2024年1月1日更新

日本の泣けるドラマおすすめランキング!感涙必至の名作揃い【2024年最新】

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【恋愛編】泣ける日本のおすすめドラマ

1位『First Love 初恋』(2022年)

『First Love 初恋』
©Netflix

20年におよぶ初恋の記憶を綴った大人のラブストーリー

ジャンル恋愛
キャスト満島ひかり , 佐藤健 , 八木莉可子

宇多田ヒカルの名曲「First Love」と「初恋」に着想を得た『First Love 初恋』。満島ひかりと佐藤健が初共演し、夏帆、濱田岳ら実力派俳優が集結しました。

2018年の北海道・札幌市。タクシー運転手として働く野口也英と警備会社に務める並木晴道は、高校時代、誰もが羨むような仲睦まじいカップルでした。偶然の再会を果たす2人ですが、也英は感慨深い様子の晴道に「初めまして」と挨拶をしてきて……。

ここがおすすめ!

1990年代後半と2000年代、現在の3つの時代が交錯して描かれる初恋の物語。とある事情ですれ違う也英と晴道に、切なさともどかしさがこみ上げます。次回への引きと伏線が巧みで、ストーリーにグイグイ引き込まれるでしょう。雪が彩る映像美や宇多田ヒカルの名曲も相まって、非常に完成されたドラマです。

2位『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004年)

映画も大ヒットを収めた号泣必至のラブストーリー

ジャンルヒューマンドラマ
キャスト山田孝之 , 綾瀬はるか

書籍・映画版に続き大ヒットを記録したドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』。2004年7月から放送され、ザテレビジョンドラマアカデミー賞で数々の賞を受賞した、名作と呼ぶにふさわしい作品です。

片山恭一の大ベストセラー小説をドラマ化した本作。主人公の朔太郎は、高校時代に亡くなった最愛の恋人・亜紀の死を乗り越えるができないまま、17年という年月を過ごします。高校生の朔太郎と亜紀、そして17年後朔太郎が並行して描かれていく、特徴的な作品構成です。

高校生の2人が出会い、ピュアな恋愛が始まった矢先、亜紀は白血病に冒され……。病と闘いながらも、お互いを想い合い純愛を貫いていきますが、非情にも亜紀に最期の時が訪れます。彼女を喪った朔太郎は、17年という年月を経て思い出と向き合い始めました。

ここがおすすめ!

何かできることはないか自問する朔太郎と「幸せって、すごく単純なことだね。 サクちゃんがいて、私がいることなんだよね」と今を噛みしめる亜紀、そして2人を見守る両親の愛情にも胸を打たれます。涙なしには観ることのできない、究極の純愛物語です。

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3位『silent』(2022年)

silent

無音の世界で再会したカップルの切ないラブストーリー

ジャンル恋愛
キャスト川口春奈 , 目黒蓮 , 鈴鹿央士

2022年10月期の話題をかっさらったドラマ『silent』。本作のロケ地となったカフェにファンが殺到するなど、空前の社会現象を巻き起こしました。

最愛の人・佐倉想との別れを乗り越え、新しい恋人と今を生きている青羽紬。彼女はある日、8年越しに想と再会し、彼が難病を患い聴力を失っていたことを知ります。想が手紙ひとつ残して姿を消した理由を察して、今の彼と向き合っていこうとしますが……。

ここがおすすめ!

目黒蓮や夏帆らが手話を使った演技に挑戦し、目で伝える演技が評価された本作。音が聴こえる・聴こえないということに、真摯に向き合っているドラマです。

登場人物みんな優しくて、繊細で、相手が大切だからこそすれ違っていく……。どんなに辛い運命でも、誰かを思いやって前向きに生きる姿に勇気づけられます。

4位『大恋愛~僕を忘れる君と』(2018年)

TBS金曜ドラマ 『大恋愛~僕を忘れる君と』
(C)TBS

若年性アルツハイマーの医師と彼女を支え続けた男性の10年間の軌跡

ジャンルヒューマンドラマ
キャスト戸田恵梨香 , ムロツヨシ , 松岡昌宏

恋愛ドラマの名手・大石静のオリジナル脚本をドラマ化した「大恋愛」。平均視聴率は10.0%で、Paraviの年間視聴数ではドラマ部門年度1位に輝きました。

レディースクリニックに勤務する北澤尚は、年上の医師・井原とお見合いを通じて婚約した直後、運命の出会いを果たします。その相手とは、売れない小説家の間宮真司。彼との恋を育む尚ですが、彼女の身体ではある異変が起きていて……。

ここがおすすめ!

本当の愛を知らなかった真司が、どんな時も彼女を愛し、支え続ける健気な姿に号泣必至です!若年性アルツハイマーが進行するに連れ、別人のようになる尚を戸田恵梨香が好演し、ムロツヨシとの夫婦役も話題を呼びました。

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5位『神様、もう少しだけ』(1998年)

女子高生とミュージシャンの恋を描くセンセーショナルなドラマ

ジャンルヒューマンドラマ
キャスト金城武 , 深田恭子 , 加藤晴彦

1990年代後半に女子中高生を中心に流行し、社会問題となった援助交際。それをきっかけにHIVに感染しエイズを発症する女子高生と、人気音楽プロデューサーの切なく感動的な恋の物語です。

当時まだ15歳だった深田恭子は、難病に苦しみながらも懸命に生きる主人公・叶野真生を熱演し、ブレイクのきっかけとなりました。

金城武演じる音楽プロデューサー・石川啓吾のファンである真生。啓吾のコンサートへ行った帰り道で彼と出会うも、恋が始まろうとした矢先、自分がHIVに感染していることを知ります。

当時メディアで大きく取り上げられていた援助交際をテーマとし、エイズとそれに対する誤解や無関心に翻弄されながらも、成長する少女の姿を描きました。病への正しい理解を求めた作品とも言えるでしょう。

ここがおすすめ!

HIVはキスでは感染しないことを伝えるため、TVドラマ史上最長の1分以上のキスシーンが描かれた作品です。一方で、感染したと知りつつ行為に及ぶなど批判された描写も。啓吾の必死の祈りも叶わず、エイズを発症したシーンは涙を誘います。

6位『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(2016年)

辛い過去を背負う男女4人の運命が交錯する群像ラブストーリー

ジャンルヒューマンドラマ
キャスト有村架純 , 高良健吾 , 高畑充希

坂元裕二のオリジナル脚本を、有村架純と高良健吾の主演でドラマ化した月9「いつ恋」。その他のキャストには、AAAの西島隆弘や高畑充希、森川葵らが名を連ねています。

幼い頃に母親を亡くし、北海道で育ての両親と暮らしている音。一方の練は優しすぎる性格で、上京後も人に騙されてばかりでした。そんなある日、練が拾った鞄の中から「音へ」と書かれた古い手紙を見つけたことから、2人は運命の出会いを果たし……。

登場人物の境遇に感情移入すると同時に、不器用すぎる恋愛模様に胸を打たれるでしょう。ストーリーの節目として、東日本大震災が描かれた点も話題になりました。

ここがおすすめ!

練の幼馴染みの小夏が、朝陽に「練の好きは買えないよ」と啖呵を切る姿が印象的で、誰かを一途に想い続けることの尊さに気付かされます。音が練を選べるようにと、朝陽が「僕はもう……君のこと好きじゃない」と告げるシーンは、多くの視聴者の涙を誘いました。

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7位『束の間の一花』(2022年)

余命宣告された“ふたりの”儚く優しい恋の物語

ジャンル恋愛
キャスト京本大我 , 藤原さくら , 佐々木大光

高校2年生の春、医師から余命2年の宣言を受けた千田原一花。彼女は宣言期間を過ぎても生き長らえ、進学した大学で哲学講師の萬木昭史と出会います。

いつ終わりを迎えるか分からない日々の中、彼は一花にとっての生きる希望になりました。2人は少しずつ距離を縮めていきますが、萬木は突然、姿を消してしまいます。しばらくして、一花は萬木との再会を果たしますが、彼に「死ぬんだってさ、俺」と告げられて……。

ここがおすすめ!

原作はタダノなつによる漫画『束の間の一花』。連続ドラマとしては珍しく、男女のどちらも余命宣告されたカップルを描いた作品です。

設定そのものはとてもヘビーですが、明るく振る舞おうとする一花に視聴者の方が励まされてしまいます。観終わった後、目の前の日常が今までよりもっと愛おしくなること間違いなし!

8位『砂時計』(2007年)

丁寧に描かれた見応えありの泣ける恋愛ドラマ

ジャンル恋愛ドラマ
キャスト佐藤めぐみ , 小林涼子 , 美山加恋

主人公の植草杏は12歳の冬に両親が離婚したことがきっかけで母親の実家がある島根県に引っ越してきました。田舎の生活に慣れない杏でしたが、北村大悟と知り合い徐々に馴染んでいきます。

杏の母が自殺してしまい大悟は杏の心の支えとなり、2人は付き合うように。ずっと一緒にいることを約束する2人でしたが、その約束を守ることはできるのでしょうか。

ここがおすすめ!

昼ドラの名作!人気少女コミックが原作で小学校から大人になるまでの14年間を追った恋愛ドラマです。小学生、中高生、大人のパートがそれぞれ丁寧に描かれるので感情移入してしまい涙無しには見られません。30分×60話という昼ドラ枠だからできる超大作を堪能してみてください。

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9位『最愛』(2021年)

ドラマ『最愛』

それぞれの最愛に涙が止まらない名作サスペンス

ジャンルサスペンス
キャスト吉高由里子 , 松下洸平 , 光石研

2006年梨央が青春時代を過ごした田舎町で失踪事件が起きました。15年後、実業家になった梨央の前に事件の関係者が現れたことをきっかけに再び事件は動き始めます。

当時の記憶と一緒に封印したものが解き放たれ、過去の事件が現在の殺人事件へと繋がっていくのでした。事件の真相に梨央は迫っていきます。

ここがおすすめ!

『最愛』は登場人物それぞれの愛が散りばめられたドラマです。犯人探しのハラハラも加わって1つも見逃すことができない急展開。宇多田ヒカルが歌うドラマ主題歌の「君に夢中」が流れるタイミングも完璧です。

【医療編】泣ける日本のおすすめドラマ

1位『JIN -仁-』(2011年)

JIN -仁-

江戸時代にタイムスリップした医師、仁を描いた異色のファンタジー

ジャンルヒューマンドラマ , SF
キャスト大沢たかお , 綾瀬はるか , 中谷美紀

とある事件によって江戸時代の幕末の時代にタイムスリップした医者が、発達していない医療の中で江戸の人々を助けながら、自らも幕末期の動乱に巻き込まれていくドラマです。

現代から江戸へタイムスリップしてしまった医者・南方仁を大沢たかお、仁のパートナー・橘咲を綾瀬はるかが演じています。

ここがおすすめ!

江戸時代に医療に命をかける医者たちの姿、時を超えても変わらない人が人を想うことの美しさを鮮明に描いており、感動すること間違いなしです。

2位『コウノドリ』(2015年)

コウノドリ
©TBS

生まれてくる命と向き合う感動の医療ドラマ

ジャンルヒューマンドラマ
キャスト綾野剛 , 松岡茉優 , 吉田羊

2020年10月時点で累計発行部数800万部を突破した、鈴ノ木ユウの同名漫画が原作の作品。2015年に第1シリーズが、2017年に第2シリーズが放送されました。

本作の舞台は、ハイリスク出産に対応する周産期母子医療センター。ジャズピアニストと産婦人科医、二足のわらじを履く鴻鳥サクラを中心に、命と向き合う医師を描く医療ドラマです。主人公を演じるのは、連続ドラマ単独初主演の綾野剛。その他のキャストには松岡茉優、星野源といった実力派俳優たちが集結しました。

ここがおすすめ!

望まぬ妊娠・出産や「出生前診断」の是非など、命の尊さや生まれてくる奇跡を繊細に描いており、涙が止まらない視聴者が続出!

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3位『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』(2008年)

救える命と手から溢れていく命に苦悩する医師たちの闘い

ジャンルヒューマンドラマ
キャスト山下智久 , 新垣結衣

救急医療にスポットを当て、山下智久主演でドラマ化された「コード・ブルー」。TVシリーズ全3シーズンにSPドラマ3作、劇場版1作と続いた長期シリーズです。

千葉県の災害拠点病院、通称「翔北センター」を舞台に、フライトドクター候補生の藍沢耕作、同僚の白石恵、緋山美帆子らの奮闘を描いた医療ドラマ。彼らは「ドクターヘリ」に乗って現場へ急行し、一刻を争う患者たちの治療に当たりますが、最初は過酷すぎる現実に打ちのめされてしまいます。

無事に回復する患者がいれば、中には命が助かっても後遺症が残る患者もいて、災害や事故の現場では医師たちの身に危険が迫ることも……。そんな状況下で、時に職務と人生の間で揺らぎながらも命と向き合う研修医と指導医、フライトナースたちの姿に胸を打たれるでしょう。

ここがおすすめ!

災害や事故のシーンではトリアージ(重症度に基づく医療・治療の優先度)も取り上げており、視聴者に“命の重さ”を訴えかけます。シーズンを追うごとに成長していく藍沢たちの姿に、山下智久や新垣結衣、戸田恵梨香ら演じた俳優陣の躍進が重なり、感慨深いものがあるかもしれません。

4位『グッド・ドクター』(2018年)

障がいへの偏見を乗り越え命を救う医師を描いた韓国ドラマの日本版リメイク

ジャンルファミリー , ヒューマンドラマ
キャスト山崎賢人 , 上野樹里

2013年にKBSで放送された同名韓国ドラマを、山崎賢人主演でリメイクした医療ドラマです。

主人公はサヴァン症候群による驚異的な記憶力を持ちながら、自閉症スペクトラム障がいでコミュニケーション能力に難がある青年・新堂湊。彼は幼い頃から小児外科医を夢見ており、病院長の計らいで小児外科で研修を行うことになります。

予想だにしないトラブルを巻き起こしながらも、患者の子どもたちと真摯に向き合う彼の姿に感化され、少しずつ理解者が増えていきました。

ここがおすすめ!

数ある医療ドラマの中でも、障がいを抱えた医師を主人公に据えた珍しい作品。同僚や患者の家族から疎ましそうに扱われるシーンから、障がい者に対する偏見が見えてきます。湊の「大人になれない子どもをなくしたい」という真摯な想いに胸を打たれるでしょう。

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5位『PICU 小児集中治療室』(2022年)

涙もろい「どさんこドクター」が子どもの命を救う!

ジャンルヒューマンドラマ , 仕事
キャスト吉沢亮 , 安田顕 , 木村文乃

「月9」初主演の吉沢亮とドラマ『監察医 朝顔』チームがタッグを組んだ医療ドラマ。15歳までの小児患者を対象とする集中治療室「PICU」で働く医師を描きます。

土地が広大ゆえに救急医療のハンデも多い北海道。ここで生まれ育った小児科医・志子田武四郎は、病院に新設されたPICUへの異動を命じられました。そこで、医療用ジェット機の運用を実現し、どんな子でも受け入れられる環境を作るために奮闘します。

ここがおすすめ!

数々の名作医療ドラマを生んだフジテレビが、子どもの救急医療の現場を扱った本作。もちろん命の価値に違いはありませんが、幼い子というだけで涙が……。

放送当時、SNSでも「泣き過ぎて目が腫れた」という声が続出しました。志子田はとにかく涙もろく、非力な自分を嘆き傷いて成長する姿に胸を打たれます。

【家族愛編】泣ける日本のおすすめドラマ

1位『1リットルの涙』(2005年)

病に冒された少女が生きた証を綴る実話を基にした感動作

ジャンルファミリー , ヒューマンドラマ
キャスト沢尻エリカ , 薬師丸ひろ子 , 錦戸亮

体の運動機能が徐々に萎縮し、最悪の場合は死に至るという難病「脊髄小脳変性症」と診断された少女の日記をベースにドラマ化された作品です。

ごく普通の家庭に生まれ、明るい家族に見守られて育った高校1年生の池内亜也。彼女はクラス委員を務めたり、中学校と同じバスケ部に入部したりと、楽しい高校生活が始まりました。しかしある日の登校中、不自然に足がもつれて転倒してしまいます。

病院を受診した亜也は、若年層での発症は非常に珍しい難病「脊髄小脳変性症」だと判明。やがて、健常者の友人と同じ学校に通うことも難しくなり、転校を余儀なくされます。

ドラマに登場する同級生の男性との恋愛は原作にはありませんが、娘に「恋愛をさせてあげたかった」という母親の気持ちを制作側がくみ取って追加されました。

ここがおすすめ!

中学生で発症し、病の進行とともに手足や言葉の自由を失っていく苦しみの中でも、家族や友人とお互いを想い合う様は、“ただ生きていることはそれだけですばらしい”ということを実感させてくれます。周囲の人々の想いと限られた生をまっとうしようとする彼女のひたむきさが胸に迫ります。

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2位『Mother』(2010年)

Mother

子役・芦田愛菜の名演技が話題に!

ジャンルファミリー , ヒューマンドラマ
キャスト松雪泰子 , 芦田愛菜

2010年4月から放送されたドラマ『Mother』。血の繋がらない2人が様々な困難を乗り越え、本当の親子になろうともがく社会派ドラマです。

小学校教師の鈴原奈緒は教え子の道木怜南が苦手で、虐待の気配も見て見ぬふりをしていました。しかしある時、奈緒はゴミ袋に入れられ捨てられている怜南を発見。“自分が怜南の母親になる”と決意し、誘拐して東京へ逃避行を図ります。犯罪と知りつつ小さな命を守るため奮闘しますが、誘拐は行方不明事件として世間を賑わせて……。

奈緒と母親との関係も掘り下げられ、母親の深い愛をテーマに描かれた作品です。

ここがおすすめ!

児童虐待や母娘の絆を描くストーリーが、切なく胸に響いてきます。芦田愛菜はのちに代名詞ともいわれる“泣きの演技”を見せ、視聴者の心を激しく揺さぶりました。

3位『僕のいた時間』(2014年)

難病に負けず、ひたむきに生きる主人公の姿に涙

ジャンルファミリー , ヒューマンドラマ
キャスト三浦春馬 , 多部未華子 , 斎藤工

三浦春馬が主演し、2014年にフジテレビ系で放送されたドラマ『僕のいた時間』。就職活動に苦戦中の大学生・澤田拓人は、ようやく「宮前家具」の正社員として採用が決定。集団面接で出会った恵と付き合いはじめ、新生活に必死に慣れようとしていました。

そんな時、拓人は筋肉が徐々に衰えていく難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」で余命わずかと宣告され、これまでの人生が一変します。彼は生まれて初めて命のリミットを意識し、家族や友人、そして恋人と本当の意味で向き合い、病気を受け入れようとしますが……。

主人公を演じた三浦春馬自ら、「命をテーマにしたドラマをやりたい」とプロデューサーに持ち掛けたという熱の入った作品です。

ここがおすすめ!

難病のALSに冒され、思い通りにならなくなっていく自分の身体に苦しみ、戸惑いながらも、ひたむきに生きることと向き合っていく主人公の姿に胸を打たれます。

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4位『僕の生きる道』(2003年)

余命宣告を受けた高校教師が死を見つめ生の意味を問いかける

ジャンルヒューマンドラマ
キャスト草なぎ剛 , 矢田亜希子 , 谷原章介

何事にも事なかれ主義で、淡々と生きてきた28歳の高校教師・中村秀雄。彼は健康診断でスキルス性胃癌が見つかり、余命1年と宣告されます。

当初は自暴自棄になりますが、やがて自分の生と死に向き合い、それまでやった方が良いけれどやってこなかったことに取り組み、必死に生き始めました。

何も知らない周りの人々は秀雄の変化を訝しみますが、徐々に彼のひたむきさに影響され、彼らもまた変わり始めます。「生きること」と「生きていること」の違い、ただ何となく生きてしまっている時間、これらとしっかり向き合うことで、命は煌めくものだと教えてくれる作品です。

ここがおすすめ!

秀雄が前を向くきっかけになった、「僕が生まれた時、どう思った?」という母親への質問。電話を通じて知る彼女の想いに感涙する秀雄につられて涙が止まらなくなります。病気のことを知ってなお秀雄への愛を貫くみどりにも感動です。

5位『おしん』(1983年)

テレビドラマの最高視聴率を記録した伝説的な連続テレビ小説の名作!

ジャンルファミリー , ヒューマンドラマ , 戦争
キャスト乙羽信子 , 田中裕子 , 小林綾子

近年、高視聴率のヒット作が続き好調な朝の連続テレビ小説ですが、その先がけと言えばこの作品。山形の貧しい農家に生まれたおしんが戦中から戦後にかけての激動の時代を生き、83年の生涯を閉じるまでを描いた女性の一代記です。

ここがおすすめ!

少女〜成年〜熟年と、どの時代も苦難の連続のおしんですが、特に少女時代の貧しさに耐える様子は涙なしには観られません!かわいそうというだけでなく、高度経済成長の中で見失ってしまったものに気づかされ、本当に大事なものは何なのかと、私たちに問いかけてきます。

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6位『とんび』(2013年)

『とんび』 ドラマ

不器用でも美しい親子愛。涙なしでは観られない名作ドラマ

ジャンルファミリー , ヒューマンドラマ
キャスト内野聖陽 , 佐藤健 , 常盤貴子

人気作家・重松清の同名小説をドラマ化した作品。不器用でも精いっぱいの愛情に包まれたヤスとアキラ、父子の絆を描いた感動の物語です。

ヤスは愛する妻・美佐子との間に息子が生まれ、幸せな生活を送っていました。ところがヤスの仕事場で不慮の事故に遭い、妻は帰らぬ人となってしまいます。

彼のもとに遺されたのは一人息子のアキラ。息子の反抗期や学校でのトラブル、受験などの困難に戸惑いながらも、ヤスはひたすら彼の幸せを祈ります。シングルファーザーとなるヤスを内野聖陽、アキラ(青年期)を佐藤健が演じました。

時代設定は原作の10年後に変更され、アキラによる回想形式で描かれるのが特徴です。

ここがおすすめ!

アキラの結婚が決まった時、ヤスが呟いた「あいつ、由美ちゃんと自分のことを、俺たちって言いやがった」という台詞が印象的です。新しい家族を得た息子の巣立ちに、寂しさと嬉しさが入り混じった心境が表れていてグッときます。

7位『Woman』(2013年)

Woman

満島ひかりがシングルマザー役に挑戦

ジャンルファミリー , ヒューマンドラマ
キャスト満島ひかり , 田中裕子 , 小栗旬

2013年に日本テレビ系列で放送されたドラマ『Woman』。シングルマザーを主人公とした社会派ドラマです。

満島ひかり演じる主人公の青柳小春は、不慮の事故で夫を亡くし、貧困に苦しみながらも愛する子ども2人のために強くたくましく生きる女性。昼夜を問わず仕事を掛け持ち、必死に働いていました。

しかしそんな小春に、幼少期に自分を捨てた母親との再会、自身の難病の発症と夫の死の真相など、さらなる困難が襲いかかります。

ここがおすすめ!

作中では小春と実母との確執や、育児と仕事に悩む女性の姿が生々しく描かれており、女性の強さと弱さがリアルに感じられる作品です。様々な困難を背景により強く結びつく親子の絆、どこまでも深い母親の愛情に心が震えます。

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8位『義母と娘のブルース』(2018年)

義母と娘のブルース
©TBS©桜沢鈴/ぶんか社

母親になろうと奮闘するキャリアウーマンと義娘の10年間の軌跡

ジャンルファミリー , ヒューマンドラマ
キャスト綾瀬はるか , 竹野内豊 , 佐藤健

桜沢鈴による同名4コマ漫画を、綾瀬はるかの主演でドラマ化した『義母と娘のブルース』。

主人公の岩木亜希子は、32歳の若さで部長の座に就いたバリバリのキャリアウーマンです。彼女はある時、余命わずかのシングルファーザー・良一と結婚することに。専業主婦となり義娘のみゆきとも少しずつ距離を縮めますが、良一との別れの日が訪れます。

それから数年後、みゆきも高校生に成長し、亜希子はパート先のパン屋を立て直していました。

ここがおすすめ!

良一が亡くなったことで、みゆきは幼くして血の繋がった両親を喪いました。亜希子もいなくなってしまうのではと、涙を堪えながらも気丈に振る舞います。成長した後も亜希子に引け目を感じており、健気な姿に抱きしめたくなるでしょう。

9位『ひとつ屋根の下』(1993年)

「そこに愛はあるのかい?」が流行語になった大ヒットホームドラマ

ジャンルファミリー , ヒューマンドラマ
キャスト江口洋介 , 福山雅治 , 酒井法子

トレンディドラマが主流だった時代に、「月9」枠で異彩を放った『ひとつ屋根の下』。野島伸司が手がけた骨太のホームドラマは大ヒットし、続編も1997年に製作されました。

実業団のマラソンランナーとして活躍していた、「あんちゃん」こと柏木達也。彼はアキレス腱の故障で引退し、両親を亡くして以来、生き別れになった兄弟を訪ねます。長女の小雪以外には拒絶されるものの、達也の熱意に絆されて兄弟で暮らすことになりました。

ここがおすすめ!

ひとつ屋根の下に兄弟が集ってからも順風満帆ではなく、小雪が養女であったことが判明するなど家族崩壊の危機が何度も訪れます。マラソン大会に挑戦するあんちゃんを家族が必死で応援する姿に胸を打たれ、涙しながら拳を握ってしまうこと間違いなし!

10位『君の手がささやいている』(1997年)

障がいを乗り越えてたくましく生きるヒロインを描く

ジャンルファミリー , ヒューマンドラマ
キャスト菅野美穂 , 武田真治 , 谷口舞

1997年から2001年まで、毎年1話ずつSPドラマとして放送された『君の手がささやいている』。菅野美穂演じる聴覚障害者の主人公・野辺美栄子が、家族とともに障がいや葛藤を分かち合い、懸命に生きていく姿を描いた作品です。

第1章は生まれつき聴覚に障がいを持った美栄子が、武田真治演じる博文と出会い恋をして結婚するまでが描かれました。

美栄子は両親を説得して大手企業に就職しますが、周囲からの反応に戸惑う日々。しかし、彼女の笑顔に惹かれた同僚の博文に支えられ、持ち前の明るさを取り戻します。少しずつ距離が近づいていきますが、健常者と障がい者の間には多くの壁が立ちはだかり……。

交際が始まり結婚に至るまでも、博文の母親の反対や多くの困難に立ち向かわなければなりません。美恵子と博文の成長を通じて、観る者に「真の愛情とは何か」を問いかけてきます。

ここがおすすめ!

1話完結型で最終章までストーリーが展開しますが、章ごとに登場人物たちの環境の変化を追うことで、家族の成長を感じることができます。作品への思い入れがより強くなりますね。

11位『妻、小学生になる。』(2022年)

『妻、小学生になる。』

亡くなったはずの妻が小学生になって帰ってきた!?

ジャンルファミリー
キャスト堤真一 , 市田ゆり子 , 蒔田彩珠

村田椰融の同名漫画を『凪のお暇』チームが実写化した『妻、小学生になる。』。生まれ変わった妻が現れたのをきっかけに、崩壊状態の家族が再生していきます。

新島圭介は10年前に最愛の妻・貴恵を亡くし、まるで抜け殻のようになってしまいました。その上、一人娘の麻衣との間には会話もほとんどなく、ギクシャクしたままの父と娘。そんな彼らのもとに、圭介の妻を名乗るランドセル姿の見知らぬ少女が訪ねてきて……。

ここがおすすめ!

貴恵が白石万理華として帰ってきて、別人のように明るくなる圭介と麻衣。しかし、貴恵の記憶が戻ったことで万理華の人格は消えていってしまいます。生まれ変わりをめぐって万理華と貴恵を取り巻く人々の想いが交錯し、原作とは違う結末へ……。わずか10歳にして、母の包容力を表現した子役・毎田暖乃に称賛が集まりました。

12位『いま、会いにゆきます』(2005年)

いつまでもつながる心の絆を繊細に描き出したある家族の愛の物語

ジャンルファミリー , ヒューマンドラマ
キャスト美村里江(ミムラ) , 成宮寛貴 , 黒川智花

市川拓司のベストセラー小説を原作とする恋愛ファンタジー。主人公の秋穂巧は1年前に最愛の妻・澪を病気で亡くし、幼い息子と2人で暮らしていました。そんな彼らのもとに、生前の澪が遺した不思議な言葉どおりに彼女が梅雨の季節に帰ってきて、再び3人での生活が始まり……。

ただ一緒にいること、何気ない日常の大切さを思い出させてくれる心温まる作品です。

ここがおすすめ!

梅雨の終わりとともに訪れる本当のお別れに胸が締め付けられます。緑と雨に包まれた美しい情景、そして夫婦と親子の間で交わされるどこまでもピュアな愛情に心が洗われるでしょう。

13位『アルジャーノンに花束を』(2015年)

世界的な人気を誇る感動小説をテレビドラマ化

ジャンルヒューマンドラマ
キャスト山下智久 , 栗山千明 , 窪田正孝

1959年に発表されたアメリカのベストセラーSF小説『アルジャーノンに花束を』。世界中で愛され続ける小説を、日本を舞台に山下智久主演でドラマ化し、主人公が葛藤しながらも人生に向き合っていく姿が感動を呼びました。本作は、2002年にユースケ・サンタマリア主演でドラマ化されたものをリメイクした作品です。

主人公・白鳥咲人は28歳ですが、知的障がいで6歳程度の知能しかありません。障がい者への差別や偏見に晒されながらも、花の配送センター「ドリームフラワーサービス」で同僚たちと働いています。純粋で心の優しい彼は、ママに好かれる利口な人間になりたい、そして皆と対等になりたいとずっと願い続けてきました。

咲人は天才ネズミ「アルジャーノン」との出会いを機に、知能を向上させる脳手術を受けます。しかし、高いIQを手に入れると同時に過去の自分の境遇や真実に気づいてしまいました。初めて孤独を知った彼が、周りの人々とぶつかり、分かり合いながら少しずつ自分の居場所を見つけていく姿に涙があふれます。

ここがおすすめ!

本作の最大の見どころは、知能を向上させる脳手術の存在。術後は別人になったかのように他人を見下す咲人の姿から、知能という側面ではなく、"人として真に対等であること"の大切さを考えさせられます。

14位『ビューティフルレイン』(2012年)

若年性アルツハイマーの父親と娘の愛の物語

ジャンルファミリー , ヒューマンドラマ
キャスト豊川悦司 , 芦田愛菜 , 三浦翔平

木下圭介は若いころに妻を亡くし、一人娘の美雨と二人三脚で暮らしてきました。美雨も母親が居なくても大丈夫だと、彼のことをとても慕っています。

いつからか圭介は物忘れが目立つようになり、勤めている町工場で事故に遭い病院で検査を受けた結果、若年性アルツハイマーであると判明。それから2人の生活は一変してしまいますが、人情あふれる下町の人々に支えられながら、懸命に病と向き合っていくのです。

娘の美雨が父親を支えていこうと、幼いながらも奮闘する姿を描く親子愛あふれるドラマ。主人公の木下圭介を豊川悦司、その娘を芦田愛菜が演じているほか、三浦翔平や安田顕らが脇を固めています。

病気にかかった父親とその父親を助けるために頑張る娘の親子の絆にはウルっとくるものがあり、感動すること間違いなしです。

ここがおすすめ!

絶対に隠しごとはしない、と約束するほど仲睦まじかった親子の思い出が圭介から失われてしまう過程が切なすぎます。養父母がいる沼津に引っ越すことになった美雨が1人でバスに乗り、圭介のもとへ戻ってきたシーンは涙が溢れるでしょう。

15位『14才の母~愛するために 生まれてきた~』

志田未来圧巻の演技!14才で母になる決意に涙

ジャンルヒューマン
キャスト志田未来 , 三浦春馬 , 生瀬勝久

私立中学校に通う中学2年生の一ノ瀬未希は14才ですが、恋人との間に子供を授かってしまいます。運命の相手と思えた恋人でしたが、恋人は頼りにならず家族とも確執が生まれ未希は絶望的な気分になってしまうのでした。

それでも生む決意をした未希の前には、信じられないほどの困難が待ち受けています。

ここがおすすめ!

14才・中学生で妊娠してしまうという、自分だったらどうするかを考えさせられるドラマです。おすすめポイントはなんといっても主演の志田未来の演技力。14才で妊娠発覚してしまう少女を熱演しています。

【ミステリー編】泣ける日本のおすすめドラマ

1位『アンナチュラル』(2018年)

アンナチュラル
©TBS SPARKLE/TBS

遺体に隠された真実と生きた証に迫る法医学ミステリー

ジャンルミステリー , ヒューマンドラマ
キャスト石原さとみ , 井浦新(ARATA) , 窪田正孝

野木亜紀子のオリジナル脚本を、主演に石原さとみを迎えてドラマ化した『アンナチュラル』。時代を反映した骨太で繊細なエピソードが好評を博し、続編も熱望される人気作です。

不自然死の原因究明に特化した機関「不自然死究明研究所(UDIラボ)」に日々、不自然死した遺体が運び込まれ、法医学者たちが解剖に臨みます。基本1話完結型ですが、一家心中事件の生き残りである主人公・ミコトの生い立ちが話が進んでいく中で徐々に明らかになっていきます。

ここがおすすめ!

死者の想いと向き合いながら、合コンしたり、美味しいものを食べたりと日常を生きるラボのメンバーを通じて、生と死を考えさせられます。

説得されて殺人を思い留まるシーンと、殺してしまうシーンの両方が描かれているのも衝撃的。米津玄師の主題歌「Lemon」がここぞというタイミングで流れるのも憎いです!

2位『流星の絆』(2008年)

流星の絆
©TBS ©東野圭吾「流星の絆」(講談社刊)

両親を惨殺された兄妹たちの絆を描く感動の青春ミステリー

ジャンルコメディ , ファミリー , ミステリー・サスペンス
キャスト二宮和也 , 錦戸亮 , 戸田恵梨香

東野圭吾原作、宮藤官九郎の脚本で、TBS系「金曜ドラマ」枠で放送された『流星の絆』。同枠で9年ぶりに初回視聴率20%を上回るなど、大きな注目を集めました。

横須賀市の洋食屋「アリアケ」を営む夫婦のもとに生まれた、功一、泰輔、静奈。3人は幼い頃に両親を殺され、静奈が詐欺の被害に遭う不幸にも見舞われます。やがて彼らは自らも犯人を見つけるために詐欺をするようになります。そして両親の事件から14年後、犯人と思わしき人物に接触するのですが……。

ここがおすすめ!

両親の死を巡るミステリーはもちろん、血の繋がらない兄妹の恋愛模様も見どころです。

3位『白夜行』(2006年)

愛のために罪を重ねる男女の残酷かつ純粋なラブストーリー

ジャンルヒューマンドラマ
キャスト山田孝之 , 綾瀬はるか

東野圭吾の同名小説が原作で、2011年に映画化もされた『白夜行』。

初恋の少女のために父親を殺した少年・亮司と、彼をかばうために母親を殺した少女・雪穂。彼らの周囲で起こる不可解な事件を、多面的に捉えたドラマです。

雪が降るクリスマスの夜、雪穂が経営するブティックの新店舗がオープンする当日。亮司は血まみれで倒れ伏し、遠くから見ていた雪穂に「行って」と告げ息を引き取りました。彼女は泣きながら去って行き、物語は2人が11歳だった頃まで遡ります。

亮司は母親と不倫相手から逃げるように図書館に通っており、そこで雪穂と出会いました。自分の父親が彼女にしたことを知り、亮司は父親を殺してしまいますが……。太陽の下を歩くためと、陰惨な行いを正当化すればするほど、2人の世界はより神聖で、純粋なものとして視聴者の胸を締め付けます。

ドラマ版では綾瀬はるかと山田孝之が主演を務め、渡部篤郎や八千草薫、余貴美子、武田鉄矢ほかベテラン勢がその脇を固めました。

ここがおすすめ!

雪穂のために消えようとする亮司を、「もう1回、太陽の下、亮君と歩くんだよ」と叩いた雪穂の心情や後戻りできなくなる未来を想うと涙が溢れます。狂気的なまでに2人を追い詰め、次第に父性すら抱く刑事役の武田鉄矢の演技にも注目です。

4位『Nのために』(2014年)

Nのために重ねられた罪は果たして究極の愛なのか……?

ジャンルヒューマンドラマ , ミステリー・サスペンス
キャスト榮倉奈々 , 窪田正孝 , 賀来賢人

イヤミスの女王・湊かなえのベストセラー小説をドラマ化した作品。過去と未来を行き来しつつ、隠された真実を導き出す純愛ミステリーです。

とあるセレブ夫婦が殺害され、とある計画を企てた大学生・希美、成瀬、安藤、西崎の4人がその現場に居合わせてしまいました。西崎が自供し、裁判で懲役10年が言い渡されます。10年後、元警察官の高野は判決に疑問を抱き、事件の真相を調べ始めるのです。

主演は榮倉奈々が務め、朝ドラ『花子とアン』で共演中だった窪田正孝と賀来賢人、そして小出恵介と実力派の若手が共演しました。

ここがおすすめ!

キラキラした学生時代がわずかにあるからこそ、湊かなえ原作の本領を発揮したゾッとするシーンが際立ちます。どんな不幸にも「下を見ない。上を見る」と耐えた希が成瀬に時折見せる脆さのバランスが見事です。タイトルの意味が明かされた時、思わず涙してしまうこと間違いなし!

5位『人間・失格〜たとえばぼくが死んだら』(1994年)

KinKi Kidsが役者としての知名度を上げた家族のドラマ

ジャンルファミリー , ヒューマンドラマ
キャスト堂本剛 , 堂本光一 , 黒田勇樹

イジメ、体罰、虐待、自殺、など多くのタブーを描いた『人間・失格〜たとえばぼくが死んだら』。

本作をきっかけに注目を集め、一気に知名度を上げたKinKi Kidsの堂本剛と堂本光一。中でも赤井英和演じる主人公・大場衛の息子、誠役の剛の演技力が高く評価されました。

舞台となる名門私立中学校に誠が転入してきたところから、本作のストーリーは展開します。多くの秀才が集まるこの名中学では日々、陰湿なイジメが繰り返されていました。それに気づき「イジメはやめよう」と提言したことから、イジメの標的となった誠。

彼を中心に複雑に絡み合っていく人間模様、誠への妬みや嫉妬心から、全てが負の方向に転向し、誰ひとり味方はいなくなってしまいます。どろどろとした人間模様とともに、息子を想う父親の姿を生々しく描いた作品です。

ここがおすすめ!

現代では濁されそうな凄惨なイジメ描写が真っ向から描かれ、誠が追い込まれていく過程は「胸糞悪い」を越えて怖ろしいです。息子のために復讐を決意した赤井英和の怪演が凄まじく、胸が締めつけられます。

6位『テセウスの船』(2020年)

テセウスの船
©TBS

父親の無実を信じて奮闘する主人公の姿に涙!

ジャンルミステリー・サスペンス
キャスト竹内涼真 , 榮倉奈々 , 上野樹里

東元俊哉の泣けるミステリー漫画を、竹内涼真の主演でドラマ化した『テセウスの船』。

平成元年の1989年、とある村で不可解な連続毒殺事件が発生します。その犯人として逮捕されたのは、田村心の父親で村人に慕われた警察官・田村文吾でした。心は真実を探るために31年前の事件現場を訪れますが、なぜか事件直前の過去にタイムスリップしてしまい……。

心は家族団らんの風景を目にし、過去を変えるというタブーを犯すことを決意しました。

ここがおすすめ!

「テセウスの船」の由来は、『ギリシャ神話』で描かれるパラドックス(逆説)の問題のこと。心が変えた過去の先にいる家族は、果たしてもとの家族と同じなのでしょうか?自問自答する心の姿が胸に響いてきます。

7位『わたしを離さないで』(2016年)

『わたしを離さないで』

死ぬことを義務付けられた主人公たちが見つける生きる意味とは……?

ジャンルヒューマンドラマ
キャスト綾瀬はるか , 三浦春馬 , 水川あさみ

カズオ・イシグロによる同名小説をドラマ化した『わたしを離さないで』。放送の翌年には原作者がノーベル文学賞を受賞し、本作も再び注目が集まりました。

世間から隔離された施設「陽光学苑」で育った、主人公の恭子と友彦、そして美和。良質な教育を与えられてきた3人はある日、自らが「特別な子供」であると知らされます。実は施設の子供たちは誰かのクローン人間で、臓器提供をするため人工的に造られた存在でした。

ここがおすすめ!

臓器移植にまつわる、非現実的とも言い切れない設定を描いたドラマです。逃れられない運命を知った時、それに抗う者や粛々と受け入れる者、色欲に耽る者などその反応は様々。死ぬために生まれた3人が生きる希望を探す姿は涙なしでは観られません。

8位『アイシテル〜海容〜』(2009年)

もし息子が人を殺してしまったら?少年犯罪と家族の愛の物語

ジャンルファミリー
キャスト稲森いずみ , 板谷由夏 , 山本太郎

『アイシテル~海容~』はとある家族の息子が見知らぬ少年に殺害され、殺された被害者の家族、殺してしまった加害者家族の生活が一変する社会派ドラマです。

主人公の小沢聖子は専業主婦で、優しい夫と愛する2人の子どもに囲まれ暮らしています。一方、家庭に無関心な夫と一人息子と3人で、それなりに幸せな日々を送る野口さつき。彼女はある日、警察から息子の智也が殺人を犯したと知らされ、がくぜんとしてしまいました。

智也に殺害された被害者は、小学2年生の少年で小沢聖子の息子・清貴でした。さつきが戸惑いつつも警察へ面会に向かうと、智也は平然と犯行を認め……。

被害者の少年の母・小沢聖子を板谷由夏、加害者の母・野口さつきを稲森いずみが演じました。

一見するとサスペンスのように思えますが、明らかになる真実を知っていく中で、子どもの大切さや親子の愛情を再確認できるドラマです。

ここがおすすめ!

“幼い子が殺人を犯すはずがない”と、無条件に信じていたことに気付かされる作品。殺人の動機も予想外のもので、少年犯罪に対する認識が変わるかもしれません。苦しみながら加害者を理解しようとした聖子から、母親の強さを考えさせられます。

9位『正体』(2022年)

『正体』

人と人の絆に心を温められる感動のサスペンス

ジャンルヒューマンドラマ , ミステリー・サスペンス
キャスト亀梨和也 , 黒木瞳 , 市原隼人

染井為人のサスペンス小説を原作とする『正体』。亀梨和也が「連続ドラマW」枠で初主演を務め、映画「事故物件」の中田秀夫監督と再タッグを組みました。

とある殺人事件の容疑者として逮捕され、裁判で死刑を宣告された鏑木慶一。その移送中、刑務官の隙をみて脱走した鏑木は、名前や容姿、職業を変えながら各地を放浪します。そして何を思ったのか、行く先々で出会った人たちに手を差し伸べ、彼らの危機を救っていくのでした。

ここがおすすめ!

全4話に映画1本分の人間模様が詰まっている作品。逃走中に出会った人々は、鏑木が殺人を犯すような人間ではないと信じ、折れそうになる心を支えてくれます。今度は自分たちの番だと、鏑木のもとに集まる過程はジーンときます。主演の亀梨の熱演も素晴らしく、最後の法廷シーンの演技は特に注目してください。

感動と涙が止まらない!泣ける日本のドラマおすすめランキング

ciatr編集部独自の基準をもとに、感動必至の泣けるドラマ35作品を紹介しました。 すでに視聴済みのドラマも、その時々の境遇などによって感じ方が変わるかもしれません。コロナ禍で生活が激変し、今までと違うストレスに悩む人が増えつつある2023年現在。日々のモヤモヤや悲しみなど負の感情は、涙と一緒に洗い流してしまいましょう!