『天空の城ラピュタ』の声優一覧まとめ

2017年9月29日更新

公開から30年経った現在でも熱狂的なファンの多いスタジオジブリ初制作作品『天空の城ラピュタ』。ストーリーはさることながら、声優たちの多彩さも魅力の一つです。今回は『天空の城ラピュタ』に出演した声優たちをご紹介します。

ジブリ不朽の名作『天空の城ラピュタ』の声優を紹介!

1986年に公開された、スタジオジブリ初製作である宮崎駿監督の長編アニメ映画『天空の城ラピュタ』。炭鉱で働く少年パズーは、空から降りてきた少女シータを助け出すところからストーリーが始まります。 シータはムスカ率いる政府の特務機関に捕まり、飛行船に乗せられていたところを飛び降りたのです。事情を聞いたパズーはシータを匿い、シータの持つ不思議な石を守るため共に逃げる事に……。 公開から30年経った今でも熱狂的なファンを増やし続け、ストーリーだけでなく、キャラクターや台詞回しにファンの多いアニメ作品。本記事では『天空の城ラピュタ』を彩った素晴らしい声優たちをご紹介します!詳しいあらすじは以下の記事で紹介しています。

パズー/田中真弓

主人公の少年・パズーの声は1955年月1月15日生まれの声優・女優・ナレーターの田中真弓が務めました。もともとは歌手志望で、バックコーラスをやっていたそうですが、劇団員に誘われ俳優の道へ進んだのだとか。本業は舞台女優でしたが、2017年現在では声優やナレーターを中心に活動しています。 『天空の城ラピュタ』のパズーの他に、代表作として、1999年から放送中の大人気アニメ『ONE PIECE』の主人公であるモンキー・D・ルフィや、1993年から放送中の『忍たま乱太郎』のきり丸、1993年放送の『幽☆遊☆白書』のコエンマ、1988年放送『おそ松くん』のチビ太などがあります。 また、ドラゴンボールシリーズではクリリン、ヤジロベー、占いババ(二代目)の三役を演じました。

熱血の少年役を演じる事が多い田中真弓ですが、デビュー作である1978年放送のアニメ『激走!ルーベンカイザー』では社長令嬢の高木玲子役を演じ、その後も1995年放送の『ぼのぼの』でも勝気なショーねえちゃん役を演じたりと、女性キャラクターを演じる事も多数。 演技だけでなく歌声も高く評価されており、『ONE PIECE』のキャラクターソングなどでは抜群の歌唱力を発揮しています。

シータ/よこざわけい子

シータ役のよこざわけい子は、1952年9月2日生まれの声優、女優。透明感のある女性らしい声が特徴で、清楚で可愛らしい印象の女性の声を演じる事が多い声優です。 声優の勝田久に勧められ、俳優養成機関である俳協付属養成所に入り、在籍中の1975年にアニメ『タイムボカン』のクリスティン役で声優デビュー。代表作には1979年から放送のアニメ『ドラえもん』の初代ドラミ役や、1982年から放送の『にこにこぷん』のぴっころ役、1987年放送『エスパー魔美』の主人公である佐倉魔美などがあります。 2017年現在は所属事務所である「ゆーりんプロ」の声優養成所「よこざわけい子 声優・ナレータースクール」で講師をつとめて、若手の育成に努めています。

ムスカ/寺田農

ラピュタ王家の末裔で、ラピュタの力を手に入れ支配することを望んでいるムスカは1942年11月7日生まれの俳優、声優である寺田農が務めました。声優デビュー作が『天空の城ラピュタ』ムスカ役であり、俳優としての映画デビューは1965年『恐山の女』です。 本業は文学座出身の俳優であり、映画作品では強面の容姿から悪役を演じる事も多く、2009年放送の『仮面ライダーW』では悪役である園咲琉兵衛を演じました。 洋画の吹き替えを行う事も多く、代表作としては1962年の『101匹わんちゃん』ではコリー犬のコリー、1982年の『ガンジー』では主人公のマハトマ・ガンジー、1982年『ブレードランナー』では人造人間レプリカントのロイ・バッティ等があります。 また、2008年度から、東海大学文学部文芸創作学科の特別教授として教壇に立ち、「現代映画論」「演劇入門」「戯曲・シナリオ論」などの授業を行っています。

モウロ将軍/永井一郎

ムスカとともにラピュタを探すモウロ将軍を務めた永井一郎は1931年5月10日生まれの俳優、声優、ナレーターです。 大学時代に演劇を初め、上京してから俳優養成所に通い、愛川欽也などが集まり結成した劇団三期会に参加。三期会がアメリカ映画『スーパーマン』の吹き替えを行っていた事から、永井にも吹き替えの仕事が入るようになりました。

三期会ではメンバーの中で最年長だったため、当初から中年や老人の役を演じる事が多く、その後も1959年放送の海外ドラマ『ローハイド』の老いたカウボーイ・ウィッシュボーン役など中年や老人の吹き替えの仕事が増えた事で、声優に専念するようになったそうです。 アニメの代表作としては1969年から放送中の『サザエさん』の初代・磯野波平や、1979年公開の『ルパン三世カリオストロの城』の執事・ジョドー、1984年公開の『風の谷のナウシカ』のミトなど。2014年1月27日82才にして虚血性心疾患による心不全でその生涯を終え、告別式では多くの声優たちに見送られました。

ドーラ/初井言榮

はじめはパズーとシータを追う空中海賊でしたが、のちに彼らに協力するドーラの声を演じたのは、1829年生まれの女優、声優である初井言榮。1948年に劇団俳優座研究生として入団し、その後1954年、劇団青年座に設立当初から参加。 青年座の公演では、森塚敏や西田敏行らの助演として初老の女性役などを多く演じ、「新劇界の三大婆さん女優」の一人として称されるほどでした。 テレビドラマでは1970年後半から1980年代にかけて放送された、ライオン奥様劇場の『嫁姑』シリーズでいじわるな祖母役や姑役を演じ、知名度を高めました。

声優としては、1961年の映画『ティファニーで朝食を』の2Eや、1978年『愛と喝采の日々』のエマ、1987年『ラストエンペラー』の西太后などの吹き替えを演じました。1990年9月21日、胃癌のため61才で亡くなりました。葬儀は青年座を結成当初から支えた功績から、青年座劇団葬として営まれたそうです。

シャルル/神山卓三

ドーラ一家の長男であるシャルルを担当した神山卓三は1931年11月22日生まれの俳優、声優です。アニメ作品では中年や老人役、または動物の声を演じる事が多く、特撮映画では怪人や悪役を多く演じていました。 代表的な出演作品は1966年放送のアニメ『おそ松くん』のダヨーン、デカパンや、1968年放送のアニメ『チキチキマシン猛レース』での犬のケンケンや、1976年から放送された『マペット・ショー』のフォジーなどがあります。 2004年3月15日、敗血症のため72才で亡くなりました。

ルイ/安原義人

ドーラ一家の次男、ルイは1949年11月17日生まれの俳優、声優・安原義人が務めました。 本業は舞台俳優ですが、声優としての活動が有名で、主に映画の吹き替えを中心に活躍しており、ロビン・ウィリアムズやリチャード・ギア、ゲイリー・オールドマンなどの吹き替えを多く行っています。 代表的なアニメ作品では1996年から放送のテレビアニメ『るろうに剣心』の四乃森蒼紫や、2002年公開のアニメ映画『アイス・エイジ』のオスカー、2013年放送のテレビアニメ『遊☆戯☆王ZEXAL II』のクラゲ先輩などがあります。

アンリ/亀山助清

三男のアンリの声優は1954年生まれの亀山助清です。2003年に二代目だった八代駿が亡くなってからは、三代目プーさんとして日本語版『くまのプーさん』の声優を務めました。 他の代表作として1988年から1999年にかけて放送されていた海外ドラマ『宇宙船レッド・ドワーフ号』でのクライテンや、2010年から放送中の『はなかっぱ』のカラバッチョのお父さんなどがあります。 2013年1月26日悪性リンパ腫に伴う肺炎のため、58才で亡くなりました。

ハラ・モトロ/槐柳二

ドーラ一家が乗船しているタイガーモス号のベテラン技師、ハラ・モトロを務めた槐柳二は1928年3月27日生まれの俳優、声優。 かつては劇団テアトル・エコー附属養成所の所長を務めていた事もあり、ダチョウ倶楽部の上島竜兵や寺門ジモン、野沢直子たちを育てました。現在では朗読を中心に活動しています。 声優としては、若手の頃から老人役を得意としており、代表作は1971年放送のテレビアニメ『天才バカボン』のレレレのおじさんや、1984年放送の『北斗の拳』でのミスミ、1964年放送の人形劇『ひょっこりひょうたん島』でのムマモメムなどがあります。

ポムじいさん/常田富士男

パズーとシータに飛行石やラピュタの存在を教えたポムじいさんを演じた常田富士男は、1937年1月30日生まれの俳優、声優、ナレーター。 高校卒業後、劇団民藝の養成所に入り、1963年の映画作品『天国と地獄』や1965年『赤ひげ』などにノンクレジットで出演し、1969年には米倉斉加年らと劇団青年劇場を設立し、1969年から1970年に渡り放送されていたバラエティ番組『巨泉・前武のゲバゲバ90分!!』などに出演していました。

また、1975年から放送を開始したテレビアニメ『まんが日本昔ばなし』では、女優の市原悦子と二人で、全ての登場人物の声を担当しました。 アニメの代表作は1983年公開の『ユニコ 魔法の島へ』でのククルックや、1986年公開『銀河鉄道の夜』での燈台守などがあります。

親方/糸博

パズーの働く鉱山の親方を演じた糸博は1933年3月15日生まれの声優、俳優、ナレーターで、独特の低い声質から老人役や悪役が多く、吹き替えではブライアン・コックス、ジェームズ・クロムウェルなどを担当しました。 代表作としては1994年放送のテレビアニメ『モンタナ・ジョーンズ』のギルト博士、2007年放送の『NARUTO -ナルト- 疾風伝』の志村ダンゾウ、2011年放送の『輪るピングドラム』の夏芽左兵衛などがあります。