2023年9月28日更新

夏油傑(げとうすぐる)は死亡したのになぜ生きてる!?復活の可能性や乗っ取りについて解説【呪術廻戦】

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呪術廻戦 夏油傑
©︎芥見下々/集英社

『呪術廻戦』で暗躍する最悪の呪詛師・夏油傑(げとうすぐる)がなぜ生きているのか、夏油傑の死の理由や偽夏油の正体、額の縫い目の意味、復活の可能性など、彼の死にスポットを当ててまるっと解説! 夏油傑の死んだ経緯や乗っ取りについて理解が追いつかないという人は、一緒におさらいしていきましょう。 ※この記事は『呪術廻戦』の重要なネタバレを含みます。

本来の夏油傑がどんな人物かを詳しく知りたい人は、上記リンク先の記事も併せてチェックしてみてください!

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夏油傑はいつ死亡した?死亡シーンを詳しく解説

夏油傑は高専卒業後、元親友・五条悟に殺されていた

劇場版 呪術廻戦 0 夏油傑
Ⓒ 2021 「劇場版 呪術廻戦 0」製作委員会 Ⓒ芥見下々/集英社
巻数・話数 0巻最終話
映画 呪術廻戦 0
死亡理由 五条悟に殺される
享年 27歳
命日 2017年12月24日

夏油傑(げとうすぐる)は呪術高専在学中の出来事をきっかけに、非術師を憎悪し、呪術師だけの世界を作ることを目指すようになります。 やがて「最悪の呪詛師」となった夏油は、2017年12月24日に大規模呪術テロ「百鬼夜行」を画策。当時1年生の乙骨憂太(おっこつゆうた)と死闘を繰り広げた結果、夏油は敗北します。 その後、駆けつけた高専時代の親友・五条悟(ごじょうさとる)に「ただこの世界では、私は心の底から笑えなかった」と最期の言葉を伝え、夏油は五条の手によってとどめを刺され死亡しました。 夏油はたしかにこのとき死亡しましたが、翌年、夏油は新たな仲間を引き連れた姿で姿を現します。なぜ死んだはずの夏油が生きているのでしょうか?その経緯について、この先の見出しで詳しく説明していきます。

五条悟の最後の言葉とは?

劇場版 呪術廻戦 0 五条悟
Ⓒ 2021 「劇場版 呪術廻戦 0」製作委員会 Ⓒ芥見下々/集英社

五条悟が夏油傑にかけた最後の言葉は、漫画版や劇場版では明らかになっていません。公式ファンブックの中で作者である芥見下々が「最後の言葉は0巻で言っている」と明記しているものの、どう声をかけたかまでははっきりとは分からないのです。 しかしノベライズ版で明かされたその言葉が「ー、ー」というものだったことと、言葉を言われた夏油が「最後くらい呪いの言葉を吐けよ」と言っていることから考察すると、恐らく五条が放ったセリフは「僕の親友だよ、たった一人のね」なのではないでしょうか。 もしそうだとすると、会話としてもとても自然です。たった一人の親友を手にかけなければならない五条の心情を思うと、胸が締め付けられますね……。

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【正体】夏油傑の身体にいる偽物は誰!?

死んだはずの夏油傑が再登場

呪術廻戦 夏油傑
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

『呪術廻戦』0巻にて五条悟の手によって殺害された描写のあった夏油傑でしたが、なんと本作2巻の10話にて早々に再登場。呪霊を引き連れてファミリーレストランを訪れた彼は、呪霊たちと何やら怪しい話し合いを始めます。 彼はそこでかつての親友である五条悟を封印しようとしたり、宿儺を取り込んだ虎杖を仲間に引き入れようとしたり何やら不穏な雰囲気。さらに額には手術痕があり、見た目も少し怪しい様子です。 その後彼は渋谷事変にて自身の正体を五条悟に明かした上で、彼を獄門彊に封印しようとするのでした。しかし五条は彼が本物の夏油でないことをすぐに見抜き、かつての親友を侮辱する行為に怒りを顕にします。

正体は不幸の元凶たる史上最悪の呪詛師・羂索(けんじゃく)

呪術廻戦 夏油傑 羂索
©︎芥見下々/集英社
正体判明 17巻145話
呼ばれ名 全ての不幸の元凶
年齢 不明(1000年以上は生存)
性別 不明

夏油一派を引き連れ「渋谷事変」を実行した夏油傑は偽物です。その正体は羂索(けんじゃく)という、他人の脳と自分の脳を入れ替えて他人を乗っ取れる呪詛師。羂索は少なくとも1000年以上前から存在する呪詛師で、自身の野望のために他人の身体を転々としながら現代まで存在し続けてきました。 羂索は夏油の術式「呪霊操術(じゅれいそうじゅつ)」と、五条と親友であった関係性に目をつけ、百鬼夜行で死んだ夏油の遺体を乗っ取り脳みそを入れ替えたのです。つまり額に縫い目のある夏油はすべて羂索だったということ。 羂索はすべての不幸の元凶と言われており、過去に起きた呪術界の大きな事件の裏には誰かになりすました羂索の存在があります。

羂索が今まで身体を乗っ取った人物
  1. 加茂憲倫
  2. 虎杖香織
  3. 夏油傑

渋谷事変内で夏油傑が偽物であることが判明しますが、当初は「史上最悪の呪術師」である加茂憲倫(かものりとし)がその正体だとされていました。加茂は明治時代を生きた呪術師で「呪胎九相図(じゅたいくそうず)」を作った人物です。 呪胎九相図で生み出された長男・脹相(ちょうそう)は、夏油の中にいるのが実父=加茂だと気づきます。そのため読者も偽夏油=加茂だと思うようになりますが、後に加茂にも夏油と同じ額の縫い目があったことが判明。加茂も夏油と同じく羂索に乗っ取られた犠牲者の1人だったのです。

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【乗っ取り】羂索はなぜ夏油傑を選んだ?目的は?

羂索が目指す「呪力の最適化」とは?

呪術廻戦 夏油傑
©︎芥見下々/集英社

羂索が夏油を乗っ取り対象に選んだ理由を理解するには、まず彼の1000年以上に及ぶ行動の目的を知る必要があります。羂索の最終的な目的は「呪力の最適化」をすることです。 呪力のまだ見ぬ可能性を引き出すため、羂索は日本全土の非術師も含めた全人類と天元との同化を目指しています。神に等しい天元と同化することで、人類は個を持たない新たな存在へと強制的にアップデートされることになるのです。 ちなみに羂索自身に崇高な目的があるわけではなく、単に面白そうだからという理由で人類を滅ぼしかねない天元との同化を実行しようとしています。

羂索にとって夏油は2つの意味で都合がよい存在だった

呪術廻戦 夏油傑
©︎芥見下々/集英社

羂索にとって最大の障壁となっているのが「六眼(りくがん)」です。六眼とは五条家の持つ特別な眼のこと。六眼を持つ者を殺しても新たな六眼持ちが生まれてしまうことに気づいた羂索は、殺害ではなく封印する方向に舵を切ることにします。 そこで目をつけたのが六眼を持つ五条悟の元親友で、呪霊操術を使う夏油の存在です。 もはや人ではない天元は呪霊操術の対象になっており、夏油を乗っ取れば呪霊操術を使って天元を支配下に置くことが可能となります。さらに五条の前に亡き親友の姿で現れることで、五条の隙を生み出し封印するチャンスを生み出せると羂索は考えたのです。

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夏油傑はいつ羂索に乗っ取られた?

呪術廻戦 夏油傑
©︎芥見下々/集英社

羂索が夏油に乗っ取った際の具体的な描写は登場していませんが、夏油が死亡した百鬼夜行のあった2017年12月24日以降であることは確かです。2018年の初夏には後に夏油一派となる呪霊たちに接触しているので、その間に乗っ取ったこととなります。 夏油の遺体は、五条の気遣いによってかつて同級生だった校医の家入硝子(いえいりしょうこ)には回されませんでした。遺体がどういったルートで羂索の手元に渡ったのかは不明ですが、処理されてしまう前に乗っ取ったと考えるのが自然です。 となると、2017年年末あたりには偽夏油が誕生していたのでしょう。

【時系列】夏油傑の過去から現在までを詳しく整理

ここでは夏油傑の過去から現在まで、時系列で順を追いながら詳しく整理していきましょう。何巻で描かれているシーンか、そこで起きた出来事についても解説するので彼の過去から現在までを知りたい場合は参考にしてみてくださいね。

2006年 8巻65話9巻76話 当時高専生だった五条とともに、星漿体である天内理子の護衛任務にあたる。
2007年 8月 9巻76話9巻77話 ・自身と同じ特級術師である九十九由基と初めて出会う。 ・後輩である七海建人とペアを組んでいた同じく後輩の灰原雄を、沖縄での任務で亡くす。
2007年 9月 9巻77話 百人を超える一般人を殺害したことで呪詛師として扱われるようになり、同時に処刑対象となる。
2017年 12月24日 0巻 母校である高専を訪れ百鬼夜行を起こそうとするも乙骨に敗北し、その後五条の手で最期を迎える。
2018年 7月 2巻10話 特急呪霊である漏瑚・花御・陀艮を引き連れ、再登場を果たす。
2018年 10月31日 10巻83話16巻136話 大勢の人を巻き込みながら渋谷事変が勃発。
2018年 11月1日 16巻136話~現在 偽夏油の姿で死滅回游をスタートさせる。
2018年 12月24日 222話~現在 五条vs宿儺の決戦日。偽夏油は泳者狩りを行い死滅回游終結を目指す。

【最新】夏油傑の2度目の命日も12月24日になる?

五条は宿儺との決戦日に12月24日を指定、両者の激闘が繰り広げられています。12月24日は本物の夏油の命日です。五条としても偽夏油たちをこの日に討って、夏油への供養としたいのかもしれません。 現状、偽夏油(羂索)はこの戦いは静観しており、目的達成のために泳者を皆殺しにして死滅回游を終わらせたいと考えているところです。となると羂索がぶつかるのは虎杖ら泳者の可能性が大。 そこで倒される可能性もゼロではありませんが、同日に羂索も宿儺も倒されるというのはさすがに急展開すぎる気も……。そのため、偽夏油はこの日を生き残るのではないでしょうか。

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【生き返り】本物の夏油傑に復活フラグが!?

本物の夏油傑の復活はあるのでしょうか?その可能性について考察していきます。

夏油傑の復活フラグを振り返る

夏油傑の復活フラグ一覧
  1. 五条の呼びかけに夏油の身体が反応
  2. 夏油の生前の記憶が羂索に流れ込む
  3. オガミ婆の降霊術で伏黒甚爾が魂ごと復活した
  4. 禪院直哉は呪霊となって再登場
  5. 術式「無為転変」でメカ丸の身体が再生した
  6. 伏黒恵は蘇生の式神を持っている
  7. 乙骨憂太は他者の術式のコピーが可能

直接的な夏油傑の復活フラグとしては最初の2つが該当します。3つ目以降は、その出来事を応用すれば夏油傑復活につながりそうという意味合いでのフラグとなります。 五条の呼びかけへの肉体的な反応や、記憶の逆流は、これまで羂索も経験したことがないようでした。特級呪術師の実力がある夏油であれば、降霊術の際に伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)がイレギュラーを起こしたように、奇跡を起こす可能性もゼロではありません。 ただ自分の生き方に1度はけじめを付けた夏油が、復活して何を成したいのか……と考えると復活後の動きが想像できず、そういった意味では復活の可能性は低そうです。

復活方法を考察

呪術廻戦 夏油傑
©︎芥見下々/集英社

復活方法としては、蘇生系の術式で完全復活、降霊術で一時的に復活という形が考えられます。呪霊としての復活もあり得ますが、五条が唯一無二の親友に呪霊となる道を残すとは考えにくいですね。 羂索を倒した際、遺体の奪還ができるでしょう。そこに降霊術で魂を降ろすというのも一見あり得そうですが、死体への降霊はきっとできないはず。 未登場の術式で完全復活もありといえばありですが、それをやってしまうとご都合主義的すぎる気がします。最終決戦で夏油の意識が羂索を一瞬だけ抑え込み、それが勝機へつながる……といった復活ならあるのではないでしょうか。

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本物の夏油傑に会いたい!偽夏油の末路が気になる

呪術廻戦 夏油傑
©︎芥見下々/集英社

本編開始時にはすでに故人だった夏油傑は、羂索に乗っ取られる形で黒幕の道を突き進んでいます。果たして羂索は夏油の力を使って恐ろしい目的を完遂してしまうのか、物語も佳境に入った『呪術廻戦』から目が離せません!