2017年7月6日更新

『千と千尋の神隠し』のセリフは英語だとこうなる!

『千と千尋の神隠し』

日本国内興行収入歴代1位のスタジオジブリ作品『千と千尋の神隠し』。英訳された作品のセリフを聞いてみると、少し印象が違ってきます。ここでは名作『千と千尋の神隠し』のセリフの英訳を検証していきたいと思います。

お父さん、お母さん、きっと助けてあげるから、あんまり太っちゃ駄目だよ、食べられちゃうからね。

Don't you worry! I promise I'll get you out of here! So just don't get any fatter! Or they'll eat you!

神様の料理に手を出したことで、豚に変えられた千尋の両親。千尋の冒険は、二人を救出するための奮闘の日々でもありました。そんな千尋の両親への愛情が伺えるセリフ。

「Don't you worry!」は「心配しないで!」という意味。オリジナル版と少し違って、英語版のほうがより力のこもった呼びかけになっているような気がしますね。

あんた、ハイとかアリガトウも言えないの?

Can't you even manage"Yes, mam." or "Thank you."?

湯婆婆の経営する「油屋」で働くことになった千尋の先輩リン。当初はキツい言葉を投げかけることもありました。ハイが「Yes,mam.」ありがとうが「thank you」ですね。若干強めに言ってみると、英語でもリンっぽい雰囲気を出せるような気がしてきます。

忘れないで、私は千尋の味方だからね

And don't forget, Chihiro, I'm your friend.

ともに油屋で働く同僚のハクは、千尋の支えになってくれる心強い味方の一人。そんなハクの千尋に向けた力強いセリフ。こちらもほかの訳と同じくかなりストレートで、わずかな単語がわかるだけでも十分にオリジナルに近いものであることが理解できます。

一度あったことは忘れないもんさ。思い出せないだけで

Nothing that happens is ever forgotten, even if you can’t remember.

画像の湯婆婆の姉、銭婆の台詞です。物腰穏やかながらも、深い銭婆の言葉は、「Nothing that happens is ever forgotten, even if you can’t remember.」と、かなり原文に忠実に訳されています。とくに「Nothing」や「remenber」など、単語の意味がわかるだけでも、適切に訳されていることが理解できます。

湯婆婆は、相手の名をうばって支配するんだ。名をうばわれると、帰り道がわからなくなるんだよ

Yubaba controls you by striping you of the name.When you are deprived of the name, you will not be able to go home.

ハクのセリフです。支配するという意味の「controls」など、あまり穏やかではない単語が並んでいることで、オリジナルのセリフに漂う緊迫感を感じることができますね。

千、欲しい...千、欲しい。

I want Sen. I want Sen!

最後に少し不気味な英訳台詞を紹介しましょう。この作品の象徴ともいえるキャラクター、カオナシの台詞です。見事にそっくりそのままですが、あのカオナシの姿を思い浮かべると、英語でもちょっと不気味な感じがしてきます。