2019年6月6日更新

「四皇」が今後のカギを握る!ワンピース最強の海賊たちを解説

©︎尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

大人気少年漫画「ワンピース」。20年以上にわたって愛されてきた冒険譚は、ますます大規模に展開していきます。そこで重要なのが四皇と呼ばれる、4人の大海賊です。今回は四皇のキャラクターを解説していくとともに、彼らにまつわる謎に迫っていきます。

四皇は新世界の海を牛耳る存在 ワンピースに登場する最強の海賊たち【ネタバレ注意】

尾田栄一郎による少年漫画の金字塔『ONE PIECE(ワンピース)』。1997年に週刊少年ジャンプで連載開始以来、20年以上にわたってファンに愛され続けています。 海賊・麦わらのルフィを主人公に、膨大な世界観の中で海軍や海賊たちの活躍が描かれ、これまで多数のキャラクターが登場しました。「ワンピース」に登場するキャラクターは個性的で魅力的な人物ばかり。ルフィたちの成長に伴い、どんどん強敵が登場していきます。 そんな中、作中でも屈指の強さを誇るのが、「四皇」(よんこう)と呼ばれる4人の大海賊たちです。彼らは、物語後半の新世界編でカギを握る存在でありながら、いまだ深い謎に包まれたキャラクターたちです。 今回はそんな四皇に数えられる海賊たちを紹介。彼らの強さや、過去に四皇だった人物、そしてルフィは四皇に勝てるのかなど、最新情報を交えて解説していきます。 ※この記事では、四皇について2019年6月時点での、漫画版の最新情報まで含まれています。アニメ版で視聴している人や最新話まで読み進めていない人は、十分に注意してください。

海賊たちの中でも最も恐れられる四皇という存在

「ワンピース」の世界は、大きな3つの勢力によって均衡が保たれています。その3つの勢力とは、「海軍本部」「王下七武海」「四皇」です。 海軍本部は、正義の2文字を背中に掲げた海軍の中でも、最大の戦力を保持する組織です。もともとは「赤い土の大陸(レッドライン)」付近のマリンフォードという島に城砦を築いていました。しかし、頂上戦争によって壊滅的な状態となり、現在は「新世界」の入り口に本部を構えています。 王下七武海は、世界政府の公認を受けている海賊たちのことです。選定の際には、他の海賊たちの抑止力となり得る強さと知名度が求められます。 そして四皇は、それらの強大な勢力に匹敵する勢力です。同じく海賊たちの集まりである王下七武海は、政府から認定をもらうことでメンバーとなるのに対し、四皇は純粋な実力や実績によって呼び名が付けられます。 海賊団の大小はあれど、4人の海賊だけで海軍本部や七武海に並ぶ勢力とされる、ワンピースの世界で最も恐るべき実力者たちです。また、その影響力や強さから、四皇は全員が「覇王色の覇気」を使えると思われます。

現在の四皇を紹介

ここからは、現在四皇と称される人物を紹介していきます。最新の情報まで含んだ内容になっているので、まだ最新話まで追っていないという人はくれぐれも注意してください。

赤髪のシャンクス

ルフィの命の恩人であり物語のカギを握る人物

シャンクスは、「ワンピース」第1話から登場しているキャラクターです。主人公ルフィの命を救うために左腕を失いますが、それでもなお四皇の名に値する強さを誇ります。七武海のジュラキュール・ミホークとはライバルでしたが、シャンクスが片腕を失ったことでミホークが戦意喪失したため、今では友人の関係です。 頂上戦争編では、エースが死んだ後も終わらない戦いを止めるために駆け付け、海軍大将サカズキ(赤犬)の一撃を剣で防ぎました。白ひげと対峙した際も彼に引けを取らない覇王色の覇気を見せるなど、その計り知れない実力を示していますが、未だはっきりと戦闘シーンが描かれたことはありません。 ルフィが海賊を目指したのは、シャンクスの影響によるものです。シャンクスはルフィに自身の麦わら帽子を預け、いつか立派な海賊になったら返しに来い、と約束します。二人の再開は「ワンピース」ストーリーの軸の一つとなっています。

未だ明かされていないシャンクスの謎とは

お茶会編の後に描かれたエピソードから、シャンクスに関する新たな謎が浮上しました。

ビッグ・マムの娘と結婚させられることになったサンジを救出すべく、ホールケーキアイランドへ乗り込んだルフィたち。ルフィはカタクリとの死闘に勝利し、一味は見事サンジを取り返しました。その頃、聖地マリージョアでは、世界会議(レヴェリー)が行われようとしていました。 またその一方で、天竜人の中でも最高権力を持つ「五老星」の元へシャンクスが訪れていたのです。五老星側は「君だから時間を取った」と言っています。天竜人を超える権力者に時間を謁見できるということで、シャンクスはただの海賊ではないことが明らかになりました。 彼もまた天竜人の一人なのか、それとも別の権力を持つ何者なのか......。いずれにせよ、彼がなぜ海賊をしているのか、彼が五老星に会いに行った目的は何なのか、などの謎が生まれました。

百獣のカイドウ

まさに「最強の生物」、ワノ国を支配する海賊

百獣のカイドウは、大きな角とナマズのような長いヒゲが特徴のキャラクターです。初登場は空島からのダイブという衝撃的なもの。しかし彼は、遥か上空の雲の上から飛び降りたもののピンピンしていました。たびたび海軍に捕まり、あらゆる拷問や処刑を受けたものの死ぬことが無かった「最強の生物」だったのです。 ルフィはトラファルガー・ローと同盟を結び、カイドウが支配するワノ国を訪れました。そしてルフィはカイドウと対峙することに......。果たしてルフィは四皇の一角カイドウを落とすことが出来るのか。

カイドウは何の「悪魔の実」を食べたのか?とてつもない強さに驚愕

ワノ国編では、カイドウが酒に酔っぱらって、その正体をあらわにしました。

酒に酔っぱらって怒り上戸になったカイドウは、天を覆ってしまうほどの巨大な龍に姿を変えました。そこから、カイドウは何らかの動物系(ゾオン)の悪魔の実を食べたことが分かります。 しかし彼が何の実を食べたのかは、未だに分かっていません。もしかしたら、もともとの姿が龍で、「ヒトヒトの実」を食べたのかも? いずれにせよ、その強さは圧倒的でした。人型に戻りルフィと対峙した際、「雷鳴八卦」という一撃で、ルフィを戦闘不能にしてしまいました。2019年6月現在もワノ国編が進行中ですが、ルフィがカイドウを倒すには、相当な修行を積まなければいけないのではないでしょうか......。

ビッグ・マムとの関係は?

カイドウは過去に、ビッグ・マムと何らかの関係を持っていたことが明らかになっています。サンジ奪回に成功した麦わらの一味を追い、ビッグ・マムもワノ国へ入国したことで、ワノ国編は波乱の展開を迎えています。

ビッグ・マムは、カイドウが彼女に対して「でかい借りがある」があることをほのめかしたり、「仲良くいこうぜ、昔みたいに」とかつて何らかのつながりがあったことを示唆するセリフを吐いています。 カイドウとビッグ・マムはかつて仲間だったのでしょうか。可能性として噂されているのは、2人ともロックス海賊団の一員だったのでは、ということです。ロックス海賊団とは、海賊王ゴール・D・ロジャー以前に強大な勢力を誇った海賊団です。なんでも、ガープが「海軍の英雄」と称されるようになった理由が、ロックス海賊団に関係あるのだとか......。 はたまた、カイドウはビッグマムと夫婦の関係だったのでしょうか。ビッグ・マム海賊団は、構成員が全て実の家族であり、彼女には夫が43人います。カイドウは彼女のことをリンリンという本名で呼んでいることからも、かつて2人は相当に近い間柄だったという予測も可能です。 果たして2人の関係が明らかになるのは、いつになるのでしょうか。伏線が回収される日を楽しみに待ちましょう。

ビッグ・マム/シャーロット・リンリン

魂を操る巨体の女海賊

ビッグ・マムは、四皇唯一の女海賊。彼女は男口調で話し、一人称は「おれ」です。「ソルソルの実」の能力者で、その能力は魂(ソウル)を操るというもの。雷雲や炎に魂を与え、従わせて戦います。また、他人の魂を抜くことで寿命を操ることもできるという、恐ろしい海賊です。 魚人島編ではルフィたちが、彼女へ納品する予定だったお菓子を平らげてしまい、ビッグ・マムは激昂しました。その後は特にルフィたちに干渉することはなかったものの、ホールケーキアイランド編では、ルフィによってお茶会を台無しにされて怒り狂います。 空腹時の強さは、やはり四皇と呼ばれるにふさわしいものでした。どんな攻撃を与えても、それをものともせずルフィたちを追いかけまわしたのです。

ワノ国編でも大暴れ?彼女の謎は明らかになるのか

ホールケーキアイランド編が終わり、ビッグ・マムと麦わらの一味との戦いは一旦お預け......、のように思われたのですが......。

ビッグ・マムは、お茶会を台無しにしたルフィに怒り心頭で、麦わらの一味を追ってワノ国に突入します。しかし、百獣海賊団のキングによって迎撃され、彼女は激流に呑まれてしまいます。 その後、ワノ国の海岸には打ち上げられたビッグ・マムの姿が。彼女に出くわしたチョッパーたちは、恐れおののきますが、ビッグ・マムは記憶喪失になっていました!穏便に事を進めようとするチョッパーは、彼女と行動を共にします。こうして、ワノ国に入ることが出来たビッグ・マムですが、チョッパーたちはいったいどうなってしまうのでしょうか。 そして、ビッグ・マムには謎に包まれた部分が残っています。彼女は空腹になると、見境が無くなって人でもなんでも食べてしまうという、恐ろしい人物です。その巨体からは巨人族であることを連想させますが、人を食べることは、巨人族だということとは関係なさそうですよね。彼女の正体はいったい......? また、ビッグ・マムとカイドウとの関係も気になるところです。2人はかつて、親しい間柄だったようですが、いったい過去にどんな繋がりがあったのでしょうか。これらの謎がワノ国編で明かされるのか、気になりますね。

黒ひげ/マーシャル・D・ティーチ

白ひげ亡き後、ついに四皇に

黒ひげは、白ひげ海賊団を裏切り上り詰め、世界を恐怖に陥れた海賊です。彼は白ひげ海賊団にいた頃に、仲間のサッチを殺して、「ヤミヤミの実」を奪いました。その後王下七武海のメンバーになり、インペルダウンで大暴れ、さらには頂上戦争にも現れるなど、ルフィと同様に話題に事欠かない人物です。 彼の能力は「ヤミヤミの実」の力。「悪魔の実」能力者を無力化したり、一つの街を闇の中に飲み込んでしまったりと、強力な力です。さらに彼は、頂上戦争で死亡した白ひげから、「グラグラの実」の力を奪いました。そしてその力を使い、ついに白ひげの後釜として四皇に数えられるまでになったのです。 彼がどういう原理で2つの「悪魔の実」の能力を手に入れたかは不明ですが、白ひげ海賊団のマルコによれば、黒ひげの体の構造は「異形」だそう。またエースは、黒ひげが人の倍の人生を歩んでいる、というセリフを残しています。黒ひげの謎に包まれた正体こそが、2つの能力を持つことを可能にしていると考えられます。

ヤミヤミの力?黒ひげ海賊団の恐るべき実態

ワノ国編の第一幕が終了した後、物語はシッケアール王国跡地からはじまります。

ワノ国編の第一幕が終了した後、物語はシッケアール王国跡地からはじまります。そこでは、かつてのゲッコーモリアの部下・ペローナが、モリアが生存していたことを知って喜んでいました。 一方で、当のモリアがその時にいたのは海賊島ハチノス。そこは黒ひげが根城にしている島のようです。モリアは部下のアブロサムをティーチから取り戻そうとしていましたが、突如現れたシリュウが、アブロサムが食べた「スケスケの実」の能力を使っていました。 シリュウは、もともとは「悪魔の実」の能力者ではなかったはず。一体どのようにして彼は、「スケスケ」の能力を手に入れたのでしょう。もしかしたら黒ひげは、自身が白ひげの能力を奪ったように、アブロサムの能力を奪ってシリュウに与えたのかもしれません。 もしも「ヤミヤミ」の力で、「悪魔の実」の能力を他者から他者へと自由に移し替えられるのだとしたら、実に驚異的な能力です。黒ひげが「能力者狩り」をしていたのは、全員が「悪魔の実」能力者の海賊団を作るためだったのかもしれません。

旧四皇を紹介

ここからは旧四皇を紹介していきます。かつての大海賊時代を率いた猛者たちです。

白ひげ/エドワード・ニューゲート

一つの時代を築き上げた大海賊

白ひげは、海賊王ゴール・D・ロジャーの時代から名を馳せていた、大海賊です。白ひげ海賊団はそれぞれ100名程からなる16部隊で構成され、そのうえに他の43もの海賊団を傘下にしています。ロジャーの時代から活躍している人物なので、ルフィたちが出会った時には72歳の高齢でした。 彼は船上では常に点滴をさしており、看護師たちを従事させていました。しかしそこに現れたシャンクスと対峙した際は、上空の雲が割れてしまうほどの覇王色の覇気をぶつけ合い、その伝説的な強さは衰えを感じさせません。 マリンフォード頂上決戦では、彼の部下でルフィの義兄であるエースを捕らえた海軍と、白ひげ海賊団との争いが描かれました。そこで、ついに白ひげが本気で戦う様子が描かれるのです。彼は「グラグラの実」を食べた「振動人間」。世界中に影響を与えるほどの大地震や津波を繰り出します。

マリンフォードに沈む、しかし一切の逃げ傷なし

白ひげは、その最期も伝説として残る、立派なものでした。海軍大将サカズキ(赤犬)によって、エースがついに死亡してしまいます。白ひげは、一緒に戦った仲間たちを逃がすため、一人で敵のど真ん中へ飛び込んでゆくのです。 初めこそサカズキや海兵たちを圧倒した白ひげでしたが、そこに黒ひげが登場。かつての部下だった黒ひげが自身の仲間と共に、白ひげに数多の攻撃を加え、彼にトドメを指したのです。 白ひげは立ったまま死亡、その姿は弁慶を彷彿させました。彼が頂上戦争で受けた傷は、267の刀傷、152発の銃弾、46発の砲弾、というすさまじいものでした。しかし、彼の背中には一切の「逃げ傷」なし、白ひげは自身の誇りを守り切ったのです。 彼が死亡し、四皇の席が一つ空いたところに、黒ひげが座すこととなりました。

海賊王 ゴール・D・ロジャー

ゴール・D・ロジャーは、大海賊時代の幕開けを築いた、「海賊王」と称される人物。しかし「ワンピース」物語の中では、未だ謎が多い存在であり、彼の過去が物語の根幹にも関わってくるとされています。 ロジャーが海賊として生きていた時代、「四皇」という呼び名があったかどうかは不明です。しかし、白ひげや金獅子のシキ(2009年映画『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』に登場)などと共に、一時代を築いた存在であることに間違いありません。 呼び方が「四皇」ではなかったにしろ、ロジャーや白ひげ、シキのように、かつて名を馳せた大海賊たちはもっとたくさんいるはずです。いずれ彼らの存在について、詳しい情報が明かされる日がくるのでしょうか?

ルフィは5番目の「海の皇帝」?四皇から五皇となるのか

「ワンピース」の主人公であるモンキー・D・ルフィ。本作の物語は彼の成長とともに世界の流れを描いています。シャボンディ諸島で仲間と分かれ、頂上戦争と2年間の修行を経て、ルフィの強さはどんどん増しています。 ルフィは覇王色の覇気を自在に操るようになり、また武装色と見聞色も精度をかなり上げています。ホールケーキアイランド編では、懸賞金10億5700万ベリーという格上のカタクリ相手に、辛くも勝利を納めました。ルフィはその事件が新聞に取り上げられとき、5番目の「海の皇帝」現る、と称されたうえ懸賞金が15億ベリーに跳ね上がりました。 ルフィは四皇を全員倒すつもりだと宣言しています。確かに海賊王となるには、四皇は超えなくてはならない壁となるでしょう。しかし、ワノ国編で衝突したカイドウの圧倒的な強さは、ルフィが四皇を超えるにはもう少し時間がかかるかも......、と思わせるものでした。 また、ルフィの恩人であるシャンクスと戦うのかなど、これからの「ワンピース」ストーリーは、ルフィと四皇との争いが肝になっていきそうです。

四皇、ワンピースストーリーのカギを握る強キャラ達

ワンピース ONE PIECE

今回は四皇について、それぞれのキャラを紹介してきました。「ワンピース」ストーリーが大きな転換点を迎えた新世界編以降、四皇の存在はより重要度を増しています。 ルフィが海賊王を目指すには、四皇の存在が壁となって立ちはだかることに。はたしてルフィは、宣言通り四皇全員を倒すことが出来るのでしょうか。そしていずれは海賊王に......? 2019年6月現在、「ワンピース」は全93巻という大ボリュームな作品になっています。ワノ国編も佳境を迎え、今後の展開がますます楽しみです!