『呪術廻戦』高羽史彦(たかばふみひこ)は死亡確定？白装束の理由も考察【呪術廻戦】

宿儺と五条の戦いが終了し、混戦する呪術師サイド対宿儺・羂索サイドの激闘。単独行動をしていた羂索の前に単身で現れたのは、刺客として差し向けられた高羽史彦でした。 そこで本記事では、高羽が死亡したのかを解説。現在の戦闘状況や高羽の術式についても紹介するので、ぜひあわせてチェックしてみてください！ ※この記事は『呪術廻戦』の重要なネタバレを含みます。

結論から言うと、高羽史彦は2023年12月現在死亡していません。死滅回游編で初登場し呪術師陣営に加わった彼は、刺客として単身で羂索との激闘を展開。 この戦いは高羽の術式「超人(コメディアン)」の発動によりハチャメチャな内容になってしまいましたが、そこになんとも意外な助っ人が現れ事態は急展開。果たしてこの戦いは、どんな結末を迎えるのでしょうか……。

高羽の術式「超人(コメディアン)」を力づくで封じることができないと判断した羂索は、彼のお笑い欲を満たして術式を解除させるためにあえて高羽のノリに合わせることを選択。2人はお笑いコンビを組み、夢の舞台での漫才を見事に完遂します。 高羽が最後に「もういいよ」と呟くと場面は現実世界に移行。なぜか白装束を着ている高羽に「君、超面白かったよ」と声をかける羂索ですが、その背後には刀を構える乙骨憂太が迫っていました。

突如として現れた乙骨に対抗するため、術式「反重力機構(アンチグラビティシステム)」を起動しようとする羂索。しかし乙骨もまた術式を発動したのか、彼は謎の音とともに再び羂索の背後に現れ、手にした刀を一振り。それにより羂索の首を斬り落とすことに成功します。 本来であれば乙骨ほどの呪術師が近付いていれば勘付けたはずの羂索。ですが高羽の術式に取り込まれたことにより気付くことができず、乙骨の接近を許してしまったようでした。

首だけになった羂索は「初めからこのつもりだったのかい？」と質問。乙骨は「高羽さんに人は殺せませんから」と返答し、この奇襲は計画通りだったことを明かします。それを聞いて「道半ば……残念だよ」と口にする羂索ですが、次の瞬間に「だが私の意志は受け継がれる」と発言。 高羽と羂索の対決には一応終止符が打たれたものの、これから先のさらなる激闘も予感させる、何とも不穏な幕切れとなりました。

羂索とのステージを終え現実に戻って来たとき、高羽はなぜか死んだひとに着せるような白装束を着用していました。突如として現れたこの白装束。ここには高羽の「死んでもいいと思えるくらいの満足」が込められていると思われます。 芸人として活動しながらも周囲から受け入れられなかった高羽。しかし羂索が最後まで自分のノリに付き合ってくれたことで、目指していた舞台での漫才披露を達成します。彼が着ていた白装束には、「もう死んでもいい」「もう悔いはない」、そんな感情が込められていたのではないでしょうか。

岩手で術者と戦闘していた羂索は、自分のもとに単独で高羽がやってきたことが理解できない様子。日車寛見意外の覚醒タイプの術師には期待していないようで、高羽を軽くあしらおうとします。しかし強力な攻撃を喰らっても平然と起きあがってくる高羽に、羂索は衝撃を受けます。 宿儺と五条 が戦っている間、羂索に奇襲をかけるべきだと話す日下部たち。そこで羂索に対抗し得る人間として選ばれたのが、高羽でした。彼の攻撃を効かなかったことにする不思議な感覚に驚き、羂索は高羽を強敵と認めたのです。

高羽の術式に「自信」が関係していると考えた羂索は、彼のお笑いを論理的に否定します。自信を失くす最中で、羂索にお前にウケなくてもお前以外にウケればいいと言い放つ高羽。それを羂索に否定され、自分がなぜお笑いをやっているのかを改めて考えます。 高羽がお笑いをやっていたのは、寂しくなくなるために自分を知ってもらうため。全員にウケなくてもいいと考えていたのは言い訳だと気づいた彼は、羂索に土下座しお笑いバトルを仕掛けるのでした……！

高羽の術式が炸裂し、彼は羂索を自分の世界に引きずり込んでいきます。怒涛のボケツッコミのラッシュのなか、高羽の術式が敵のイメージまで反応させ魂を共鳴させると知り敗北を感じる羂索。 高羽が繰り広げるお笑いのフィールドで、羂索は自分までふざけさせられます。そして高羽はダメージを無効化している一方で、羂索だけはダメージを受けていました。このままでは負けると考えた羂索は、高羽のシミュレーションを終わらせ、本番の舞台へと共に足を進めます。

高羽の術式「超人(コメディアン)」は、彼がウケると思った事象を現実にするものです。ウケると考えればすべてが思いのままで、どれだけ強い攻撃を受けても、ウケると感じればコミカルに無傷で復活してきます。 また魂を共鳴させ相手の思考を取り込み反応させることも可能で、羂索はコントの世界に引きずり込まれていました。シミュレーションであるお笑い世界では、自分はノーダメージで相手にのみダメージを蓄積させられます。 作中では、五条にさえ対抗できると謳われるこの術式。高羽は術式をまったく理解しておらず、かつ自信に溢れているため、「超人」は作中最強レベルの全能ともいえる能力になっているのです！

戦闘中の高羽は、最強クラスの術式を使用し羂索を追い詰めています。しかし羂索は術式を破る方法をみつけたようで、高羽を本番のステージに呼びました。 高羽の「超人」はウケると思わなければいけないので、羂索は本番で高羽をスベらせ自信を喪失させる気なのかもしれません。 羂索は『呪術廻戦』のラスボスである可能性が高い、悪の根源です。やはり物語上も高羽が彼を倒すとは思えないので、残念ながら高羽は羂索との戦いで死亡してしまうのではないでしょうか。

そのめちゃくちゃな術式であの羂索さえも苦しませた高羽史彦。 羂索とのバトルは一旦終わりましたが、最後の捨て台詞を見るに、まだまだ先は長そうな予感……？もしそうなれば高羽のさらなる活躍も見れるはず。これを機に『呪術廻戦』を読み直し、今後の展開に備えてみてはいかがでしょうか！