領域展開「無量空処(むりょうくうしょ)」とは?意味や能力・元ネタを解説!
最強の領域展開が初登場する巻を
『呪術廻戦』にはさまざまな領域展開が登場しますが、なかでも五条悟が使用する「無量空処」は最強のものとして知られています。 本記事ではそんな領域展開「無量空処」について徹底解説。作中で使用されたシーンについて紹介するほか、元ネタなどについても考察していきます!
領域展開「無量空処(むりょうくうしょ)」とは?
「無量空処」とは五条の領域展開。能力や効果については以下の見出しで詳しく説明しますが、簡単に言うと「無限の感覚を相手に味わわせる技」です。 五条が領域を展開したとき、漫画の場合は宇宙空間を思わせる背景がところどころに描かれていました。アニメでは原作をベースに新たなカットが追加され、映像ならではの迫力で“何もかも見える”感覚が表現されています。
「無量空処(むりょうくうしょ)」の能力・効果
敵の五感を奪う
作中では無量空処の効果について「知覚や伝達に無限回の作業を強制する」と説明されていました。 領域に入った者は五感のすべてに無限の情報を与えられることで逆に何もできなくなり、身動きすらとれなくなってしまいます。つまり結果的にいえば、敵の五感を奪う効果があるというわけです。おびただしい量の情報を無理やり詰め込むことで、相手の脳に処理落ちを引き起こさせるイメージでしょうか。 作中で五条も言っているとおり、すべてを与えられることで何もできなくなってしまうというのは、なんだか皮肉っぽいですね。
最強の領域展開?
「無量空処」は作中で、真人の「自閉円頓裹」と並べて“相手を領域に引き入れた時点で勝ちが確定する”領域とされています。 領域に引きこまれた際には自分も領域を展開するのがもっとも有効な手段なのですが、無量空処の場合、発動された瞬間身動きがとれなくなってしまうのでいかなる対応もできません。そのため無量空処は数ある領域展開のなかでも最強とされています。 ただし五条が直接触れている相手以外は無差別的に術式の効果を受けるため、敵以外の人間も巻き込んでしまうというデメリットも。周りに守るべき存在が多数いる場合、気軽には使えない領域展開というわけです。
「無量空処(むりょうくうしょ)」の登場回
巻数・話数 | 2巻15話 , 11巻89話 |
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原作で無量空処が初登場したのは2巻の15話。漏瑚との戦いで、相手が発動した「蓋棺鉄囲山」に対するカウンター技として繰り出されました。ちなみにこの回は、五条の素顔がはじめて明かされた回でもあります。 また11巻の89話では改造人間たちを一掃するため、大量の一般人がいる状況で無量空処を発動する場面も。より多くを救うために多少の犠牲はいとわない考えか……と思いきや、これは五条にとっても大きな賭けでした。 彼は一か八かで“0.2秒間のみ”の領域展開をすることで、一般人に致命的な後遺症が残らないように考慮しつつ、敵の動きを止めようとしたのです。
最強の領域展開が初登場する巻を
0.2秒の領域展開の結果は?
0.2秒の領域展開を受けた非術師は、そのあいだに半年分の情報を流し込まれ、立ったまま気を失ってしまいました。しかし2か月後には全員回復し、後遺症もなく社会復帰を果たしたといいます。 ちなみに五条は領域展開を解除した後、改造人間1000体を299秒で葬り去るという規格外の強さをみせました。自分の実力に絶対的な自信を持っているからこそ、このような賭けに出ることができたのでしょうね。
「無量空処(むりょうくうしょ)」の手の形・元ネタ
五条は無量空処を展開する際、右手で人差し指と中指を絡めるような手のポーズをとっています。その元ネタについては公式で明言されてはいないものの、ファンのあいだでは「帝釈天印」をモチーフとしているのではないかという声が多いです。 帝釈天(=インドラ)は仏教の守護神のひとりで、圧倒的な力の持ち主。最強と呼ばれる五条にぴったりの元ネタだといえるのではないでしょうか。
「無量空処(むりょうくうしょ)」の意味は?
無量空処という名前の元ネタは、仏教用語の「空無辺処(くうむへんしょ)」だと思われます。これは物質を超越し精神のみが存在するとされる「無色界(むしきかい)」のうちのひとつです。 空無辺処は“何もない”、そして“果てがない”状態に入り込むという状態のことをしめしており、無限というワードとも関連があります。 こうして見てみると、五条の領域展開のイメージとも似通ったところがありますね。『呪術廻戦』はところどこに仏教の要素を取り入れているので、元ネタをあれこれ調べてみるのも楽しいです。
『呪術廻戦』無量空処は最強の領域展開!?
最強キャラである五条が使う最強の領域展開「無量空処」。今のところこれを打ち破れる存在はいないようにも思えますが、これからどうなるのか気になるところです。原作もアニメも盛り上がりを見せている『呪術廻戦』から今後も目が離せそうにありません!
最強の領域展開が初登場する巻を