2026年1月9日更新

『呪術廻戦』反転術式とは?術式反転との違いや使い手がどこまで治療できるのか仕組みをわかりやすく解説

このページにはプロモーションが含まれています
呪術廻戦 家入硝子
©︎芥見下々/集英社

人間の負の感情から生まれた呪霊と、呪術師たちとの戦いを描く『呪術廻戦』。本作の代表的な回復術でありながら、使い手が限られているのが反転術式です。響きが似た術式反転も登場するため、分かりづらい作中用語の1つかもしれません。 この記事では、反転術式がどういうものなのか、術式反転との違いなどを解説します。 ※この記事は『呪術廻戦』の重要なネタバレを含みます。

AD

『呪術廻戦』反転術式とは?

呪術廻戦 虎杖悠仁

反転術式は生まれつきの生得術式とは違い、後天的に体得することができるもの。名前に術式と入ってはいますが、あくまでも呪力操作の領域です。 呪力は本来「負のエネルギー」であり、それを術式に流して効果が発動することを「順転」と言います。肉体の強化はできたとしても、怪我などを治療することは不可能。しかし、マイナスの呪力同士を掛け合わせると、エネルギーの性質を「反転」できます。 肉体の回復すら可能になる、「正のエネルギー」を生成する技術を反転術式と呼ぶのです。 簡単に言ってしまうと、算数の計算式にある「-×-=+」のイメージ。単純なようで非常に難しく、膨大な呪力量と緻密な呪力操作を必要とします。

五条の反転術式に関する説明を

反転術式はどこまで治せる?自分と他人で効果が違うのか

呪術廻戦 禪院真希

治療といっても限界はあり、欠損部位の再生や解毒への対処は相当困難で、傷跡(禪院真希の火傷など)を消すことは不可能とされています。 しかし、欠損すら一瞬で再生した両面宿儺や、特定の条件下で不死身になる秤金次など規格外も……。一定の基準は存在しますが、それぞれの力量による部分が大きいです。また、「自身のみ治療可能」と「自他共に治療可能」の2パターンがあります。 線引きが難しいため、どの範囲まで治せるのかを使い手ごとに解説しましょう。

AD

自分と他人に使う場合で大きな差が?

呪術廻戦 宿儺

元々が自分に対して使用することがデフォルトと考えられる反転術式。他人にまで使用できる者は、両面宿儺、家入硝子、乙骨憂太の3人のみです。 例えば日車が自分で腕を復活させたのに対し、家入は天使の腕を治せなかったというように、自分と他人に使う場合には大きな差があるようです。両面宿儺についてはもはや万能と考えざるを得ず、自他ともにいとも簡単に治療を施していました。 自分にのみ使用できる者は、五条悟や虎杖悠二などメインキャラクターのみならず、呪霊である脹相 や式神の円鹿なども治癒能力を見せています。

術式の回復も可能

呪術廻戦 五条悟

反転術式の運用方法の中には、「術式の回復」も含まれています。例えば五条悟が両面宿儺との戦いで、一時的に使用できなくなった術式を回復させていました。これは領域展開を解除した後の副作用として描かれています。 しかし実は術式の回復というのは相当な荒業であり、強制的にリセットするようなもの。刻まれた術式を呪力で自ら破壊して、反転術式で治癒して無理やり回復させるというものであるため、かなりハイリスクな方法といえます。

五条の反転術式に関する授業を

反転術式が使える人とその能力を一覧で紹介

自身と他人共に治療が可能な人

反転術式を他人に使用するには、正のエネルギーをアウトプットする必要があります。 より高度な呪力操作を要求されるため、他人も治療できる使い手はとても希少。作中では3人しか確認されていません。

家入硝子

呪術廻戦 家入硝子
©︎芥見下々/集英社

高専時代から他人も治療でき、医師としての知識もある反転術式の第一人者。腕などが欠損しても、消失していなければ再生できることが小説版で判明しました。家入硝子子は生得術式がないため、術式反転を使うことはできません。

宿儺

呪術廻戦 宿儺
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

2巻から早々に、器である虎杖悠仁の欠損した手を一瞬で治した上、消失した心臓を再生して生き返らせるという化け物っぷりを披露。渋谷事変では瀕死になった伏黒恵を治療するも、呪力切れで消耗しているような様子もありませんでした。

乙骨憂太

乙骨憂太 劇場版 呪術廻戦 0
Ⓒ 2021 「劇場版 呪術廻戦 0」製作委員会 Ⓒ芥見下々/集英社

作中随一の呪力量を誇る呪術師。作中では虎杖悠仁を一度殺して生き返らせたり、解毒も難なくやってのけたりと、高度な反転術式の使い手です。 折本里香の解呪前は、複数人に反転術式を施し治療しながら戦うシーンもありました。

AD

自身の治療のみ可能な人

自身のみの治療に限定しても、反転術式を使える術師はそれほど多くはありません。五条悟をはじめ、特級かそれに匹敵するクラスの実力者ばかりです。

虎杖悠仁

呪術廻戦 虎杖悠仁

五条悟が復活し、両面宿儺との最終決戦を控える約1カ月の間に反転術式を習得しました。自身の治癒を会得したことによって、継続的に戦える能力を手にしています。 ただしまだ覚えたてであるため、精度が低いことと修復が追い付かなくなる点が弱点。実は短期間での習得の経緯が、乙骨と魂を入れ替える修行を行ったことで体得したというものであることが明かされています。

五条悟

五条悟 呪術廻戦
(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

高専時代、伏黒甚爾との戦いで死にかけた際に体得したもの。 術式「無下限呪術」を常時発動するため、負荷で焼き切れてしまう脳を半永続的に修復しています。「六眼」の効果で呪力のロスが0に等しく、呪力切れのない五条だからこその離れ業です。

羂索

呪術廻戦 夏油傑
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

ファンブックで使用できることが判明。九十九由基との戦闘では切断された腕をすぐに再生させて見せ、術式反転も使用しています。

裏梅

呪術廻戦 裏梅
©︎芥見下々/集英社

16巻にて脹相に貫かれた掌を一瞬で治療。しかし、彼の術式によって体内に侵入した毒には対処できませんでした。

脹相

呪術廻戦 脹相
©︎芥見下々/集英社

脹相も虎杖同様、五条悟が復活した後の約1カ月間で習得しました。呪力を血液に変換することができる自身の体質と反転術式の仕組みが近いことを利用し、呪力を大量に消費するリスクも侵さずに使用することが可能です。 これにより習得の難易度も低かった上、憂憂の術式による「入れ替え修行」によって習得したため、短期間の修行で使えるようになっています。

秤金次

呪術廻戦 秤金次
©︎芥見下々/集英社

術式「坐殺博徒」の効果によって反転術式の発動が可能。たとえ頭を潰されても、肉体の欠損や毒も超高速で再生します。 気絶していてもオートで発動するため、坐殺博徒のボーナス中は実質無敵です。

九十九由基

呪術廻戦 九十九由基
©︎芥見下々/集英社

羂索との戦闘にて使用。領域展開胎蔵遍野」で潰された腕を瞬時に治療し、即死レベルの重傷もそれほど時間をかけずにある程度まで回復していました。

日車寛見

呪術廻戦 日車寛見
©︎芥見下々/集英社

両面宿儺との戦いの中で、初めて反転術式を使用しました。呪術に目覚めたばかりにもかかわらず、宿儺に切断された腕をその場で修復するという、とんでもないスピードで習得。その成長速度には宿儺も驚き、彼の呪術師としての力量に魅了されたほどでした。

黄櫨折

呪術廻戦 黄櫨折

体の部位を爆弾に変える術式(名称不明)のため、欠損するたび反転術式で瞬時に治療。回復ありきとも言え、反転術式ではなく術式や縛りの効果かもしれません。

AD

反転術式と術式反転との違いは?

呪術廻戦 夏油傑 羂索

反転術式と勘違いしてしまいがちな作中用語が「術式反転」。 術式反転とは、反転術式で生成した正のエネルギーを術式に流し込んで発動すること。術師が反転術式を体得すると、肉体の回復だけでなく術式反転への応用も可能です。正のエネルギーを使用した場合は、術式の効果も反転した状態で発動します。 反転術式が呪力の掛け算であることから、術式反転の威力は最低でも順転の2倍。被害を抑えるため街中での使用が制限されています。

反転術式は呪霊には不要で毒になる

呪術廻戦 花御
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

肉体が呪力で構築されており、負のエネルギーそのものである呪霊。彼らは呪力を回すだけで回復できるため、高度な反転術式を必要としません。 それどころか、正のエネルギーは呪霊にとってむしろ毒!乙骨が黒沐死にやっていたように、弱点である頭部に正のエネルギーを流し込むと半強制的に祓うことが可能です。また、対呪霊に特化した魔虚羅の退魔の剣も正のエネルギーをまとっていました。

乙骨と黒沐死の戦いを

反転術式のデメリットとは?

呪術廻戦 鹿紫雲一

反転術式の最大のデメリットは、先述のとおり膨大な呪力を必要とすること。あの乙骨ですら、リカ非接続時には呪力切れを起こしかけたほど消耗が激しいです。 鹿紫雲一は使い手を殺す方法として、「頭を一撃で潰すか……毒物」と言っていました。呪力と違い腹ではなく頭部で回すので、頭を破壊されると反転術式自体が使えません。 また毒物は、特定と除去に繊細な呪力操作&時間を要するため、戦闘にも呪力と集中を割きながら並行して治療するのは自滅行為だと思われます。

AD

五条悟の無下限呪術と反転術式の関係は

呪術廻戦 五条悟

五条悟が持つ五条家相伝の「無下限呪術」は、自身の周囲に無限を作り出す術式です。 術式順転で発動するのが「蒼」。五条は「収束する無限級数みたいなもん」と言っており、攻撃や物質が彼に近づくごとに低速化し、最後は停止するというもの。 そして、反転術式による正のエネルギーを流し、術式反転で発動するのが「赫」。無限を「発散」させることで、対象となるモノを弾き飛ばします。収束と発散の相反する無限を衝突させ、生成された仮想の質量を放つ複合術式が虚式「茈」です。 無下限呪術の常時発動にも不可欠なものであり、ある意味では、反転術式が最強の呪術師・五条悟を生んだと言えるかもしれません。

五条悟が初めて
「茈」を使用した6巻を

反転術式と術式反転の違いを理解して読めば『呪術廻戦』がもっと面白くなる!

呪術廻戦 死滅回游編
Ⓒ芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

反転術式は回復もできる正のエネルギーを生む技術、術式反転は生得術式の効果を反転させることであり、似た用語ですが意味は少し違います。きちんと理解して読めば、『呪術廻戦』の戦闘シーンがより面白く、楽しくなるかもしれません。