2025年12月23日更新

『千と千尋の神隠し』名言集!魅力的なセリフを名シーンとともに振り返る!

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『千と千尋の神隠し』

ジブリ映画最大のヒットを記録した『千と千尋の神隠し』(2001年)。魅力的な物語やキャラクターもさることながら、心に響く名言が多い作品としても知られています。 そこで、この記事では『千と千尋の神隠し』に登場する名言を前後のシーンと合わせて詳しく解説します! ※『千と千尋の神隠し』(2001年)のネタバレを含みます。

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「ここで働かせてください!」

『千と千尋の神隠し』

千尋が初めて湯婆婆と対面した際のセリフ、作中でもトップクラスの知名度を誇る名言です。 一人ぼっちの千尋を救ってくれたハクから「仕事を持たない者は動物に変えられる」と教えてもらい、油屋の当主である湯婆婆のもとへやってきます。「そんなヒョロヒョロに何ができる」と、湯婆婆に一蹴される千尋でしたが、再び「ここで働かせてください!」と懇願しました。 折れない千尋に激怒した湯婆婆は「グズで甘ったれで泣き虫で頭の悪い小娘」と罵倒。しかし、息子の坊が泣きはじめたため、渋々契約書を交わします。最終的には千尋の粘り勝ちとなりました。

「エンガチョ。千、エンガチョ……切った!」

『千と千尋の神隠し』釜爺

龍の姿になったハクを救い出すシーンで、釜爺が千に伝えた名言です。 体の中からハクの命を食い荒らす"何か"を吐かせるため、千は河の神から貰ったにがだんごを食べさせます。すると、湯婆婆がハクを従わせるために仕込んだタタリ虫が体の中から出てきました。 小さなタタリ虫はすぐさま逃げ出しますが、最後は千が素足で踏み潰したのです。直後に釜爺が「エンガチョ。千、エンガチョ……切った!」と千が指で作った円を切る動きをしました。 ちなみに「エンガチョ」とは、日本古来から伝わる「穢(けが)れを防ぐ動き」。地域によって、手の組み方や動きはさまざまあるようです。

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「ぜいたくな名だね。今からお前の名前は千だ」

『千と千尋の神隠し』

契約書を交わした際に、湯婆婆が千尋に向かって放った名言です。仕方なく千尋を働かせることにした湯婆婆は、契約書を取り出して名前を書かせます。 続けて「荻野千尋」という名を見て、湯婆婆は「贅沢な名だね」とつぶやき、名前の上に手をかざしました。すると「荻」「野」「尋」の3文字が宙に浮き、手の中に吸い込まれていきます。 湯婆婆から「今からお前の名前は千だ」と伝えられたこの瞬間、千尋は名前を奪われたのです。

「千はどこだ!千を出せ!」

千と千尋の神隠し

暴走したカオナシが、宴会場で湯婆婆に放った名言です。 手から金を生み出す能力によって、油屋で丁重にもてなされたカオナシ。自分を認めてくれた千の気を引こうと金を差し出しますが拒絶されてしまいます。 そのショックから暴走したカオナシは、従業員をも飲み込みながら暴飲暴食を始め、醜悪な姿へと変貌。場を収めにやってきた湯婆婆に対し、丸呑みした青蛙の声を使って「千はどこだ!千を出せ!」と詰め寄りました。 直後、再び現れた千に「苦団子」を食べさせられたカオナシ。飲み込んだものを激しく吐き出しながら、千を凄まじい勢いで追い回すことになります。

「一度あった事は忘れないものさ 思い出せないだけで。」

千と千尋の神隠し

自宅へやってきた千に対して、銭婆が語った名言です。 ハクの体内から魔女の契約印を取り出した千は、ハクの行いの謝罪と契約印を返すため、銭婆の家を訪れます。ハクと以前どこかで会った気がすると語り、必死にヒントを求める千。そんな彼女に銭婆は、「一度あったことは忘れないものさ。思い出せないだけで」と言葉を贈りました。 その後、迎えに来たハクの背に乗って油屋へ帰る道中、千は銭婆の言葉通り、幼い頃の記憶を鮮やかに蘇らせるのでした。

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『千と千尋の神隠し』は名言の宝庫!あなたの好きな名セリフは?

千と千尋の神隠し

『千と千尋の神隠し』(2001年)の名言5選を紹介しました! ジブリ作品の中でも、屈指の名シーンや名台詞を誇る本作。大人になってから改めて名言に触れることで、かつてとは違う意味や感動を見出せるのも大きな魅力です。 皆さんもぜひ、自分にとっての「忘れられない名セリフ」を探しながら、改めて映画の世界に浸ってみてください。