2024年11月8日更新

ロッキーポート事件とは?王直やコビー・黒ひげ・ローが関わる事件の真相を考察【ワンピース】

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ワンピース ONE PIECE トラファルガー・ロー
©尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

『ONE PIECE(ワンピース)』の作中で何度も名前だけは登場するものの、詳細は不明な「ロッキーポート事件」。原作1059話で、黒ひげの口から一部の情報のみが語られました。 今回は、何が起こったのかまだまだわかっていないロッキーポート事件について、原作1059話までに明かされている情報をまとめて紹介・考察していきます。 ※この記事は「ワンピース」の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

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「ロッキーポート事件」とは?

ロッキーポート事件とは、「ワンピース」の第1部から第2部の「新世界編」の間に起こったとされる事件です。何度も作中で言及されているものの、詳細は描かれていません。 初めて言及されたのは原作700話、トラファルガー・ローの紹介の場面で、彼がロッキーポート事件の首謀者であると言及されました。その後は原作903話でキュロスが海軍本部大佐のコビーに対して「あのロッキーポート事件の英雄」と発言。 映画「ONE PIECE FILM RED」でもコビーが市民の前に登場した際に観客がロッキーポート事件の名前を口にしていました。 このように名前だけは何度も出ていますが、名前だけで詳細は明らかにされていません。

ロッキーポート事件について判明していること

原作1059話までに判明しているロッキーポート事件の情報は以下の通りです。

  • 時系列は麦わらの一味が新世界に入る前
  • 首謀者はトラファルガー・ロー(とされている)
  • この事件でコビーが「海軍の英雄」と呼ばれるようになった(多くの市民を守った)
  • 黒ひげとコビーが接触した
  • 黒ひげはこの事件で王直を倒し海賊島のボスに

ロッキーポート事件は登場人物の口から語られるだけで、事件を描いた場面はまだ登場していません。首謀者が本当にローだったのかもわかっていません。 黒ひげはコビーに世話になったと発言していますが、どういった経緯で黒ひげとコビーが関わったのかも、明らかになるのはまだ先でしょう。

【最新】ロッキーポート事件の謎が少しだけ明らかに!

原作1080話・1081話では、海賊島ハチノスにいる黒ひげ海賊団の動きが描かれていました。また、ロッキーポート事件に関わったとされる、黒ひげ・コビー・トラファルガー=ローも登場し、ロッキーポート事件についても少し新情報がありました! それは、ローが七武海になるために海軍に届けた海賊の心臓100人分はロッキーポート事件で入手したものである、というものです! 黒ひげは、「ロッキーポートでお前が心臓を奪った100人の海賊たちが今も海賊島で怯えて暮らしていんのさ!」と言っており、その海賊達は黒ひげの庇護下にいると考えられます。 また、ロッキーポートがハチノス島にあることも確定しました。それは下の見出しで解説しています。 他にも物語がかなり大きく動いた回だったので、↓の記事でおさらいしましょう!

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【最新】ロッキーポート事件の真相を作者が明かす!

2024年11月5日発売の『週刊少年ジャンプ』に掲載された「尾田っちが答える10問10答!!」において、ロッキーポート事件の真相の一部が明かされました!それによると、そもそもはローが海賊島にあるポーネグリフを狙ったのが発端だった様子。 彼は島に向かう密輸船に乗り込もうとしますが、なんと誤って要人たちが乗る豪華客船ロッキーポート号に潜入してしまいます。ローはそのまま船をジャックして島へ向かうも、船の間違いにより予想外の大トラブルに発展したようです。

ロー・黒ひげ・コビーが海賊島にて共闘へ

海賊島に到着したローはそこで海賊たちと対峙するのですが、なんとそこに黒ひげやコビーまで登場。おそらく黒ひげは「海賊島の主・王直を倒し島を手に入れる」こと、コビーは「客船で来る要人の警護」あたりが目的だったと考えられます。 それぞれ違うゴールを掲げる3人でしたが、「海賊島の海賊たちを倒して場を収める」という点で利害が一致したのでしょう。彼らはそこで共闘をはじめ、島の制圧に成功したものと思われます。

黒ひげとコビーの間に何が?

原作1059話において、黒ひげコビーはロッキーポート事件で関わり合いになったことがわかりました。黒ひげはコビーに対し「ロッキーポート事件では世話になった」「お前のおかげで王直を倒して海賊島のボスになれた」と発言しています。 このことから、黒ひげとコビーは共闘して事件の解決にあたったと考えられます。ロッキーポート事件で海軍の英雄と呼ばれるようになったコビーですが、海軍の英雄といえば他に海軍本部中将・ガープが挙げられます。 彼は海賊のゴールド・ロジャーと共闘して、強大な海賊「ロックス」を倒し、英雄と呼ばれるようになりました。これを踏まえると、同じように黒ひげとコビーの利害が一致して(王直が起こした事件の解決?)強大な敵(王直?)を倒したのではないかと考えられます。

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王直とは?

黒ひげが倒したとされる王直とは何者なのか?についてですが、作中では登場したことはなく、かつてロックス海賊団に所属していた海賊であることだけがわかっている存在です。 映画「ストロングワールド」でボスを務めた金獅子のシキや、キャプテン・ジョンといった伝説級の海賊と並んで紹介されたので、かなり有名な海賊だと考えられます。ロックスの船では見習いだったカイドウよりベテランの海賊だと考えられるので、かなり高齢のキャラなのではないでしょうか。 金獅子のシキと同様に、映画でボスをやれそうな強者のオーラが感じられます。ロッキーポート事件とは「ワンピース」の映画の題材になるような大規模な事件だったのかもしれませんね。

【場所】ロッキーポート事件の場所は海賊島ハチノス?

ロッキーポート事件の場所はまだ判明していませんが「海賊島ハチノス」ではないかという説が有力でした。理由としては、黒ひげがこの事件を通して海賊島のボスとなったからで、時期が一致します。 ハチノスとは、かつて世界最強の海賊団と言われたロックス海賊団が結成された場所です。ロッキーポート事件で名前が挙がった「王直」は、元はロックス海賊団のメンバーでした。黒ひげが支配するより前は彼がハチノスのボスだった可能性が高いです。 ハチノスは以前にも元王下七武海ゲッコー・モリアが乗り込んで安否不明となっているので、伏線が多く撒かれた土地。ルフィたちが乗り込む可能性があります。

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【最新】ロッキーポートはハチノスにあることが判明!

漫画1080話で、ロッキーポートが海賊島ハチノスにあり、現在黒ひげが所有していることが確定しました!予想通りでしたね。 黒ひげ海賊団のバスコ・ショットとサンファン・ウルフとの会話の中で、「ロッキーポートの修復が終わった」という言葉が出ています。ロッキーポートはハチノスにあり、事件で壊されたものの黒ひげが再建したのでしょう。

【考察】ロッキーポート事件の真相を考察

謎の多いロッキーポート事件ですが、その真相はいったいどんなものだったのでしょうか。前述したように、この事件の首謀者と思われるローは「海賊の心臓100個を手土産にした七武海入り」を目的に動いていたと思われます。 また、黒ひげの目的は「王直を撃破し、海賊島をアジトにすること」と見て間違いないでしょう。おそらく、この2つの目的を同時に達成するため、ローと黒ひげが手を組みこの事件を引き起こしたのではないでしょうか。 さらに、海賊島の島民や奴隷たちを保護するためにコビーが参戦。彼は戦いの早期決着を図り市民の安全を確保するため、黒ひげ側と協力したと推測できます。ただ、これはあくまでも現時点でわかっている情報をもとにした予想に過ぎません。今後の展開で詳細が語られることに期待しましょう!

【いつ】ロッキーポート事件の時期はいつ?

ワンピース ONE PIECE トラファルガー・ロー ロー
©尾田栄一郎/集英社

ロッキーポート事件は麦わらの一味が離散し、各自修行をおこなっていた2年間のあいだに起きていたことが明らかになっています。 しかしながらその詳細なタイミングはわかっておらず、事件が起きた時期は明言されていません。ただ、この騒動がローの七武海入りのきっかけになっていることは確定済み。また、黒ひげがここで海賊島の支配権を握ったため、一部では彼が四皇入りするきっかけになっていたとも言われています。 今後ローの七武海加入時期黒ひげの四皇加入時期が明かされれば、おのずとロッキーポート事件のタイミングがはっきりしてきそうです。

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【モデル】ロッキーポートの意味・元ネタは?

事件の名前となった「ロッキーポート」ですが、ポートとついているので「港」で起こった事件と推測できます。コビーが多くの市民を守ったと判明しているので、民間人がたくさんいる栄えていた場所だったのではないでしょうか。 元ネタについては、現実で起こった「ロッキード事件」ではないかと考察する向きがあります。アメリカで起こった汚職事件であり、日本の政治家も多数関わっていたことで、戦後最大の汚職事件として知られている事件です。 また、17世紀のジャマイカの海運業の中心地「ポートロイヤル」とも関係があるかもしれません。ポートロイヤルは「世界で最も豊かで最もひどい」という両極端な名声を得た町。当時の海賊たちの拠点となった土地です。 当時の「バッカニア」と呼ばれる海賊は、政府からの許可を得て略奪を行っていました。他の船から奪った金品を街に持ち寄り、発展した町がポートロイヤルです。政府からの許可を得て略奪を行うという点は「ワンピース」での七武海の制度に似ていますね。 ロッキーポート事件の関連人物には、元七武海のトラファルガー・ロー黒ひげが存在します。彼らと関わりがあるということで、この名前が付けられた可能性があります。

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【対比】ゴッドバレー事件との関連性は?

ロッキーポート事件は、38年前に起こった「ゴッドバレー事件」と似た部分があり、関連性が指摘されています。主に「活躍した海兵が海軍の英雄と呼ばれるように」「海兵と海賊が共闘した」部分です。 ガープは海軍の英雄と呼ばれる人物ですが、そう呼ばれるようになったのはゴッドバレー事件が関係しています。コビーもロッキーポート事件で多くの人を守ったことで、英雄と呼ばれるようになりました。 ゴッドバレー事件ではロックスという強大な海賊に対抗するために、海兵のガープと海賊のロジャーが共闘して、ロックスを破っています。ロッキーポート事件でも海賊の黒ひげが海兵のコビーに「ロッキーポート事件では世話になった」と発言しており、協力関係であることが匂わせられています。 海賊と海兵が手を組み、海軍に英雄が生まれたという点で、2つの事件には関連性があるのです。

ロッキーポート事件の謎は明らかになるのか?

今回はまだ詳細が明らかにされていない「ロッキーポート事件」について解説・考察しました。謎に包まれたロッキーポート事件ですが、ここまで何度も言及されているので、重大な秘密が隠されているのかもしれません。 本編が最終章に入ったことで話が大きく動きつつある「ワンピース」。ロッキーポート事件の謎が明かされる日もそう遠くはないはずなので、ストーリーの動きに目が離せません!