2025年10月27日更新

『呪術廻戦』宇佐美の正体は?「モジュロ」で判明した術式や原作との関係を解説

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呪術廻戦 虎杖 宿儺
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

『呪術廻戦』終盤に描かれた宿儺との決戦にて、1級呪術師最強として注目を浴びた日下部篤也。しかし五条悟らが1級呪術師最強は誰かを話す場面で、彼以外にもファンからの注目を集めたキャラがいました。それが「宇佐美」と呼ばれる人物です。 本記事ではそんな宇佐美の正体について徹底考察!さらに、番外編『呪術廻戦≡(モジュロ)』に登場した同名の人物が何者なのか、そちらもあわせて探っていきます。 ※本記事には『呪術廻戦』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

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【概要】『呪術廻戦』宇佐美って誰?

『呪術廻戦』宇佐美は本編未登場

該当話 原作253話

結論からいうと、宇佐美は本編に登場していない人物です。 その名前が登場したのは、作中で1度だけ。それは253話の冒頭で、1級呪術師3人と五条に「最強の1級呪術師は誰?」という質問をぶつけたシーンでの出来事でした。 冥冥と七海と五条が、日下部の名前を挙げる意外な展開に。実際に日下部は、宿儺相手にも思わぬ健闘をみせています。そして肝心の日下部は、1級呪術師最強は「俺と宇佐美以外の誰か」と口にしているのです。 ここで突如名前が出現した「宇佐美」に、ファンは一気に注目しました!

『呪術廻戦≡(モジュロ)』宇佐美が登場し話題に

2025年9月から連載がスタートした呪術廻戦≡(モジュロ)。 本編終了後の未来を描くスピンオフ作品なのですが、なんとここに宇佐美というキャラが登場。名前のみ語られていた謎多き人物が表舞台に現れ、「詳細な設定や強さが明らかになるのでは」と大きな話題になったのです。

【最新】『呪術廻戦≡(モジュロ)』宇佐美は何者?

『呪術廻戦≡(モジュロ)』は2086年の日本を舞台に、呪術師たちと謎の宇宙人「シムリア星人」の交流を描く物語です。宇佐美は外務大臣臨時代理、シムリア星人との外交担当者として登場。本作の重要な役割を担うキーパーソンです。 彼はシムリア星人との交渉に冷静な姿勢で臨む一方、「目指すべきは本心からの融和」「シムリア星人の心を解かすのは大人の建前ではなく新時代の魂」と豪語するなど熱い一面も見せています。

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【術式】『呪術廻戦≡(モジュロ)』宇佐美は狗巻家相伝の呪言の使い手

呪術廻戦 狗巻棘

「モジュロ」には宇佐美が左手で口を覆いながら「動くな」と発言した途端、対象の動きが止まってしまう場面が存在。これにより、宇佐美が呪力を込めた言霊で相手の行動を操る「呪言」の使い手と判明しました。 呪言と言えば『呪術廻戦』本編で活躍した狗巻棘。呪言は狗巻家相伝の術式なので、宇佐美も狗巻家の血筋にあたる可能性が高いと推測できます。 苗字が違うため宇佐美は本家とは違う親戚筋、あるいは「もともと狗巻家だったが宇佐美家に婿入りした」というパターンもあり得そうです。

【考察】『呪術廻戦≡(モジュロ)』宇佐美は原作宇佐美と同一人物?

①原作と新作宇佐美は同一人物説

「モジュロ」は乙骨や真希がすでに死亡している遠い未来の話です。こちらに登場していた宇佐美と本編の宇佐美が同一人物という可能性は低そうですが、「時間転移や驚異的な長寿を実現できる術式・血筋の持ち主」であれば話は別です。 本編には門下生の寿命を奪って生きながらえていたシン・陰流の当主や、「脳を移植した相手の肉体を奪う」術式を駆使して長い時を生きた羂索が登場済み。宇佐美がこれらの力に類する能力を使い、未来まで生き延びた可能性も0ではありません。

②原作と新作宇佐美は子孫・血縁者説

前述したように、長寿に関わる術式などがない限り、新作宇佐美と原作宇佐美は別人物と考えるのが自然です。ただ、何の意味もなく同じ名前のキャラを出すとは考えにくいため、新作宇佐美と原作宇佐美に何かしらの繋がりがある可能性が大。 乙骨たちの孫が主人公になっている点を考慮すると、宇佐美の名跡と術式を継いだ子孫、あるいは甥などの血縁者が「モジュロ」に登場したと考えるのが妥当でしょう。

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【評価】『呪術廻戦』宇佐美は嫌われ者?

呪術廻戦 五条悟
©︎芥見下々/集英社

原作宇佐美はかなりの嫌われ者ということがわかっています。 単行本おまけページに「宇佐美って誰?」と聞かれた際の各キャラのリアクションが描いてあり、五条「僕 あの人キラーイ」と嫌そうな表情を浮かべ、冥冥「……覚えなくていいよ」と不機嫌に返答。宇佐美に対し否定的な感情を持っていることが明らかになりました。 日下部が言うには、「宇佐美が上の命令しか聞かない」「言われたことしかやらない人物」だから嫌われているとのこと。融通の効かない保守的な性格をしているため、自由奔放な五条たちと相性が悪いようです。

【容姿】『呪術廻戦』『呪術廻戦≡(モジュロ)』それぞれの宇佐美の見た目は?

『呪術廻戦』宇佐美は40代ぐらいの男性

2024年10月4日に発売された28巻のおまけページにて、ついに宇佐美の姿が判明しました!パッと見た印象だと、年のころは40代あたりでしょうか。髪は黒色でパーマがかかったようにうねっており、長い前髪が真ん中あたりで分けられています。 生気の少ない目や角ばった細い輪郭からは、性格の暗さやドライさが伝わってくるかのようです。ちなみに、同単行本のおまけページには各キャラの宇佐美に対する評価も掲載されていました。五条は「嫌い」と明言し、冥冥は「覚えなくていい」とそれぞれ辛辣な反応を示しています。 日下部が言うには「上の命令しか聞かない人物」だったとのこと。これらの意見を総合して考えると、宇佐美は上司に気に入られても同僚には嫌われる「ゴマすりタイプ」、もしくは命じられたことのみを淡々とおこなう「仕事人タイプ」のどちらかだったと思われます。

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『呪術廻戦≡(モジュロ)』宇佐美は手に呪印

呪術廻戦 狗巻棘
©︎芥見下々/集英社

モジュロに登場する宇佐美は黒髪のオールバックが特徴的な好青年です。年のころは20代後半から30代前半あたりでしょうか。原作宇佐美にはない若々しさが漂っていました。 また、彼の手には呪言に使用する「呪印」が刻まれています。狗巻の口もとにあった印と似ているものの、デザインにはいくつかの差異が存在。狗巻が使用していたものの進化版、あるいはそこから派生した別の呪印なのかもしれません。

【死亡】『呪術廻戦』宇佐美は生きている?

呪術廻戦 渋谷事変
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

結論から言うと、宇佐美の生死はまったく判断できません。本編には名前だけが登場しており、姿が描かれたのも単行本のおまけページのみ。その動向や経歴がまったく明かされていないのです。 ただ、前述したように上層部には忠実な人間だったと思われるため、五条が総監部を殲滅した際に一緒に死んでしまった可能性も0ではありません。その一方で、総監部が全滅したことでしがらみから解き放たれ、自由になった可能性も存在します。 その詳細は依然不明のままですが、「モジュロ」に宇佐美が登場したことで生存の確率がアップ。本編とモジュロの宇佐美が同一人物なのであれば、彼は長期にわたり若さを保ったまま生き続けていることになります。

【正体】『呪術廻戦』宇佐美は一体何者?

ここからは、「モジュロ」で宇佐美の正体が明かされる以前の予想を紹介します。

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『呪術廻戦』宇佐美=冥冥説はありえる?

呪術廻戦 冥冥
©︎芥見下々/集英社

本編に宇佐美の名前が登場した際、その正体として真っ先に疑われたのが冥冥でした。彼女の素性はほとんど明かされておらず、公式ファンブックで「冥冥」が偽名ということも判明済み。日下部が本名を知っていて、「宇佐美」と呼んだのではと推測されていたのです。 しかし、28巻おまけページに宇佐美の顔が描かれ、宇佐美が男性だったと発覚。さらに、「モジュロ」で宇佐美の術式が冥冥の「黒烏操術」ではなく「呪言」だったとわかり、宇佐美=冥冥説は完全に否定されました。

現在判明している1級呪術師一覧
  • 夜蛾正道
  • 東堂葵
  • 七海建人
  • 冥冥
  • 日下部篤也

宇佐美憂太はAI回答によるデマ

呪術廻戦 乙骨憂太 祈本里香
©︎芥見下々/集英社

宇佐美の正体を探ると、乙骨と同じ名前の「宇佐美憂太」という人物の名前が浮上します。しかしこの名前は、Yahoo!知恵袋のAI回答が導いたデマ情報です。その回答を、コピペしたものが広まってしまったんですね。 乙骨はそもそも特級呪術師であるため、間違いなく宇佐美ではありません。

『呪術廻戦≡(モジュロ)』宇佐美の活躍に期待

本編に名前が登場したものの、作中での活躍なしで終わってしまった宇佐美。 しかし、スピンオフ作品「モジュロ」に登場したことで、再び活躍のチャンスが巡ってきました。彼は本編の宇佐美と同一人物なのか、それとも子孫や親戚筋の人間なのか。その正体に注目しながら、最新展開をチェックしていきましょう!