羂索(けんじゃく)は死亡確定?意思を受け継ぐのが誰なのか徹底考察【呪術廻戦】
宿儺と五条の激闘が終結し、次々と死闘が繰り広げられている『呪術廻戦』。そのなかでも宿儺サイドのキーマンとして暗躍し、自らも呪術師陣営と拳を交えていたのが羂索です。 果たして羂索は最終決戦で死亡するのでしょうか。最新の情報を交えながら、羂索が死亡したと言われる理由や復活の可能性、遺したメッセージの真相などを解説していきます。 ※この記事は『呪術廻戦』の重要なネタバレを含みます。
【呪術廻戦243話】 羂索が乙骨に首を飛ばされ死亡…!?
243話で黒幕として暗躍してきた羂索の首が、乙骨憂太によって斬り落とされることになりました。首だけになってもしばらく話していたので、完全に死亡したのかというと微妙なところ。ただ遺言的なメッセージも遺していることから一連の戦いから脱落したと考えてよいでしょう。 次の見出しから、順を追って羂索死亡の経緯を見ていきます。
乙骨くん登場、即斬ッ!!!ていう早技すぎて…理解が追いつかなかった
どういう展開!?羂索と高羽がお笑いコンビに
高羽の持つ術式「超人(コメディアン)」は彼が「ウケる」と確信したイメージを現実にする恐ろしい能力を有しています。自らの精神にまで影響を与えるこの術式を力づくで破れないと判断した羂索は高羽のお笑い欲を満たして術式を終わらせようと画策。 その作戦は見事にハマり、高羽は羂索とともに夢の舞台での漫才を終え、術式を解除してしまいます。白装束を着て横たわる高羽に対し「君、超面白かったよ」と声をかける羂索。しかしその背後には乙骨の影が迫っていました。
ボケ担当羂索&ツッコミ担当の高羽でお笑いコンビ「ピンチャン」結成!字面がすごい
乙骨の奇襲!羂索の首が……
突如現れた乙骨に抵抗するため、術式「反重力機構(アンチグラビティシステム)」を発動させようとする羂索。しかし乙骨もまた術式を発動したのか、彼は謎の音とともに再び羂索の背後に現れ、手に持った刀を一振り。その攻撃を防ぐことができず、羂索の首は斬り落とされてしまいます。 乙骨ほどの呪力量を持った相手であれば、接近に気付けたはずと不審がる羂索。どうやら彼は高羽の術式に捉われていたことで反応が出来ず、乙骨の奇襲を許してしまったようでした。
乙骨に気づかない、も含めて作戦とのこと。作戦の練度がえぐい!
羂索が残した意味深なメッセージ
首だけになってしまった羂索はこの一連の流れは全て作戦だったのかと質問。それに対し乙骨は「高羽さんに人は殺せませんから」と回答し、この襲撃は事前に計画されたものだったと明かします。それを聞いて「道半ば……残念だよ」と呟く羂索ですが、最後に「私の意志は受け継がれる」と発言。 首を斬られ死んだと思われた彼ですが、こんなときのために何か保険をうっていたのでしょうか。先の展開が気になる、何とも謎めいた幕引きとなりました。
すぐ死ぬ羂索は解釈違いだったので、含みのある言葉のこしてくれて安心した!
羂索は本当に死亡確定?生存している可能性も考察
首を斬り落とされ、普通の人間であれば即死レベルのダメージを受けた羂索。果たして彼は本当にこのまま死んでしまうのでしょうか……? 正直、物語のラスボス候補である羂索がこんなあっさり死んでしまうとは考えられません。実際羂索は首を斬られた後も乙骨と会話を交わしており、意識がしっかり保たれていました。さらに彼が生き残っていると考えられる理由は他にも複数存在。次からはその理由について詳しく解説していきます。
とりあえず本誌読み返して額に縫い目ある人探そうかな…
羂索は1000年前から体を乗り移って生きてきた
そもそも羂索は1,000年前から生きているとされ、自らの術式により様々な人間の身体を奪いながら生き永らえてきました。彼は自らの脳を移植することで対象の肉体を乗っ取ることが可能。この能力を考慮すれば、羂索の生存確率はぐっと引き上がります。 なぜなら彼の本体はその身体ではなく「脳」。今まで脈々と受け継いできた脳味噌だけが、羂索のオリジナルパーツと呼ぶべき部分であり、ここさえ無事であれば彼は何度でも復活できるのです。
羂索の本体である脳みそは潰されていない
乙骨により首を斬り落とされたとき、羂索の首から上は目立つ傷がひとつもない綺麗な状態となっていました。つまり彼の本体である脳はまったくダメージを負っていないのです。身体の自由さえ取り戻せれば、羂索はいつでも「誰かに乗り移れる状態」となっています。 首と胴体が離れ自由に動くことはできない羂索ですが、脳が無事である今は「生存状態」と呼ぶこともできるでしょう。もしも彼が協力者や開示していない術式を利用すれば、いつでも復活することが可能だと思われます。
なぜ乙骨は頭部を破壊しなかった?【考察】
「脳を破壊しなければ殺せない」ことは呪術師サイドの人間もわかっていたはず。ならばどうして乙骨は、羂索の脳を破壊しなかったのでしょうか。実は呪霊操術の術者が死亡した場合、その術者が取り込んでいた呪霊が解き放たれる可能性があるのです。 実際、かつての夏油傑と戦った伏黒甚爾は「死後取り込んでた呪霊がどうなるか分からん」と発言し、夏油にトドメを刺しませんでした。今回乙骨が羂索を殺し切らなかったのも、呪霊の暴走などを予防する意図があったと思われます。
「私の意志は受け継がれる」
羂索が最後に言い放った「私の意志は受け継がれる」という意味深な言葉。先ほども解説したように、彼は脳の移植さえすれば他者の身体を奪い取ることが可能です。それを加味すれば、この発言には「次の依り代がもう決まっている」という意味が込められているように思えます。 しかし羂索自身は現在身動きも取れない状態。場合によってはリモートで自身が身体を奪える仕掛けや、誰かに憑依できるような仕掛けを、すでに仕込んでいるのかもしれません……。
羂索の意志を受け継ぐのは誰なのか考察
高羽史彦
羂索と直近で戦った高羽史彦。物理的な距離の近さを考えれば、もっとも身体を奪いやすいのが彼でしょう。しかも作中で高羽の術式「超人(コメディアン)」には「魂の共鳴」を引き起こす効果があると明かされています。 羂索と高羽は「超人(コメディアン)」が作り出したイメージのなかで長い時間を過ごしました。場合によっては高羽の魂が羂索によって汚染され、操られてしまう可能性などもあるかもしれません。
高羽さん死装束着てたけど生死不明だからあり得そう。
五条悟
宿儺との決戦により死亡した五条悟。彼は宿儺の攻撃によりへその上あたりから真っ二つに切断されてしまいましたが、実は首から上にはあまりダメージがなく、綺麗に残っている状態。 反転術式などで身体を回復させれば、脳を移植して五条の身体を奪うことができるのです。しかも羂索は奪った対象の術式を奪うことも可能。五条が持つ無下限呪術の強さを考えれば、真っ先に狙われるのは彼だと思われます。
せっかく南に旅立ったから、そっとしておいてほしいので五条説は異議あり!
虎杖悠仁
実は虎杖には気になる伏線が残っています。彼は伏黒の身体を使い受肉した宿儺と対決しているのですが、虎杖は宿儺の力を失ったはずなのにとんでもない威力の攻撃を繰り出しています。 それを不審に思う宿儺ですが、その後「そうか小僧はあの時の」と不敵な笑みを浮かべ、「羂索め気色の悪いことをする」と発言。このシーンからは羂索が虎杖のなかに「何かを仕込んでいる」ことが読み取れます。 現状それが何かは明言されていませんが、その「何か」こそ羂索の意志を引き継ぐトリガーになっているのかもしれません。
実際、虎杖って羂索の子だから、まだ新展開ありそう。
釘崎野薔薇
渋谷事変での真人戦で死亡するも直後に新田新の術式で固定され、以降生死不明のまま出番のない釘崎野薔薇。蘇生処置次第では生き延びる可能性があることも作者によって示唆されていますが、最終決戦突入後もいまだ動きはありません。 身体の鮮度が保たれたままなら、羂索が身体を奪う余地が十分にあるでしょう。現状、虎杖vs伏黒恵に受肉した宿儺という構図です。1年トリオの設定を活かすとするなら、ここで羂索に乗っ取られた釘崎が参戦すると、かなり『呪術廻戦』っぽいドロドロの構図にすることができます。
姐さんに復活してほしいが、そんな最悪な形はやめてほしい。
九十九由基
特級呪術師・九十九由基は、羂索との戦いに破れ死亡しています。身体を真っ二つにされてもなお即死しない彼女の生命力に、さすがの羂索も「死んどけよ 人として」とこぼしたほど、彼女の強さは別格でした。 羂索もかなり追い詰められていたので、それだけの力を持つ彼女に目をつけていてもおかしくありません。彼女が自爆覚悟のブラックホールを発生させた後も、明確な遺体の描写はありませんでした。羂索が保険となるようなマーキングを施すことも、もしかしたらできたのではないでしょうか。
さすがにこんな終盤でそんな強敵生まれたら物語が崩壊するのでは?
三輪霞
呪術高専京都校の生徒である三輪霞。実力もそれほど高くない彼女ですが、実は乙骨が激戦を繰り広げていた仙台コロニーに1人でいる様子が描写されています。このシーンでの三輪は普段の明るい感じとは違い非常にダーク。一時は「三輪闇落ち説」も語られていました。 しかしその後、五条と宿儺との戦いが始まった際には観戦組としていつもと同じような様子で登場。闇落ち説はデマだったのか……と思われましたが、ここで1つの疑問が。そもそも三輪はどうして観戦組に混ざっていたのでしょうか。京都校のメンバーでここにいるのは、なぜか彼女だけなのです。 さらに彼女の髪型にも注目。羂索の脳を移植された人間は額に「縫い目」があるのですが、三輪はその縫い目をうまく隠せるような髪型をしているのです。場合によってはすでに脳を移植されている可能性も……?何にせよ彼女の動向はしっかりとチェックしておいた方がよさそうです。
そもそも三輪ちゃん縛りで戦えないはずなのに、なんで死滅回游いたん……?不穏なんだよな~
虎杖仁(虎杖悠仁の父)
虎杖仁は虎杖悠仁の父親で、物語開始時点で故人です。彼の描写は多くなく、顔は悠仁とそっくりで、穏やかな性格の人物であることがわかっている程度。 妻・香織を亡くし、その後香織の身体を乗っ取った羂索と再婚しています。亡き妻と同じ容姿の妻を普通に受け入れていたので、仁もなにかしら羂索の影響を受けていた可能性はありそう。 ただ仁自身が術者だったという描写はいまのところないので、羂索が器にするにはやや弱すぎる気もしますね。あえて彼を器にするメリットが見当たらないので、この線は薄いでしょう。
本編への絡みが少なすぎるし、出てきても「誰?」ってなりそうです。
羂索(けんじゃく)のこれまでの動きをおさらい
夏油傑として真人らと共に登場
羂索が初めて登場したのは、単行本2巻の10話です。彼は夏油傑として行動しており、呪霊である漏瑚、花御と共にファミレスを訪れていました。そこでは五条を封印する方法について、利害が一致している呪霊たちと話しあっています。 その後も真人ら呪霊と共に行動し、呪胎九相図を高専から盗みだし受肉させました。ここではあくまで呪詛師・夏油傑として、活動しています。
五条悟の前で正体を明かし封印
ついに勃発した、渋谷事変。羂索は五条の封印を目的に、混乱を起こします。そして夏油の姿をした彼と相対した五条は、彼に向かって「誰だよオマエ」と口にしました。 最初は夏油傑と名乗っていた羂索ですが、ついにその正体を明かします。この頭を剥き出しにして脳みそを見せるシーンは、読者に大きな衝撃を与えました……! 獄門疆での封印には、時間が必要。しかし夏油と過ごした3年間の青春を思い出させることで、脳内で時間を経過させ五条の封印に成功するのでした。
真人を取り込み死滅回游を開始
渋谷事変にて五条を封印した羂索は、虎杖との戦いでボロボロになった真人の前に現れます。そして助けると声をかけ、覚悟した真人を取り込みました。 渋谷事変終結後、彼が始めたのが呪術師による殺しあいのゲーム「死滅回游」です。死滅回游では1000人の非術師を新たに術師として改造した彼。羂索が非術師を術師に変え死滅回游を開始した理由は、呪力を最適化し人間を次の次元へ進化させるためでした。
激闘の末 九十九由基を撃破
天元を目的に高専最下層に来た羂索は、護衛である脹相と九十九由基と対峙します。脹相でできる限りダメージを与え術式を把握した後、九十九が撃破する作戦。その作戦通り2人は戦いを有利に進めますが、九十九は極小のうずまきで腹部を貫かれてしまいました。 致命傷を負った九十九は脹相を逃がし、その隙を突かれ真っ二つにされます。そこで奥の手である「ブラックホール」を放ち、羂索を巻き込み自爆しました。しかし羂索は「反重力機構」を使い、九十九に勝利したのです。
今後 羂索(けんじゃく)は死亡するのか
今後の展開にて、羂索は死亡する可能性が高いでしょう。 これまでに起こった悪い事件の元凶は、ほとんどが彼です。渋谷事変を起こしたのも彼で、死滅回游の発起人も羂索でした。そのため物語が終幕するには、彼が死ぬか彼が全員を殺すかをしないといけないでしょう。羂索が最後に笑うラストは考えづらいので、やはり死亡する瞬間はくると思われます。 ただし羂索は物語の最重要な悪役で、ラスボスとして君臨する可能性も十分あります。そのため死ぬとしても、相当終盤になるのではないでしょうか!
羂索(けんじゃく)は『呪術廻戦』のラスボス?
『呪術廻戦』のラスボスが羂索である可能性は、十分あるでしょう。 宿儺と羂索は現段階では利害が一致する味方として、共闘しています。本作のラスボスは、この2人のどちらかだと思われます。純粋な強さでは宿儺が上だと思われますが、思想の邪悪さを含めると羂索がラスボスとして相応しいでしょう。 宿儺は五条との戦いで消耗した直後に、畳み掛けられている真っ最中。彼はこのまま呪術師陣営に倒されるのかもしれません。
『呪術廻戦』羂索は死亡していない可能性も!極悪非道なラスボス候補
2024年2月現在の『呪術廻戦』では、羂索は首を落とされ生死不明状態です。脳みそは無事のようなので、次なる一手を打っている可能性も十分に残っています。 宿儺を倒すための総力戦・人外魔境新宿決戦と平行して羂索はどう動くのか、今後の展開からも目が離せません!