2024年2月19日更新

虎杖悠仁が反転術式を習得!領域展開はできるのか?【呪術廻戦】

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呪術廻戦 虎杖悠仁
©︎芥見下々/集英社

自己治癒を可能とする反転術式は、実力ある呪術師が身につけている高等技術です。進化止まらぬ主人公・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)も、「人外魔境新宿決戦」編時点で反転術式を修得していることが判明! 本記事では本誌の内容を踏まえながら、虎杖の反転術式の詳細や、領域展開ができるようになる可能性について考察していきます。 ※この記事は『呪術廻戦』の重要なネタバレを含みます。

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虎杖悠仁が反転術式を取得!【最新ネタバレ】

呪術廻戦 虎杖悠仁
©︎芥見下々/集英社

宿儺と交戦中の248話にて、人外魔境新宿決戦が始まるまでの1ヶ月で虎杖悠仁が反転術式を会得したことが判明。 宿儺が明言する以前から、虎杖は宿儺からノーガードで攻撃を受けてビル数棟分ふっ飛ばされてもけろっと立ち上がっており、反転術式の習得が囁かれていましたが、それが事実だったわけです。 反転術式は先天的なものではなく、高度な呪力操作によって後天的に身につけられるもの。虎杖が具体的にどんな修行をしたかは不明ですが、1ヶ月という短期間で習得したのです。もとから尋常なタフさを持っていた虎杖の無敵感が増しましたね。

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しれっと反転術式使っててびっくりした

虎杖悠仁が覚醒!?腕の変化の理由【考察】

呪術廻戦 虎杖悠仁
©︎芥見下々/集英社

238話で宿儺の前に現れた虎杖の腕は、明らかに人のそれとは違う異形の姿となっていました。 宿儺に乗っ取られたときのように爪が鋭くなっているうえに、腕の皮膚も異変が見られます。カラーページで見ると、肘から先が本来の肌より赤茶っぽくなっていました。 なぜ虎杖の腕に異変が起きたのか。その理由について考察していきましょう。

呪胎九相図の4番から9番を取り込んだ

1番可能性が高いのが、“兄弟”である呪胎九相図の4番から9番を取り込んだ説です。220話では虎杖は「アイツを殺すためならなんでも喰ってやる」と覚悟を決めた表情を見せています。 次の場面で、虎杖が兄弟について話題を出すと、脹相「いい オマエの中で生きられるのならそれで」と返答。虎杖が他の兄弟たちを食べて、いまは虎杖のなかで生きている。そう解釈するのが自然な流れでしょう。 兄弟を取り込んだことが腕の形状の変化に直接つながっているかは明言されていませんが、宿儺の指を取り込んだ際の変化を考えるとこの説が1番有り得そうです。

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多分取り込んだんだろうけど、ちょっと切ない……

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両面宿儺の指の20本目を取り込んだ

全20本の宿儺の指のうち、最終決戦時点で19本がすでに宿儺に取り込まれています。残り1本は行方不明となっていたため、これを虎杖が飲み込んで腕に変化が表れたのではないかと読者の間で噂されていました。 しかし251話にて、残りの1本は虎杖ではなく乙骨憂太が飲み込んでいたことが明らかに。宿儺は五条悟が隠していると読んでいたので、事前に五条が乙骨に渡していたのでしょう。 最後の1本の行方が判明したため、虎杖が20本目を取り込んだ説は消えています。

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指ってすごい毒らしいけど乙骨!?大丈夫!?

乙骨憂太の外付けの装備

乙骨の使役するリカは特級過呪怨霊・祈本里香が遺したいわば外付けの術式です。乙骨がリカと接続すると、リカが体内に格納している呪具を使えるようになります。実際、乙骨も戦闘中にリカから借りた装備をつけて戦っていました。 これを虎杖に貸し出して、腕に装着しているという可能性も。ただ乙骨はこれをリカの完全顕現時のみに使用しており、完全顕現は5分と時間制限があります。 5分間だけの腕の変化というのは、設定としてあまり現実味がないのと、おそらく作中で5分以上経っているにも関わらずもとに戻っていないことから、この線は薄いでしょう。

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新旧主人公とリカちゃんの共闘熱いからこれであってほしい

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虎杖悠仁は術式を手に入れた?

虎杖は生まれつき術式を持っていないため、普通であれば一生その状態のままだと考えられます。しかし彼の場合、「宿儺の器」というイレギュラーな存在であることが普通とは違った展開を生むかもしれません。 また本編の中では、虎杖の術式の伏線のようにとれる描写も登場していました。以下ではそうした虎杖の術式絡みの情報について整理します。

もともと持っていないが「宿儺の術式が刻まれる」

呪術廻戦 虎杖悠仁 宿儺
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まずはかなり初期の段階、五条のモノローグに出てきた「そのうち君の体には 宿儺の術式が刻まれる」という言葉です。普通に考えれば虎杖が宿儺の術式を使えるようになる……ということですが、この発言についてはいまだ回収されていません。 しかし宿儺の術式自体まだ詳細は明かされていないため、手に入れたとして虎杖に使いこなせるかどうかは疑問。というより、宿儺は自分の術式を虎杖が一朝一夕で使ってきたところで、余裕で返り討ちにしてしまうでしょう……。

五条宿儺戦前の日下部との組み手

日下部篤也
©︎芥見下々/集英社

もうひとつ、虎杖の術式について示唆しているのでは?と予想されているのが、宿儺vs五条が始まる前、虎杖と日下部が組み手をしているときのようすです。 この場面では虎杖が「そろそろ掴めよ 虎杖」と日下部に向かって発言し、日下部が「押忍!!」と答えるという珍妙な光景が繰り広げられています。 まるでふたりの中身が入れ替わっているようにも見えたため、読者の間では「虎杖の術式=入れ替わりの術式」という考察がされるように。今のところこの描写についての詳しい説明はないですが、今後解明されていくことが期待されます。

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初めから母親の術式が備わっていた

呪術廻戦 虎杖悠仁
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虎杖の母・虎杖香織は生得術式「反重力機構(アンチグラビティシステム)」を持っていたことが、その身体を乗っ取っていた羂索(けんじゃく)によって語られています。その能力は、周囲にある重力を打ち消すというもの。 虎杖は生まれつきこの術式を刻まれていた可能性もゼロではありません。吉野順平の例のように、脳が術者向きでないと術式を持っていたとしても使えないことが判明しています。 前述した五条の口ぶりを考えると、やはり虎杖は先天的には術式を持っていない気もします。とはいえ羂索が出生に絡んでいるので、どんなイレギュラーが起きても不思議ではありません。

『呪術廻戦』虎杖悠仁は領域展開できる?

呪術廻戦 虎杖悠仁
©︎芥見下々/集英社

現状、虎杖は領域展開を展開することはできません。そもそも彼は非術師であり、術師の身体に生まれながらにして刻まれる「生得術式」を持っていないからです。 領域展開は術式を極めた最終段階にあたるため、虎杖は言ってみればそのスタート地点にすら立っていないということになります。

虎杖悠仁の現在の状況をおさらい!

虎杖の中にいた宿儺が伏黒に受肉

伏黒恵 呪術廻戦
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「宿儺の器」として、史上最強の「呪いの王」である宿儺を長らくその身に宿していた虎杖。しかし宿儺は死滅回游編にて、隙を突いて虎杖の身体を乗っ取り、その小指を呪物化して引きちぎったものを伏黒恵に飲み込ませました。 かねてから伏黒の術式に目をつけていた宿儺は、その後も彼の精神を徹底的に折り、ついにはその身体も心も完全に乗っ取ってしまいます……。

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五条と宿儺の決戦の結末

呪術廻戦 五条悟
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伏黒に受肉した後、全盛期の強さをほぼ取り戻した宿儺は、封印から解放された五条悟と頂上決戦をおこなうことになります。現代最強と史上最強、ふたりの最強の戦いを、虎杖は離れたところから仲間たちとともに見守っていました。 しかしその先に待っていたのは五条の敗北という信じがたい現実。宿儺は圧倒的な力で五条の「不可侵」を破り、その身体を真っ二つにして殺害してしまったのです!

日車と共に戦線に投入

呪術廻戦 虎杖悠仁
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五条の敗北後、宿儺との戦いを熱望していた鹿紫雲一が戦場に投入され、彼もまたあっけなく敗れてしまいました。また宿儺は彼との戦いの最中、自身の肉体を“腕が4本、目が4つ、口が2つ”という本来の形に変身しています。 その後すぐさま姿を現したのが、虎杖と日車寛見のペアでした。虎杖の手が何やら鋭く変形しているのが気になるものの、宿儺は「小僧 貴様に何ができる」と小馬鹿にした態度。たしかに五条が負けた相手に虎杖が勝てるとは思えませんが、果たしてどうなるのか……。

乙骨と共闘して打倒宿儺&伏黒救出を目指す

呪術廻戦 乙骨憂太
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日車が倒れたところで、仙台結界の羂索を倒した乙骨が合流。乙骨の領域展開「真贋相愛(しんがんそうあい)」のなかで、虎杖と乙骨が共闘します。 乙骨がコピーした術式で宿儺を翻弄。さらに虎杖は真人戦で見せた魂を捉える打撃を撃ち込み、宿儺と伏黒の肉体の同調を阻害していきます。 虎杖は反転術式で自己治癒ができるようになっており、腹を穿たれてもすぐに復活。思わず宿儺から虎杖の成長を褒める言葉が出るほど、彼は1ヶ月前とは別人の強さを身に着けていました。乙骨の登場で優勢に見えましたが、いまだ決着はついていません。

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虎杖悠仁は今後領域展開できるようになる?

呪術廻戦 虎杖悠仁
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領域展開とは「術式を付与した生得領域を呪力で具現化すること」。生得術式自体は術師・非術師関係なく持っている心象風景なので、術式と呪力さえある者なら(理論上は)誰でもできるということになります。 そう口で言うのは簡単ですが、実際に使いこなすとなると至難の業で、作中でも領域展開をしっかり習得できているのはほんの一握りの人間です。とはいえやはり主人公である虎杖には、「必殺技」をばっちり使いこなしてほしいところ……。 使えないと思わせておいて実は使えるようになっていた!という展開が繰り広げられたらアツいですよね。

虎杖悠仁の領域展開の効果を考察!

【考察①】入れ替わりの術式の効果の拡張?

領域の効果のひとつが「術式の必中化」です。たとえば真人の「無為転変」は触れることで対象を変形・改造するというものですが、対策の手段がないまま彼の領域に入ると、触れられなくてもその効果を受けてしまいます。 ここで虎杖の術式が「入れ替わりの術式」だとすると、彼は領域に入った者と自由に入れ替われるということになりそう。しかし仮にそれができたとしても、どのように活用するかは謎です。

【考察②】宿儺の領域展開・伏魔御廚子が使える…?

呪術廻戦 宿儺
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五条の「宿儺の術式が刻まれる」発言が正しいのであれば、虎杖はその極致である「伏魔御廚子」も理論上は使えるというわけです。領域に入った者に絶えず斬撃を浴びせるというもので、もし使えるなら心強いことは間違いありません。 しかし虎杖vs宿儺が今後展開されるであろうことを踏まえると、本家本元の前で覚えたての「伏魔御廚子」を展開しても軽くあしらわれるだけでしょう。どうせなら虎杖にはオリジナルの領域を展開してほしいという期待も込めて、この線は薄いと予想しておきます。

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【考察③】肉体の超強化

呪術廻戦 虎杖悠仁
©︎芥見下々/集英社

呪術が使えない虎杖が呪術師の世界で生きてこられたのは、化け物級の身体能力を持っているからです。しかもこれは宿儺の影響ではなく、生まれもったものだといいます。その理由についても今はまだ明かされていません。 虎杖の身体能力の秘密が術式絡みだとすれば、領域を展開することによって肉体強化の効果をよりいっそう高める……ということができるのではないでしょうか。

虎杖悠仁の領域展開はいつ見られる?

呪術廻戦 虎杖悠仁
©︎芥見下々/集英社

『呪術廻戦』の原作者・芥見下々は、2023年1月に『週刊少年ジャンプ』巻末で「今年こそ物語を畳んでいけたらと思います」とコメント。実際には2024年現在も連載が続いている状態です。 クライマックスだと予想されている人外魔境新宿決戦は、主要キャラが次々と倒れそろそろ終わりを感じさせる展開に。虎杖が奥の手として領域展開を出すなら、そのリミットはもうすぐそこと言っていいでしょう。 宿儺内の伏黒との邂逅、伏黒を引き剥がしてからの宿儺とのラストバトル。虎杖の領域展開が読めるとしたらこのあたりだと予想します!

『呪術廻戦』虎杖は領域展開を使えるのか!?

呪術廻戦 虎杖悠仁
©︎芥見下々/集英社

この記事では『呪術廻戦』の主人公・虎杖が領域展開を使う可能性はあるのかどうかについて考察してきました。いよいよ終わりに近づいてきた感がある本作。領域展開を披露するにせよそうでないにせよ、彼がどんな活躍を見せてくれるのか楽しみですね!