2022年1月6日更新

呪詛師(じゅそし)とは?階級や主要キャラ一覧を紹介【呪術廻戦】

呪術廻戦
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

『呪術廻戦』に登場する呪詛師は、呪術師とは逆に呪術を己の欲望のために使う者たちです。基本的には呪殺を生業とし、主人公である虎杖サイドの前に立ちはだかります。 呪霊でなく人間であるにもかかわらず悪事を働く彼らは、個性の強いキャラクターばかり。そこで本記事では、呪詛師とはなにかだけでなく、作品に登場する様々な呪詛師たちも徹底解説していきます! ※本記事では、2022年1月現在の『呪術廻戦』のネタバレを含みますので、読み進める際はご注意ください。

虎杖たちの敵・呪詛師(じゅそし)とは?【ネタバレ注意】

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©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

「呪詛師」とは呪殺を生業とする者たちの総称です。基本的には詛師になるために必要なものはなく、呪術界が定める規定を破った者たちを、呪術師側が呪詛師だと判断します。 呪詛師たちが行っているのは、非術士に目視不可能である呪術の行使による犯罪行為のため、一般社会の法の下で裁くことができません。それ故に、莫大な報酬を受け取ることも可能なのです。

呪詛師と呪術師の違いを解説

呪術師と呪詛師の違いは、前者が生まれ持った呪力の才を非術師を守るために行使するのに対し、後者は非術師を己の欲望のために殺害するという点です。 “己の欲望”の内容は呪詛師によってさまざまで、例えば恵の父である伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)は術式を持たず、名家に生まれながら虐げられていた過去があります。そんな彼は天与呪縛によって獲得した異常な身体能力を武器に、金のため殺しを引き受けていました。 また呪詛師の中には金のためや非術師への失望などではなく、残虐な趣味趣向を優先し呪殺をおこなう人物も多いです。そのため、呪術師側は呪詛師の存在を敵視しています。

夏油一派の目的とは

多くの呪詛師は己の欲望を満たすために行動しますが、夏油傑を筆頭とする勢力には明確な目的が存在します。 高専時代の夏油は、ある事件をきっかけに非術師を守ることに疑問を感じるようになります。そして呪力を持った双子の少女が非術師の村人たちに監禁されているのを見つけます。彼は112人の村人を抹殺し、「非術師を皆殺しにし呪術師だけの世界を作ること」を目標とし活動を始めたのです。 “非術師の根絶”を掲げる夏油一派は、その理想を達成するために単行本0巻では“百鬼夜行”、単行本10巻以降では“渋谷事変”といった数々の事件を巻き起こしています。

呪詛師に階級は存在する?

呪詛師も元は呪術師なので、階級が存在します。 段階は呪術師などと同じ特級から4級まであり、最悪の呪詛師と呼び声高い夏油は特級呪詛師です。つまり、特級呪術師である五条悟九十九由基乙骨憂太と同じ階級で、それ相応の力があると考えられます。 他にも2級呪詛師の組屋鞣造(くみやじゅうぞう)など多くの呪詛師が作中に登場していますが、そのほとんどは階級が明らかになっていません。

『呪術廻戦』に登場する呪詛師をまとめて紹介

夏油傑(げとうすぐる)

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夏油傑(げとうすぐる)“非術師の根絶”を目的に行動する特級呪詛師です。高専時代は五条悟とともにさまざまな任務をこなしてきました。 もともとは非術師を守ることを信念に活動する正義感の強い青年でしたが、一部の非術師の行動で呪詛師の道へ。五条とは親友同士と呼べる間柄で、冗談を言いあうほどの仲でした。 百鬼夜行の裏で、乙骨憂太と交戦し敗北します。逃げ延びた先で五条に見つかり彼の手により命を落としました。その後を描く本編でもメインの敵キャラとして登場しますが、後に本人ではなく羂索(けんじゃく)が死体を乗っ取っていたと明かされます。 使用する「呪霊繰術」は取り込んだ呪霊を使役する術式で、とても強力です。

夏油一派

ミゲル

ミゲルは夏油がスカウトした海外の呪術師です。主に「呪術廻戦 0巻」や「劇場版 呪術廻戦0」に登場する人物で、本編では乙骨とともに海外にて行動していました。 百鬼夜行にも参加しており、作者である芥見下々は彼が百鬼夜行のMVPであると語っています。最強の呪術師である五条にも、「面倒くさそうなやつがいる」と評されていました。実際に五条を10分以上足止めしており、高い戦闘力を誇ります。 彼は「黒縄(こくじょう)」と呼ばれる、術式を相殺する希少で強力な呪具を使用していました。

枷場美々子(はさばみみこ)(左から1番目)/菜々子(ななこ)(左から2番目)

枷場美々子/菜々子は双子の姉妹です。呪術師の家系に生まれた彼女たちは、田舎の村で村人たちに気味悪がられ過酷ないじめを受けていました。そして檻に閉じ込められていたところを、任務で村に赴いた夏油に助けられます。 夏油によって救われてからは、彼を慕い行動をともにしていました。以降は百鬼夜行にも夏油一派として同行し、多くの呪術師を呪殺しています。本編にも登場するものの、心酔する夏油の身体を弄ぶ偽夏油には明確な殺意を向けていました。 渋谷事変にて解放された両面宿儺に偽夏油を殺してほしいと協力を要請するも、「不愉快」と判断され2人とも死亡しています。

菅田真菜美(すだまなみ)(左から3番目)

菅田真菜美は夏油を慕う女性呪詛師です。夏油の男らしさに惚れ、彼の秘書的な役割もこなしていました。夏油からも信頼されており、百鬼夜行の際は新宿の指揮も任されています。夏油が死亡してからは彼の“意志”を継ぐため、呪霊軍団に協力していました。 渋谷事変では日下部とパンダと遭遇するものの、夏油の目標達成のため術師は殺したくないと話します。しかしそこに虎杖から体の主導権を奪った、両面宿儺が登場。漏瑚の極ノ番「隕」が迫る中で動くことを禁止され、その後は消息不明となっています。

ラルゥ(左から4番目)

ラルゥは夏油を慕うゲイの呪詛師です。筋骨隆々の身体と胸に貼られたシールが特徴的で、夏油を「傑ちゃん」と呼びます。ミゲルと同じく夏油を王にするために行動しており、彼の死後は一派を離脱しました。 しかし仲間への愛は強く、今後の方針で揉めている家族を一喝し、各々がやりたいようにやるべきだと諭しています。戦闘シーンはありませんが、他の呪詛師を声で圧倒しているため、相当な実力であると考えられていました。 渋谷事変では静観を選び、戦いには参戦していません。本編では回想シーン以外で登場していなかった彼ですが、九十九とともに行動しているような描写があります。

祢木利久(ねぎとしひさ)

祢木利久(ねぎとしひさ)は夏油を慕う男性の呪詛師です。美々子たちと同じく幼少期に夏油によって救われた人物で百鬼夜行にも参加しています。夏油死亡後は美々子たち双子と意見が対立し、彼は真菜美と同じく夏油の意志を継ぎ呪霊軍団に協力する選択をしました。 呪詛師としてはあまり強くはなく、死滅回游で日下部と対立した際には実力を見抜かれてしまいます。そこで真菜美、日下部やパンダとともに宿儺に遭遇し、漏瑚の極ノ番「隕」の危機に晒されてしまった彼。「よし」の合図で逃げたものの、その後の消息は判明していません。

吉野順平

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©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

吉野順平(よしのじゅんぺい)は真人の企みに巻き込まれた一般人です。術式の名称は不明のままですが、呪力で毒を精製し、クラゲのような式神「澱月」の触手で相手に毒を打ち込みます。真人の無為転変により改造人間に変えられ、間もなく死亡しました。

組屋鞣造(くみやじゅうぞう)

組屋鞣造(くみやじゅうぞう)は人体を使った道具作りを好む呪詛師です。高身長の五条からハンガーラックを作りたかった彼は、五条の素材が手に入ると取引を持ちかけられ交流会襲撃に参加しました。 最初は京都校学長の楽巌寺嘉伸(がくがんじよしのぶ)と対戦しますが、「ジジイのスカスカの骨じゃ何も作れねーよ」と悪態をついています。術式は不明のまま五条の手にかかり戦闘不能に。その後は高専に囚われ、尋問を受けます。あまりに常軌を逸した性格のため参考にはなりませんでした。

重面春太(しげもはるた)

重面春太(しげもはるた)は呪霊側に協力する呪詛師の1人です。サイドテールと華奢な体格が特徴的な青年で、目元に刺青のような模様があります。性格は極めて卑劣で、弱者をいたぶることを最大の喜びとしていました。 作中では補助監督など自分よりも弱い人物を襲い、恵を背後から刺しています。術式により日常の小さな奇跡を忘却することで、蓄えた奇跡を命の危機の際に放出していました。その奇跡は七海建人との戦闘にて使い尽くされ、宿儺との会合によって命を落とします。

裏梅(うらうめ)

裏梅は渋谷事変で登場した謎の呪詛師です。初登場は原作53話ですが、戦闘シーンや細かな情報が描かれたのは、渋谷事変中になります。中性的な顔をしており、性別も判明していません。 偽夏油とともに行動しているものの、彼とは利害一致の協力関係であると思われています。両面宿儺とは千年前から面識があり、慕っている様子でした。 氷の術式「氷凝呪法」や反転術式を使いこなしており、戦闘能力も非常に優秀です。

オガミ婆と孫

オガミ婆は降霊術を用いる呪詛師で、死んだ人間を孫に憑依させます。作中では渋谷事変で伏黒甚爾を憑依させますが、甚爾が乗り移った孫の手によりオガミ婆は死亡、甚爾が自害してしまったため孫も命を落としました。

粟坂二良(あわさかじろう)

粟坂二良(あわさかじろう)は五条復活を妨げるため、虎杖悠仁伏黒恵と交戦した呪詛師です。弱者の蹂躙を好みながら強者には激昂する、典型的な悪役でした。だるまのような見た目で、作者曰く卑劣な嘘も平気で吐く卑怯者です。 あべこべの術式により、強いチカラを弱く、弱いチカラを強く変換して戦います。術式自体は非常に強力で、2対1の状況下でも善戦していました。しかし伏黒に術式を見破られ、あえなく敗北します。

伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)

伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)禪院家の出身なのに呪力を持たずに生まれた、天与呪縛によるフィジカルギフテッドの保持者です。その圧倒的な身体能力と狡猾さで、学生時代の五条・夏油を死の直前まで追い詰めました。伏黒恵の実の父親でもあります。

蛯名仁次(えびなにじ)

蛯名仁次は渋谷事変で登場した呪詛師です。1度見たら忘れられない個性的な顔立ちで、捕まえた呪霊を従えています。冥冥を始末するために派遣された彼ですが、まったく歯が立たず敗北してしまいました。 術式すら披露していないものの、彼女の相手を任されたのならば、そこそこの実力であると思われます。

「Q」戦闘員

「Q」は呪詛師集団で、星漿体・天内理子の殺害を企んでいた組織です。彼らの最終的な目的は、天元の術式初期化を防ぎ暴走させることでした。そのため過去編を描く原作66話で登場し、天内の護衛をする五条・夏油と戦闘を繰り広げています。 しかし個人名が唯一判明している2人も五条と夏油にまったく敵わず、完全なかませ犬として退場しました。

コークン

コークンは「Q」の戦闘員で、ビルから天内を突き落としました。そして彼女を救った夏油と交戦になり、次話の冒頭ではすでに命乞いをしています。 術式は判明していませんが、田舎は米農家であると判明しました。

バイエル

バイエルは「Q」の最高戦力です。ナイフを飛ばす術式を使用するようで、五条と対戦しています。しかしこちらも戦闘の詳細は描かれず、気づいたときにはボコボコにされていました。 最高戦力である彼が離脱したことで、「Q」は瓦解しています。

呪詛師は実在した?過去にあった事件を紹介

呪術を用いて人を殺める呪詛師ですが、かつての日本には実在したのでしょうか。 「呪詛師」と呼ばれていたかはわかりませんが、過去には不思議な力を使って活動していたと言われる人物が多く存在します。実際に明治時代には「千里眼事件」という事件も起きました。 また他にも、蒸気で悪魔を祓おうと妻を蒸し、焼死させた男性も存在します。彼らが本当に力を持っているのかは定かではありませんが、不思議な力を騙り人を殺めている点から現代の呪詛師と言えるかも知れません。

夏油傑率いる呪詛師たちとの今後の戦いに注目!

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(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

2022年1月現在、原作は呪詛師の筆頭とも言える偽夏油が開始した「死滅回游」の真っ最中です。虎杖たちは彼に封印された五条を解放するため、殺し合いの渦中にいます。 偽夏油とはどのように決着するのか、今後はどんな呪詛師が登場するのか。敵役である呪詛師からも目が離せません!