2023年6月21日更新

覚醒したゴムゴムの実の正体は?別名や前任者の伏線も考察【ワンピース】

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ゴムゴムの実が覚醒!
正体判明シーンを

「ワンピース」を象徴するゴムゴムの実。その正体がついに1044話で明らかとなりました。本記事では1000話を超えて明かされた衝撃の別名や能力の前任者、ルフィがゴムゴムの実を食べるに至った経緯などを考察。 今後の本編を追う上で絶対に理解しておきたいゴムゴムの実の正体について、改めてこの記事で確認しておきましょう! ※この記事は「ワンピース」の重要なネタバレを含みます。

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【覚醒】ゴムゴムの実は偽りの名前だった!判明した真の名は?

「ヒトヒトの実」幻獣種モデル"ニカ"

偽の名前 ゴムゴムの実
真の名前 「ヒトヒトの実」幻獣種モデル"ニカ"
覚醒技 こちらの見出しをチェック
見た目 紫色で唐草模様がある

長年読者がルフィの能力として認識していたゴムゴムの実という名は、世界政府によって与えられた別名であることが1044話で判明。ゴムゴムの実の真の名前は、ヒトヒトの実幻獣種モデル“ニカ”だったのです。

世界政府はこの太陽の神ニカと同じ名を持つ悪魔の実の存在を隠すため、そして歴史からその名前を消すために、ゴムゴムの実という別名を与えたことが五老星の会話によって明らかとなっています。それほどニカという名前が世界政府にとって都合の悪いものなのでしょう。 この実は現状登場している悪魔の実の中で唯一、神の名と力を宿す実です。かつてわざわざCP9が護送を担当したことからも、「空白の100年」に関わる実だと考えられます。

吹き出し アイコン

まさか!20年以上もゴムゴムの実だと思っていたのに政府に騙されていたんですね......

吹き出し アイコン

ルフィは動物系能力者だったってことか!

実の属性は何系?

長年ゴムゴムの実は、身体はそのままに能力が付与される超人(パラミシア)系と説明されてきましたが、悪魔の実の覚醒によって動物(ゾオン)系・ヒトヒトの実幻獣種・モデル“ニカ”の能力が開花します。 動物系はモデルの動物に変身してその動物自体の能力を使用できます。つまりルフィは「太陽の神・ニカ」の能力を引き継いだのです。

動物(ゾオン)系・ヒトヒトの実の能力者:判明しているキャラ一覧
  1. ルフィ幻獣種・モデル“ニカ”
  2. チョッパー幻獣種の言及無し
  3. センゴク幻獣種・モデル“大仏”
  4. オニ丸幻獣種・モデル“大入道”

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【正体】ニカの意思が宿っている!?

別名をつけるほど世界政府にとって無視できない悪魔の実でありながら、ヒトヒトの実幻獣種モデル“ニカ”はまるで意思を持つかのように、800年もの間、世界政府の手から逃げ続けたと言います。 五老星によると動物系の悪魔の実は、モデルとなった存在の意思が宿ることもあるとのこと。つまりゴムゴムの実にはニカの意思が宿っていると考えられます。 なぜ神と呼ばれる存在(ニカ)が悪魔の実のモデルとなったのか。世界政府の対応から推測するに、かつて実在したニカが、悪魔の実の成り立ちそのものの謎に直接関わっているのではないでしょうか。

「ニカ」って一体誰?

ニカについてまだ不明点は多いですが、いくつか判明していることもあります。 ニカは太古の昔、奴隷達がいつか自分達を苦悩から開放してくれる、希望の光として信じた伝説の戦士だと明かされています。さらに身体がゴムの性質で空想のままに戦う「解放の戦士」とも言われていましたが、その存在は世界政府によって隠されていました。 また空島との関連もいくつか発見されています。例えばジャヤ島では昔、太陽の神を信仰していたり空島でのルフィのシルエットがニカそっくりだったり、さらに宴の太鼓音はギア5で描かれたルフィの鼓動音とほぼ同じ点だったりと繋がりを感じずに入られません。

ゴムゴムの実が覚醒!
正体判明シーンを

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【考察】ゴムゴムの実の前任者にジョイボーイ説が浮上!?

800年前のジョイボーイ

1043話、ゴムゴムの実の能力の覚醒一歩手前となったルフィに対し、かつてジョイボーイの仲間だったズニーシャは800年ぶりに「ジョイボーイが帰ってきた」と喜びを顕にします。 ズニーシャは覚醒したルフィに対し懐かしさを感じているようで、その様子からも800年前に存在したジョイボーイはゴムゴムの実の覚醒者であることはほぼ確定でしょう。 世界政府は800年間、その実を手中に収めようと動いてきました。その話と照らし合わせると、ゴムゴムの実の前任者は800年前に実在したジョイボーイとなります。

過去にはロジャーが前任者説も

大海賊時代を象徴する海賊王ロジャー。重要な人物ながらも戦闘シーンの描写が少なく、持っている能力についても長年不明でした。 ロジャーとルフィは、Dの一族である他、若い頃の容姿や笑い方、豪快で自由で仲間思いな気質など共通点が多数。そのためゴムゴムの実の前任者はロジャーであるという説も考察されていました。 結局カイドウロジャーは能力者ではなかったと発言したことで、この説は否定されています。

【伏線】シャンクスは全てを知っていたのか?過去の描写を考察

真実を知ってて政府の船から奪った?

ONE PIECE FILM RED ワンピース フィルムレッド ルフィ シャンクス
(C)尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会 

1017話で元CP9のメンバーだったフーズ・フーが、13年前に犯した任務の失敗が語られます。彼はゴムゴムの実を護送中に何者かに奪われてしまったのです。 この強奪者の正体がシャンクス。シャンクスは1話でゴムゴムの実に関して「敵船から奪った」と言っており、この敵船が政府の船であったことが明らかになりました。 シャンクスは五老星と関わりがある描写もあり、依然謎の多い人物です。世界政府が隠すゴムゴムの実の真実をもとから知っていて、その上であえてゴムゴムの実を強奪したと考えるのが自然な気がします。

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わざとルフィに食べさせた?

ルフィはデザートと勘違いしてうっかりゴムゴムの実を食べてしまいます。なぜ貴重な悪魔の実が子供の手に届くようなところに無防備に置かれていたのでしょうか。 もしシャンクスがゴムゴムの実の真相を知っていたとするなら、あえてルフィの近くに無防備に置いて、悪魔の実に宿る意思がルフィを選ぶかどうか試したとも考えられます。 シャンクスは506話で「ロジャー船長と同じ事を言うガキがいて驚いた」と発言。当時のシャンクスがルフィに海賊王、ひいてはジョイボーイに通じる素質を見出し、悪魔の実が彼を選ぶかどうか見極めたのかもしれません。

ルフィがゴムゴムの実を
食べるシーンをもう1度

【ギア5】覚醒したゴムゴムの実の技を一覧で紹介!

ルフィが自身の最高地点としてギア5と名付けた覚醒状態。これまでのゴムの身体を活かした戦い方から、今度は周囲にゴムの性質を付与して戦うことができるようになりました。これが1番の大きな変化ですが、ルフィ自身の身体の使い方も、ギア4までとは大きく変わっています。 ここでは主にカイドウ戦で登場したギア5状態での技やその力を詳しく見ていきましょう!

「自由を与える」とはどういうこと?

覚醒した能力について「更なる腕力と自由」が与えられると判明しています。しかし後者の「自由」の詳細は謎のままです。 ただカイドウとの戦いで「やりたかった事全部できる」とルフィは語っており、言葉通りゴムの性質を超えた戦い方で圧倒し始めます。つまり「自由」とはルフィが空想で思いついた内容をそのまま具現化する能力ではないでしょうか。 また地面をゴム化して攻撃を跳ね返しており「覚醒」によって周囲の物体も自在に操れる強力な能力だと考えられます。

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①ゴムゴムの風船

もともと使っていた自身の身体を風船のように膨らませる技。龍の姿となったカイドウの腹の中で発動し、カイドウの胴体も風船のように膨らんでいました。ゴムの強度が増したのか、接するカイドウの胴もゴム化させたのかは不明です。

②ゴムゴムの脱出ロケット

カイドウの体内から脱出するのに使用。カイドウの目玉から腕を伸ばして鼻先をつかみ、腕を縮める反動で口内から脱出しました。カイドウの目玉から腕が伸びているような描写になっており、恐らくこれもカイドウの身体をゴム化しているのでしょう。

③ゴムゴムの巨人(ギガント)

ギア5では予備動作なしで自由に身体の巨大化ができる様子。カイドウを踏み潰すほど巨大化したり、任意の部位を巨大化したりすることができるなど、大きさや部位に制限はないようです。服もそのままで巨大化することが可能。

④ゴムゴムの縄飛び

巨大化したルフィがカイドウの龍の身体を縄跳びのように振り回す技。覚醒したことでより自由に戦えるというのを体現しているような技の1つです。巨大化&覚醒による腕力アップで今後も似たようなちょっとふざけた技が登場するかも。

⑤ゴムゴムの雷

降り注ぐ雷を掴んでそれを槍のようにして投げつける技です。ゴムという性質だからこそなし得る技ですね。空中では雷を柱のように掴んで方向転換に利用するなど、機動性アップにも役立てていました。

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⑥ゴムゴムの猿神銃(バジュラングガン)

腕を巨大化させたうえで武装色・覇王色の覇気をまとわせて放つ技で「ゴムゴムの猿王銃」の強化版。カイドウの防御を正面から破り、さらにその身体を空中から地中にまで叩きつけることで勝負に決着をつけました。持ち技で唯一名前に「神」がつく技です。

ゴムゴムの実が覚醒!
正体判明シーンを

ルフィーがゴムゴムの実を食べるシーンを振り返ろう!

ルフィの憧れはフーシャ村に寄港する海賊・赤髪のシャンクスです。シャンクス達が酒場で食事していると山賊のヒグマが現れ、腰抜け共と馬鹿にして去っていきました。 反撃しない姿に怒って帰ろうとするルフィをシャンクスが止めると、なんと腕が伸びてしまいます。デザートとしてルフィが勝手に食べたのは「ゴムゴムの実」だったのです。 その後ヒグマによって海に投げられたルフィは、腕を犠牲にしたシャンクスに助けられて麦わら帽子を預かりました。

ゴムゴムの実は1番ふざけた能力!作者コメントを解説

65巻SBSで尾田はルフィの能力について「1番ふざけた能力を選んだ。話が深刻になってもルフィはいつでもふざけるチャンスをくれる」と言及しています。当時はびよーんと伸びるゴム人間のことを指している内容だと考えられましたが、改めて覚醒後のルフィを観てみると、まさにこの言葉通り!

ワンピース ONE PIECE ルフィ
©尾田栄一郎/集英社 ©尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

五老星もゴムゴムの実の能力が覚醒すると、覚醒者に腕力と自由を与え、「世界で最もふざけた能力」になると言っています。ルフィ自身も覚醒直後から「やりたかった事が何でもできる」とご機嫌に。 戦闘描写もコミカルで、ルフィだけでなく戦いを真剣に見守る者もふざけているような表情に。文字通りルフィの力が深刻な展開を笑えるものに塗り替えています。

ゴムゴムの実が覚醒!
正体判明シーンを

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作者はゴムゴムかバラバラで悩んでいた?

ネット上では尾田がルフィの能力についてゴムゴムの実かバラバラの実(バギーの能力)で悩んでいたという説が語られています。しかしこれにはソースがないため噂の範疇を出ません。

35巻SBSでは、主人公をどんな能力にするのか連載前に死ぬほど悩んだと述べています。このエピソードを元に上記の噂が出回ったと考えるべきでしょう。 とはいえバラバラの実は斬撃無効の能力で、打撃無効のゴムゴムの実と共通点が多いのも事実。最新話ではバギーがルフィと共に四皇入りを果たしました。シャンクスと関わりが深い点やゴムゴムの実同様にふざけられる能力であることから、今後バラバラの実が重要なものになってくる可能性もまだ残っています!

正体判明で俄然面白く!ゴムゴムの実はどんな結末を導く?

いよいよクライマックス突入の気配が漂ってきた「ワンピース」。今後次々と世界の謎や伏線の回収が行われていく中で、確実にゴムゴムの実改めヒトヒトの実幻獣種モデル“ニカ”の存在は物語のカギとなるでしょう。 先生からの正解が提示されるまで、この記事をヒントにぜひ今後の展開を考察してみるも良し、自分なりの予想を立ててみるも良し。最終話のその瞬間まで『ONE PIECE』を楽しみ尽くしましょう!

ルフィがゴムゴムの実を
食べるシーンをもう1度