2023年4月10日更新

映画ファン激推しのどんでん返し映画おすすめランキング50!ネタバレ厳禁のラストを見逃すな

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カメラを止めるな!

どんでん返し映画と知るだけで、ある種のネタバレになってしまうジレンマ。ラストの衝撃とカタルシスは、それすら嘲笑うような衝撃を与えてくれます。人間の深層心理や闇、宗教・哲学などが主題となり、解釈を観客に委ねる作品も多いです。 今回は映画ファンを対象に、どんでん返しが面白い映画のアンケートを実施!結果をもとにciatr編集部で議論し、洋画・邦画MIXのランキングを決定しました。

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1位『シックス・センス』(1999年)

シックス・センス
©Buena Vista/Photofest

「まだ映画を見ていない人には、決して話さないで下さい」

ジャンルホラー , ヒューマンドラマ , ミステリー・サスペンス
キャストブルース・ウィリス , ハーレイ・ジョエル・オスメント , トニ・コレット
上映時間107分

小児精神科医のマルコムは、かつて治療した青年に自宅を襲撃されてしまいました。

医者として力不足を痛感し、妻との不和にも苦悩することになるマルコム。そんな中、誰にも言えない秘密を抱えている8歳の少年コールと出会います。コールは幽霊が視える「第六感」を持っており、彼の治療を通じてマルコム自身も癒やされるのですが……。

ここがおすすめ!

上映時にネタバレの注意喚起があった90年代を代表するホラー映画。思いこみを逆手に取った見事なトリックに騙されること間違いなし!精神科医と少年の交流がストーリーの主軸で、涙を誘われるヒューマンドラマでもあります。

2位『ユージュアル・サスぺクツ』(1995年)

『ユージュアル・サスペクツ』
©SPELLING FILMS INTERNATIONAL/All Star Picture Library/Zeta Image

あなたは謎めいた「カイザー・ソゼ」の真実を見破れるか?

ジャンルヒューマンドラマ , ミステリー・サスペンス
キャストスティーヴン・ボールドウィン , ガブリエル・バーン , チャズ・パルミンテリ
上映時間105分

カリフォルニア州のとある港で大爆発が発生。密輸船が何者かの襲撃を受け、現金9,100万ドルと大量の麻薬がどこかへと消えてしまいました。クイヤン捜査官は唯一生還した詐欺師のキントを尋問し、事件の一部始終が明らかになります。

キントを含む容疑者5人の背後には、伝説的ギャング「カイザー・ソゼ」が関わっていました。

ここがおすすめ!

胸が震えるようなラスト5分のどんでん返しに注目。はたしてカイザー・ソゼは実在するのか、最後まで予想を裏切られっぱなしです。オチが似ている映画も存在しますが、本作はストーリー構成の勝利と言わざるをえません。

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3位『ファイト・クラブ』(1999年)

『ファイトクラブ』
© Twentieth Century Fox/zetaimage

デヴィッド・フィンチャー監督が生んだ20世紀屈指の名作サスペンス

ジャンルヒューマンドラマ , アクション
キャストエドワード・ノートン , ブラッド・ピット , ヘレナ・ボナム=カーター
上映時間139分

エドワード・ノートン演じる“僕”を主人公に、ナレーション形式で展開するサスペンス。消費社会や人間の本質に踏み込んだ作品として、カルト的人気を獲得しています。

エリート会社員の僕は精神的な飢えを感じており、不眠症に悩まされていました。そんなある日、暴力と破壊で生の実感を得る謎の男・タイラーと出会います。僕は彼と秘密組織「ファイト・クラブ」を結成し、屈強な男との殴り合いに興じますが……。

ここがおすすめ!

本作は「信頼できない語り手」の手法を取っており、難解映画に挙げられる1本です。僕に隠された秘密が判明する時、タイラーの言動にも納得ができるはず!様々なシーンに伏線が張り巡らされているので、1秒たりとも見逃せません。

4位『メメント』(2000年)

メメント、ガイ・ピアース
©IFC Films/zetaimage

「信頼できない語り手」が観客を混乱させる難解映画の名作

ジャンルミステリー・サスペンス
キャストガイ・ピアース , キャリー=アン・モス , ジョー・パントリアーノ
上映時間113分

保険会社の調査員レナードの妻が侵入者に強姦され、殺害される事件が発生。レナードは犯人との格闘の末に頭部外傷を負い、記憶が10分間しか保たなくなりました。しかし、事件前のことは覚えているため、もう1人いるはずの犯人を探し始めます。

彼はポラロイドに書いたメモや刺青で情報を残しつつ、犯人の手がかりを追っていくのでした。

ここがおすすめ!

記憶障害の叙述トリックはもちろん、「過去から未来」と「現在から過去」の2つの時系列で進むカットによって本作はより難解に……。現実と記憶(虚構)の狭間でゆらぐ主人公と一緒に暗く息苦しい世界に呑まれていくでしょう。

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5位『ソウ』(2004年)

SAW ソウ
©︎Lions Gate Films/Photofest/zetaimage

一大ブームを巻き起こしたシチュエーション・スリラーの金字塔

ジャンルホラー , ミステリー・サスペンス
キャストケイリー・エルウィズ , リー・ワネル , ダニー・グローヴァー
上映時間103分

ふと目を覚ますと、薄汚れた密室で足を拘束されていたゴードンとアダム。2人は連続殺人犯「ジグソウ」によって、制限事件6時間の命のゲームに巻き込まれます。ゲームの勝利条件は「時間内に目の前の相手を殺すか、2人とも死ぬか」のどちらかでした。

謎の死体が真ん中に横たわる浴室で、お互いを殺さずに脱出しようと奮闘していきます。

ここがおすすめ!

低予算かつ収録期間18日と思えない、緊迫した攻防と追い詰められる心理描写が見事。密室で鎖に繋がれた2人の男と間で横たわる死体の構図は1度観たら忘れられません。続編も複数制作されていますが、どんでん返しを楽しむなら1作目がおすすめ!

6位『シャッター・アイランド』(2010年)

『シャッターアイランド』(2010年)マーク・ラファロ、レオナルド・ディカプリオ
©︎ PARAMOUNT PICTURES/All Star Picture Library/Zeta Image

何を言ってもネタバレ!マーティン・スコセッシ監督屈指の問題作

ジャンルヒューマンドラマ , ミステリー・サスペンス
キャストレオナルド・ディカプリオ , マーク・ラファロ , ベン・キングズレー
上映時間138分

精神異常犯罪者を収容する病院がある絶海の孤島「シャッター・アイランド」。1954年9月、レイチェルという女性患者が謎の暗号を残して姿を消します。連邦保安官テディは相棒と共に現地で取り調べを行いますが、次第に恐ろしい真実が明らかに!

テディは恐怖に戸惑いながら、真の目的である妻を殺害した犯人を探そうとしますが……。

ここがおすすめ!

原作はデニス・ルヘインによる同名のミステリー小説『Shutter Island』。台詞から視線、仕草まで巧妙に伏線が張り巡らされており、公開当時は「二度見キャンペーン」や原作をほぼ直訳した「超吹き替え版」の上映も行われました。

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7位『セブン』(1995年)

『セブン』ブラッド・ピット
© New Line Cinema/Photofest/zetaimage

ミステリー業界が震撼!映画史に刻まれた衝撃のラストシーン

ジャンルミステリー・サスペンス
キャストブラッド・ピット , モーガン・フリーマン , グウィネス・パルトロー
上映時間126分

定年まで残り1週間となったベテラン刑事のサマセット。彼は後任の新人刑事ミルズとともに、異常な殺され方をした殺人事件の調査に当たることに。月曜日に殺された肥満体型の男は、大量の食物を食べた後で腹部を殴られ内蔵が破裂していました。

サマセットの退職日まで、「七つの大罪」に因んだ不可解な連続殺人が発生していきます。

ここがおすすめ!

殺害方法があまりに残虐で、全編にわたって猟奇的なシーンが続く本作。事件の全容は明らかになるものの、犯人の動機には不明な点が多く残ります。今もなお考察や議論が行われる90年代が誇る不朽のミステリーです。

8位『バタフライ・エフェクト』(2004年)

バタフライエフェクト
©New Line Cinema/Photofest/zetaimage

愛する人のために運命に牙をむいた男のSFラブストーリー

ジャンルSF , ヒューマンドラマ
キャストアシュトン・カッチャー , エイミー・スマート , ウィリアム・リー・スコット
上映時間114分

主人公エヴァンは幼い頃、短時間の記憶喪失(ブラックアウト)を頻繁に起こしていました。

しかし13歳の時、とある出来事をきっかけにその現象は途絶えます。大学生になった彼は、少年時代に書いていた日記の内容の時点に戻る能力があると気づき、自らが不幸にしたケイリーの運命を変えようと奮闘しますが……。

ここがおすすめ!

カオス理論「バタフライ効果」をテーマとしたタイムリープもの。愛する人の過去を変えると、また別の過去に影響が出るもどかしさと切なさが胸に迫るでしょう。SF映画でありながらとても現実的なラストが待ち受けています。

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9位『ミスト』(2007年)

ミスト、
©Weinstein Company/Photofest/Zeta Image

映画史に残るバッドエンド!衝撃のラストが賛否を呼んだSFホラー

ジャンルホラー , SF
キャストトーマス・ジェーン , マーシャ・ゲイ・ハーデン , ローリー・ホールデン
上映時間125分

激しい嵐が町を襲った翌日、デイヴィッドは霧から出現した巨大生物に襲われます。彼は息子や他の買い物客と一緒にスーパーで立てこもり、事態の収束を待つことに。極限下の人々はやがて仲間割れを起こし、デイヴィッドの精神も疲弊していき……。

ラスト15分で驚愕のどんでん返しがあり、バッドエンド映画としても有名な作品です。こんなに不正解を選び続けるものなのか、と思わず頭を抱えてしまうかもしれません。人間の醜い本性も生々しく描かれており、トラウマになる人もいるでしょう。

ここがおすすめ!

本作の後味の悪いエンディングは、フランク・ダラボン監督の提案で生まれました。原作者であるスティーヴン・キングは、斬新すぎる結末にとても悔しがったとか!

10位『鑑定士と顔のない依頼人』(2010年)

鑑定士と顔のない依頼人
WARNER BROS./zetaimage

一世一代の恋はハッピーエンドorバッドエンド?

ジャンルヒューマンドラマ , 恋愛 , ミステリー・サスペンス
キャストジェフリー・ラッシュ , ジム・スタージェス , シルヴィア・フークス
上映時間124分

「女性の肖像画」しか愛せない、並外れた審美眼を持つ美術鑑定士ヴァージル。友人のビリーと共謀し、格安で落札した自室のコレクションを愛でる日々を送っていました。ある日、謎の女性から「両親の遺産である美術品を競売にかけたい」と依頼を受けます。

依頼人の屋敷を訪ねてはみたものの、広場恐怖症だという彼女は姿を現そうとしません。

ここがおすすめ!

『ニュー・シネマ・パラダイス』の監督と音楽家がタッグを組んだ本作は、偏屈おじいさんの壮大な初恋の物語かと思いきや、裏切りのどんでん返し映画へと発展。ただし、どう解釈するかでガラリと印象が変わる作品です。

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11位『22年目の告白 -私が殺人犯です-』(2017年)

『22年目の告白 -私が殺人犯です-』
(C)2017 映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」製作委員会

ネタバレ厳禁スリル満点のサスペンス

ジャンルヒューマンドラマ , ミステリー・サスペンス
キャスト藤原竜也 , 伊藤英明 , 夏帆
上映時間116分

2013年公開の韓国映画『殺人の告白』を、『AI崩壊』(2020年)の入江悠監督がリメイクした社会派クライムサスペンスです。

1995年、被害者の近親者に殺人を見せつけるという残忍な連続殺人が発生。刑事の牧村が犯人を追い詰めるも、未解決のまま事件は時効を迎えます。

事件から22年が過ぎたある日、曾根崎雅人と名乗る男が事件に関する手記『私が殺人犯です』を発表。瞬く間にベストセラーとなり、曾根崎は一躍時の人に……。

ここがおすすめ!

「カイジ」シリーズの藤原竜也が、世間を混乱させる殺人犯・曾根崎を怪演。犯人を追う刑事・牧村を『悪の教典』(2012年)の伊藤英明が熱く演じました。クライマックスにかけての怒涛の展開、衝撃のラストは必見です。

12位『オールド・ボーイ』(2003年)

『オールド・ボーイ』
©2003 SHOW EAST

男はなぜ15年間も監禁され、そして突然“解放された”のか?

ジャンルアクション , ヒューマンドラマ , ミステリー・サスペンス
キャストチェ・ミンシク , ユ・ジテ , カン・ヘジョン
上映時間120分

突然何者かによって誘拐され、15年もの間監禁された平凡な会社員オ・デス。理由もわからないまま解放された彼は、復讐するために犯人の正体を探り始めました。その過程でミドという若い女性と恋に落ちますが、犯人の男に彼女を人質に取られます。

さらに犯人はデスに対し、「監禁された理由を突き止めろ」と要求してきて……。

ここがおすすめ!

どんでん返しのオチの中でも特に後味が悪く、胸糞映画として有名な本作。原作は日本の漫画『ルーズ戦記 オールドボーイ』です。韓国映画ならではの重厚感と絶望感、スタイリッシュなカメラワークに注目してください。

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13位『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』(2019年)

天才詐欺師たちがあなたも騙す!

ジャンルコメディ , ミステリー・サスペンス
キャスト長澤まさみ , 東出昌大 , 小日向文世
上映時間116分

「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズなどの脚本家・古沢良太の連続テレビドラマ『コンフィデンスマンJP』が映画に!

長澤まさみ、東出昌大、小日向文世の3人が扮する信用詐欺師(コンフィデンスマン)たちが欲望まみれのオサカナ(ターゲット)からお金を騙し取る、痛快エンターテインメント作品です。

今回のオサカナは冷徹な香港マフィアの女帝ラン・リウ。ダー子、ボクちゃん、リチャードの3人は香港へ向かい、あの手この手で釣ろうとします。しかし、同じくランを狙う天才詐欺師や、ダー子たちを恨む日本のヤクザが現れ、事態は思わぬ展開へ。

ここがおすすめ!

華麗なトリックで観る者すら騙し、最後は伏線を回収しながら種明かし。スカッと気持ちの良いどんでん返しムービーです!

14位『エスター』(2009年)

9歳の少女が世界を恐怖のどん底に叩き落したサスペンス・ホラー

ジャンルホラー , ミステリー・サスペンス
キャストベラ・ファーミガ , ピーター・サースガード , イザベル・ファーマン
上映時間123分

第3子を流産したコールマン夫婦は、エスターという9歳の少女を養子に迎え入れます。エスターは頭がよく礼儀正しいものの、妻のケイトは違和感が拭えません。

ケイトが感じ取った“エスターの凶暴性”は、やがて彼女自身に向けられることに。他の家族に話しても取り合ってもらえず、夫との溝は深まるばかりでした。こうしてエスターとの戦いが幕を開けますが、彼女の目的はいったい何なのでしょうか?

ここがおすすめ!

普通ならば精神的な疾患を疑うところですが、本作の仕掛けは実にとんでもないものです。本当に恐ろしいのは幽霊やモンスターではなく、人間の本性なのかもしれません。2020年に続編の企画が始動しており、改めて注目が集まっています。

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15位『真実の行方』(1996年)

『真実の行方』(1996年)エドワード・ノートン、リチャード・ギア
©︎ PARAMOUNT./All Star Picture Library/Zeta Image

衝撃の大どんでん返しが待ち受けるサスペンス・ミステリー

ジャンルヒューマンドラマ , ミステリー・サスペンス
キャストリチャード・ギア , ローラ・リニー , ジョン・マホーニー
上映時間131分

カトリックの大司教ラシュマンが惨殺され、聖歌隊所属の青年アーロンが逮捕されます。彼は現場での目撃情報がありますが、第三者がいたと無罪を主張。

弁護士のマーティンは彼の失われた記憶を探るべく、精神科医に分析を依頼しました。権力者の不都合な事実も絡みながら、中盤で事件の全容と驚きの真実が判明。アーロンの多重人格障害を裁判でどう証明するか、マーティンは頭を悩ませますが……。

ここがおすすめ!

原作はウィリアム・ディールによる同名ベストセラー小説。最後でもうひとつどんでん返しがあり、後味の悪さを残して物語は幕を閉じます。アーロン役のエドワード・ノートンがどんでん返しの仕掛けを一身に背負い、その怪演が高く評価されました。

16位『カメラを止めるな!』(2017年)

カメラを止めるな
(C)ENBUゼミナール

超低予算ながら奇跡の大ヒットを記録したゾンビサバイバル・コメディ

ジャンルコメディ , ホラー
キャスト濱津隆之 , 真魚 , しゅはまはるみ
上映時間96分

超低予算のインディーズ映画ながら、2017年を代表する作品。新人監督の上田慎一郎と、濱津隆之、どんぐりら無名俳優のみで撮影されました。

キャッチコピーの“この映画は2度始まる”がすべてを表しており、前半と後半で視点を切り替え、同じ出来事を描いているのが特徴です。前半は自主製作でゾンビ映画を撮影していたら、突然本物のゾンビに襲われた!という、ファイクドキュメンタリー形式で展開します。

ここがおすすめ!

後半は前半の伏線をまるっと回収しつつ、爆笑のコメディ&人間ドラマに転換。一見チープなゾンビ映画ですが、ゾンビ自体は実はさほど重要ではありません。印象が180度変わるどんでん返しと、伏線回収の妙に魅了されること間違いなし!

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17位『ピエロがお前を嘲笑う』(2014年)

「Who am I」この106分間に真実はあるのか……?

ジャンルミステリー・サスペンス
キャストトム・シリング , エリアス・ムバレク , ヴォータン・ヴィルケ・メーリング
上映時間106分

ピエロの仮面が特徴的な過激ハッカー集団「CLAY(クレイ)」。天才ハッカーのベンヤミンは、とある殺人事件に関与した疑いで警察とマフィアから追われていました。彼は命の危険から逃れるために出頭し、証人保護プログラムの適用を受けようとします。

ハンネ捜査官が調査を進めますが、彼の自白と明らかになる事実との辻褄が合いません。

ここがおすすめ!

ダークネット上のやり取りを、地下鉄に喩えた演出が印象的な本作。アングラ感が漂う不気味な世界観と鮮やかなダブルトリックに魅了されます。ある意味では反則?などんでん返しに酔いしれてください!

18位『告白』(2010年)

告白

湊かなえの同名ベストセラー小説を映画化した復讐ミステリー

ジャンルヒューマンドラマ , ミステリー・サスペンス
キャスト松たか子 , 木村佳乃 , 岡田将生
上映時間106分

湊かなえの同名小説を、『嫌われ松子の一生』(2006年)の中島哲也監督が映画化。主演の松たか子の狂気的な演技や、木村佳乃、岡田将生らの共演も話題になりました。

「このクラスにいる生徒に娘を殺されました。」学年末の終業式の日、中学校教師の森口は愛娘を殺した男子生徒2人への復讐を決意します。思わぬ告白に生徒たちが動揺するなか、森口は静かに、狡猾に彼らを追い詰めるのでした。

ここがおすすめ!

語り手ごとに人間関係の構図などもガラリと印象を変え、小さなどんでん返しの連続です。物語がひっくり返る仕掛けはないものの、復讐劇の終着点はあまりに衝撃的。描写は原作よりは曖昧になっており、観る人によって解釈も変わるかもしれません。

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19位『キャビン』(2011年)

キャビン
(C) 2012 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved

“作られた恐怖”に逃げ惑う若者たちの悲劇を描くホラー・スリラー

ジャンルファンタジー , ホラー
キャストクリステン・コノリー , クリス・ヘムズワース , アンナ・ハッチソン
上映時間95分

大学生5人が週末に湖畔の山小屋を訪れ、ゾンビや亡霊に襲われるというストーリーです。地下室に潜り込んだ彼らは、禁断の書でゾンビを復活させてしまいます。

それを研究施設の職員が監視カメラで観ており、黒幕の正体があっさりと判明。職員は悪趣味な言動を繰り返すものの、殺そうとする目的は意外と切実(?)です。彼らの本当の目的が引き起こした、ツッコミどころ満載の展開に引き込まれます。

ここがおすすめ!

前半の構想は『トゥルーマン・ショー』などと近く、次第に宗教色が強くなり後半はゾンビやモンスターが入り交じるカオス状態に。定石を覆しつつも『IT』(1991年)など名作へのオマージュが満載で、ホラー映画好きは様々な角度で楽しめるでしょう。

20位『ヘイトフル・エイト』(2015年)

『ヘイトフル・エイト』(2015年)
©︎ THE WEINSTEIN COMPANY/All Star Picture Library/Zeta Image

クセ者たちの嘘と嘘が驚きのラストへ向かう密室ミステリー

ジャンルヒューマンドラマ , ミステリー・サスペンス
キャストサミュエル・L・ジャクソン , ジェニファー・ジェイソン・リー , カート・ラッセル
上映時間167分

吹雪で山の上のロッジに足止めされ、1夜を過ごすことになった8人の男女。彼らは密室殺人に巻き込まれ、前半はお互いを探り合う会話劇が展開。疑心暗鬼になりながらも他愛のないやり取りをしていくうちに、それぞれのワケありな素性が明かされていきました。

偶然居合わせたかに思えた彼らの過去が繋がり、予想を超える出来事が起こるのです。

クエンティン・タランティーノ監督がイタリア製西部劇へのオマージュを込め、お得意の台詞回しや個性的なキャラクターで独自の世界観を構築しました。

ここがおすすめ!

主人公の賞金稼ぎとその顔なじみ、女盗賊、自称・新任保安官と誰も彼も怪しすぎる!終盤の畳みかけるようなサプライズの連続も見事で、2時間半以上の長尺を感じさせません。

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21位『アイデンティティー』(2003年)

アイデンティティー(2003)
© Columbia Pictures Corp

ジョン・キューザックの怪演も凄まじい密室サイコ・ミステリー

ジャンルミステリー・サスペンス
キャストジョン・キューザック , レイ・リオッタ , レベッカ・デモーネイ
上映時間90分

死刑執行を翌日に控えた大量殺人犯の再審と、大雨が降りしきる悪天候のなか、山奥のモーテルに閉じ込められた11人の物語が並行して展開。モーテルで1人、また1人と惨殺されていくうちに、元刑事のエドは自分たちに何らかの共通点があると気づきました。

そしてある1点で物語同士が繋がり、観客の自我(アイデンティティー)までも揺らいでいきます。多重人格がカギであることは早い段階でわかりますが、そこで終わりではありません。

ここがおすすめ!

どんでん返しは多重構造になっており、11の人格から殺人鬼を探す過程にも巧妙な仕掛けが!いかにも疑わしい囚人も序盤で殺害され、全く予想ができなくなります。まさに驚愕のラストが待っているので、ぜひ1度観てみてください。

22位『マッチスティック・メン』(2003年)

『マッチスティック・メン』(2003年)ニコラス・ケイジ、アリソン・ローマン
©︎ WARNER BROS/All Star Picture Library/Zeta Image

詐欺師に騙され詐欺師が騙される!観客までも騙されるクライム・コメディ

ジャンルコメディ , ヒューマンドラマ
キャストニコラス・ケイジ , サム・ロックウェル , アリソン・ローマン
上映時間116分

詐欺で生計を立てるロイは、極度の潔癖症であり対人恐怖症の患者。彼は相棒のフランクが紹介してくれた精神科医の勧めで、元妻が産んだ娘・アンジェラと初めて面会します。アンジェラは詐欺の技術が知りたいとねだり、父娘の交流がロイの心を癒やすのです。

しかしフランクが持ち込んだ大仕事をきっかけに、ロイは娘を危険に晒してしまいます。ロイは誰に、いつから騙されていたのでしょう?アンジェラとの親子関係はどんな結末を迎えるのでしょうか?

ここがおすすめ!

本作はリドリー・スコット監督が仕掛ける良質なコンゲーム映画。主人公と一緒に観客も騙されていた!というパターンのどんでん返しです。ほろ苦くもあたたかな余韻が残るラストになっており、人間ドラマとしても名作です。

23位『イニシエーション・ラブ』(2015年)

イニシエーション・ラブ

甘く切ないラブストーリーがラストで一転!

ジャンルミステリー・サスペンス , 恋愛
キャスト松田翔太 , 前田敦子 , 木村文乃
上映時間110分

恋愛小説でありながら、ミステリー小説としても知られる乾くるみの『イニシエーション・ラブ』を原作とした作品。『天空の蜂』(2015年)の堤幸彦が監督を務め、「LIAR GAME」シリーズの松田翔太が主人公・鈴木を演じました。

舞台はバブル真っただ中の、1980年代後半の静岡。物語はside-Aとside-Bで構成され、side-Aでは大学生の鈴木と歯科助手のマユの出会いを、side-Bでは遠距離恋愛によって捻れていく2人の関係を描きます。

ここがおすすめ!

甘く切ないラブストーリーは、ラスト5分で一転し、ラスト5秒で衝撃へ!原作のどんでん返しをうまく映像化し、80年代の雰囲気を見事に再現した音楽やファッションも魅力です。

24位『アヒルと鴨のコインロッカー』(2007年)

謎の住人ドルジの正体とは

ジャンルコメディ , ヒューマンドラマ , ミステリー・サスペンス
キャスト濱田岳 , 永山瑛太(瑛太) , 関めぐみ
上映時間110分

大学生活を送るために引っ越してきた椎名が出会ったのは、謎の多い隣人・河崎でした。2人はボブ・ディラン好きという共通点で意気投合。ある日、河崎はドルジという人物に広辞苑を送るため本屋を襲いたいと椎名に持ちかけます。

これをきっかけに大事件へと発展。謎の隣人とドルジの関係、そして本屋を襲った本当の理由とは……。

ここがおすすめ!

伊坂幸太郎のミステリー小説を中村義洋監督が映画化。真実の裏に隠された人間関係に注目です。

25位『オーシャンズ11』(2001年)

史上最強の犯罪ドリームチームが活躍する名作クライム・アクション

ジャンルアクション , ミステリー・サスペンス
キャストジョージ・クルーニー , ブラッド・ピット , ジュリア・ロバーツ
上映時間116分

『オーシャンと十一人の仲間』(1960年)を、ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモンらハリウッド俳優の共演でリメイクした作品です。

刑期を終え仮釈放されたダニー・オーシャンは、凄腕の泥棒であり詐欺師。彼はラスベガス3大カジノの大金を盗む計画を立て、各分野のスペシャリストを集めます。オーシャンが計画を実行する裏には、金以外にももう1つ大切な目的がありました。

ここがおすすめ!

時には仲間をも欺き作戦を遂行する、犯罪ドリームチームの鮮やかな手際が見どころ。ドジを踏んでハラハラしたかと思いきや、最後はビシッと決めてくれます。11人それぞれの伏線が1つになる、ラストの爽快感を何度も味わいたくなるでしょう!

26位『トゥルーマン・ショー』(1998年)

『トゥルーマン・ショー』
©PARAMOUNT PICTURES/All Star Picture Library/Zeta Image

ジム・キャリーの名演が光る!SFチックなヒューマン・コメディ

ジャンルコメディ , ヒューマンドラマ , SF
キャストジム・キャリー , エド・ハリス , ローラ・リニー
上映時間103分

保険会社に勤めるトゥルーマンは、平凡な日々を送るごく普通のサラリーマン。しかし彼が住む「シーヘブン」という離島も、妻や友人、隣人もどこか違和感があります。

彼の人生はリアリティショーとして放送されており、“自分以外は偽物”だったのです!トゥルーマン自身も真実に気づき始め、自らの意思である行動を起こすことに。衝撃的なラストシーンの映像では、トゥルーマンの真実がはっきりと描写されました。

ここがおすすめ!

彼の選択に作中の視聴者は盛り上がり、観客の視点でも勇気と感動をもらえます。一方で、よくよく考えてみるとその様子に恐怖を感じてしまうかも?本作は斬新な設定が評価され、公開から20年以上経った現在も映画ファンに愛されています。

27位『セッション』(2014年)

ラスト9分19秒の衝撃!J・K・シモンズに狂気が宿る音楽映画

ジャンルヒューマンドラマ , 音楽・ライブ
キャストマイルズ・テラー , J・K・シモンズ , ポール・ライザー
上映時間106分

偉大なジャズドラマーを目指して、最高峰の音楽学校へ入学したアンドリュー。教師のフレッチャーに認められ、彼が指揮する最上位クラスに引き抜かれました。

フレッチャーは天才を育てることに取り憑かれており、倫理観とは無縁の鬼教師です。人格否定や怒号で生徒を追い詰める様は、まさに狂気の沙汰!ニーマン自身もドラムにのめり込んでいきますが、ある日事故を起こしてしまい……。

ここがおすすめ!

本作は第87回アカデミー賞で3冠を達成したものの、J・K・シモンズ演じるフレッチャーやラストシーンの解釈は一部で議論を呼びました。このフレッチャーという人物をどう捉えるかによって、“最後のセッション”は違う見方ができるかもしれません。

28位『鍵泥棒のメソッド』(2012年)

人生が入れ替わった男たちを待ち受けるのは、まさかの喜劇?

ジャンルコメディ , 恋愛
キャスト堺雅人 , 香川照之(市川中車) , 広末涼子
上映時間128分

売れない役者、頭を打って記憶を無くした凄腕の殺し屋、記憶を無くした男に惹かれる女性の3人が繰り広げるドタバタコメディ。脚本・監督を『アフタースクール』の内田けんじが手がけ、日本アカデミー賞最優秀脚本賞などを受賞しました。

売れない役者の桜井は、見るからに金持ちな男が銭湯で足を滑らせて失神するのを目撃。ロッカーの鍵を自分のものとすり替え、彼になりすまして生活をはじめます。しかし、彼は伝説の殺し屋で、思いもよらない仕事が舞い込みパニックに!

一方、記憶を失った男は、ロッカーの所持品から自分を桜井だと判断し、役者として成功を目指します。健気な彼の姿に、女性編集者の香苗が惹かれていき……。

ここがおすすめ!

「どうなっちゃうの?」と先が見えないハラハラの展開がテンポよく進み、待ち受けるのは爽快な結末。脚本がお見事な喜劇です。

29位『運命じゃない人』(2004年)

内田けんじ監督による名作どんでん返し映画

ジャンルコメディ , ヒューマンドラマ , 恋愛
キャスト中村靖日 , 霧島れいか , 山中聡
上映時間98分

婚約破棄になった女性、探偵の男、そして彼女が行方不明の彼氏。彼らが偽札を巡る騙し合いを繰り広げる物語です。行方不明になった彼女の正体、そして隠されていた彼女の秘密とは。

ここがおすすめ!

内田けんじの名を一躍世間に轟かせることになった、日本製どんでん返し映画の傑作です。

30位『悪夢のエレベーター』(2009年)

とある閉鎖空間にて

ジャンルコメディ , ミステリー・サスペンス
キャスト内野聖陽 , 佐津川愛美 , モト冬樹
上映時間105分

急停止してしまったエレベーター。その中で訳ありの3人が閉じ込められていました。連絡手段がなくなった彼らは絶望し、遺言として秘密をボイスレコーダーに記録することに。しかしその暴露ばなしをきっかけに事態は急変します。

ここがおすすめ!

堀部圭亮監督が絶望の縁に立たされた男たちをユーモアたっぷりに描きました。

31位『アザーズ』(2001年)

『アザーズ』(2001年)ニコール・キッドマン
©︎ DIMENSION FILMS/All Star Picture Library/Zeta Image

ラストの真実に凍りつく!ニコール・キッドマン主演のゴシック・ホラー

ジャンルホラー , ミステリー・サスペンス
キャストニコール・キッドマン , フィオヌラ・フラナガン , クリストファー・エクルストン
上映時間104分

舞台は第2次世界大戦の直後、チャネル諸島に属するとある島。主人公・グレースの夫は出征から戻らず、娘と息子と3人で広大な屋敷で暮らしています。

身を寄せ合い不安な日々を過ごす彼らのもとに、3人の使用人たちが現れました。その日を境に、子どもの鳴き声や謎の足音など不可解な現象が多発します。グレースは何者かが屋敷に入り込んだと考え、“彼ら”を追い出そうとしますが……。

ここがおすすめ!

子どもたちが日光アレルギーのため、いつもカーテンが締め切られた屋敷はとても薄暗く、いかにもホラー映画といった雰囲気を醸しています。ヴィクトリア時代に流行した「ポストモーテム・フォトグラフィー(遺体記念写真)」が映り込むのも、ラストの衝撃の布石と言えるでしう。

32位『ミッション:8ミニッツ』(2011年)

『ミッション:8ミニッツ』ジェイク・ギレンホール
©︎ OPTIMUM RELEASING/zetaimage

大事故までの8分間をひたすら繰り返しテロを防ぐSFサスペンス

ジャンルミステリー・サスペンス , SF
キャストジェイク・ギレンホール , ミシェル・モナハン , ベラ・ファーミガ
上映時間93分

『月に囚われた男』で長編監督デビューした、デヴィッド・ボウイの息子ダンカン・ジョーンズ監督の2作目『ミッション:8ミニッツ』。

乗客全員が死亡した電車爆破テロを暴くべく、米軍のコルター大尉に極秘任務が与えられます。それは爆破8分前の乗客の意識に入り、犯人を探し出すというもの。彼はショーンという乗客になりすまして、悪夢の8分間を繰り返していくのです。

ここがおすすめ!

ストーリーの主軸は犯人探しなのですが、それだけでは終わらない多重構造の作品。本作はいわゆるタイムリープモノで、コルターは予想外の結末にたどり着きます。解釈は分かれるかもしれませんが、8分後の未来をその目で見届けてください。

33位『トータル・リコール』(1990年)

トータルリコール

徹底的に管理・監視されたディストピアを描くSFアクション

ジャンルアクション , SF
キャストアーノルド・シュワルツェネッガー , レイチェル・ティコティン , シャロン・ストーン
上映時間113分

建設会社で働きながら、ごくごく平凡に暮らしていたダグラス・クエイド。彼はあるときから火星の夢を見るようになり、隣には見知らぬ黒髪の美女がいました。

どうしても夢の内容が気になり、“記憶を売る”と謳う「リコール社」を訪ねます。そこは疑似旅行体験会社で、クエイドは火星旅行を希望するも失敗。これをきっかけに、火星に関する記憶が失われていることや、自分の正体について知ることになるのですが……。

ここがおすすめ!

主演はアーノルド・シュワルツェネッガーが務めており、アクションシーンは圧巻!いったい何が夢で真実なのか、息つく間もない展開にグイグイ引き込まれます。コリン・ファレル主演でリメイクされているので、観比べてみるのも面白いでしょう。

34位『アス』(2019年)

そっくりな“わたしたち”が悪夢をもたらすSFチックホラー・サスペンス

ジャンルホラー , ミステリー・サスペンス
キャストルピタ・ニョンゴ , ウィンストン・デューク , エリザベス・モス
上映時間116分

とある夏休みの日、地元の行楽地でミラーハウスに迷い込んだアデレード。彼女は自分と同じ顔の少女に出会ったトラウマから、失語症を患ってしまいました。

失語症を克服したアデレードは、夫と2人の子どもを連れ再び故郷を訪れることに。過去の出来事がフラッシュバックし始めた矢先、一家が過ごす家に不審者が現れます。不審者は彼らに恐ろしいほどそっくりで、アメリカ各地でも同じ現象が起きていました。

ここがおすすめ!

監督は異色ホラー『ゲット・アウト』(2017年)で知られるジョーダン・ピール。前作同様にホラーとコメディを絶妙に取り入れ、予測できない展開へ向かいます。謎めいた“わたしたち”は何者なのか、ラストに待ち受けるサプライズをお見逃しなく!

35位『白ゆき姫殺人事件』(2014年)

情報社会の危うさと不確かさを問いかける社会派サスペンス

ジャンルヒューマンドラマ , ミステリー・サスペンス
キャスト井上真央 , 綾野剛 , 菜々緒
上映時間126分

“イヤミスの女王”こと湊かなえ原作映画が再びランクインです!『アヒルと鴨のコインロッカー』の中村義洋監督が、映像ならではの演出を盛り込み実写化しました。

化粧品会社の美人OL・三木典子が惨殺される事件が発生。同期入社の地味OL・城野美姫が事件当日から消息を絶っており、犯人ではないかと疑われます。家族や地元の同級生、同僚らの証言がワイドショーで連日放送されるうちに、虚構の人物像がひとり歩きを始め……。

ここがおすすめ!

ネットは不確かな噂と憶測で炎上し、城野の実名や学歴までもが晒されます。彼女のルーツとともに、次第に明かされていく事件の全容。ネットの匿名性やマスメディアの印象操作がいかに真実を歪めているか、その恐ろしさに気づかされるでしょう。

36位『カラスの親指』(2012年)

道尾秀介作品の映画化

ジャンルコメディ , ヒューマンドラマ , ミステリー・サスペンス
キャスト阿部寛 , 村上ショージ , 石原さとみ
上映時間160分

ベテランの詐欺師タケとおっちょこちょいの相方テツはある日、スリで生計を立てる河合姉妹と、姉やひろの彼氏・石屋と出会います。そして、5人の奇妙な共同生活が始まり……。

生活を共にする中で次第に深まる絆。しかし石屋には重大な秘密と過去があったのです。

ここがおすすめ!

コメディからホラーまで幅広い作品を手がける伊藤匡史監督による感動のどんでん返し映画です。

37位『キサラギ』(2007年)

キサラギ

『リーガルハイ』の古沢良太脚本に外れなし!?

ジャンルコメディ , ミステリー・サスペンス
キャスト小栗旬 , ユースケ・サンタマリア , 小出恵介
上映時間108分

自殺したアイドルの一周忌を迎える日に初対面の5人が出会います。そのうちの1人の「自殺ではなく他殺ではないか」という言葉によって、5人の独断と偏見の推理が開始。次第に明らかになっていくアイドルの人物像とは……。

ここがおすすめ!

佐藤祐市が監督を務めた『キサラギ』。5人の情報だけを手がかりに、密室でストーリーが繰り広げられるどんでん返し映画です。

38位『ゆれる』(2006年)

顛末が“ゆれる”どんでん返し

ジャンルヒューマンドラマ , ミステリー・サスペンス
キャストオダギリジョー , 香川照之(市川中車) , 伊武雅刀
上映時間119分

写真家の主人公・猛と、その兄の物語。猛は帰郷した際に、かつての恋人である智恵子と再会します。兄と智恵子と3人で地元の渓谷に遊びにいくことに。すると、兄とともに吊り橋を渡っていた智恵子が突然落下するのを目撃してしまいます。

ここがおすすめ!

兄が殺してしまったのか、それとも事故だったのか……。ゆれる兄弟の思いに引き込まれる作品です。『蛇イチゴ』(2003年)や『ディア・ドクター』(2009年)などの作品を手がけた西川美和が監督を務めています。

39位『アフタースクール』(2008年)

どんでん返しものの傑作!これを観ておけば間違いない

ジャンルコメディ , ヒューマンドラマ , ミステリー・サスペンス
キャスト大泉洋 , 佐々木蔵之介 , 堺雅人
上映時間102分

人の良い1人の教師、神野と人を疑ってきた探偵の人生が絡み合う物語です。神野の親友が浮気をしているともちかける探偵。これをきっかけに2人は親友の捜査を始めるのでした。

捜査する度に明らかになっていく親友の真実、そして捜査は衝撃の展開を迎えます。

ここがおすすめ!

神野と探偵の凸凹コンビによる調査がみどころ。CMやPV制作でも活躍する内田けんじが監督を務めています。

40位『闇の子供たち』(2008年)

後味の悪いどんでん返し

ジャンルヒューマンドラマ , ホラー
キャスト江口洋介 , 宮崎あおい , 妻夫木聡
上映時間138分

幼児売春や人身売買など犯罪が蔓延しているタイ。これらを調査すべく1人の女性がバンコクへと向かいます。しかし、彼女自身にも実は悲惨な過去があり……。

ここがおすすめ!

『座頭市 THE LAST』(2010年)そして『北のカナリアたち』(2012年)を手がけた阪本順治監督、江口洋介、妻夫木聡、宮崎あおいの豪華共演でおくる衝撃作です。

41位『エンゼル・ハート』(1987年)

『エンゼル・ハート』(1987年)ミッキー・ローク、ロバート・デ・ニーロ
©︎ TRISTAR PICTURES/All Star Picture Library/Zeta Image

「悪魔のバイブル」とも呼ばれた小説が原作のオカルト・スリラー

ジャンルホラー , ミステリー・サスペンス
キャストミッキー・ローク , ロバート・デ・ニーロ , リサ・ボネット
上映時間113分

ミッキー・ローク演じる私立探偵ハリー・エンゼルのもとに、人捜しの依頼が入ります。

謎めいた依頼人ルイ・サイファーが探しているのは、ジョニーという元歌手。彼は従軍後に入院しているはずが、入院先の病院から失踪していました。エンゼルは関係者を尋ねて話を聞きますが、彼と会った相手は次々に殺されていくのです。

エンゼルはジョニーこそが犯人だと睨みますが、彼自身が容疑者として疑われることに……。

ここがおすすめ!

「ブードゥー教」なる宗教の存在が浮上し、次第に不気味な雰囲気が増す本作。足取りがつかめないジョニーやサイファーの正体など、謎が謎を呼んでいきます。グロいシーンが多くはっきりと描写もされているため、苦手な人は注意してください。

42位『デビル』(2010年)

デビル

『そして誰もいなくなった』を基にしたサスペンス・ホラー

ジャンルホラー , ミステリー・サスペンス
キャストクリス・メッシーナ , ローガン・マーシャル=グリーン , ジェフリー・エアンド
上映時間80分

転落死事件が発生したビルでエレベーターが急停止し、突然のことに混乱する5人の男女。偶然乗り合わせた彼らは、停電するたび1人ずつ殺されていきます。故障だと思っていた警備員も、監視カメラの様子が尋常ではないと思い始めました。

そしてボーデン刑事ら警察の調査により、5人のうち4人に犯罪歴があると判明します。

原案・脚本は『シックス・センス』(1999年)などのM・ナイト・シャラマンです。エレベーターという密室で、連続殺人を行った犯人の正体とは……?

ここがおすすめ!

舞台設定は邦画の『悪夢のエレベーター』と似ていますが、オチの意外性は洋画ならではです!停電すると画面自体も暗転するため、観客にも誰が犯人かまったくわかりません。

43位『月に囚われた男』(2009年)

『月に囚われた男』(2009年)サム・ロックウェル
©︎ LIBERTY FILMS UK/All Star Picture Library/Zeta Image

ケヴィン・スペイシーの1人芝居が閉塞感を生むSFサスペンス

ジャンルヒューマンドラマ , SF
キャストサム・ロックウェル , ケヴィン・スペイシー , ドミニク・マケリゴット
上映時間97分

舞台は地球の資源が底をついた近未来。宇宙飛行士のサムは1人で月へと向かい、エネルギー資源採掘の仕事をこなし続けました。彼の相棒はロボットのガーティだけ。愛する妻子との再会を心待ちにしながら、代わり映えしない日々を過ごしたのでした。

しかし契約終了まであと少しのところで、作業中に事故を起こしてしまいます。次に基地の診療室で目覚めると、自分と瓜二つの男が現れるのです。

ここがおすすめ!

真実を知ったサムはどうあっても救われないと気づき、閉塞感と不気味さが漂い始めます。どんでん返しの仕掛けは序盤で明かされますが、そこから予想できない展開の連続!遠くない未来で現実になるかもしれない設定であり、哲学的な問いも含んだ作品です。

44位『去年の冬、きみと別れ』

タイトルの意味を知った時、涙が溢れるサスペンス

ジャンルミステリー・サスペンス , ヒューマンドラマ
キャスト岩田剛典 , 山本美月 , 斎藤工
上映時間118分

『脳男』(2013年)や『グラスホッパー』(2015年)の瀧本智行監督が、『教団X』の作者・中村文則の小説を映画化したサスペンス。主演はEXILE、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのメンバーで、『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』(2016年)などに出演する岩田剛典です。

婚約者との結婚を控えた記者の耶雲は、1年前の猟奇的殺人事件の真相を掴むために容疑者だった木原坂に近付きます。真実に迫りはじめる耶雲でしたが、木原坂の魔の手が彼の婚約者・百合子にのびはじめ……。

ここがおすすめ!

イケメン俳優が登場するありがちなラブ・サスペンスだと侮るなかれ、本作は大きな罠が仕掛けられた予測不能のサスペンスです。「そうくるか!」の連続で転がりながら、徐々に明らかになる真実から最後まで目が離せません。

45位『パレード』(2010年)

パレード

5人目の介入によって隠されていた本性が明らかに

ジャンルヒューマンドラマ
キャスト藤原竜也 , 香里奈 , 貫地谷しほり
上映時間118分

ルームシェアで暮らしていた4人の若者たち。彼らのもとに謎に包まれた男サトルが加わり、次第に隠されていた本性があぶり出されていきます。そして最後に明らかになる重大な秘密とは……。

ここがおすすめ!

『世界の中心で愛を叫ぶ』(2004年)で知られる行定勲監督がおくるサスペンス映画。少しずつ変わっていく5人の人間関係に注目です。

46位『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(1998年)

『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』ジェイソン・ステイサム、デクスター・フレッチャー、ジェイソン・フレミング
© HANDMADE FILMS/All Star Picture Library/ZetaImage

ガイ・リッチーの名を世界に知らしめた痛快クライム・アクション

ジャンルコメディ , アクション
キャストジェイソン・ステイサム , デクスター・フレッチャー , ニック・モラン
上映時間108分

物語の舞台はロンドンの下町「イーストエンド」。チンピラ4人組が一攫千金を狙ってギャンブルに投資するものの、元締めの罠にハマり大惨敗してしまいました。

多額の借金を背負ったうえ、返済期間が1週間という大ピンチに途方に暮れていると、隣部屋に住むギャングの強盗計画の話が漏れ聞こえます。4人は戦利品を横取りしようと企み、大金と大麻の強奪に成功するのですが、事態は予想外の方向に二転三転!

ここがおすすめ!

ギャングとチンピラ、元締めのマフィア、それぞれの点が線で繋がった時、「そういうことだったのか!」と思わず唸ってしまうかもしれません。後に監督のガイ・リッチー製作総指揮・脚本で、テレビドラマとしてリメイクされました。

47位『エンダーのゲーム』(2013年)

実写化不可能とされてきたSF小説の古典的名作がスクリーンに!

ジャンルアクション , SF
キャストエイサ・バターフィールド , ハリソン・フォード , ヘイリー・スタインフェルド
上映時間114分

昆虫型生命体「フォーミック」との宇宙戦争を続ける人類。次なる侵攻に備えるべく、世界中から優れた少年兵士たちが集められ、日々過酷な戦闘訓練を受けていました。

“戦いを終わらせる者”の宿命を背負う少年エンダーは、種は違えど生命を持つ者同士が殺し合うことに苦悩しながら、戦士の才能を発揮します。最終試験として行われたシミュレーションでは、多くの仲間を失いながらも敵の母星を叩くことに成功しますが……。

ここがおすすめ!

訓練と成長、そして最終決戦!と少年主人公のSFモノの王道展開をたどりますが、終盤に驚きのどんでん返しが待っています。正義のために手段を選ばないことの是非を問うような設定ですが、「ゲーム」というタイトルで気づく人もいるかもしれません。

48位『g@me.』(2003年)

g@me.

仲間由紀恵の演技にも注目

ジャンルヒューマンドラマ , ミステリー・サスペンス
キャスト藤木直人 , 仲間由紀恵
上映時間105分

藤木直人、仲間由紀恵共演のサスペンス映画『g@me.』。広告代理店で働く佐久間俊介は、クライアントの会社の副社長葛城によって屈辱的な思いをさせられます。そんなとき葛城の娘、樹里と出会い、彼女から狂言誘拐を持ちかけられることに……。

ここがおすすめ!

予想のつかない結末、スリリングな展開、そして複雑な感情が絡み合う恋愛要素が見どころです。

49位『忘れないと誓ったぼくがいた』(2014年)

どんでん返し✕恋愛ファンタジー映画

ジャンルファンタジー , ヒューマンドラマ , 恋愛
キャスト村上虹郎 , 早見あかり
上映時間94分

高校生2人の不思議でせつない恋の物語を村上虹郎と早見あかりを迎えて映画化。高校3年生の葉山タカシが恋をしたのは、会った数時間後に記憶から消えてしまう少女でした。

彼女を忘れないために思い出を刻み込もうとするタカシでしたが、現実はそう上手くいかず……。

ここがおすすめ!

タカシが彼女の思い出を必死に刻もうとする姿に胸を打たれること必至です。

50位『フィッシュストーリー』(2009年)

フィッシュストーリー

どんでん返しでお馴染み、伊坂幸太郎原作

ジャンルコメディ , ヒューマンドラマ , 音楽・ライブ
キャスト伊藤淳史 , 高良健吾 , 多部未華子
上映時間112分

中村義洋監督が伊坂幸太郎の小説『フィッシュストーリー』を実写化した作品です。売れないパンクバンドが残した楽曲が巡り巡って、最終的には奇跡を起こします。

パンクミュージシャン、そしてミュージシャンが出会った1人の女性。本から曲へと変わったフィッシュストーリー、時は流れて地球滅亡へと物語は発展します。

ここがおすすめ!

人と本そして曲、結び付くストーリーの最後に注目。夢と希望が詰まったどんでん返し映画です。

どんでん返し映画に騙される!ラスト1秒まで目が離せない

邦画・洋画やジャンルを問わず、どんでん返しが隠された映画は名作ばかりです。 畳み掛ける多重構造のどんでん返しもあり、ラスト1秒まで目が離せません。伏線回収が爽快な作品などは、何度も観返したくなってしまいますね。後味が悪かったり、ラストに賛否があったりするタイプの映画は、鑑賞後に誰かと語り合ってみると面白いでしょう!