2022年4月27日更新

『魔女の宅急便』先輩魔女の名前は?劇中の台詞や呪術廻戦との関係性も解説

映画『魔女の宅急便』で主人公キキが故郷を旅立った日の夜、上空で話した先輩魔女。一見すると高飛車で嫌な奴ですが、厳しい修行を乗り越えた立派な魔女の先輩です。トゲのある言葉の中に後輩を心使う気持ちが見え隠れする彼女は、意外にも多くのファンを抱えています。

この記事ではそんなかわいい先輩魔女の魅力や他作品との関係性をまるっと紹介していきます!

「魔女宅」先輩魔女の基本プロフィール。本当の名前は何?

魔女の宅急便
名前不明
猫の名前ププ(原作のみ)
年齢14歳(推定)
声優小林優子

先輩魔女は、キキが独り立ちする日に空の上で出会った魔女。年齢は推定14歳です。キキが13歳で修行に出ているのに対し、彼女は「もうすぐ修行が明ける」と言っているためおおよそ1個上なのでは、と推測されます。 先輩魔女と呼ばれている彼女ですが、その名前は不明。原作では「おねえさん魔女」と表記されており、性格もややおっとりしています。映画では強気なキャラクターとして描かれているので、「先輩」の方がしっくりきますね。ちなみに猫の名前は原作でのみ登場し、「ププ」と言います。

先輩魔女の声優は誰が演じている?

先輩魔女を演じたのは、海外作品の吹き替えで知られるベテラン声優、女優の小林優子です。 アニメの代表作は、「ポケットモンスター」シリーズのオーキド・シゲル役、『忍たま乱太郎』の山本シナ役(兼役あり)などがあります。少年からマスコットキャラ、大人の女性まで幅広く演じ分ける多彩な声の持ち主です。 『ONE PIECE』でニコ・ロビンの代役(2007年のみ)を務めたこともあります。

『呪術廻戦』西宮桃のモデルになったって本当?

呪術廻戦
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

先輩魔女は『呪術廻戦』の呪術高専京都校メンバー、西宮桃のモデルという説があります。 特徴的なツインテールに黒いワンピースと箒、そしてツンとして大人びた口調……何から何まで先輩魔女に瓜二つです! 実は原作者・芥見下々は、『呪術廻戦』の単行本で西宮桃の髪形を“「静かに飛ぶのが好きなの」な髪型”と表現していました。 「静かに飛ぶのが好きなの」は先輩魔女の台詞そのものなので、有力な説と言えるのではないでしょうか。

修行場所はムーラン・ルージュのある街?宮崎駿の意図を解説

先輩魔女の修行場所は、パリ市内の歓楽街(風俗街)「モンマルトル」地区だと噂されています。ここはかの有名な老舗キャバレー「ムーラン・ルージュ」が栄えた町。 発端は岡田斗司夫の解説動画。岡田曰く、キキと別れた先輩魔女が降下する先にある赤い風車は「ムーラン・ルージュ」のシンボルなのだとか。しかもキキのラジオから流れていた音楽は「ルージュの伝言」なのです。先輩魔女が大人びているのは、占いに来るのが風俗嬢やその客だからでしょうか……? しかしこの解釈について宮崎駿は何も言及していないのであくまで個人の考察の域を出ません。ただ宮崎駿は関連書籍「ジブリの教科書5」にて、「(「魔女宅」は)架空の話ではなく、現代の社会で女性が遭遇するであろう話を描く」と語っています。 もしムーラン・ルージュを意識したのなら、温かい人ばかりに囲まれたキキとは別の道として、厳しい環境に身を置いた先輩魔女を対照的に描いたのかもしれません。

先輩魔女は嫌なキャラではなかった!台詞と共に好感ポイントを紹介

『魔女の宅急便』

第一印象に隠れがちですが、先輩と言っても年齢はキキとほとんど変わりません。そんな背景も踏まえて登場シーンを観返すと、嫌な人とはまた違う解釈ができます。

キキが特技について考えるきっかけに

「あなた、何か特技があって?」

魔女の掟ではあるものの、13歳の少女が親元を離れて暮らすのは大変なこと。特技の「占い」を武器に、見知らぬ街で生き抜いた先輩魔女はそれを理解しています。自慢にも聞こえるこの言葉は、キキが「宅急便屋さん」を始めるきっかけとなりました。 期待と憧れに胸を膨らませるキキに「甘いことばかりじゃない」と示しつつヒントを与える狙いがあったとしたら、キキにはとても有用なアドバイスです。

誇り高い精神が現代の女性の憧れに?

「胸を張って帰れるのでうれしいわ。」

修行を乗り越えた自負が表れた、現代のキャリアウーマンに似合いそうな台詞。キキへのマウンテングを唱える声もありますが、声のトーンは穏やかでたしかな自信に満ちた印象です。 去り際の「あなたも頑張ってね。じゃあね!」というセリフにも、もうすぐ故郷に帰れる喜びと達成感、そして苦難に直面するであろう後輩へのエールが感じられます。 自分が積み重ねてきた努力に誇りを持ち同じ道を行く後輩を応援する姿は、社会でたたかう現代女性たちの共感と憧れの的となっています。

原作との違いは?

基本のキャラクター設定は映画と原作でほぼ同じ。ただし原作の先輩魔女は最後まで優しそうで、嫌味な部分は感じられません。 最も大きな違いといえば、原作では空を飛ぶのがド下手!空を飛ばないと魔女だと気付いてもらえないため、不格好でも必死に飛んでいるシーンまでありました。 キキと出会った時間帯も夜ではなく、東の空が白くなり始める「明け方」。また原作は街で便利屋のように扱われていますが、映画では占いを仕事としています。

大人になるほど刺さる?強烈な印象を残したツンカワ系先輩魔女

絵描きの少女ウルスラとは違った形でキキにヒントを与えてくれた『魔女の宅急便』の先輩魔女。子どもの頃は彼女が嫌いだったけれど、年齢を重ねるにつれ良さがわかったという人も多いようです。情報が少ないからこそ、ツンの裏にある可愛らしさに気付きにくいのかもしれません。 ムーラン・ルージュの説も含めて、様々な角度から先輩魔女の魅力を堪能してくださいね!