2022年11月18日更新

ヤミヤミの実は「ワンピース」史上最恐の能力?黒ひげが手にした悪魔の実を徹底考察!

このページにはプロモーションが含まれています
ワンピース ONE PIECE

最終章突入直後からロー率いるハートの海賊団と抗争を初め、世界を掻き乱し続ける黒ひげ海賊団。 「オペオペの実」vs「ヤミヤミ・グラグラの実」という、最強レベルの能力を持つ2船長の直接対決の行方はどうなるのでしょう? そこで本記事では、ラスボス候補との呼び声も高い黒ひげが有するヤミヤミの実の能力や、その謎について徹底的に解説していきます。 ※この記事は2020年12月現在までのネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

AD

最恐の悪魔の実「ヤミヤミの実」って?

ヤミヤミの実とは

ヤミヤミの実とは黒ひげこと、マーシャル・D・ティーチが有する自然系(ロギア)悪魔の実の1つです。悪魔の実の歴史上最も凶悪な能力とされ、口にした者は光すら逃さない闇の引力を操る闇人間となります。 その引力によって、あらゆるものを闇に引き摺り込む恐ろしい能力です。しかしこの実の最も特筆すべき能力は、悪魔の実の能力者に触れている間は「悪魔の実の能力を無効化」してしまうことにあるのです。 しかし何でも引き寄せてしまう能力ゆえ、自然系能力の利点である流動化ができず、むしろ痛みを常人以上に引き込んでしまうというデメリットを持ち合わせています。

ヤミヤミの実により黒ひげが手にした技とは?

闇水(くろうず)

掌から渦のように発する闇の引力で、能力者の実体を正確に引きよせる技です。 その掌に掴まれると、例えどんな能力を持っていようと、掴まれた相手は悪魔の実の能力が使用不可能になります。 ヤミヤミの「悪魔の実の能力の無効化」を象徴する技と言えるでしょう。

闇穴道(ブラック・ホール)

周囲へ広げた闇で、触れたもの全てを闇の中へ引きずり込んでしまう、「闇の引力」を最大限発揮する技です。 建物ごと街1つを簡単に飲み込んでしまうほど範囲が広く、人間であってもその闇に触れてしまえば取り込まれていきます。

解放(リベレイション)

上述の「闇穴道」で取り込んだものを闇の外へ排出する能力です。 飲み込まれていたものは、その闇の中で押しつぶされ家屋などの建造物はバラバラに、人間であれば精神崩壊を起こして吐き出されます。 この排出を活かし、取り込んだ建造物の雨を降らせることも可能です。

AD

自然系(ロギア)「ヤミヤミの実」を手にした黒ひげとは?

黒ひげことマーシャル・D・ティーチは、自身の野望のためには手段を選ばず、それでいて自身の野望やロマンを追い求め続ける、『ONE PIECE』の作中で最も海賊らしい海賊と言えるでしょう。 その野望を叶えるための執念は、ヤミヤミの実を手に入れるため「手に入る可能性が最も高い」と考えた白ひげ海賊団に入り、何十年と機会を窺っていたほどです。 そして同じく白ひげ海賊団の船員であり、友人であったサッチがヤミヤミの実を手にすると、躊躇なく殺害し実を奪いました。そして作中でただ1人、実の能力の無効化という「最も凶悪な能力」を手に入れたのです。 その後は黒ひげ海賊団を結成し、その実の能力と能力者狩りによって着々と勢力を拡大しています。

「ヤミヤミの実」気になる謎を徹底考察!

ヤミヤミの実の前任者は一体誰?気になるロックスやサッチとの関係性も!

現在ヤミヤミの実の前任者があのロックスなのではないか?ということ。そして黒ひげが実を奪うために手をかけたサッチが、実は生きているのではないか?と囁かれています。 これには黒ひげの元ネタとなった人物、そして黒ひげ海賊団が有する船などが関係しているのです。

ヤミヤミの実を手に入れたことで黒ひげに殺された「サッチ」が実は生きている!?

黒ひげの元ネタとされるのは、同じく黒髭として知られる「エドワード・ティーチ」という1700年代に活躍した海賊です。実は彼にはもうひとつ偽名として使われていた名前があり、それが「エドワード・サッチ」なのです。 この「黒髭の本名」という繋がりと、黒ひげのサッチに対する「友達」という発言から、実はサッチは生きていて共謀しているのではないか?と言われているのです。 しかし原作では殺害描写が描かれなかったサッチですが、アニメ版ではナイフを突き立てられ血を流すシーンが描かれており、現時点では明確に死んだものとして扱われています。

伝説の海賊「ロックス」は黒ひげの親でヤミヤミの実の能力者だった?

かつて世界最強の海賊団と恐れられた海賊団船長、ロックス・D・ジーベックがヤミヤミの実の能力者だったのではないか?という説に関してですが、実はロックスと黒ひげには、いくつかの共通点があるのです。 黒ひげが有する海賊船の名前は「サーベル・オブ・ジーベック」で、ロックスのラストネームを冠した海賊船なのです。 また現在黒ひげが本拠地として滞在する海賊島「ハチノス」は、かつてロックス海賊団が結成した島として知られています。 これらは黒ひげ側が意識しての一致だと思われますが、そこには同じ能力を有していた前任者以上の繋がりがあるのかもしれません。

AD

黒ひげは何故2つの悪魔の実を所有できるのか?

通常悪魔の実の能力は1人1つしか保有できず、CP9のブルーノは「2つ目の実を口にすると、体が跡形も無く飛び散って死ぬ」と言及しています。しかし黒ひげはヤミヤミだけでなく、「グラグラの実」の能力すら手にしました。 その理由としてマルコは「体の構造が異形」と話しており、その証拠としてかつて見習い時代に面識があったバギー曰く「生まれてから1度も眠ったことがないらしい」とのことです。 常人以上の痛みを感じるヤミヤミの実のデメリットも、この体があってこそ甘んじて受け切れるのでしょう。

ヤミヤミの実の能力者。黒ひげの正体とは!?

悪魔の実を2つ手にすることができたのは心臓が3つだから?

悪魔の実を2つも食べることができた体の秘密は、その心臓の数、つまり精神の数にあるのではないか?と言われています。 その根拠として、黒ひげには「複数の人格があるのでは?」と思わせる描写が見られます。その1つに黒ひげと初めて会ったルフィとゾロは、黒ひげのことを「あいつらだ」と複数いるかのような発言をしています。 また黒ひげは原作223話でもルフィに対して、2人称を「お前」「おめぇ」「てめェ」と3パターン使い分けているのが見受けられるのです。 これらの描写と、海賊旗のドクロの数が3つであることから、黒ひげの正体には「ケルベロス」が関係しているのでは?と言われています。

黒ひげ「ケルベロス」説。ヤミヤミの実の次に食べる悪魔の実は一体何?

ケルベロスとはギリシア神話に登場する3つの頭を持つ犬の怪物です。この3つの頭を活かし、1頭ごと交代で眠りにつくため、常に他に2頭は起きたままなのです。 これを踏まえると黒ひげの「生まれてから1度も眠ったことがない」という特異体質は、ケルベロスのように「3つの精神があり交代で眠っている」と捉えるなら説明はつきます。 そしてもし、精神の数と同じだけ悪魔の実を保持することが可能なら、もう1つ黒ひげは悪魔の実の能力を手に入れる可能性があるのです。 現在交戦中のローの能力は、「不老不死の手術」が可能な究極の能力と呼ばれており、有力候補の1つです。しかしこの手術後は行った能力者自身が命を失うため、「生きてなんぼ」というスタンスの黒ひげ自身は口にしたがらないでしょう。

AD

最終章でヤミヤミの実の覚醒はあるか?

本記事では現在判明しているヤミヤミの実の能力について解説してきましたが、悪魔の実には「覚醒」という上のステージが存在しています。 それは能力者の心身が「能力」に追いついた際に起きる、能力の進化によって新たな性質が加わるものです。もともと異常だった体の構造も作用し、黒ひげもこの2年で覚醒に辿り着いていても不思議ではありません。 登場時から既に規格外な性能をしていながら、まだ成長の余地も謎も残しているヤミヤミの実。能力者である黒ひげと共に、その活躍から目が離せませんね。