- 6話エンディング:「大脳的なランデブー」Kanaria
- 7話エンディング:「ちゅ、多様性。」ano
- 8話エンディング:「first death」TK from 凛として時雨
- 9話エンディング:「Deep down」Aimer
- 10話エンディング:「DOGLAND」PEOPLE 1
- 11話エンディング:「バイオレンス」女王蜂
- 12話エンディング:「ファイトソング」Eve
- 映画「レゼ篇」OP:「IRIS OUT」米津玄師
- 映画「レゼ篇」ED:「JANE DOE」米津玄師・宇多田ヒカル
- アニメ『チェンソーマン』の世界観にピッタリの楽曲揃い!
アニメ 『チェンソーマン』主題歌&歌手を一覧で解説

アニメOP | 「KICK BACK」/米津玄師 |
---|---|
1話ED | 「CHAINSAW BLOOD」/Vaundy |
2話ED | 「残機」/ずっと真夜中でいいのに。 |
3話ED | 「刃渡り2億センチ」/マキシマム ザ ホルモン |
4話ED | 「錠剤」/TOOBOE |
5話ED | 「インザバックルーム」/syudou |
6話ED | 「大脳的なランデブー」/Kanaria |
7話ED | 「ちゅ、多様性。」/ano |
8話ED | 「first death」/TK from 凛として時雨 |
9話ED | 「Deep down」/Aimer |
10話ED | 「DOGLAND」/PEOPLE 1 |
11話ED | 「バイオレンス」/女王蜂 |
12話ED | 「ファイトソング」/Eve |
アニメ『チェンソーマン』1期はEDごとに主題歌が違う?

2022年に放送されたアニメ『チェンソーマン』1期は、共通したオープニング曲は米津玄師の「KICK BACK」でしたが、エンディング曲が各話ごとに全部違うということが大きな話題になりました。 しかもVaundyからEveまであまりにも豪華な布陣!また映像や歌詞など各話の内容に合ったものになっているのも注目点です。
アニメOP:米津玄師「KICK BACK」
アニメ1期の各話共通の主題歌は米津玄師の「KICK BACK」。一般的に「キックバック」というとリベートを思い出しますが、チェンソーを使用する際に起こるキックバック現象という意味もありそう。チェンソーマンとなったデンジがデビルハンターとして危険な世界に足を踏み込んでいく様が映像にも描かれています。 キックバックにはさらにスラングで「くつろぐ」や「小規模なパーティ」という意味もあり、「幸せになりたい」というデンジの願いのような歌詞にも符合する部分が。繰り返される「努力 未来」も仲間との絆を歌っているようです。
1話エンディング:「CHAINSAW BLOOD」Vaundy
チェンソーのエンジン音から始まる1話エンディング曲「CHAINSAW BLOOD」はVaundyによる楽曲。映像でもチェンソーを回す場面から始まり、「チェンソーの悪魔」であるポチタと契約してチェンソーマンとなった展開がわかるような映像となっています。 特にチェンソーマンに覚醒するシーンは、サビの「血がたぎってもう煮立ってもう止まれない」という歌詞がピッタリ!
2話エンディング:「残機」ずっと真夜中でいいのに。
2話のエンディング曲「残機」はずっと真夜中でいいのに。による楽曲。1話とはテイストの違う絵柄で描かれた映像で、デビルハンターとなったデンジの戸惑いのようなものも表現されているよう。「戦わないと撫でてもらえない」という歌詞はポチタのことも連想させます。 「残機」とはゲーム用語でプレイヤーが持つ残りのプレイ回数を意味するもの。生死と隣り合わせのハンター生活を示しているのかも。
3話エンディング:「刃渡り2億センチ」マキシマム ザ ホルモン
「悪魔の名のもとに……」で始まる3話エンディング曲は、マキマム ザ ホルモンの「刃渡り2億センチ」。2話とは打って変わってまた激しい映像になっていますが、それも『チェンソーマン』の世界観にピッタリのコアメタル楽曲故のこと! 「刃渡り2億センチ(全体推定70%解禁edit)」のタイトルで劇場版「レゼ篇」の挿入歌としても使用されており、これまでTVバージョンだったものがレゼのことを歌った2番の歌詞まで解禁されました。
4話エンディング:「錠剤」TOOBOE
4話エンディング曲はTOOBOEの「錠剤」で、映像は2話から登場していた「血の悪魔」である魔人パワーがメインに。パワーは4話からアキの家でデンジとともに居候となり、デンジとパワーはバディとして活動することになります。 パワーはマキマを異様に恐れているため、「支配を取っ払って自由になろうぜ」という歌詞にはその本心が隠されているよう。
5話エンディング:「インザバックルーム」syudou
5話エンディング曲はsyudouの「インザバックルーム」で、映像は公安対魔特異4課の面々がフューチャーされています。5話は「銃の悪魔」の存在が明らかになり、4課のメンバーでそれを追ってホテルで「永遠の悪魔」と対峙する回。 銃の悪魔にまつわるアキと姫野の過去も明かされる回であり、「辿り着いたぜアンタの背だけを追って」という歌詞はアキの執念を歌っているようにも聞こえます。
6話エンディング:「大脳的なランデブー」Kanaria
6話エンディング曲はKanariaの「大脳的なランデブー」。この回は永遠の悪魔によってホテルに閉じ込められた4課メンバーたちの戦いを描いており、映像も彼らが迷い込んだ迷宮を延々と続く螺旋階段などで表現しています。 kanariaはsyudouと同じくボカロPで、「大脳的なランデブー」は初めての本人歌唱となりました。
7話エンディング:「ちゅ、多様性。」ano
7話エンディング曲はanoの「ちゅ、多様性。」で、映像は昔のRPGゲームを彷彿とさせるポップな仕上がり。ところが7話は劇中に姫野とデンジのトラウマレベルの「ゲロチュー」が登場する全然ポップではない回!しかもanoが歌うサビ「Get on Chu」が「ゲロチュー」に聴こえるため、視聴者は大混乱に陥りました。
8話エンディング:「first death」TK from 凛として時雨
8話エンディング曲はTK from 凛として時雨の「first death」。8話はマキマが銃撃に遭ったり、アキと姫野のバディチームが強敵サムライソードと対決して姫野が倒されてしまう衝撃的な回でした。そのため映像もアキと姫野がフューチャーされており、曲名タイトルも姫野の死を表しているようです。
9話エンディング:「Deep down」Aimer
9話エンディング曲はAimerの「Deep down」。サムライソードに倒され捕らわれたチェンソーマンを助けるため、マキマがその恐るべき能力を見せた回で、映像も血塗られた闇の中にいるマキマが印象的です。 aimerが歌う冒頭の歌詞「命の悲鳴 途絶え闇へ」からも、物語が深い闇に覆われてきている感覚を表しているように思えます。
10話エンディング:「DOGLAND」PEOPLE 1
10話エンディング曲はPEOPLE 1の「DOGLAND」で、この回は4課を強化するためにデンジとパワーが最強のデビルハンター・岸辺による特訓を受ける回。映像も厳しい特訓を受けるデンジの心境を映したかのようなリアルで荒々しい仕上がりですが、走り回るデンジの顔には笑みも。 「死にたくて生きるか生きたくて死ぬか 選ぶのはどっちだ またひとりぼっちか」という歌詞にもデンジの心境が表れています。
11話エンディング:「バイオレンス」女王蜂
11話エンディング曲は女王蜂の「バイオレンス」。11話は劇場版「レゼ篇」にも登場するサメの魔人ビームや天使の悪魔が登場し、4課がサムライソードのアジトへ反撃を開始します。女王蜂のロックテイストな楽曲に合わせたスピード感あるソリッドなモノクロ映像もカッコよく、彼らのこれからの戦いの様子を描いているようです。
12話エンディング:「ファイトソング」Eve
12話エンディング曲はEveの「ファイトソング」で、映像はデンジ、パワー、アキの同居組3人のある日常を描いたものになっています。このラストのアキの家で雑魚寝する3人が、劇場版「レゼ篇」の冒頭につながっていました。「普通が欲しかった ただそれだけだったんだ」という歌詞がまた、彼らの心境にも重なります。
映画「レゼ篇」OP:「IRIS OUT」米津玄師
『チェンソーマン』初の劇場版アニメ「レゼ篇」は、テレビアニメ1期から直に繋がっている物語。チェンソーマンを狙う「爆弾の悪魔」の力を持つボムとの戦いを描いたエピソードです。映画の主題歌「IRIS OUT」も、テレビアニメ主題歌「KICK BACK」と同じく米津玄師が担当しました。 タイトルの「アイリス・アウト」とは、映像技法でカメラの絞りが円形にフェイドアウトしていくもの。まるで任務で近づいたレゼと彼女に恋したデンジの悲喜劇的な結末にフォーカスした暗喩のようでもあります。
映画「レゼ篇」ED:「JANE DOE」米津玄師・宇多田ヒカル
劇場版「レゼ篇」のエンディング曲も米津玄師が担当していますが、こちらは宇多田ヒカルを迎えたデュエット曲。高速ラップも入ったハイテンポな「IRIS OUT」と真逆な、ゆったりとしたバラードです。 曲調も歌詞も、デンジとレゼのすれ違いの恋を描いた切なく哀しいものとなっています。デンジよりもレゼの方に寄っている内容で、「少しだけ夢をみてしまっただけ」と彼女の儚い本当の気持ちを歌っているようです。
アニメ『チェンソーマン』の世界観にピッタリの楽曲揃い!

アニメシリーズ1期から劇場版「レゼ篇」まで、『チェンソーマン』の主題歌とエンディング曲を紹介しました。映像も楽曲も世界観にピッタリで、そこまで合わせて1つの作品のよう!レゼ篇の続きとなるアニメ2期にも期待がふくらみますね。