【2023年版】女性声優人気ランキング30！かわいいアイドル声優から往年のレジェンドまで

毎年たくさんの新人声優が生まれる声優業界。彼らの活躍の場は少しずつ増えているものの、メインキャラクターの座を射止められるのは、ごく一握りだけです。近年はお芝居だけでなく、ビジュアルも注目を浴びる重要な要素になりつつあります。 今回はそんな競争の激しい声優界でも、ひときわ“推され”ている女性声優を調査すべく、アンケートを実施。見事上位にランクインした女性声優30人をランキングで紹介します。

第1位は花澤香菜。愛称は「香菜ちゃん」「はなざーさん」など。幼稚園の頃から子役として活動しており、芸歴は20年以上です！ 可愛らしくて透明感のある声質で、当初はふわふわ系の美少女役を多く演じていましたが、2009年にスタートした「」シリーズの千石撫子役で大ブレイク。人見知りで恥ずかしがり屋でありながら、ヤンデレ要素も秘めているこの役で、演技力の高さを見せつけています。 アニメファンからは、「キャラごとにぴったりハマる演じ分けがすごい」と評価されており、現在では多くの後輩に憧れられる実力派に！ 2012年にアーティストデビューも果たし、2015年に声優の単独公演としては8人目となる日本武道館ライブを開催しています。 2019年には中国の広州と上海にて自身初となる海外公演を行いました。また中国の動画共有サイトでのチャンネル開設や、中国語シングルの配信開始など、海外進出にも力を入れています。 一般にも認知度が高い声優の1人で、2016年には三井住友VISAカードから初めて声優を起用したカードが発行され、大きな話題を呼びました。

第2位は「はやみん」「みさお」こと、早見沙織。2007年に『桃華月憚』でアニメデビューし、透明感のある声で人気を得てきました。 声優に興味を持ったきっかけは、幼少の頃に母親と観た吹き替え映画でした。小学生になると海外の俳優に誰かが声を当てていると理解した彼女でしたが、動きや表情全てが合っていることに衝撃を覚えたそう。 キャラクターに関しては声質もあってか、『そらのおとしもの』の天使、『魔法つかいプリキュア！』の妖精などなど、神秘的なキャラを数多く担当。もともと興味があった吹き替えでも活躍しており、幼女から成人女性、穏やかな役から溌剌とした少年まで、さまざまなキャラを演じています。 デビュー時から、ジャズボーカルで鍛え上げたという高い歌唱力に定評があり、2015年に待望のアーティストデビューを発表しました。主演作の「劇場版 はいからさんが通る」シリーズなどとタイアップも行っており、さらなる活躍が期待されています。

第3位にランクインした釘宮理恵。愛称は「くぎみー」「くぎゅ」「釘様」など多数。溌剌とした声質を活かして主に10代の少女を演じており、「灼眼のシャナ」シリーズのシャナ役、「とらドラ！」の逢坂大河役などで知られています。 声優になったきっかけは、高校時代の放送部の活動でした。学校行事でアナウンスを担当していた釘宮は、同級生から声と進行を褒められ、そこからマイクの前で話す仕事を意識しだしたとのこと。 演じた役柄が共通して“ツンデレキャラ”だったことから、「ツンデレ女王」の異名を取っており、萌え要素を持つ役に多く起用されてきました。 後に『鋼の錬金術』、『十二国記』などで少年役を演じたのを機に役柄も広がり、『銀魂』ではゲロイン(ゲロを吐くヒロイン)・神楽役に起用されました。現在は年齢・性別を問わず、優しげな役から冷酷非道な役、黒幕的なキーパソンまで幅広く演じる実力派となっています。 一般、同業者問わず熱狂的なファンが多いことで有名で、(ちょっと度を超した)熱烈なファンの挙動は、ネットスラングで"釘宮病"と称されることも。

第4位には「あおちゃん」「子供先生」こと、悠木碧がランクインしました。 子役として4歳で芸能界入りし、芸歴は何と20年以上。当時は『あっぱれさんま大先生』などに出演しており、声優としては2003年に『キノの旅』でデビューしました。 出世作にして代表作の「まどか☆マギカ」のようなヒロインのイメージが強いですが、「少年を演じてるときのギャップが素晴らしい」と、演技力の高さを評価されています。 2009年頃からアニメのメインキャラに声を当てる機会が増えた彼女。2020年から2021年にかけての近年は、『ヒーリングっど♥プリキュア』の花寺のどか役や『蜘蛛ですが、なにか?』の私役を演じました。 独特のイントネーションとクセのある声は、彼女のアーティスト活動にも上手く昇華されており、「petit milady」やソロとしてコンスタントに活動。イベントでは暴走キャラに見えるものの、経験値を活かして上手く盛り上げたり、まとめたりと器用にこなしています。 ファンはスタッフ共用とは思えない、ゴリッゴリのオタクネタに溢れたSNSも楽しみにしているようで、「親近感が湧く」と大人気です。

マルチに活動する“現代型声優”の決定版！愛称「まれいたそ」「まややん」こと、人気急上昇中の内田真礼が第5位にランクインしました。 実弟は同じく声優の内田雄馬で、内田姉弟の仲良しエピソードも注目されています。歌手としても高い歌唱力を誇り、声優としては『ご注文はうさぎですか？』のシャロ役、『ノラガミ』壱岐ひより役など、演じたキャラのほとんどが主役級という人気声優。 女性声優では珍しく、顔出しの女優業、写真集やグラビアなど多岐にわたる活躍ぶりです。2014年には声優初の、「週刊ヤングジャンプ」表紙と巻頭グラビアに抜擢。可愛すぎる声優として多くのファンをメロメロにしています。 グラビア業や女優業の他に歌手としても活動しており、2019年には自身の楽曲「ギミー！レボリューション」が平成アニソン大賞声優ソング賞に選出されました。 2020年にはドラマ出演も果たしており、声優界に留まらない活躍ぶりと、ラジオなどから見える天真爛漫な性格や女子力の高さも相まって、性別問わず多くのファンに愛されています。

第6位にランクインしたのは、愛称「いのりん」こと水瀬いのり！15歳の時に「第1回『アニストテレス』」でグランプリを獲得し、業界入りしました。 声優デビュー作は、2010年放送のアニメ『世紀末オカルト学園』。2013年以降メインキャラを担当する機会が増えていき、映画『心が叫びたがってるんだ。』の成瀬順役や『Re:ゼロから始める異世界生活』のレム役で知られています。 当初は自分の好きなものを他人に否定されることに恐怖していた彼女ですが、その高い演技力から徐々に知名度を上げ、人気声優の仲間入りを果たしました。 実は彼女、2013年放送の朝ドラ『あまちゃん』に、劇中アイドル「アメ横女学園芸能コース」の成田りな役で出演していました。本人は女優業を続けるつもりはあまりないようですが、アイドル役が通じるほどのルックスを持っているのです。 キュートな声と芝居でファンを虜にする一方、アーティスト活動ではガラリと変わってエネルギッシュな歌声を披露するなど、さまざまな表情を見せてくれています。 2020年6月には公式Instagramも開設していますので、そちらも合わせて今後も要チェックです！

第7位は2019年放送の大ヒットアニメ『鬼滅の刃』の竈門禰豆子役を演じ、大ブレイクを果たした鬼頭明里。 24歳であった2019年4月に所属事務所「プロ・フィット」の正所属となりました。また同年10月16日の誕生日に、歌手デビューも果たしています。 イラストレーターを志すか悩むほど絵が上手いという特技があり、ラーメン屋でバイトしていた経験もあるため、ファンからは「湯切りん」の愛称でも親しまれています。 以前からデビューはしていたものの、声優としても2019年が飛躍の年に。今後も要注目の声優の1人となっています。

第8位には「すみぺ」「軍団長」こと、上坂すみれがランクイン。彼女も子役出身で、「ヴィダルサスーン」のCMに日本人として初めて出演しました。 上智大学卒の才女でロシアに関する造詣が深く、大学でも専攻した堪能なロシア語を活かして、『ガールズ&パンツァー』では他キャストの発音指導も担当。その知識はアーティスト活動にも反映され、唯一無二の世界観を作り上げています。 アイドル級のルックスを兼ね備え、声優としては珍しく冠番組が地上波で放送されました。さらに2018年には、『ポプテピピック』の主題歌「Pop Team Epic」で「FNS歌謡祭」への出演を果たし、バックで流れたOP映像も相まって話題に！ また彼女は2020年8月に子役時代からの古巣であった「スペースクラフト・エンタテイメント」を退所し、こちらも大きな話題となりました。そして2021年3月に「ボイスキット」への所属を発表しています。 個性の強い声優界の中でも、“サブカル(残念系)美少女”の今後から目が離せません。

第9位には「あやねる」こと佐倉綾音がランクイン。中学時代から劇団東俳に所属し、さまざまなレッスンを受けてきたそうです。ちなみに親しみのある「あやねる」という愛称は、「休日は寝ている」と聞いた岡本信彦に名付けられました。 年齢に反して芸歴が長い声優の1人で、2011年に『夢喰いメリー』のメリー・ナイトメア役で初主演を飾り、以降多数のアニメに出演しています。『僕のヒーローアカデミア』の麗日お茶子役や『PSYCHO-PASS』の霜月美佳役など、その声色の幅広さも特徴です。 ラジオなどの切れのあるトークも好評で、女性の同性愛である「百合もの」が大好物であると公言しており、ファンの間でも有名。 ラジオパーソナリティとして高く評価され、「声優アワード」の「パーソナリティ賞」など複数のラジオ関連賞を受賞している一方で、アーティストデビューはしていません。 声の仕事を追求する姿勢、モデル並に整った容姿と裏腹なボーイッシュな性格が人気を集め、2018年には"最初で最後”という写真集も出版しました。

『美少女戦士セーラームーン』をきっかけに声優を目指した種﨑敦美が10位にランクイン。 低めの地声をいかしたクール系なキャラから少年役、ちょっとおバカな幼女役まで幅広く演じる変幻自在な芝居が魅力の声優です。その演技力の幅広さから次世代の「七色の声色を持つ声優」と評されることも。 年齢非公開でややミステリアスな雰囲気も魅力。Twitterでは愛猫とのまったりな日常を垣間見ることができます。

第11位は「みもりん」こと三森すずこ。宝塚音楽学校入学を目指したという経歴の持ち主で、実際にアンサンブルとして帝国劇場にも立ったことがあります。 『探偵オペラ ミルキィホームズ』出演を契機に声優としての活動をスタート。以降は舞台女優と声優の2足のわらじで活躍中です。舞台女優のスキルを生かして、アニメと舞台の両方で同じ役を演じることも。 2022年には1児の母となった三森が、今後どんなキャリアを積むのか楽しみです！

第12位は変人キャラを演じさせたら右に出る者はいない！というくらい、ぶっ飛んだキャラを演じるのがうまい小林ゆうがランクイン。 モデル出身の抜群なスタイルはいまも健在で、イベント時は作品の世界観に寄せた衣装を見事に着こなしています。 「画伯」の異名も持つ小林の描く個性的なイラストもファンには人気。やや変わった人認定を受けている小林ですが、根はド真面目。真面目すぎるゆえに斜め上にいってしまうところも彼女の愛されポイントです。

第13位は子役時代から舞台を中心に活躍してきた石川由依。 2007年にアニメデビューを果たし、『進撃の巨人』や『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』で一躍ブレイク。声優として知名度が上がってからも精力的に舞台出演を続けています。 凛とした透明感のある声が特徴で、芯の強い女性の役が似合う声優です。2021年には結婚を発表して話題に。堅実で落ち着いた雰囲気と柔らかな声に癒やされるファンが続出しています！

第14位にランクインしたのは、「ゆいゆい」「ちゃんゆい」「ゆいたま」などの愛称で親しまれる小倉唯です。 幼少期からタレントとして活動。2009年から声優業をメインに活躍する一方で、同年に石原かおりとのユニット「ゆいかおり」を結成し、アーティストの顔も持っています。ユニットは2017年に解散しましたが、ソロライブでは引き続き得意のダンスも披露。 PSPソフト「初音ミク～Project DIVA～」では、初音ミクのモーションを担当しました。 くりっと大きな瞳の幼い顔立ちと同じく、演じる役もロリータ系の美少女がメインでしたが、『HGUっと！プリキュア』ではボーイッシュな役にも挑戦。 美意識が非常に高く、SNSや「LINE LIVE」などで発信しているファッション、メイクの知識にも注目が集まっています。歌って踊れるポテンシャルの高さ、可愛くあろうと努力する姿は女性ファンの支持も得ており、さらに人気を集めていくはず。 2018年から2019年にかけて、事務所をクレアボイスからジャストプロに移籍した彼女。2022年現在はYouTubeチャンネルも開設しているので、気になる人はぜひチェックしてみて下さい！

第15位は「天(てん)ちゃん」こと、雨宮天(あまみやそら)。高校時代に沢城みゆきを知り、その演じ分けに感銘を受けて声優を志したそうです。 2011年に「第2回ミュージックレインスーパー声優オーディション」に合格し、浅倉もも、夏川椎菜と共に声優デビューを果たしました。2014年末には同2名と声優ユニット「TrySail」を結成しており、ライブツアーなども精力的に行っています。 同年にソロデビューも果たし、初めてヒロインを務めた『一週間フレンズ。』では、ED曲でスキマスイッチの『奏』をカバーし話題に。 以降は『アカメが斬る！』のアカメ役、『七つの大罪』のエリザベス役など人気作のメインキャラを次々と演じる一方で、意志の強そうなクールビューティ系のルックスにも注目が集まりました。 雨宮本人はサバサバした性格ではあるものの、声優仲間の杉田智一や中村悠一には口を揃えて「天然」と評されています。他方では「ドS」な一面もあり、「天然ドS」という新たなジャンルを開拓しました。

第16位には、「奈央ぼう」「とーやまん」こと東山奈央がランクインしました。 『鋼の錬金術』と主役の朴路美の影響を受けて声優を目指し、2010年に『神のみぞ知るセカイ』と、『STAR DRIVER 輝きのタクト』でアニメデビュー。中川かのん名義でCDリリース、ソロコンサートの開催など活動の場を広げ、2016年には歌手デビューしています。 耳に馴染む声質で、逆に言えば本人が評したように「特徴的じゃない」声ですが、東山は「色が付いてない方が色々な役に挑戦できる」と前向きに捉えているのだとか。作品ごとに役に染まる七色の声で活躍していますが、実は彼女ダンスも得意！ ダンス歴は約10年で、『マクロスΔ』内のユニット「ワルキューレ」のダンス練習ではメンバーに助言できるよういち早く振りを覚えるなど、人一倍頑張り屋です。 また恋愛面では少々夢見がちな部分があり、その豊な妄想力から「歩く別マ(別冊マーガレット)」の異名を取るほど。 本人曰く「隠れ人見知り」な彼女ですが、その努力家な姿に応援したくなること間違いなしです。

涼宮ハルヒ役で一世を風靡した平野綾が17位にランクイン。2011年以降はかねてからの夢であったミュージカルスターへの道を目指し、主に舞台で活躍。ミュージカル女優として着実に実績を重ねています。 SOS団が歌う「ハレ晴レユカイ」はいまでも伝説級の人気を誇っていて、2017年に歌番組で披露した際には大きな話題に。 新作アニメへの出演はほとんどありませんが、ミュージカル女優として輝きが増したその姿には思わず目を奪われてしまいます。

第18位は竹達彩奈。愛称は「あやち」「あやにゃん」など。『けいおん！』の中野梓役で知名度が上昇し、可愛らしいルックスにも注目が集まりました。 同作の劇中ユニット「放課後ティータイム」として、第4回声優アワードの歌唱賞も受賞。竹達本人も2012年にアーティストデビューし、その翌年には悠木碧とユニット「petit milady」を結成、ソロでアニサマ出場も果たすなど音楽活動にも力を入れています。 妹キャラを演じることが多く、童顔系美少女とあって本人もそうかと思いきや、肉をこよなく愛していたり、ガチオタだったりとこの人も残念系……？ ただ、オタクの視点から言えば、「むしろそういうところがイイ！」というわけなのです。『けいおん！』からのファンが、現在も彼女を推していることも少なくありません。 2019年6月に同業者である大人気声優・梶裕貴との結婚を発表した彼女。当時声優界を担う大物同士の結婚は、大きな話題となりました。

第19位はファイルーズあい。2019年に声優デビューすると、2020年には声優アワードで新人女優賞を受賞。声優を志すきっかけとなった「ジョジョ」の空条徐倫役を射止めるなど、いま勢いのある女性声優の1人です。 エジプト人の父譲りの強いビジュアルと神絵師クラスの画力、さらに生粋のオタクマインドも持ち合わせており、彼女に憧れる同性ファンも多数。オタク系多才声優としてぜひとも抑えておきたい人物です！

第19位に選ばれた伊藤美来は、1996年10月12日生まれ、愛称は「みっく」です。声優を目指すきっかけになったのは、『カードキャプターさくら』とのこと。 キラキラしたアイドル！といった雰囲気で、2013年に事務所の同期で公私共に仲の良い豊田萌絵と、声優ユニット「StylipS」に加入しました。同年にはデビュー作にして代表作の、『アイドルマスター ミリオンライブ！』に出演。 2015年には豊田と新ユニット「Pyxis」を結成し、2016年にはシングル「泡とベルベーヌ」を発売。歌手としてソロデビューを果たしました。2019年は出演作の『五等分の花嫁』ほか4作すべてでメインキャラを演じており、飛躍の年となっています。 また2021年3月には、大阪と横浜の2会場にて自身初となるワンマンライブツアーを決行しました。声優界を担うであろうみっくの今後を見守りましょう！

第21位は人気声優・前野智昭との結婚も記憶に新しい「みかこし」こと小松未可子。アイドルとしてデビュー後、2010年から声優として活動を開始。 気の強いボーイッシュなキャラに定評があり、近年では『呪術廻戦』の禪院真希役が高く評価されました。 30歳を超えて可愛いだけでなく美人度も増しているみかこし。このままどこまで美しくなっちゃうの！？と、ビジュアルを目にする度についついツッコんでしまいます。

第22位は「かやのん」こと、茅野愛衣。学生時代から“癒やし”がテーマになる仕事がしたかったと言い、以前は美容関連の仕事をしていました。 そのイメージ通り、茅野本人の声も容姿も性格もおっとりとしている癒し系です！『ノーゲーム・ノーライフ』で共演した松岡禎丞のように、人見知りタイプの共演者とも難なくコミュニーケーションを取れる包容力と、人柄の良さも人気の理由でしょう。 前の仕事で多忙を極めていた時に、アニメ『ARIA』を観て心が癒されたことがきっかけで声優を目指したそうで、2015年に劇場上映OVA『ARIA The AVVENIRE』への出演を果たしました。佐藤順一監督によると、茅野は感動のあまりアフレコ現場で泣き出してしまったとか。 同年代に比べて芸歴は短めな印象ですが、丁寧かつ抜群の表現力で役柄の幅も広く、石見舞菜香など若手声優の憧れの先輩として名前が挙がっています。 また2020年9月には自身の声優活動10周年を記念したメモリアルブック、ミニアルバムのリリース発表がされました。それに伴い公式サイト、Twitter、YouTubeチャンネルが開設されています。

第23位は久野美咲。愛称は「くのちゃん」です。1999年から子役として活動し、『ミュージカル オズの魔法使い』などの舞台に出演しました。 2003年に韓国映画の吹き替えで声優デビューし、2010年頃からアニメやゲームへの出演が増えると、「声も本人も幼くて可愛い」と人気に！ 独特かつ幼い子の“リアルな”声が出せる声優として重宝され、2018年には『ひそねとまそたん』で主役に抜擢。ナチュラルな演技の中に、彼女の“お芝居の巧さ”を改めて感じることができる作品です。 キュートな声はもちろん、小柄で童顔なルックスに同業者すらもメロメロで、『ブラック★ロックシューター』などで共演した花澤香菜に溺愛されています。 普段はとても静かなのに、演技に入るとガラッと変わるとのこと。2010年に公開された劇場版アニメ『いばらの王』の収録では、アドリブで入れた息遣いの演技があまりにも良く、そのまま採用されたというエピソードもあります。 そんなギャップも愛される理由ではないでしょうか？

第24位は「ゆかりん」こと田村ゆかり。アイドル声優のパイオニアの1人で、「ゆかり王国」として多くのファンに支持されています。日本武道館でのライブを成功させた史上3人目の声優です。 少女役が似合う甘くて高い声が印象的ですが、キャリアを感じさせる演じ分けのうまさも声優として人気の理由。 ですがやはり彼女の真骨頂はライブ。ファンと一体となって作り上げる世界観は何年経っても色褪せることなく、ファンを魅了し続けています。

第25位の「うえしゃま」こと上田麗奈は、『てさぐれ!部活もの』で1人19役を演じたことで話題となった人物。同業者にも驚かれるその芝居の幅は「上田無双」と呼ばれ、ある種の伝説となっています。 最初の印象ではピュアで透明感ある声が耳に残るのですが、どこか裏のある芝居も得意。そのため二面性のあるキャラや謎めいたキャラを演じることもあります。 26位の高橋李依とは大親友。2人でやっているラジオは素顔が垣間見えるので必聴です！

第26位に選ばれた「りえりー」こと高橋李依は、2016年頃から人気急上昇中の若手声優です。高校在学中に「第5回81オーディション」で特別賞を受賞しました。 幼少期は歌手を目指していたものの、アニメ『ひぐらしのなく頃に』の北条悟史の声を聞き、感銘を受け声優を志したとのこと。 2013年4月より同事務所に所属し、2015年には『それが声優！』でTVアニメ初主演を果たすと同時に、作品から派生した声優ユニット「イヤホンズ」を結成。翌年に『魔法つかいプリキュア!』で主演を務め、「プリキュア」シリーズの主演声優として初めて主題歌も担当することに！ 役は中二病キャラが多いですが、役作りでキャラクターの要素を書き出してみたり、時にはイベントの衣装や小物を自作したりと、キャラへの愛情は人一倍です。またキャラを演じる前は、必ずそのキャラの好きな食べ物を食べるんだそう。 とにかく真面目で優しげな雰囲気の美人ですが、病気降板した種田梨沙に代わりマシュ・キリエライト役で出演中の、『Fate/GrandOrder』のラジオ番組『カルデア・ラジオ局』では意外な一面を発揮しています。興味を抱いた人はぜひチェックしてみてください。

第27位は一般の人が“声優”と聞いて、おそらく多くの人が思い出すであろうこの人！1980年1月21日生まれ、愛称は「奈々ちゃん」「奈々様」こと、水樹奈々がランクインしました。 自身の冠ラジオ番組『水樹奈々 スマイル・ギャング』は、2002年から続く長寿番組となっており、ラジオ内では「ヘッド」と呼ばれています。デビュー時から非常に垢抜けて、現在は同郷(愛媛県)でタレントの真鍋かおりと間違われることが多いとか。 演歌歌手を目指して鍛え上げた歌唱力は抜群で、声優初のドームコンサートを開催、紅白出場などの偉業を成し遂げた“声優界のパイオニア”です。出演作とのタイアップも多く、『戦姫絶唱シンフォギア』のように水樹が声優・歌手両方で出演することを前提に企画された作品もありました。 また水樹は2020年7月7日に、同月6日に自身が結婚したことをブログで発表。相手は「音楽関係のお仕事をされている方」とのことです。 近年の結婚、そして多数の同業者が「水樹ワールド」のファンを公言するなど、人柄の良さも伺えます。

第28位は井上麻里奈がランクイン。学生時代に演劇で培った演技力は相当なもので、力試しで受けたオーディションでは最終審査前に合格をもらったとか。 少年から妖艶な美女まで幅広い役柄をこなす実力派で、『進撃の巨人』では彼女のナレーションも話題となりました。 共演者から気配りやしっかり者の人柄を褒められることが多く、近年ではよき先輩ポジションとして振る舞うことも。報道番組でのナレーションなど、活躍の場所を広げています。

第29位の「あおちゃん」こと古賀葵は「かぐや様は告らせたい」のかぐや役でブレイクした注目株。実写映画版では、なんと古賀葵役で出演して実写映画デビューも果たしました。同役では脳内会議をする複数のかぐやの演じ分けを披露しています。 おしとやかなルックスに反し、中学生のときから始めたドラムが特技という古賀。『天使の3P!』のイベントでは歌ってドラムを叩く姿を披露。そのかっこよさでファンを魅了しました。

第30位は子役時代から活躍する「すーちゃん」こと諸星すみれです。7歳のときに『RED GARDEN』でアニメデビュー。9歳のときには『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』のニーナ・タッカー役を担当。悲しい最期を遂げるニーナの大人顔負けの演技に現場はざわついたそうです。 2022年3月に大学を卒業した諸星。仕事に専念できる環境となったことで、今後さらに活躍してくれそうです！

「みゆきち」こと沢城みゆきは1999年に『デ・ジ・キャラット』のプチ・キャラット役に選ばれ、声優デビューしました。 演技経験がないままのデビューから演技力を磨き、2017年に放送されたテレビ朝日系『人気声優200人が本気で選んだ！声優総選挙！3時間SP』では、第4位に選出。2007年には「Theatre劇団子」に準劇団員として入団し、退団後も定期的に舞台に立ってきました。 万人受けしやすい声質の持ち主で、アニメ以外に報道番組のナレーションも務めています。業界内からも高く評価されており、2011年に『ルパン三世』の峰不二子(3代目)役、2018年には『ゲゲゲの鬼太郎(第6作)』の鬼太郎(5代目)役に抜擢されました。 声優アワードでは2009年から2011年までそれぞれ「助演女優賞」「主演女優賞」「海外ファン賞」を連続受賞しており、2015年にも助演女優賞を獲得しています。 心の機微を丁寧に表現する沢城。若手声優から「憧れの声優」として尊敬されており、声優を目指したきっかけとして名前を挙げられることが多々あります。

1990年代に声優アーティストというジャンルを切り拓いた林原めぐみ。『新世紀エヴァンゲリオン』の綾波レイ役では熱狂的なファンを生み出しました。『名探偵コナン』の灰原哀役としてもおなじみです。 綾波レイ以前は『七つの海のティコ』のナナミ役や『らんま1/2』の早乙女乱馬役のような快活な役を多く演じていました。20年ぶりに再アニメ化された『SHAMAN KING』では変わらぬ声でアンナとOPを担当。多くのファンがむせび泣く事態となりました。

永遠の少年ボイスとして第一線で活躍している緒方恵美。『幽☆遊☆白書』の大人気キャラ・蔵馬役で鮮烈のデビューを飾り、『新世紀エヴァンゲリオン』の碇シンジ役でその地位を確かなものとしました。 数多くいる声優の中でも珍しい、少年ではない男性キャラを演じる女性声優。碇シンジっぽいと話題だった『呪術廻戦』の乙骨憂太役が緒方だと発表された際は、あまりのハマり具合に驚かされました。本人の江戸っ子気質な兄貴肌な性格もファンに注目されています。

緒方と同じく男性キャラを多く演じてきた朴璐美。『鋼の錬金術師』では主人公のエドワード・エルリック、『BLEACH』では日番谷冬獅郎を担当。 ハスキーな声質をいかした大人なお姉さんを演じることも多く、『黒執事』のマダム・レッドや『進撃の巨人』のハンジ・ゾエでは、かっこいい女性役に惚れ惚れしてしまいます。 舞台女優としても活躍しており、2020年には共演も多かった山路和弘との結婚を発表しました。

声優界を牽引する大ベテランの1人・野沢雅子。「ドラゴンボール」シリーズでは孫悟空・悟飯・悟天の親子3代を演じるという離れ技を披露。同役ではキャラ毎の性格にあわせた繊細な演じ分けを楽しむことができます。 バトル漫画の主人公を現役で演じている野沢ですが、2022年時点で実に85歳。顔出しでバラエティに出演することも多く、そのパワフルさはまさに悟空並。多くのベテラン声優から尊敬の念を向けられている、まさにレジェンド声優です。

『名探偵コナン』の江戸川コナン役でおなじみの高山みなみも国民的知名度を誇る声優です。ほかには『忍たま乱太郎』の主人公・猪名寺乱太郎役や『魔女の宅急便』のキキとウルスラ役などが有名。 少年役を演じることが多いものの『機動戦士ガンダム00』のカティ・マネキンのような知的な女性を演じることもあります。 とはいえやはりコナンとしての声が魅力的！とぼけているときと推理モードのスイッチの切り替えに毎回新鮮にドキドキさせられます。

田中真弓も少年ボイスの声優を語るうえで欠かせないベテラン声優の1人。『ONE PIECE』のルフィ役でおなじみです。「ドラゴンボール」シリーズのクリリン役や『天空の城ラピュタ』のパズー役、『忍たま乱太郎』の摂津のきり丸役などが有名。 もともと舞台女優を志していたこともあり、現在も劇団を主宰して定期的に作品を上演しています。150cmと小柄な彼女から、あのルフィの声が出ていると思うとつくづく声優の凄さを感じますね。

1990年代に『美少女戦士セーラームーン』で主人公・月野うさぎ役、『新世紀エヴァンゲリオン』葛城ミサト役でブレイクした三石琴乃。緒方恵美がキャスティングされて話題となった『呪術廻戦 0』では冥冥役で出演しており、「エヴァ」な2人の参戦でファンは盛り上がりました。 野沢雅子いわく「意外と行動的で、とにかくガッツがあった」という三石。2021年には『リコカツ』で初の連ドラレギュラー出演を果たしており、今後の活躍がさらに楽しみです。

竹内順子は『NARUTO -ナルト-』のうずまきナルト役で知られるベテラン声優の1人。『イナズマイレブン』の円堂守役や『HUNTER×HUNTER(フジテレビ版)』のゴン・フリークス役などが有名。 代表キャラであるナルト役では、次世代を描く『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』でも同役を続投。少年ではなく青年となったナルトを演じる姿を楽しむことができます。

ピカチュウの中の人として世界中で知られている大谷育江。近年は成人した人間よりもキャラものを演じているほうが多いという唯一無二の声優です。 ピカチュウのほか『ONE PIECE』のトニートニー・チョッパー役、『名探偵コナン』の円谷光彦役などが有名。いずれも20年以上続く国民的アニメのレギュラーキャラであり、日本のアニメを語る上で欠かせない存在と言えます。 大谷が演じることで原作者がキャラの路線変更をすることも多く、文字通りキャラに命を吹き込む声優です。

今をときめく人気声優からレジェンド声優まで、アニメ界を支える声優陣を紹介しました。声優と呼ばれる人たちが活躍する場所は年々増えています。同時に声優を目指す人も激増中。そんな中で成功を掴んだ一握りの声優たちの輝きは別格です！ お気に入りの声優ができれば、アニメを観るのもグッと楽しくなるはず。ぜひ誰が演じているのかにも注目しながら、アニメライフを楽しんでください！