『呪術廻戦』星漿体(せいしょうたい)とは?歴代の器も紹介!
『呪術廻戦』の過去編にてはじめて登場し、以後も重要な存在としてたびたび触れられている「星漿体」。天元と同化できる素質を持つ人間であり、その「進化」を食い止めるための人柱的な存在でもあります。 本記事ではそんな星漿体についておさらい。天元との関係や歴代星漿体についても紹介していきます!
【概要】星漿体(せいしょうたい)とは?
星漿体とは、『呪術廻戦』の世界における最重要人物・天元のために必要不可欠とされる存在です。簡単にいえば天元と適合する人間で、不死ではあるが不老ではない天元が肉体を乗り換える際の器となります。 作中で星漿体であることがわかっているのは、過去編で登場した天内理子、特級呪術師の九十九由基です。また九十九の発言から、ふたり以外にも星漿体がいたらしいと判明しています。星漿体がどのくらいの確率で現れるのかは不明ですが、少なくとも同時期に複数人存在することはありえるようです。
天元様ってどんな存在?
天元は国内の結界を司る呪術師で、普段は呪術高専の地下最深部にある「薨星宮」で過ごしています。不死の術式を持つため1000年以上生きており、一応人間ではあるものの人外じみた存在です。 500年以上経つと肉体が進化してしまい、人間としての自我を失ってしまうとのこと。そうなると人間の敵になる可能性もあるため、それを避けるために「星漿体」と同化して肉体をリセットするという手段がとられています。
星漿体の意味とは
「星漿体」という言葉の意味を、使われている文字から考察していきましょう。まず星漿体の「漿」という漢字には、「液状のもの、どろりとしたもの、汁」といった意味合いが含まれています。そのことから星漿体に1番関係していると思われるのが、血液の液体の部分を意味する血漿。 さらに星という字は、天元そのもののことを表していることが考察できます。以上より星漿体という言葉は天元の血漿の母体=天元の器という意味を持っていることが分かります。
【死亡】星漿体になったらどうなる?
星漿体に選ばれた人間は呪術界が存続していくため、500年に1度天元に取り込まれる役割を担っています。呪術界の頂点に立つ天元のためになるといえば聞こえはいいものの、実は天元が老化して自我を失わないようにするための生贄的な存在なのです。 理子は天元と同化をしても彼女自身の自我や魂は残り続けると信じていたようですが、実際には天元に取り込まれることで自我を完全に失い死亡してしまいます。
【因果関係】星漿体・六眼(りくがん)・天元
原作145話では、星漿体と天元、そして六眼保有者が因果でつながっているという事実が明かされました。500年に1度の「同化」の際、六眼を持つ者が天元と星漿体を守ることは運命づけられているというのです。 実際、作中では六眼を持つ五条悟が、星漿体である理子の護衛を天元から依頼されたという描写もありました。また星漿体と六眼保有者を殺害しても同化当日にどちらも現れるそうで、三者の因果が非常に強いものであることがうかがえます。 しかし伏黒甚爾というイレギュラーの介入によって、この因果は破壊されてしまいました。
【歴代】星漿体(せいしょうたい)を解説!代わり・もう1人とは誰?
天内理子(あまないりこ)
天内理子は過去編に登場した人物で、本編の12年前に天元と同化するはずの星漿体でした。一人称が「妾」なうえ尊大な話し方をしますが、素顔はごく普通の女の子です。 はじめは自身の使命をまっとうするつもりだったものの、護衛役の五条や夏油と過ごすうち、「もっと皆と一緒にいたい」という本心に気付くように。その後夏油とともに帰ろうとしたところを、伏黒甚爾に射殺されて短い人生を終えました。 彼女については以下の記事で詳しく紹介しています!
九十九由基(つくもゆき)
特級術術師の九十九由基も元星漿体で、理子亡き後に天元から同化を拒否されたという過去を持っています。詳しくは不明ですが、天元のなかにいる星漿体たちの声を聞くことができます。 九十九は天元のあいだに因縁があることは早いうちからほのめかされていましたが、そこには彼女自身や過去の星漿体たちの想いが絡んでいたようです。 九十九について詳しく知りたい人は、以下の記事もあわせてチェックしてみてください。
【今後】星漿体(せいしょうたい)は生まれない?
甚爾が因果を破壊した影響で、星漿体は今後生まれないという可能性もあります。少なくとも、同化のタイミングに合わせて都合よく現れるということはなくなってしまったでしょう。 あれほどまでに強力だった運命がなくなったという事実が、今後作品の世界にどう影響を及ぼすのか、ハラハラさせられます……。
『呪術廻戦』星漿体はいまだ謎多き存在
九十九と天元の会話によっていくつかの新事実はわかったものの、まだまだ謎が多い存在である星漿体。これから原作でさらなる情報が明かされていくことを期待しましょう!