2023年6月27日更新

『呪術廻戦』西宮桃の術式や真依との関係は?かわいい魔女っ子呪術師を徹底解説!

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呪術廻戦
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

西宮桃の初登場巻を

『呪術廻戦』に登場する魔女っ子風の呪術師・西宮桃(にしみやもも)を徹底解説!彼女の基本プロフィールはもちろん、強さや独特の価値観、そして禪院真依との関係まで深掘りしていきます。 また交流会から渋谷事変や死滅回遊までの活躍を一挙に紹介。各シーンでの西宮の活躍を振り返りつつ、意外にもリアリストな彼女の魅力に迫ります。 ※本記事は『呪術廻戦』の重要なネタバレを含みます。

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『呪術廻戦』西宮桃(にしみやもも)のプロフィール

呪術廻戦 西宮桃
©︎芥見下々/集英社
所属京都府立呪術高等専門学校3年
年齢18歳
身長約150cm
等級2級呪術師
特技アレンジレシピ
好きな食べ物生クリーム
嫌いな食べ物カニ
術式付喪操術
(箒を操り空を飛ぶことができる)
声優釘宮理恵

西宮桃(にしみやもも)は『呪術廻戦』に登場する、ツインテールの女性キャラクターです。西宮はアメリカ人の父をもち、小柄でかわいい印象の見た目とはうらはらにきつめの性格をしています。 彼女は姉妹校交流戦で、呪力で操る箒に乗って参戦し、目立った活躍はあまりないものの釘崎野薔薇との戦いなどで存在感を示しました。 普段は同じく京都校に通う三輪霞禪院真依と仲が良く、休日も一緒に出掛ける様子が描かれています。

アニメ『呪術廻戦』で西宮桃を演じた声優は釘宮理恵

2021年1月に放送されたアニメ『呪術廻戦』第2クールでは京都校との交流戦が描かれました。 *アニメで西宮の声を担当したのは、声優・釘宮理恵です。声質は幼年から10代の少女役に適していて、役柄も同じ年代の少女役が多い釘宮。ですが「鋼の錬金術師」シリーズではアルフォンス・エルリック役に起用され演技の幅を広げています。 他の代表作では、「ゼロの使い魔」シリーズのルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール役や、「キングダム」シリーズの河了貂などもあります。

女性呪術師が「完璧」であることにこだわる理由とは

西宮桃は「女の呪術師が求められるのは、実力じゃないの。完璧なの」と語っています。彼女がこのように語るのは、なぜなのでしょうか。 西宮は気が強い性格で、2級呪術師の階級を持つ実力もあります。そのうえで彼女は見た目のかわいさにも気を使ったり、小柄なことで舐められないようにピアスをつけたりしていました。 西宮の持つ女は実力があってもかわいくなければ舐められ、またかわいくても実力がなければ舐められるという考えがこのような言動につながっているのでしょう。

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西宮桃と京都校の生徒との関係

呪術廻戦 禪院真依
©︎芥見下々/集英社

西宮桃は呪術師界でエリート家系生まれの禪院真依と仲良し。西宮は真依のことを「真依ちゃん」と呼び、真依は西宮のことを「桃」と呼び捨てにしています。学年で言うと西宮の方が上ですが、これは2人の関係性によるものです。 西宮は真依が禪院家で「落ちこぼれ」と呼ばれて辛い立場にあるなかで、呪術師として高みをめざしていることを知っているのです。西宮はそんな真依を敬愛しており、彼女を悪く言う者は許せません。 また西宮は同じく京都校2年の三輪霞とも仲良しです。作中には真依とともに三輪にイタズラをしている描写も。 さらに西宮はメカ丸死亡により三輪が泣いたことで、「かわいい後輩を泣かした奴をブチ殺す」と発言。きつい性格の中にも、後輩を想う優しさを持っています。

西宮桃の強さ・術式

呪術廻戦 西宮桃
©︎芥見下々/集英社

西宮桃の術式は「付喪操術(つくもそうじゅつ)」、等級は2級です。東京校のパンダも同じく2級と測定しており、釘崎に戦闘で押されていたことから2級が妥当ではないかと思われます。 索敵など他の呪術師と組むことで真価が発揮される能力を持っているため、1級に上がるためには単独で任務をこなさなければならないという点は西宮には分が悪いのかもしれません。

付喪操術(つくもそうじゅつ)

付喪操術とは、呪力をまとった箒を自由自在に操り空中移動や呪力で風を巻き起こす技を使い相手を追い詰めていくいわば魔女のような能力。特に空中移動は戦闘時の基本姿勢になっており、地上攻撃から逃れたり索敵に使ったりと一番頻繁に使う技です。 釘崎との戦いでは、森という地形を生かして風に砂利や枝を含ませて攻撃。釘崎が浮いてしまうほどの風で「気を抜くと肉がエクがれる」ほどの威力を持っています。また箒単体で顔面めがけて打撃攻撃を放つなど遠距離攻撃が得意です。

鎌異断(かまいたち)

135話では黒梅&羂索に対して大技「鎌異断(かまいたち)」を放ちました。 裏梅の「霜凪」によって地上にいるパンダや脹相らが氷漬けに。しかし空中にいた西宮は無傷で空中からほぼ垂直に落下していきます。 穂先を地面に擦りながらスライディングで強力な風を起こし斬撃を繰り出したのです。しかし裏梅によって片手で消されてしまいました。

姉妹校交流戦を

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領域展開

22巻までで西宮桃が作中「領域展開」を使用するシーンはありません。 「付喪操術」は戦闘向きではなく、怪我をした仲間を運んだり敵の居場所を把握する索敵などがメインであるため今後も登場シーンはないと予想されます。

戦いではサポート役に

交流会で特級呪霊「花御」が襲撃したときには「重っ」と愚痴りながらも負傷した狗巻棘や加茂憲倫を箒に乗せて帳の外へと運んでいました。 「渋谷事変」ではメカ丸の策略により最後の局面で登場した西宮。京都校のメンバーに偽夏油の位置を確認、攻撃の合図を出すなどほかの呪術師にはできない役割を担っています。 「死滅回遊」では190話で秤のもとに連絡係として参上。追加予定の4つのルールと禪院真希が怪物になったと伝えました。

西宮桃のモデルは魔女の宅急便

モデルとなるキャラクターが『魔女の宅急便』に登場している……?

先輩魔女
© 1989 角野栄子・Studio Ghibli・N

西宮桃は『魔女の宅急便』に登場する主人公・キキの「先輩魔女」に非常によく似ています。箒を使って空を飛ぶ姿が似ているだけでなく、見た目もそっくり。 先輩魔女はツインテールできつめの顔、一方西宮はきつい性格でツインテール。空飛ぶ箒と、ツインテールの髪型でほとんどわかりますが、実際に『呪術廻戦』作者の芥見下々も西宮の髪形は「静かに飛ぶのが好きなの」(先輩魔女のセリフ)の髪型であると言っています。

西宮桃の来歴・活躍

姉妹校交流会

呪術廻戦 西宮桃
©︎芥見下々/集英社

西宮桃は原作4巻で初登場!虎杖殺害に協力

西宮桃の原作初登場は『呪術廻戦』4巻の、呪術高専姉妹校交流会になります。京都校の生徒として参加した西宮は、楽巖寺学長の指示で特級呪霊の両面宿儺の器であることを危険視されていた虎杖を殺すことに協力しました。 西宮は箒を呪力で操り、空から索敵することに長けています。彼女はその高い索敵能力を使い、東堂と戦闘中の虎杖の所在地を仲間と共有し、虎杖を殺そうとしました。 しかし伏黒の式神・鵺の攻撃を受け、しばらく行動を制限されます。西宮は攻撃を受けた後、東京校1年の釘崎野薔薇らと遭遇しました。そして彼女は釘崎の煽りに怒り1対1の対決に発展していきます。

釘崎野薔薇に煽られて……禪院真依の協力で無事勝利!

交流戦1日目、伏黒の攻撃により行動を制限された西宮は、釘崎野薔薇と一騎打ちの対決となりました。釘崎に煽られたことが発端です。 西宮は狗巻の呪言を警戒し、呪力で耳から脳にかけて守りながらの戦いとなりました。箒の枝をとられ、釘崎の芻霊呪法を受けてしまったため、箒を操作できなくなってしまった西宮。 彼女は地面に落ち、釘崎によるピコピコハンマーの攻撃をくらいます。ピンチに陥った西宮ですが、友人である真依も戦いに参戦。 そして真依が釘崎にゴム弾を当て、戦闘不能に追い込みました。西宮1人では勝てなかったであろう釘崎に、敬愛する真依とのコンビネーションで勝利。その後はまた空から京都校メンバーをサポートする役割を担当しています。

交流戦の野球に参加!ほうきに乗って外野で活躍

交流戦1日目の途中、敵組織の乱入を受けて人が亡くなっています。無事解決には至りますが、交流戦2日目の対決内容を変更し、五条案の野球対決となりました。西宮も京都校チームの1番外野手として参加しています。 外野手は人数不足のため、1人だけ呪術の使用OK。西宮は東京校禪院真希の打ったホームランボールを箒にまたがり、かなりの高さのところでキャッチして1回裏をなんとか無失点で切り抜けました。 また京都校が攻撃の回で、東堂が顔面にデッドボールを受けるハプニングも。その際には他の京都校生徒らと共に西宮が、相手ピッチャーの真希に「ナイッピー」と声をかける場面も描かれています。

姉妹校交流戦 野球大会を

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渋谷事変

偽夏油戦で加茂憲紀をサポート

呪術廻戦 夏油傑
©︎芥見下々/集英社

メカ丸の遺志により、京都校の面々は東堂と新田を除き京都以南の任務に就くように仕組まれていました。しかし一行はそれを無視して新幹線で東京へと駆けつけます。 メカ丸の言葉に嗚咽する三輪の声を聞きながら、西宮は「カワイイ後輩を泣かした奴はブチ殺す」と闘志を顕にするのでした。 渋谷では偽夏油が登場。西宮は上空から偽夏油の真上に位置取り、信号を加茂に送ります。これを皮切りに、京都校メンバーは連携を取って攻撃を仕掛けますが余裕でかわされてしまい、力の差は歴然です。 次々と仲間が行動不能にされていく中、西宮は唯一動ける状態の虎杖に先輩らしく声をかけ、次の行動を指示。自身の出した付喪操術「鎌異断」を素手でかわされて「ヘコむんだけど」と零しながらも、救援まで持ちこたえました。

禪院真依の死を知る

呪術廻戦 禪院真依
©︎芥見下々/集英社

禪院真依とは仲がよく禪院家に生まれた運命に立ち向かう真依を尊敬するような言動もあった西宮。しかし152話で西宮が禪院家に向かうと父・禪院扇に殺された真依をかつぐ禪院真希と対面しました。 西宮は「だから……行くなって」と真依を止められなかった後悔を口にします。真希から「あとは頼む」と託され、泣きながら真依を抱き上げました。

禪院真依の死亡シーンを

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死滅回遊編

羂索によって仕組まれたバトルロイヤル形式の戦い「死滅回遊」天元と人類の同化が目的とされたこの戦いには結界(コロニー)が複数に分けられるなど複数の細かいルールが設定され、電波遮断などもあり連絡係の西宮が重宝される場面でした。 190話で鹿紫雲一との1戦を終えた秤のもとへ西宮は飛んできます。彼女は「コロニーの電波遮断解除」や「結界の出入り可能」など追加予定の4つのルールを伝達。さらに転移術式を持つ憂憂との協力で「怪物」となった真希が結界を素通りできるため連絡手段確立は後回しにしてほしいと指示しました。

死滅回遊編を

西宮桃の名セリフ・活躍シーン

「女の呪術師が求められるのは実力じゃないのよ、完璧なの! 」

交流会編で釘崎と対峙した西森は呪術師で実力主義は男だけと口火を切りました。さらに女は実力があってもカワいくなければナメられる、当然逆もしかりと続けます。そして「女の呪術師が求められるのは実力じゃないのよ、完璧なの!」女呪術師としてのこだわりをぶつけました。 ただファンブックでは「釘崎ともし同じ学校だったら仲良くなれていた」と語られており、2人とも歯に衣着せぬ発言が多いことから似た者同士強い絆が生まれていたかもしれません。

この2人がここまでやられるなんて… 頼んだよ、東堂君。強いだけが、君の取り柄なんだから」

交流会に乱入した花御は特級呪霊、狗巻棘と加茂憲倫は死力を尽くすものの戦線から離脱してしまいます。西宮は箒に乗せて息を切らしながら救助活動を行っていました。 花御のもとには虎杖と東堂がついに到着。西宮は花御の強さに戸惑いながらもいつも通り皮肉を込めつつ東堂にエールを送ったのです。

姉妹校交流編を

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『呪術廻戦』西宮桃(にしみやもも)の強くてかわいい姿から目が離せない!

今回は『呪術廻戦』に登場する、京都校メンバーの西宮桃について解説しました。索敵やけが人の運搬など主にサポート要員としての活躍が多い西宮。 彼女は攻撃力は低くても戦闘には欠かせない人物と言えます。親友とも言える真依を失った西宮がどのように成長し活躍していくのか、これからのさらなる飛躍を期待したいですね。

原作『呪術廻戦』最新巻を