2025年11月26日更新

羂索(けんじゃく)はなぜ死亡した?最後の言葉の意味や遺志を受け継ぐ者を徹底考察【呪術廻戦】

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呪術廻戦 羂索

宿儺と五条の激闘が終結し、次々と死闘が繰り広げられている『呪術廻戦』。そのなかでも宿儺サイドのキーマンとして暗躍し、自らも呪術師陣営と拳を交えていたのが羂索です。 果たして羂索は最終決戦で死亡するのでしょうか。最新の情報を交えながら、羂索が死亡したと言われる理由や復活の可能性、遺したメッセージの真相などを解説していきます。 ※この記事は『呪術廻戦』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

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羂索の死亡シーンを解説!乙骨に首を落とされる

結論から言うと、羂索は28巻249話で死亡しました。 彼は岩手県御所湖結界で高羽と交戦したのち、乙骨の奇襲を受け首を斬られます。首だけになった後もしばらく会話を続けていましたが、眉間を刀で刺され物語から退場しました。次の見出しから、羂索の詳しい死亡経緯を説明していきます。

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乙骨くん登場、即斬ッ!!!ていう早技すぎて…理解が追いつかなかった

羂索と高羽がお笑いコンビに

呪術廻戦 夏油傑 羂索

高羽の持つ術式「超人(コメディアン)」は彼が「ウケる」と確信したイメージを現実にする恐ろしい能力を有しています。自らの精神にまで影響を与えるこの術式を力づくで破れないと判断した羂索高羽のお笑い欲を満たして術式を終わらせようと画策。 その作戦は見事にハマり、高羽は羂索とともに夢の舞台での漫才を終え、術式を解除してしまいます。白装束を着て横たわる高羽に対し「君、超面白かったよ」と声をかける羂索。しかしその背後には乙骨の影が迫っていました。

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ボケ担当羂索&ツッコミ担当の高羽でお笑いコンビ「ピンチャン」結成!字面がすごい

乙骨の奇襲!ついに羂索の首が落とされる

呪術廻戦 乙骨憂太
©︎芥見下々/集英社

突如現れた乙骨に抵抗するため、術式「反重力機構(アンチグラビティシステム)」を発動させようとする羂索。しかし乙骨もまた術式を発動したのか、彼は謎の音とともに再び羂索の背後に現れ、手に持った刀を一振り。その攻撃を防ぐことができず、羂索の首は斬り落とされてしまいます。 乙骨ほどの呪力量を持った相手であれば、接近に気付けたはずと不審がる羂索。どうやら彼は高羽の術式に捉われていたことで反応が出来ず、乙骨の奇襲を許してしまったようでした。

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乙骨に気づかない、も含めて作戦とのこと。作戦の練度がえぐい!

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羂索が残した意味深なメッセージ

呪術廻戦 夏油傑 羂索
©︎芥見下々/集英社

首だけになってしまった羂索は、この一連の流れは全て作戦だったのかと質問。それに対し乙骨は「高羽さんに人は殺せませんから」と回答し、この襲撃は事前に計画されたものだったと明かします。それを聞いて「道半ば……残念だよ」と呟く羂索ですが、最後に「私の遺志は受け継がれる」と発言。 そののち、この言葉に込められた恐ろしい真意が明かされることになります。

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すぐ死ぬ羂索は解釈違いだったので、含みのある言葉のこしてくれて安心した!

超重複同化の発動権を宿儺に託し死亡

呪術廻戦 宿儺
©︎芥見下々/集英社

羂索は首を斬られたあとにコガネを呼び出し、死滅回游に「天元による人類との超重複同化の発動権は伏黒恵が持つこととする」というルールを追加しました。宿儺が伏黒の体を乗っ取っているため、これは実質「宿儺に発動権を与える」ことを意味しています。 その後、羂索は自身のなかに取り込んでいた天元を宿儺へ譲渡。乙骨が羂索の眉間を刀で突きトドメを刺したものの、「天元及び人類の同化計画」は宿儺へ引き継がれてしまうのでした。

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やっと倒したのにまさかの展開!羂索が策士すぎる。

夏油の肉体から呪霊が暴走

呪術廻戦 夏油傑 羂索

羂索が死亡した後、乗っ取った夏油の肉体に宿っていた呪霊たちが暴走!その数は尋常ではなく、乙骨でさえリカの力がないと人的被害なしに食い止められないと語るほどでした。 乙骨はここで呪霊を鎮めたのち、虎杖たちと宿儺が戦う戦場へ出発。彼が足止めを食らったことで、日車が大ダメージを負い戦線離脱するなど、呪術師側が不利な状況になってしまいました。

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最後の最後まで邪魔をするとはさすが!勝利への執念を感じる。

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【考察①】なぜ乙骨はすぐに頭部を破壊しなかった?

呪術廻戦 乙骨憂太

「脳を破壊しなければ殺せない」ことは呪術師サイドの人間もわかっていたはず。ならばどうして乙骨は、羂索の脳を破壊しなかったのでしょうか。実は呪霊操術の術者が死亡した場合、その術者が取り込んでいた呪霊が解き放たれる可能性があるのです。 実際、かつての夏油傑と戦った伏黒甚爾「死後取り込んでた呪霊がどうなるか分からん」と発言し、夏油にトドメを刺しませんでした。今回乙骨が羂索を殺し切らなかったのも、呪霊の暴走などを予防する意図があったと思われます。

【考察②】羂索の遺志を受け継ぐものとは

呪術廻戦 両面宿儺

羂索が乙骨に首を落とされた後に呟いた「私の遺志は受け継がれる」という言葉。当初は「脳移植で身体を奪う術式」を使い、新しい人間に乗り移ろうとしていると考察されていました。しかし、その後の展開で羂索は「天元との同化発動権」と「天元」を宿儺へ譲渡。 彼は自身の目的である「天元と人類の同化」を他者に託すという意味で、「遺志は受け継がれる」と語ったのでしょう。それを踏まえると、羂索の遺志を継いだのは宿儺と考えることができます。

【考察③】終結後の高羽のコンビは羂索!?

宿儺との最終決戦終結後を描いた30巻270話。ここに羂索と激闘を繰り広げた高羽が登場します。彼は本職のお笑い芸人に戻り、新しいコンビを組んで再出発しようとしていました。 高羽はファミレスで相方と打ち合わせをするのですが、なんとその相手が羂索(夏油)にそっくりなのです。羂索や夏油が生き返った描写はないため、おそらくは全くの別人。 ただ、羂索は高羽と戦った際に漫才コンビを組み、「超面白かったよ」と満足げに語っていました。もしかしたら、高羽の相方は羂索の魂が宿った人物、「高羽と本気でお笑いをやりたい」という遺志を受け継いだ者なのかもしれません……。

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羂索(けんじゃく)のこれまでの動きをおさらい

夏油傑として真人らと共に登場

呪術廻戦 夏油傑
©︎芥見下々/集英社

羂索が初めて登場したのは、単行本2巻の10話です。彼は夏油傑として行動しており、呪霊である漏瑚花御と共にファミレスを訪れていました。そこでは五条を封印する方法について、利害が一致している呪霊たちと話しあっています。 その後も真人ら呪霊と共に行動し、呪胎九相図を高専から盗みだし受肉させました。ここではあくまで呪詛師・夏油傑として、活動しています。

五条悟の前で正体を明かし封印

呪術廻戦 五条悟
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

ついに勃発した、渋谷事変羂索五条の封印を目的に、混乱を起こします。そして夏油の姿をした彼と相対した五条は、彼に向かって「誰だよオマエ」と口にしました。 最初は夏油傑と名乗っていた羂索ですが、ついにその正体を明かします。この頭を剥き出しにして脳みそを見せるシーンは、読者に大きな衝撃を与えました……! 獄門疆での封印には、時間が必要。しかし夏油と過ごした3年間の青春を思い出させることで、脳内で時間を経過させ五条の封印に成功するのでした。

真人を取り込み死滅回游を開始

呪術廻戦 真人
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

渋谷事変にて五条を封印した羂索は、虎杖との戦いでボロボロになった真人の前に現れます。そして助けると声をかけ、覚悟した真人を取り込みました。 渋谷事変終結後、彼が始めたのが呪術師による殺しあいのゲーム「死滅回游です。死滅回游では1000人の非術師を新たに術師として改造した彼。羂索が非術師を術師に変え死滅回游を開始した理由は、呪力を最適化し人間を次の次元へ進化させるためでした。

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激闘の末に九十九由基を撃破

呪術廻戦 九十九由基
©︎芥見下々/集英社

天元を目的に高専最下層に来た羂索は、護衛である脹相九十九由基と対峙します。脹相でできる限りダメージを与え術式を把握した後、九十九が撃破する作戦。その作戦通り2人は戦いを有利に進めますが、九十九は極小のうずまきで腹部を貫かれてしまいました。 致命傷を負った九十九は脹相を逃がし、その隙を突かれ真っ二つにされます。そこで奥の手である「ブラックホール」を放ち、羂索を巻き込み自爆しました。しかし羂索は「反重力機構」を使い、九十九に勝利したのです。

『呪術廻戦』羂索は極悪非道なラスボス!ついに人生の幕が降りる

呪術廻戦 夏油傑 羂索

ラスボス候補の羂索は首を落とされ死亡しました。脳みそも乙骨によって貫かれ、最終回まで復活はありませんでした。 宿儺を倒すための総力戦・人外魔境新宿決戦と平行して知略を見せた羂索。羂索の活躍がアニメで描かれるのを待ちましょう!