2023年9月23日更新

稀咲鉄太(きさきてった)の正体とその目的は?死亡シーンや嫌われる理由を紹介【東京リベンジャーズ】

このページにはプロモーションが含まれています

『東京卍リベンジャーズ』の物語の、全ての元凶とも言える稀咲鉄太(きさきてった)。武道やマイキー達をはじめ、読者すらも彼に振り回され続けていましたね。実写映画「東京リベンジャーズ」でイケメン俳優・間宮祥太朗が稀咲の気味悪さを怪演していることでも話題になっています。 そこで本記事では気になる正体や目的、稀咲タイムリーパー疑惑について徹底解説していきます! ※この記事は『東京卍リベンジャーズ』の重要なネタバレを含みます。

AD

稀咲鉄太(きさきてった)のプロフィール【ネタバレ注意】

身長 164cm
誕生日 1月20日
所属 「愛美愛主(めびうす)」幹部 →「東京卍會」参番隊隊長 →「天竺」総参謀
体重 58kg
血液型 A型
イメージカラー
初登場 1巻5話 ※名前などは2話で登場
声優 森久保祥太郎
俳優 間宮祥太朗

稀咲鉄太は現代の「東京卍會」が、凶悪な犯罪組織になってしまう元凶となった人物です。頭脳明晰で狡猾にして卑劣、唯我独尊主義で非常に執着心の強い性格をしています。作中では最狂の敵として、幾度となく武道の前に立ちはだかります。

稀咲鉄太にはモデルがいる?

頭脳明晰でサイコパス、異常なまでの残虐性を持つ稀咲鉄太のモデルになったのではないか?と思うような人物がいます。それは暴走族・関東連合の元リーダー・見立真一。 勉強ができてIQ値も高かった中学時代から、16歳で消滅状態にあった関東連合を復活させたという話はまるでフィクションのよう!徹底した恐怖政治と残酷なリンチを行い、「残虐王子」という異名を持っていました。

【正体】稀咲鉄太はタイムリーパー?それともトリガー?

あたかも未来を知っているような行動

東京卍會を凶悪化させず、日向が死なない未来を獲得するため、武道は何度も過去を改変していきます。マイキーがおかしくなったきっかけや、稀咲が東京卍會の核となったきっかけなど、現代で全てを知る武道は、一見現代を変えることに関して圧倒的有利に見えます。 しかし実際にはいくつものきっかけを防いでも、現代では必ず東京卍會のトップに稀咲がおり、日向は死んでしまっていました。以上のことから、武道と日向の弟、橘直人稀咲もタイムリープしているのかもという仮説を立てます。 武道が過去を変えた後同じくタイムリープできる稀咲が、さらに過去を上書きしているのではと考えたのです。

AD

タイムリーパーではなかった!稀咲の強さは圧倒的な「執着心」

武道と同じタイムリーパーなのではないかと思われていた稀咲。しかし結論から言うと、稀咲はタイムリーパーではありませんでした。それが判明したのは、原作第184話のことです。 稀咲を追い詰めた武道は、「もう2度とお前を未来に返すわけにはいかない」と訴えます。しかしそれを聞いた稀咲が、「お前まだ俺がタイムリーパーだと思ってんのか?」と口にしたのです。 何度過去を変えても、武道の望まない現代に導き続けた稀咲。それはタイムリープで巻き起こった出来事ではなく、稀咲の圧倒的な「執着心」によるものでした。数年にも及ぶ日向への執着心が、武道が運命を変えた後も再び1つの目標へと修正されるよう仕向けていたのです。

最期の言葉から「トリガー」説が浮上

稀咲がトラックに轢かれる直前「オレは」と気になる言葉を発しました。しかし直後にトラックに吹き飛ばされ、生き絶えた稀咲から次の言葉が続くことはありませんでした。 その為読者の間では長くの間「トリガーだ」と続くのでは?と話題になっていました。タイムリーパーでもないのに、武道がタイムリーパーだと気づけたことから、その可能性が高いとされたのです。 しかし武道のトリガーは直人であり、また佐野真一郎のトリガーも春千夜ということが最終章で明かされました。 その為稀咲がトリガーの可能性は薄くなり、単に「タイムリーパーではない」と続けようとしたのでは?という見方に落ち着いています。

AD

【死亡】稀咲鉄太の最期は?【最終回ネタバレ含む】

黒川イザナに取り入り天竺へ

“聖夜決戦”が終結した後、1回目の総会。稀咲は裏切りの事実を知ったマイキーに、除名処分を言い渡されます。これで全てが終わったと安堵し、新たな現代へと帰る武道。しかし彼を待っていたのは、今までで最悪の現代でした。 何の手掛かりも無いまま、武道は再び過去へと戻ります。そこで突如見たことも無い暴走族「天竺」から襲われる武道。手も足も出ずボロボロにされると、そこには稀咲の姿がありました。 東卍會を除名された稀咲は、マイキーに恨みを持つ天竺総長、黒川イザナのもとを訪ねていました。そしてイザナの闇につけ込み、利用する形で内部に進入。稀咲は一瞬で天竺総参謀の地位に就いていたのです。 こうして稀咲の計画した“関東事変”が幕を開けます。

マイキーの妹・エマを殺害

天竺との抗争も佳境に差し迫った、関東事変当日。 マイキーの妹でありドラケンの想い人でもある佐野エマが武道と歩いていると、後ろから2人乗りのバイクが。運転席には稀咲の右腕である半間が、後部座席には金属バットを持った稀咲が座っています。そして稀咲のバットはそのままエマの頭を強打し、走り去っていったのです。 マイキーの背中で亡くなったエマ。稀咲はエマを殺すことで、マイキーを空っぽの傀儡にしようと画策していたのでした。

AD

最期は交通事故で呆気なく死亡

エマの死で抗争どころでは無くなったはずのマイキーとドラケンですが、なぜか悲しみを押して抗争の場へとやって来ます。日向が2人に、武道が皆を救うためタイムリープしていることを伝えたのです。 2人の登場により激しい抗争が終わりを告げ、稀咲は東京卍會と天竺の合併を申し入れます。もちろん断る武道。そしてイザナを撃ち殺した稀咲は、半間に担がれバイクで逃亡を図りました。しかしドラケンとマイキーの助けもあり、遂に稀咲を追い詰める武道。 武道は「絶対に逃がさない」と稀咲を追いかけます。武道の話に違和感を覚え、道路の真ん中で立ち止まる稀咲。そして稀咲は武道に自身の正体を明かそうとした間際、突っ込んできたトラックに轢かれ呆気なくこの世を去ったのでした。

最終回の世界線では生存!大人の稀咲は……

最終回では武道とマイキーが小学生の頃から世界線をやり直し始めた為、1度死んだ稀咲も復活しています。 そして全員が幸せになった未来には稀咲の姿もありました。TK&KOグループの副会長となり、オートレーサーとして活躍するマイキーのチームに出資しています。 世界線は変わっても相変わらず金を作る力があるようです。最初の世界線とは違いスポンサーという健全な形で、マイキーに力を貸す影の存在として活躍していました。

AD

【目的】稀咲鉄太は橘日向(ヒナ)を手に入れる為に動いていた!

同じ塾の橘日向に恋する

漢気溢れる暴走族であった東京卍會を、無秩序の犯罪組織へと変貌させ、自身がそのトップに君臨した稀咲。そんな稀咲の目的は、中学2年生当時武道の彼女であった日向を手に入れることでした。 稀咲は小学6年生の頃、その頭の良さから「神童」と言われていました。そして日向と同じ塾に通っていた稀咲は、彼女に恋をします。自分の能力の高さから、日向も自分が好きに違いないと思っていた稀咲。しかし日向の心は、突如現れた「花垣武道」という名のヒーローに奪われてしまいます。 稀咲は武道を付け回す中で、武道が「俺のヒーローは不良、日本で1番の不良になる」と話しているのを耳にしました。こうして稀咲は日向の心を奪うため、自身が「日本一の不良になる」ことを心に誓ったのです。

「俺のヒーロー」を超えるためマイキーに近付く

日本一の不良になるため、手を尽くして不良界を調べる稀咲。そして稀咲が辿り着いたのが、東京卍會総長、佐野万次郎でした。 中学2年生となった稀咲は、マイキーに接触を図ります。稀咲はマイキーが日本のトップになれる器だと見込み、彼を傀儡として操ることで自身が不良界のトップに座ろうと考えていたのです。 こうして現代の東京卍會はマイキーごと稀咲の傀儡となり、最狂最悪の集団と成り果てたのでした。

AD

日向が手に入らないことが分かり殺害

数年をかけ、日向を自分のモノにするため東京卍會を日本一の不良集団に仕立てた稀咲。現代にて遂に日向にプロポーズをする稀咲ですが、散々な結果に終わります。 稀咲は日向にフラれ、放心状態に。そして彼は自分のモノにならないならと、日向を抗争に巻き込まれたように見せかけ、殺してしまったのでした。 武道がタイムリープするきっかけとなった、日向の死。それは全て稀咲のフラれた腹いせから起こった事件だったのです。

【意味】なぜタケミチを「俺のヒーロー」と呼ぶのか

稀咲は小学生の頃ヒナに恋をしていました。しかしヒナは正義の味方を自称する「ヒーロー」タケミチに恋していたのです。 ヒナを振り向かせたい一心で、タケミチがヒーローを超える不良になると宣言した日から稀咲はタケミチを超える不良を目指してきました。 また稀咲はリスペクトしていたとも語っています。5回目のタイムリープでタケミチを撃つ際「じゃあな、俺のヒーロー」と言いながら涙を流していたのも憧れや目標だった人を撃つことへの葛藤によるものと考えられます。

【評価】稀咲がクズで気持ち悪いと言われる理由とは?

ヒナへの歪んだ愛とタケミチへの嫉妬心

異様なまでの執着心を持ち、その行動原理がタケミチへの嫉妬心とヒナへの歪んだ愛だった稀咲鉄太。ヒナへの愛情は本物のようですが、さすがにそんな理由で人を殺すなど“行き過ぎた”愛情表現です。 タケミチに渡したくないが故に、ヒナを殺すという選択をし続ける……この行動がまずあり得ません!サイコパスと思われる言動も多いですが、男性としても人間としても“かっこいい”とは到底言い難い生き様。さらに、自信満々にヒナにプロポーズする姿も「気持ちが悪い」と話題になっていました。

吹き出し アイコン

こんなひとに迫られたら怖すぎます!擁護不可能な本物のサイコパスです。

AD

自分自身ではなく周りを巻き込む

いつも裏から人を操っており、自分自身が直接行動することがないため、残酷で卑怯な印象を与えます。稀咲が彼自身の欲望のためだけに、多くの人を巻き込んで不幸にしていくのが許せない!他人のために自らが動くタケミチとは正反対のキャラクターといえるでしょう。

吹き出し アイコン

せめて自分の手を汚していれば、稀咲のことを認められた部分があったかもしれないのですが……。

エマを殺した張本人

稀咲が本格的に嫌われるきっかけになったのは、マイキーの妹エマを殺したこと。 エマはドラケンの想い人であり、人気の高いキャラクターです。マイキーを追い詰めるためだけに、東京卍會のメンバーでもないエマを殺すとは……どこまでも残虐!関係ない人まで巻き込んだと、厳しい批判を受けていました。

吹き出し アイコン

エマちゃんを殺されて大っ嫌いになりました!あまりにも卑怯すぎます……。

【名言】稀咲鉄太の名セリフ

オレは自分を知っている 月は一人じゃ輝けない

巻・話数 6巻47話

愛美愛主の総長である長内に近付いた際に稀咲が放った言葉。 この頃の稀咲は地味な見た目をした、一見マジメそうな青年。自分1人じゃヒーローになれない。だけど誰かを利用することで輝くことが出来る。自分自身を悲しいまでに理解している発言であり、そのオシャレな言い回しにも注目が集まった彼の代名詞的名言です。

大将はウチの隊が責任持って守らせてもらう!!

巻・話数 7巻56話

血のハロウィンでピンチに陥ったマイキーを助けるため、戦場に現れた稀咲が放った一言。登場した当初は「かっこいいところもあるじゃないか……」と読者を感心させた名言なのですが、実は一連の行動は周囲の信頼を勝ち取るために全て稀咲が仕組んだもの。 それが判明してからは彼の狡猾さやキレ者具合を象徴する、負の名言として広まっていくことになりました。

AD

【実写】映画版で稀咲鉄太を演じるのは間宮祥太朗

稀咲鉄太 東京リベンジャーズ
©和久井健/講談社 ©2020 映画「東京リベンジャーズ」製作委員会 Photo by @eeeeeeeno

「血のハロウィン編」で稀咲鉄太を演じるのは、俳優の間宮祥太朗です。 これまで数々の実写化作品に出演してきた間宮祥太朗。過去には『お前はまだグンマを知らない』(2017年)の神月紀(かみつきのり)役や、『帝一の國』(2017年)の氷室ローランド役を演じています。 前作では少しの出演だったにもかかわらず、稀咲鉄太が持つ“得体の知れなさ”を体現し、その怪演が話題に。前編では参番隊隊長に任命された際の凛々しい表情からタケミチへの報復という一番の見せ場があり、その静と動のギャップが堪りませんでした。 また「お疲れ様ぁ、ドラケンくん」と言い放ついやらしい表情も素晴らしかったですね。半間をうまく利用するような立ち回りもあり、後編ではさらなるずる賢い稀咲がみられるのではないでしょうか。

【声優】アニメ版で稀咲鉄太を演じたのは森久保祥太郎

2021年4月より放送中のTVアニメ『東京リベンジャーズ』では、俳優や歌手としても活動する、声優の森久保祥太郎が稀咲鉄太を演じています。 森久保祥太郎の代表役は『NARUTO -ナルト- 疾風伝』の奈良シカマル役や、『メジャー』の茂野吾郎(しげのごろう)役などです。 狡猾で不気味な魅力のある稀咲を、森久保祥太郎がどのように演じるのか楽しみにしましょう!

AD

東京リベンジャーズ内で「執着心」なら天下一!稀咲鉄太の歪んだ愛

実写映画の公開を控え、累計発行部数は1450万部を突破した今大注目の作品『東京卍リベンジャーズ』。今回はそんな本作の最大の敵、稀咲鉄太について詳しく解説してきました。 作中で絶対に倒さなければならない男として登場し、何度も武道の前に立ちはだかった稀咲。 しかし武道達の奮闘があったお陰で、最後は本当の意味で彼らの仲間として迎え入れられる世界線に辿り着けました。 やはりどんなに嫌われキャラでも、生きてみんなの輪に入れている姿を見れるのは嬉しいですね!彼らの未来に幸せが多いことを、願わずにはいられません。

数量限定で受注中!