2021年6月25日更新

時透有一郎の死亡理由は?冷酷さに隠された無一郎への想いに迫る【鬼滅の刃】

時透有一郎

『鬼滅の刃』の霞柱・時透無一郎には双子の兄・時透有一郎がいました。無一郎の眠っていた記憶の中にいた有一郎とはどんな人物だったのでしょうか。有一郎の人となりや無一郎との関係性、涙なしには読めない再会シーンなどをネタバレありで解説します。

目次

『鬼滅の刃』時透有一郎のプロフィール【ネタバレ注意】

鬼滅の刃 鬼滅の宴
(C) 吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

『鬼滅の刃』に登場する時透有一郎(ときとうゆういちろう)は、霞柱・時透無一郎(むいちろう)の双子の兄です。有一郎の初登場は118話、物語開始時点で既に故人となっており享年11歳でした。 容姿は無一郎と瓜二つですが、有一郎の方がやや険しい眉毛をしているのが特徴です。作中では基本的に無一郎の回想シーンにて登場します。

冷酷でキツい性格?無一郎との関係も

時透有一郎の性格は弟と正反対?

有一郎はきつい物言いをすることが多い人物です。「情けは人の為ならず」を信念としており、家族であっても冷酷に突き放します。とくに泣き虫で優しい無一郎にはきつく当たっているようなところがありました。 しかし彼の厳しい言動はすべて家族を守りたいという気持ちから生まれたもので、本来は家族思いの優しい少年です。優しく伝えることができないことを、彼自身も気にしていました。

「無一郎の無は無能の無」

人のために何かをしたいと考える無一郎に対して、有一郎は手厳しく反論します。その際「無一郎の無は無能の無、無一郎の無は無意味の無」と言い放ちました。 この言葉の裏には、人のために自分の身を削ってしまう弟を心配する有一郎の本心が隠れています。言い方は厳しいものの、人のために生きなくていいから、無能でも無意味であってもそばで生きていてほしいと彼は願っていたのでしょう。

【涙腺崩壊】時透有一郎が死亡したのは鬼のせい?

無邪気に剣士になりたいという無一郎に対し、有一郎は無駄死にしかできないからそんなことを考えるなと一蹴します。両親を亡くし一層厳しさが増す有一郎と無一郎は、やがて口を利かなくなりました。 そんな折、戸締まりをせずに寝ていたところに鬼がやってきます。最初にやられたのは有一郎でした。左腕を引きちぎられ、これが致命傷に。 一方で無一郎は兄のやられた姿を見て怒りが沸騰し、眠っていた剣士としての力が覚醒。我を忘れて朝日が差し込むまで一晩中鬼を叩きのめし続けました。 鬼の消滅を確認し正気に戻った無一郎は慌てて兄の元へ駆けつけます。有一郎は既に意識朦朧とした状態で、最期の言葉を祈るように口にするとそのまま無一郎の目の前で事切れたのです。

無一郎の無は……

有一郎は死の間際、神に祈っていました。悪いのは自分だからバチを当てるのなら弟ではなく自分に、どうか弟だけは助けて欲しいと、薄れゆく意識の中で祈る有一郎は「わかっていたんだ本当は」と続けます。 そして最期に口にしたのが「無一郎の無は無限の無」という言葉です。生前、有一郎は人を助けることができるのは選ばれた人間のみで、それ以外の者が半端にやったところで無駄死にが待っているだけだと語っていました。 しかし最期に有一郎は、無一郎こそが誰かのために無限の力を発揮することができる、選ばれた人間だと弟に伝えます。長らく無一郎は記憶喪失となっていましたが、兄の存在と最期の言葉を思い出したことで力を覚醒させることに。有一郎が無一郎にとって心の核となっていたことが窺えます。

時透有一郎が黒死牟との戦い後に弟と再会

無限城編で黒死牟(こくしぼう)との死闘を繰り広げた無一郎は三途の川を渡ります。そこで有一郎と無一郎は再会を果たしました。 こんな死に方では何のために生まれたか分からない、無駄死にだと、有一郎は必死に戻るように説得。相変わらず厳しい物言いではありますが、有一郎は必死に14歳という若さで死ななければならない弟の生存を願います。 そんな兄に対し、自分は幸せになるために生まれてきて、実際に幸せだったと涙をこぼす無一郎。「兄さんだけはそんなふうに言わないでよ」と泣く無一郎に、有一郎は謝りながら抱きしめます。有一郎は「無一郎に死なないでほしかった」とボロボロと涙をこぼすのでした。 最期に2人は固く抱きしめあうと、幼い子どものように泣きながらこの世を去っていきます。

時透有一郎は本当は心優しい兄だった

『鬼滅の刃』に登場する時透有一郎について紹介しました。彼の登場回数はそれほど多くありませんが、弟・無一郎を語る上で欠かせない存在としてその存在感を示しています。また有一郎を知ることで、無一郎の性格や言動の由来を知ることができるでしょう。 本作には様々な形の愛で結ばれた兄弟が登場します。時透兄弟もそのひとつ。結末を知った上で改めて読み返してみると、新たな発見があるかもしれません。