「ワンピース」センゴクは何者?ヒトヒトの実の能力の強さや今後の予測を徹底解説!
新世界編が開始するまでは『ONE PIECE』内で強力な勢力・海軍本部のトップを張っていたキャラクター、センゴク。一線を引いた男ではありますが、まだ何かをしそうな雰囲気を持つ人物でもあります。 本記事では「ワンピース」のキャラクター・センゴクについて、来歴や強さ・名シーンまで余さず解説します。 ※この記事は2022年12月現在までのネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
センゴクのキャラ設定!
所属 | 海軍元帥→大目付 |
---|---|
悪魔の実 | ヒトヒトの実 モデル"大仏" |
初登場話 | 単行本25巻 , 第234話 |
声優 | 石森達幸→大川透 |
センゴクは「仏のセンゴク」「智将」などの異名を持つ、海軍所属の人物です。23歳の頃に海軍へ入隊し、50年以上の間海の治安を守ってきました。 組織のトップらしく、指揮能力や頭の良さに定評のあるキャラで、頂上決戦では海兵たちを指揮して白ひげたちと戦っています。 性格は厳格で真面目。自由気ままに振る舞うモンキー・D・ガープをたびたび叱りつける苦労人でもあります。しかし2年後では一線を引いたからなのか、服装はラフになり、穏やかな笑いを浮かべる人物となっていました。
センゴクの過去!これまでの物語
初登場はアラバスタ編が終了した後の「世界情勢編」。サー・クロコダイルが抜けた王下七武海の後釜を決める会議において、ドンキホーテ・ドフラミンゴ、バーソロミュー・くまと共に堂々と登場しました。 本格的な活躍が描かれたのは、頂上決戦編です。ポートガス・D・エースを処刑する前に大々的に、彼が海賊王ゴール・D・ロジャーの息子であると宣言しました。 開戦後は海軍の指揮をとり、白ひげの味方の海賊・スクアードを巧みに誘導し白ひげを裏切らせる、包囲壁を展開して殲滅作戦を実行するなどして活躍します。そして目的を達成してもなお止まらない海軍を止めたシャンクスと会話した後は、戦争の終結を宣言しました。 終戦後センゴクは元帥を辞任し、大目付として海兵の育成に力を入れます。
センゴクの戦闘力!知られざるヒトヒトの実の力
センゴクの異名は「仏のセンゴク」!
基本的には頭脳担当として活躍するセンゴクですが、その戦闘力も非常に高いレベルにあります。頂上決戦編では、黒ひげ海賊団を一蹴するほどでした。 悪魔の実の能力者であり、食べた実の名前は「ヒトヒトの実 モデル"大仏"」です。動物系の悪魔の実であり、実在しない生物であることから、幻獣種に該当します。 変身すると、金色の巨大な大仏の姿になり、手から衝撃波を放つことが可能です。
3つの覇気の使い手
実はセンゴクは「覇王色の覇気」「武装色の覇気」「見聞色の覇気」の3つすべてを習得していることが「ビブルカード」の情報からわかっています。 海軍で覇王色の覇気を使えるキャラクターは、2022年12月現在判明している限りでは彼だけです。そもそも覇王色の覇気は「王の資質」と呼ばれる特殊な覇気。秩序を守ろうとする海軍内に使える人間がいるのは、非常に異色であると言えますね。
謎多きセンゴク……今後の展開は?
「ワンピース」の秘密を知る人物?
作中で多くの人間が探し求める秘宝「ワンピース」の秘密をセンゴクは知っているのではないかと、一部では予想されています。 センゴクはロジャーや白ひげが全盛期だった時代にも活躍していた人物であり、白ひげが「ワンピースは実在する」と発言した場面でも、焦ったような表情をしていました。 「ワンピース」が世界を脅かすような代物で、センゴクがそれを知っていたとしたら、ワンピースの発見を恐れている可能性が高いでしょう。センゴクの今後の動向に注目です。
未だ秘めたるヒトヒトの実の力
チョッパーと同系統の「ヒトヒトの実」、さらに幻獣種というレアな能力持ちのセンゴクですが、作中ではそれほど能力が使われていません。マリンフォードで能力を使用した際も海兵が「初めて見た」と発言しており、あまり使いたくないのかもしれません。 ただし、センゴクが前線で活躍していたのは、ロジャー海賊団や白ひげ海賊団が暴れていた何十年も前の話です。その頃には、ヒトヒトの実を駆使して戦っていた可能性が高いですね。 黒ひげやクロスギルドが暴れて世の中がさらに混乱していけば、ガープやつると共同して前線に立ち、能力をフルに活かす瞬間が見られる可能性が高いでしょう。
センゴクに息子はいるのか?
息子のように思っていたドンキホーテ・ロシナンテの他には家族は未登場のセンゴク。妻や子供がいてもおかしくはありません。元海軍大将クザンは、センゴクの息子なのではという説もあります。 根拠はクザンを自分の後釜、元帥に推していた点です。また、原作593話の扉絵でつるとクザンが私服でくつろいでいるシーンがあります。つるの子どもがクザンだとすると、夫は同じ海軍内で親しいセンゴク。彼が青キジの父親と考えることもできるでしょう。
センゴクの名シーン!「君臨する正義」への信念
海軍の偉い立場にいる人、海軍将校はそれぞれ自分の正義を掲げることを許されています。海軍のトップだったセンゴクが掲げていた正義は「君臨する正義」。なんだか暴君みたいなフレーズですが、これはセンゴクの「平和を守る」という強い意志によるものです。 力がなければ奪われるしかない「大海賊時代」において、海軍という強大な力によって悪党を叩きのめし、人々の安全を守るという信念が表れています。
マリンフォードへの熱き想い
マリンフォードでの頂上決戦にて、横槍で白ひげの「グラグラの実」を奪った黒ひげ。力を手に入れてテンションの上がった彼は「手始めにこのマリンフォードでも沈めようか」と発言します。その言葉にセンゴクは激昂しました。 「我々がここにいることに意味がある」「仁義という名の正義は滅びん」と叫び、黒ひげに立ち向かいます。センゴクの正義にかける熱い想いが垣間見えるシーンです。
溢れる涙!ロシナンテの死
頂上決戦にてルフィを本気で殴れなかったガープに対して「お前も人の親だ」と発言していたセンゴク。このセリフから彼にも子どもがいると予想していた読者は多数存在しました。 実際に、新世界編にて息子同然に想っていた部下のロシナンテが登場します。ロシナンテが潜入捜査中に死亡した報告が入った際は、号泣して彼の死を悲しみました。
世界政府の闇と正義への葛藤
センゴクはニコ・ロビンの過去編でもチラッと登場していました。命令に疑問を抱く海軍中将のハグワール・D・サウロに「黙って従え」と発言しています。このシーンから、命令に忠実なキャラなのかと読者に思われていました。 しかし頂上決戦後にインペルダウンから囚人が脱走した件をもみ消そうとする政府に対してキレていたことから、センゴクも政府にただ従うだけの人物でないことがわかります。 世界政府には従わなければならない、しかし自らの正義は裏切れないという葛藤が、センゴクにはあったのかもしれません。
センゴクの声優は石森達幸と大川透
センゴクの声を担当するのは、頂上決戦編までは俳優・声優の石森達幸。新世界編からは大川透です。 大川透は他の作品では『ひぐらしのなく頃に』の富竹ジロウ役「ジョジョの奇妙な冒険」のナレーターなどを担当しています。
「ワンピース」随一の智将・センゴクのこれからの活躍に注目!
元・海軍本部元帥のセンゴクについて解説しました。 王下七武海制度の撤廃、クロスギルドの設立によって、世界は混乱に陥っています。罪なき人々が危険にさらされる状況が続けば、彼も重い腰を上げる可能性があります。 最終章ではセンゴクの真の力を見られるかもしれないため、彼の動向に注目しましょう!