2024年10月4日更新

『呪術廻戦』最終回がひどい?つまらないと言われる理由や賛否の意見を解説

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呪術廻戦 虎杖 宿儺
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

2024年9月30日発売の『週刊少年ジャンプ』で、ついに完結を迎えてしまった『呪術廻戦』。 感動的なラストにファンからは絶賛の声が多くあがりましたが、一部では否定的な意見も噴出している様子。そこで、この記事では『呪術廻戦』最終回の評判について徹底紹介!世間の声をピックアップしながら、その評価や理由を解説していきます。 ※この記事は『呪術廻戦』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

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【ひどい理由①】残っている伏線・謎が多すぎる?

呪術廻戦 虎杖悠仁
©︎芥見下々/集英社

最終回を迎えた『呪術廻戦』への否定的な意見として、よく耳にするのが「回収されていない伏線や謎が多すぎる!」という声です。確かに、本作には解明されないまま終わってしまった、気になるポイントが複数存在しています。 虎杖の父はいったいどんな人物だったのか、虎杖が発動した領域展開の名称は何だったのか。また、宿儺羂索の過去はいったいどんなものだったのかなど、代表的なものだけピックアップしてもこれだけの謎が残っています。熱心に読んでいたファンだからこそ、未回収の情報は気になるところでしょう。 ただ、こうして残された謎に「考察のしがいがある」と肯定的な意見をあげている方も少なくありません。一部では「続編で描くためにあえて謎を残しているのでは」という声があがるなど、未回収の謎自体が次回作の伏線になっていると推測する意見も飛び出しています。

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全ての伏線を回収しきる漫画なんてそうないはず。自分なりの答えを探すのも醍醐味のひとつです。

【ひどい理由②】普通のハッピーエンドすぎる?

呪術廻戦 虎杖悠仁
©︎芥見下々/集英社

最終回が掲載されるまでは、虎杖たちが死んでしまうバッドエンドや宿儺に勝利したのが夢だったと判明する夢オチなど、ダークな結末が予想されていました。しかし蓋を開けてみると、誰かが死んでしまうようなエピソードもなく、全員が明るい未来へ向かっていくハッピーエンドが描かれることに。 これに肩透かしを食らった読者も多かったようで、「あまりにも普通すぎる!」「淡白で意外性がない」と否定的な意見があがってしまいました。確かに、本作は読者の予想を裏切る展開が特徴のひとつ。そこが好きだった方にとっては、少々物足りない内容だったのかもしれません。 ただ、ファンの大多数はこの幸せな結末に肯定的な声をあげています。苦しい戦いを見守り続けたファンにとって、この明るいラストは最高のご褒美だったのではないでしょうか。

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予想とは違うラストでしたが最高の最終回でした!希望あふれる結末でよかったです。

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【ひどい理由③】五条悟の復活など期待の展開と違った?

呪術廻戦 五条悟
©︎芥見下々/集英社

本作屈指の人気キャラでありながら、宿儺との戦いで死んでしまった五条悟。ファンからは彼の復活を熱望する声が多くあがっていましたが、復活することなく本作は終了。この展開に対し、一部から「期待を裏切られた!」という意見が噴出しているようです。 確かに、五条が復活すれば作品は盛り上がったかもしれません。ただ、そうすると虎杖たちの成長や強さを描く、希望あふれるラストには仕上がらなかったはず。五条は最終話の回想シーンで自身のことは「どうでもいい」と語り、「期待してるよ」と虎杖に未来を託すような発言をしていました。 五条は復活せず死んだままとなってしまいましたが、その意志は彼が求めていた「強く聡い仲間」たちにしっかりと引き継がれています。この最終回は五条の死に意味を与える、素晴らしいものだったのではないでしょうか。

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五条先生は復活しなかったけど、最終回にしっかり登場してくれて感激です。

【ひどい理由④】最終任務が尻すぼみだった?

呪術廻戦 虎杖悠仁 伏黒恵 釘崎野薔薇
(C) 芥見下々/集英社

最終回直前の270話で呪詛師が犯人と思われる事件の解決に挑むことになった虎杖たち。当初はこの呪詛師もしくは呪霊が最強レベルの実力を持っており、彼らが大きく苦戦する、むしろ死ぬ可能性まであるのではと騒がれていました。 しかし、最終回で登場した呪詛師はザコキャラと言ってもいいレベルで、戦いはあっさりと決着。この尻すぼみ感に不満を感じた読者が多かったようです。実際、このバトルは3ページほどで終わっており、確かに物足りなさを感じる部分もあります。 ただ、この戦いが終わったあと、虎杖が五条との会話を思い出しながら犯人に優しく語り掛ける重要シーンが描かれていました。圧倒的な実力を示していた五条の強さとは違う、あたたかく穏やかな虎杖の強さ。それを示すために、この任務は重要な役割を果たしていたと思われます。

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虎杖の成長や優しさを感じられるエピソードでした。個人的には大満足の内容です。

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【肯定意見①】虎杖たちが幸せそうになって良かった

呪術廻戦 虎杖悠仁
©︎芥見下々/集英社

最終回に対する否定的な意見もあがっていますが、もちろん肯定的な意見も多数集まっています。その中でも特に多いのが、「虎杖たちが幸せそうになって良かった」という声です。 前述したように、一時は「最終回で虎杖たちが死んでしまうのでは?」という不穏な憶測が飛び交っていました。それに不安を感じていたファンも少なくなかったようで、この幸せな結末に「安心した」「ハッピーエンドで本当に良かった」という声が噴出。 ラストシーン間際に描かれた、虎杖たちの明るい表情に感動した読者も多かったようです。本作は2024年12月25日に、最終巻が発売される予定になっています。1巻から最終巻まで改めて読み返してみると、この最終回をより一層感慨深く味わうことができそうです。

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虎杖たちが明るい未来へ向かっていくラストに感動!ベストな締め方だったと思います。

【肯定意見②】宿儺の指エンドが良かった

呪術廻戦 宿儺
©︎芥見下々/集英社

ラストシーンに描かれた宿儺の指の最後の1本。この指があたたかな光を浴びている穏やかな結末に、絶賛の声が数多く集まっています。最終回において、この指は危険性がなくなり、虎杖が通っていた高校へ魔除けとして戻されることになりました。 全ての戦いの起源となったこの指は、最後に人々を守る重要な役目を任されたのです。廻る呪いが描かれ続けた本作の結末として最高のシーン、「誰もが呪縛から解放され変わることができる」と感じさせるベストな締めくくり方だったのではないでしょうか。 また、ここで描かれた指の根元には今までなかった少女の手のような部位が出現。そこまでの展開を見るに、この部位は裏梅の手を表している線が濃厚です。宿儺と裏梅、2人が手を取り合いながら「普通の人生」を歩んでいく、そんなif展開も感じさせる結末に仕上がっています。

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宿儺と裏梅があたたかな日々を送る、そんな尊すぎる未来を感じさせてくれるラストでした。

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ついに完結した『呪術廻戦』!最終巻の発売は12月

ここまで『呪術廻戦』最終回に関する様々な意見を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。否定的な意見が目立ちがちですが、本作のラストには肯定的な意見も数多く集まっています。 最終巻となる30巻は、2024年12月25日に29巻と同時発売される予定です。そのタイミングで本作をいちから読み直し、万全の状態でこの最終回を味わってみてはいかがでしょうか!