2019年6月10日更新

四皇・百獣のカイドウ正体は?能力や強さ、他の海賊との関係を徹底考察【ワンピース】

少年漫画の金字塔「ワンピース」。幅広い層のファンを虜にする理由の一つには、魅力的なカッコいいキャラクターたちの存在があります。今回は、作中でも最強クラスの強さを誇るカイドウについて、彼の正体や能力の秘密に迫っていきたいと思います。

百獣のカイドウは四皇最強のキャラクター?「ワンピース」ワノ国編のラスボス

1997年に連載開始し、20年以上にわたって多くの読者に愛される、尾田栄一郎原作『ONE PIECE(ワンピース)』。本作は、海賊王を目指す麦わらのルフィを主人公に、大海賊時代における激動の世界を描いた作品です。 その魅力に一つに挙げられるのは、個性的なキャラクターたちの存在。巨人や小人、足長族や魚人など様々な種族が登場するほか、それぞれが癖のある笑い方をしたりと、壮大な世界観にマッチした多様な人物が登場します。 そしてなんといっても、少年たちの心を掴むのは主人公たちの戦闘シーン。特に四皇と呼ばれるキャラクターたちは、「ワンピース」の世界でも屈指の力を持つ大海賊です。 今回は、そんな四皇の一角を担う海賊「百獣のカイドウ」について紹介。彼の強さの理由や謎に包まれた過去など、最新情報を追いつつ考察していきます。 ※この記事は、「ワンピース」2019年6月現在の最新情報に触れています。まだ最新の情報まで追えていない読者や、アニメ版しか視聴していない人は、十分に気を付けて読み進めてください。

カイドウのプロフィール 全員が能力者の百獣海賊団を作る?

不死身の肉体?趣味は自殺

カイドウは、百獣海賊団を率いる、四皇の一人です。彼の初登場は、遥か雲の上にある空島からのダイブ。自殺行為と呼べる衝撃の行動にもかかわらず、陸地に落ちた彼はピンピンしていました。そして「頭が痛てえ」と一言。なんと頑丈な体なのでしょうか。 その見た目は、巨大な両角に腰まで蓄えたナマズひげが特徴的。そして身体の大きさは、目前にいたユースタス・キャプテン・キッドたちを悠々と見下ろすほどです。 初登場と共に、彼の逸話が紹介されました。カイドウは、敵船及び海軍に捕まること18回、海賊として7度の敗北、1000回以上の拷問、40回の死刑宣告を受けています。この部分だけ切り取ると、弱い海賊のように見えます。 しかし、この逸話が表しているのは、それらすべての苦難を、無事に生き延びているという事実でした。彼は、生きとし生けるものの中で「最強の生物」であると言われています。

ジョーカーことドフラミンゴと取引をしていた

カイドウは、ジョーカーとして暗躍していた元王下七武海ドンキホーテ・ドフラミンゴと取引していました。カイドウが取引で手に入れていたのは、人造悪魔の実「SMILE(スマイル)」。スマイルとは、パンクハザード編で登場したシーザー・クラウンが開発していた「SAD」をもとに作られる果実です。 スマイルは動物系(ゾオン)の能力に近い効果を得ることが出来ますが、不完全な能力であるうえ多くのデメリットが伴います。しかしカイドウは、自分の部下にスマイルを与え、能力者を量産しようとしていたのです。 彼は百獣海賊団を、全員が能力者の最強軍団にしようとしていました。しかしシーザーがルフィに敗れ、SADの生産が出来なくなったためにその計画は頓挫することに。カイドウはそのことが原因で、ルフィに恨みを持つことになりました。

彼が率いる百獣海賊団とは

全員が能力者の最強海賊団を作る夢はついえましたが、カイドウの多くの部下は、スマイルの恩恵に与ることになりました。 しかし、スマイルがもたらすデメリットはあまりにも大きく......。

人造悪魔の実「SMILE(スマイル)」は、本物の「悪魔の実」や、かつて天才科学者ベガパンクが開発したものとは違い、大きなデメリットがいくつかあります。 一つは、動物系(ゾオン)の能力に近い効果は得られるものの、不完全であるということ。スマイルで能力を得た者は、体の一部分だけが動物の姿と力を持つことになります。本物の動物系(ゾオン)は、能力を得た本人が自在に姿形を変えることが出来ますが、スマイルの能力者はそれすらも操ることが出来ません。 もう一つのデメリットは、スマイルを食べても能力者になれる確率が低いこと。スマイルを食べた人が能力者になれる確率は10人に1人程度で、能力が発現しなかったらデメリットだけを背負って生きていくことになります。また、能力者になれなかった人々は、笑顔以外の表情をすべて失ってしまうのです。 カイドウと手を組んでいるオロチは、貧困したワノ国・おこぼれ町の町民たちに、すでに百獣海賊団が一口かじったスマイルを与えました。すでに能力の発現があり得なくなった果実を食べた町民たちは、笑う以外の表情を奪われてしまいました。「SMILE」つまり「笑み」という名前は、カイドウやドフラミンゴが皮肉を込めて付けた、恐ろしい意味を持つ名前なのです。 百獣海賊団の構成員たちは、スマイルを食べた結果に応じて分けられています。獣の力を得ることができたギフターズ、ハズレのスマイルによってデメリットだけを背負い、笑う以外の感情を失ったプレジャーズ、そしてまだスマイルを食べていないウェイターズ。他人の人生をもてあそぶかのような試みに、カイドウの悪人ぶりが垣間見えます。 最悪の世代の一人、ユースタス・キャプテン・キッドの右腕であるキラーは、自分の笑い方が嫌いすぎてマスクをかぶるようになった人物でした。彼はカイドウに捕まり、おそらくスマイルを食べさせられたのでしょう、狂ったように笑うことしかできなくなってしまいます。その変貌ぶりに、キッドも動揺を隠せませんでした。

カイドウの能力や強さを紹介 あの伝説の生き物に変身......?

カイドウが食べた悪魔の実とは

四皇の一人として世界に名を馳せるカイドウ。空島から飛び降りてもピンピンしていたことから身体の頑丈さは分かっていましたが、その実力は謎に包まれていました。ワノ国編では、酒に酔っぱらい怒り上戸となったカイドウが、ついに自身の能力を見せるのですが......。

酒好きなカイドウは、酔っぱらうと機嫌がコロコロ変わります。ふとルフィへの恨みを思い出した彼は、急に怒り上戸に。そして、天をも覆いつくしてしまうほどの、巨大な龍へと姿を変えました。 龍に変身したカイドウは、かつてワノ国を治めた光月おでんの城跡を、口から出した炎によって一瞬で消し飛ばしてしまいました。ルフィはカイドウに対して最大級の必殺技を連発しますが、人型に戻ったカイドウは傷一つ負っていません。そして片手に持った金棒から「雷鳴八卦」という技を繰り出し、一撃でルフィを沈めたのです。 懸賞金が15億を超えたルフィすら手も足も出ないとは、なんとも恐ろしい実力です。しかし、カイドウが何の「悪魔の実」を食べたのかは明言されておらず、その正体に関してネット上を中心に議論を呼んでいます。争点の一つとなっているのは、彼の頭部から立派に生えそろった両角です。 カイドウの姿が明らかになった当初は、「ヒトヒトの実」幻獣種モデル・鬼かと思われました。巨大な身体と両角は、読者に「鬼」を彷彿させたのです。ですが、ワノ国編で彼は「竜」の姿に変身しています。可能性は2つ考えられます。一つは、「リュウリュウの実」幻獣種モデル・青龍の能力者であること。そしてもう一つは、元が龍で「ヒトヒトの実」を食べた能力者であるということ。 「ワンピース」には時々、角が生えたキャラクターが登場するので、カイドウに角があること自体は大して問題ではないかもしれません。また、龍の姿になった時にも角が生えているので、能力の覚醒に伴って角が生えた可能性も考えられます。要するに鬼っぽいのは見た目だけ、ということです。 元々が龍で「ヒトヒトの実」を食べたという可能性も捨てきれません。元がトナカイで「ヒトヒトの実」を食べたチョッパーの前例があるうえ、「ワンピース」の世界では龍の存在がほのめかされているからです。もしかしたらカイドウは、剣豪リューマがかつて切り倒した龍の子孫かも? また、元海軍元帥センゴクの能力が「ヒトヒトの実」幻獣種モデル・大仏であったことから、鬼がモデルの「悪魔の実」があっても不思議ではありません。 彼の能力や正体について、明かされる日を待ちましょう。

オーズの子孫かも?

カイドウの姿や能力は一部明らかになっているものの、明言はされていないため、その正体は謎に包まれています。彼には鬼のように二本角が生えており、その特徴から「国引きオーズ」の子孫ではないかという噂があります。 オーズとは、500年前に生きていた、40メートル弱の巨大な体の持ち主です。彼は、討ち取った国を島ごと引きずって持ち帰ったとされ、そこから「国引き」と呼ばれています。スリラーバーク編ではモリアが操るゾンビとして登場し、麦わらの一味に襲い掛かりました。 カイドウがオーズの子孫である可能性は、ハッキリ言って薄いと思われます。マリンフォード頂上戦争編では、実際にオーズの子孫であるリトルオーズ・ジュニアが登場しました。エースを助けるためにやってきた彼の姿は、モリアが操っていたオーズに負けず劣らずの巨体。 リトルオーズ・ジュニアにも確かに二本角があったものの、カイドウとは体のサイズが桁違いです。カイドウも巨大な体をしていますが、見た目も大きさオーズとは程遠いもの。しかし、ビッグ・マムと息子カタクリも全然似ていなかったりするので、絶対ないとは言い切れないのが現状です。彼がオーズの子孫だとしたら、あの体の頑強さにも納得ですね。

ビッグ・マムやシャンクス、白ひげとの関係は?

カイドウとビッグ・マムとの関係

カイドウとビッグ・マムは、どうやら過去につながりがあったようです。ホールケーキアイランド編で、ルフィたちにお茶会を台無しにされたビッグ・マムは、彼らの次の行き先がワノ国だと知ると、カイドウに連絡を取ります。 四皇の海賊同士が連絡を取ることにも驚きですが、彼らの通話の内容は、2人の過去には何か大きな出来事があったことを想像させました。ビッグ・マムはカイドウに対し、「お前はおれに借りがある」と言い放ちます。そしてそれは「一生の恩」であると告げると、カイドウは何も言い返せなくなってしまうのです。 また、ビッグ・マムは「仲良くいこうぜ、昔みたいに」とも言っています。これらのやり取りから、かつて2人は仲間だったこと、そしてカイドウはビッグ・マムに弱みもしくは借りを握られていることが伺えます。 カイドウはビッグ・マムの事を、実名のリンリンという名で呼んでいます。単に付き合いが古いことから名前呼びが定着しているだけかもしれませんが、もしかしたらそれ以上の関係だったのかも?ビッグ・マムには43人の夫がいるので、かつて2人が夫婦だったという説が浮かび上がります。 または、2人は同じ海賊団の仲間だったのかもしれません。今のところ有力な説としては、2人はロックス海賊団に所属していたという噂があります。ロックス海賊団とは、海賊王ゴール・D・ロジャーが海を制覇する前に、世界に名をとどろかせていた一味です。 海軍の少佐、ヒナは「船長を失っても力は増している」と、ロックス海賊団について触れています。彼女が言っているのが、カイドウやビッグ・マムのことではないかという説が、一部でささやかれているのです。 彼らの口ぶりから、2人はかつて単なる敵同士ではない関係だったことが分かります。いずれどんな過去があったのか、明かされる日を待ちましょう。ビッグ・マムはワノ国編に参戦しているので、もしかしたらもうすぐ2人の関係が分かるかもしれません。

カイドウとシャンクス、白ひげとの関係

左上が白ひげ、左下がシャンクス

カイドウは好戦的な性格で、物語中盤では彼が小競り合いを起こしたときに、名前だけが登場していました。 エースが処刑される運びとなり、白ひげ海賊団や海軍本部、そして赤髪のシャンクスまでもが動いたマリンフォード頂上戦争編。その少し前、ルフィがエースを救うためにインペルダウンへ潜入している一方で、新世界ではカイドウとシャンクスが争いを起こしていました。 海軍によれば、頂上戦争に際して白ひげを討ち取ろうと動いたカイドウを、シャンクスが止めるために戦闘になったのでは、という見解でした。カイドウは隙あらば白ひげを討ち取ろうと、過去にも何度か争いを繰り広げているため、この件に関しても何ら不思議なことではありません。 頂上戦争を止めるために駆け付けたシャンクスには、カイドウとの戦闘後だったにもかかわらず、目立った戦闘の傷跡はありませんでした。そのことから、2人の実力は拮抗したものと思われます。 頂上戦争は、白ひげとエースが命を落とす結果となりました。その後、カイドウは初登場した際、「うまくやったよ、白ひげのジジイは」と呟いています。自殺が趣味のカイドウにとって、白ひげは唯一命を懸けて戦うことができるよきライバルだったのかもしれません。

ルフィはカイドウに勝つことが出来るのか

パンクハザード編で、「SMILE(スマイル)」のもととなるSADの製造を不可能にしたルフィは、カイドウの恨みを買います。ルフィは新世界編に入ってから、四皇を全員倒すつもりだと豪語し、彼らにケンカを売ることに躊躇しません。 しかしワノ国編に入り、ルフィは実際にカイドウと対峙することになりました。「ワンピース」で初めて描かれるルフィ対四皇戦。2人の完全な勝敗は一時的にお預け状態ですが、「四皇ってこんなに強いの!?」と読者は驚いたはず。 海賊王を目指すルフィにとっては、四皇はいずれ超えなくてはならない存在です。しかし、今のルフィがカイドウに勝つためには、もっと強くなる必要があるでしょう。果たして2人の戦いの運命やいかに。

カイドウ戦はいつになるのか、「ワンピース」今後の展開に注目

今回は、四皇の一人カイドウについて、彼の能力や強さについて考察してきました。彼の正体は未だ謎に包まれていますが、その強さだけは明確に示されています。 2019年現在、ワノ国編は佳境を迎えています。ワノ国編のラスボスであるカイドウとルフィの戦いには、果たしてどんな結末が待っているのでしょうか。 今後の「ワンピース」の展開を楽しみつつ、カイドウの正体や真の実力が発揮されるのを待ちましょう。