【ネタバレ】『トイ・ストーリー4』なぜ最後バズと別れたのか?「5」とのつながりやテーマも考察
タップできる目次
- 【基礎情報】『トイ・ストーリー4』作品概要
- 【あらすじ】『トイ・ストーリー4』どんな話?
- 【ネタバレ】『トイ・ストーリー4』のラストまで解説
- 【考察】なぜウッディはボニーのもとを去ったのか?
- 【テーマ】「トイ・ストーリー」シリーズの編成から「4」を考察
- 【制作理由】「まだ語られていない物語」とは何だったのか?
- 【5とのつながり】衝撃の「4」結末からどうつながる?
- 【感想】『トイ・ストーリー4』の感想・評価
- 【声優】『トイ・ストーリー4』の新キャラの吹き替えを解説
- 【声優】『トイ・ストーリー4』のメインキャラの吹き替えを解説
- 【トリビア】『トイ・ストーリー4』オマージュや小ネタを解説
- 【監督】『トイ・ストーリー4』ジョシュ・クーリー
- 衝撃作『トイ・ストーリー4』最後の選択の意味を考察
【基礎情報】『トイ・ストーリー4』作品概要
| タイトル | トイ・ストーリー4(原題:Toy Story 4) |
|---|---|
| 公開年 | 2019年(日本公開:2019年7月12日) |
| 上映時間 | 100分 |
| 監督 | ジョシュ・クーリー |
| 主要キャスト |
【ウッディ】 トム・ハンクス(唐沢寿明) 【バズ・ライトイヤー】 ティム・アレン(所ジョージ) 【ボー・ピープ】 アニー・ポッツ(戸田恵子) 【フォーキー】 トニー・ヘイル(竜星涼) |
【あらすじ】『トイ・ストーリー4』どんな話?
物語は『トイ・ストーリー3』から続きます。新たな持ち主、ボニーを見守るウッディたち。ウッディは「おもちゃのしあわせは子供のそばにいること」と考えていました。 そんな彼らの前にある日突然現れたのは、ボニーの手作りおもちゃ「フォーキー」。彼はボニーのいちばんのお気に入りにもかかわらず、自分をゴミだと思い込み逃げ出してしまいます。 ボニーのためにフォーキーを探す冒険に出たウッディは、かつての仲間ボー・ピープと再会し、新たなおもちゃたちと出会います。そこでウッディが知った「見たこともないおもちゃの世界」とは?
【ネタバレ】『トイ・ストーリー4』のラストまで解説
ここからは、『トイ・ストーリー4』の結末含むラストまでのストーリーを詳しく解説します。未視聴の方は注意して読み進めてください。
【ネタバレ①】新たなおもちゃとの出会い
新しい持ち主のボニーのもとで、仲間たちと幸せに暮らしていたウッディ。ある日、幼稚園に行きたがらないボニーを心配したウッディは、彼女のリュックにこっそり入って一緒に幼稚園へ。 ボニーは工作の時間にごみ箱にあった先割れスプーンでおもちゃを作り、「フォーキー」と名付けて家に持ち帰ります。ところがフォーキーは「自分はごみで、おもちゃじゃない」と、自らごみ箱へ入ろうとしてしまうのでした。 両親とキャンピングカーで旅行に出かけたボニーは、お気に入りのフォーキーも連れて行きます。その道中もごみ箱へ入ろうとするフォーキーを何度も止めるウッディでしたが、少し目を離した隙にフォーキーは車から飛び降りてしまいました。 追って飛び降りたウッディは、道端でフォーキーを見つけると、キャンピングカー目指して歩き始めます。その道すがら、フォーキーがボニーにとっていかに大切で価値あるおもちゃかを語るウッディ。町までたどり着いた時、あるアンティーク店にボー・ピープのランプがあるのを見つけます。
【ネタバレ②】ボー・ピープとの再会
店に入ってボーの名を呼ぶウッディ。しかしそこへ可愛らしい女の子の人形、ギャビー・ギャビーが現れ、ウッディのボイスボックスを奪おうとします。フォーキーは捕まり、ウッディは店長の孫ハーモニーに店の外へ連れて行かれ、離れ離れになってしまいました。 ハーモニーに公園へ連れて行かれたウッディは、そこで偶然ボー・ピープと再会します。9年前、誰かにもらわれていったボーは、その後あのアンティーク店に行きついていたのでした。今は店から脱出して、砂場で暮らしているというボーの自由でたくましい姿を見て、ウッディは驚きます。 その頃、ウッディたちを心配したバズが後を追っていましたが、遊園地に落下して射的の景品として飾られてしまいます。バズは同じく景品となっていたダッキー&バニーを利用して、脱出に成功。また同じ頃、ボニーはフォーキーがいなくなったことに気付いていました。 ボーはウッディのフォーキー救出作戦に加わることになり、その途中でバズとダッキー&バニーと合流したウッディたちは、一緒にアンティーク店へ向かいます。
【ネタバレ③】見放されるウッディ
ボニーが来店し、焦るウッディは思わず勝手に飛び出します。ギャビーの護衛たちに邪魔され、計画はうまくいきません。ボーはギャビーのキャビネットに突入するため、スタントマンおもちゃのデューク・カブーンに協力を求めました。 大ジャンプを何とか成功させ、キャビネットに忍び込んだウッディとボー。すぐにフォーキーを見つけますが、ウッディのボイスボックスの取り合いになった上、猫にフォーキーを狙われ大乱戦に。みんな傷つく中、フォーキーを取り戻したいウッディは頑なに追おうとします。 身勝手なウッディをボーがたしなめると、ウッディは「迷子のおもちゃにはわからないだろうな」と言い放ち、全員がウッディを見放してしまいます。そこへギャビーが現れ、ボイスボックスの故障で持ち主がなく、悲しい思いをしてきたことを切々と語りました。 ウッディはフォーキーと引き換えに、ボイスボックスを渡すことに。ギャビーは念願のボイスボックスを手に入れ、ハーモニーに手に取ってもらいますが、「古い人形だから要らない」と捨てられてしまいます。
【ネタバレ④】おもちゃたちの選んだ道とは……
リュックをアンティーク店に取りに来たボニーを見たウッディは、急いでフォーキーとリュックの中へ。そこで、フォーキーにバズたちと共にメリーゴーラウンドへ来るよう指示を出し、ウッディはアンティーク店に戻ります。 絶望したギャビーに、ウッディはともにボニーのところへ行こうと伝えます。ボーも心配して店に戻ってきていました。全員で落ち合う場所であるメリーゴーラウンドへ向かいます。 その中で迷子の女の子を見つけ、彼女の元へ行く決意をしたギャビー。女の子はギャビーを抱えて勇気をもって大人に話しかけ、ギャビーはそのままその子にもらわれていきました。一方何とかキャンピングカーをメリーゴーラウンドへ向かわせたバズたちは、ようやくウッディと合流を果たします。 ボーたちに別れを告げるウッディ。浮かない顔を見たバズは彼の気持ちを察し、「ボニーは大丈夫だ」と伝え、ウッディはボーのもとに戻ります。ウッディはジェシーに保安官バッジを預け、バズたちと別れを惜しみました。 ウッディはボーのように、誰かの所有物ではない、自由で自立した「自分のための人生」を選んだのでした。
【考察】なぜウッディはボニーのもとを去ったのか?
『トイ・ストーリー4』のラストで、ウッディが下した「ボニーのもとを去り、ボー・ピープと共に生きる」という決断。これまでのシリーズの常識を覆す結末に驚いた方も多いはずです。 ウッディはなぜ、あのお馴染みの仲間たちと別れ、新しい世界へ飛び出すことを選んだのでしょうか。その理由を3つの視点から深く考察します。
「おもちゃとしての幸せ」のパラダイムシフト
これまでシリーズを通して、ウッディたちおもちゃは「子供を見守る親のような視点」を持った存在として描かれてきました。ボニーの家で遊んでもらえる機会が減っても、ウッディは「彼女を見守り、支えることこそが自分の役割だ」と信じ、新入りのお気に入り・フォーキーを命がけで連れ戻そうとします。 しかし、本作が提示したもう1つのテーマは生き方は1つではないということ。 かつてのシリーズでは持ち主のいないおもちゃは不幸だとされていましたが、再会したボー・ピープはその固定観念を鮮やかに覆しました。 特定の持ち主がいなくても、子供が集まる場所へ自ら赴き、たくさんの子供たちを笑顔にし、自分の意志で自立して生きる。そんなボーの生き生きとした姿は、ウッディの価値観を根本から揺るがす大きな衝撃となったのです。
「親の卒業」と身軽に自由を謳歌する人生の肯定
おもちゃを「親」に重ね合わせて本作を観ると、ウッディの選択は「子どもが自立した後の、親の第二の人生」のようにも捉えられます。 ボニーにはもう、ウッディがつきっきりで世話を焼く必要はありません。ウッディは彼女への愛ゆえに執着していましたが、ボーたちとの出会いを経て「子供のいない人生は不幸ではない。身軽に自由を謳歌する生き方だって素晴らしいんだ」と気づかされます。ウッディの変化は、おもちゃとしての役割の終焉ではなく、一人の個としての「自立と卒業」だったと言えます。
【テーマ】「トイ・ストーリー」シリーズの編成から「4」を考察

『トイ・ストーリー4』は一見、これまでの前3作を否定するような結末に見えるかもしれません。しかし、シリーズ全体を俯瞰すると、「自分は何者なのか?」「自分が本当にするべきこと(役割)とは何なのか?」という一貫したアイデンティティの探求という、大きな共通テーマが通底していることが分かります。 ウッディや仲間たちが各作品で直面した「アイデンティティの変遷」を振り返ってみましょう。
| 作品 | キャラクター | 直面した問いと、見出した「自分の居場所と役割」 |
|---|---|---|
| 『1』 | バズ・ライトイヤー | 自分は本物のスペースレンジャーではなく「おもちゃ」であると気付き、アンディを笑顔にする役割を受け入れる。 |
| 『2』 | ウッディ | 貴重なプレミア人形として博物館に飾られる永続的な価値よりも、短くとも「アンディのそばにいること」こそが自分の使命だと信じる。 |
| 『3』 | ウッディと仲間たち | 大人になったアンディにはもう自分たちは必要ないという現実を受け入れ、新しい持ち主であるボニーへと居場所を移す。 |
| 『4』 | フォーキー | 先割れスプーン(ゴミ)としての本来の目的と、ボニーに与えられた「おもちゃ」としての役割の間で葛藤し、新たな居場所を見出す。 |
フォーキーの葛藤が写すもの
本作で激しいアイデンティティの危機に瀕するのがフォーキーです。彼はただの先割れスプーンであり、本来はすぐゴミ箱に捨てられる存在でした。しかし、ボニーの手によっておもちゃとしての役割を強制的に与えられたことで、「自分は場違いだ」という強烈な違和感を抱き、ゴミ箱へと逃亡を繰り返します。 そんな彼が、ウッディや他のおもちゃたちと関わる中で、泥臭く自分の居場所と役割を見出していくプロセスは、作られた目的・生まれに縛られず、自分の生きる意味は自分で決めていいという、本作のメッセージを象徴しています。
【制作理由】「まだ語られていない物語」とは何だったのか?
『トイ・ストーリー4』が製作されたのは、「まだ語られていない、語るべき物語」があったからだといいます。 「『トイ・ストーリー3』はウッディと持ち主アンディとの物語の最高の“終わり”でした。でも、私たちはそこに新しい始まりを見てもいました。アンディとウッディの物語は終わりましたが、彼のその後については、まだ語るべきストーリーが残っていると感じたのです」 とプロデューサーのマーク・ニールセンはピクサーの試写イベントで語りました。 新しい持ち主・ボニーの手に渡ったウッディと仲間たちの状況は、どんなふうに変わったのか。それによってウッディはどんな影響を受けるのか。それを探索したのが本作です。また、ボー・ピープをウッディの人生に再び登場させるというアイディアも、製作の大きな動機づけになったのだとか。 観客が気になっていたのは、やはり『トイ・ストーリー3』でボー・ピープがいなくなった経緯ではないでしょうか。それについては、本作でやっと知ることができました。 ウッディは新たな冒険とボーとの再会を通して、世界は自分が思っていたよりもずっと広いものだと知ります。そして彼が経験する大きな「変化」こそ、本作が語るべき物語でした。
【5とのつながり】衝撃の「4」結末からどうつながる?
2026年7月公開の最新作『トイ・ストーリー5』は、前作「4」のラストで描かれたウッディの選択を真っ向から引き継ぐ形で物語が始まります。 移動遊園地で生きる道を選んだウッディが、**なぜ再びボニーの家へと戻るのか、そして『4』と『5』の間に横たわるおもちゃの新たな脅威について解説します。
ウッディがボニーの家に戻る理由
「4」のラストで、ウッディは自分の代わりとして、保安官のバッジをカウガール人形のジェシーに託しました。ウッディの意思を継ぎ彼女を見守り続けていたジェシーですが、「5」である大きな危機に直面し、ウッディにSOSを出すことになります。 その危機とは、成長したボニーがスマホやタブレットの画面に夢中になり、おもちゃで全く遊ばなくなってしまったという、現代ならではの切実な問題です。 ウッディはボニーのため、そしてかつての仲間たちのために、再びボニーの家へと帰還し、バズやジェシーたちと再タッグを組むことになります。
「4」のテーマ「生き方は1つではない」のその先へ
「4」では持ち主の幸せから卒業し、自分自身の人生を見つけるというテーマが描かれました。 一見すると、「5」でボニーの家に戻るウッディの行動は「4」の決断をリセットして退化してしまったようにも見えます。しかし、今回のウッディの帰還は「持ち主のいるおもちゃの役割への逆戻り」ではありません。 ボー・ピープとの旅を経て広い世界と自由を知り、ひと回り大きくなったウッディが、今度は「自らの意志で、危機に瀕したかつての仲間たちを助けに行く」という、さらに一歩進んだ絆の物語として「4」の先を描いているのです。
【感想】『トイ・ストーリー4』の感想・評価
シリーズの過去作と比べると、今作はどうしても「微妙」という感じは否めない。3部作として完璧だと思っていたので、3でやめとけば良かったのに……という気持ちも。それでもこれはこれで、4も好きかも?という気持ちがごちゃ混ぜになってはいる。
いずれにしても『トイ・ストーリー5』にはめちゃくちゃ期待してます!
シリーズを通して観てきましたが、まさか3の後の物語があるなんて!と驚きました。実際に観てみると、それまでの大切なテーマを守りつつ、さらにその先へ可能性を広げているのにまたビックリ!
誰かの所有物だったウッディが、ボーとの出会いを通して成長し、自分の道を選んだことに胸が熱くなりました。
【声優】『トイ・ストーリー4』の新キャラの吹き替えを解説
フォーキー
声優:トニー・ヘイル/竜星涼
フォーキーは、ボニーが先割れスプーンで作った手作りおもちゃ。彼女のいちばんのお気に入りになりました。 しかしフォーキー自身は、先割れスプーンとしての本来の役割が果たせないため、自分をゴミだと思っており、目を離すとすぐにゴミ箱に入りたがります。「ぼくはおもちゃじゃない!」と彼が逃げ出したことが、ウッディの冒険のきっかけとなります。
ダッキー&バニー
声優(ダッキー):キーガン=マイケル・キー/松尾駿(チョコレートブラネット)
声優(バニー):ジョーダン・ピール/長田庄平(チョコレートプラネット)
青いウサギのぬいぐるみバニーとアヒルのぬいぐるみのダッキー。移動遊園地の景品で、持ち帰ってもらうことを夢見ている彼らは、その可愛らしい見た目に反してかなりの毒舌です。 解禁された映像では、バズの名セリフをネタに、息がピッタリ合った漫才のような掛け合いを披露してくれています。今後ダッキー&バニーのコンビは、もふもふの可愛らしい見た目と毒舌のギャップがうけ、多くの人を虜にしていきそうです。
デューク・カブーン
声優:キアヌ・リーブス/森川智之
『トイ・ストーリー4』の新キャラクターであるデューク・カブーン。実在するカナダ人スタントマンがモデルとなっている人形で、バイクとセットのおもちゃです。 デューク・カブーンはカナダ出身のバイクスタントマンのおもちゃです。曲乗りを得意としており、豪快でなかなかクセのある性格。本編でどんな活躍を見せてくれるのか注目ですね。 彼の声を担当するのは「マトリックス」シリーズや「ジョン・ウィック」シリーズなど、数々の大ヒット作に出演しているキアヌ・リーブス。アニメ声優初挑戦のキアヌはバイクスタントマンのおもちゃということで、普段とは違った声で演じています。
ギャビー・ギャビー
声優:クリスティナ・ヘンドリクス/新木優子
ボイス・ボックス内蔵のかわいらしい人形のギャビー・ギャビー。背中のひもを引くと音声が出るはずでしたが、製造不良のためおしゃべりができません。
ギグル・マクディンプルズ
声優:アリー・マキ/竹内順子
ギグル・マクディンプルズは、1980年代にシリーズ発売された小さなプラスチック人形で、ボーの親友。いつもボーの肩に乗っています。はっきりとものを言う性格で、ボーの良きアドバイザーでもあります。「トイ・ストーリー」シリーズ最小のおもちゃである彼女の活躍にご注目!
【声優】『トイ・ストーリー4』のメインキャラの吹き替えを解説
| ウッディ | トム・ハンクス 唐沢寿明 |
|---|---|
| バズ・ライトイヤー | ティム・アレン 所ジョージ |
| ジェシー | ジョーン・キューザック 日下由美 |
| ボー・ピープ | アニー・ポッツ 戸田恵子 |
| ハム | ジョン・ラッツェンバーガー 咲野俊介 |
| レックス | ウォーレス・ショーン 三ツ矢雄二 |
| スリンキードッグ | ブレイク・クラーク 辻親八 |
| ミスター・ポテトヘッド | ドン・リックルズ 辻萬長 |
| ミス・ポテトヘッド | エステル・ハリス 松金よね子 |
| リトル・グリーン・メン | ジェフ・ピジョン 多田野曜平 |
ウッディ
声優:トム・ハンクス/唐沢寿明
かつての持ち主、アンディのいちばんのお気に入りだったカウボーイ人形。背中の紐を引っぱると「俺のブーツにゃガラガラヘビ」、「ヒーハー!」などの音声が流れます。ボニーのおもちゃとなった後も、“おもちゃのしあわせは子供のそばにいること”と考え、彼女を見守っています。 本作では、自分をゴミと思い込み脱走したフォーキーを追って、冒険に出ることに。
バズ・ライトイヤー
声優:ティム・アレン/所ジョージ
アンディのもとにやってきたときは最新型のアクション・フィギュアだった、スペースレンジャーのバズ・ライトイヤー。ウッディとは親友であり相棒です。 本作ではフォーキーを探しに行ったきり帰ってこないウッディを心配して、彼を救出しに行きます。
ジェシー
声優:ジョーン・キューザック/日下由美
ウッディの妹であるカウガール人形。おてんばで快活な性格です。ボニーは彼女もお気に入りらしく、よく遊んでいます。本作ではウッディを救出するため、密かな活躍を見せます。
ボー・ピープ
声優:アニー・ポッツ/戸田恵子
ランプスタンドの飾り人形だったボー・ピープ。かつてはアンディの妹モリーのものでしたが、ウッディたちとともにアンディのごっこ遊びによく加わっていました。前作『トイ・ストーリー3』には登場しませんでしたが、本作ではパンツスタイルを着こなすたくましい女性に。また、彼女が前作に登場しなかった理由も明らかになります。
その他のキャラクター
前作に続いてもともとボニーの部屋にいたおもちゃも登場。その中でもリーダー格とも言えるのが紫色の髪をしたぬいぐるみの女の子ドーリー。また、チロル地方の半ズボンを履いたハリネズミの人形、ミスター・プリックルパンツも再び登場します。 また、アンディのもとからボニーにもらわれてきたおなじみの仲間たちももちろん登場。 しかし、ブタの貯金箱であるハムは、これまでの作品で吹替版声優を務めてきた大塚周夫が2015年に亡くなったため、咲野俊介に交代しました。同じく胴体がバネになった犬のおもちゃ、スリンキーの声を担当していた永井一郎も2014年に死去したため、本作からは辻親八が吹替を担当します。
【トリビア】『トイ・ストーリー4』オマージュや小ネタを解説
①:あの名作ホラー映画へのオマージュ

実はこれまでも「トイ・ストーリー」シリーズには、ある名作ホラー映画へのオマージュが隠されていました。それは、スタンリー・キューブリック監督の『シャイニング』(1980年)。たとえば第1作目の悪ガキ、シドの家のカーペットの柄は、『シャイニング』の山荘のものと同じでした。 もちろん『トイ・ストーリー4』にも同作へのオマージュが隠されています。 物語の舞台がアンティークショップに移り、ギャビー・ギャビーの不吉な登場シーンでかかる音楽はレイ・ノーブルによる『真夜中、星々と君と(原題:Midnight, The Stars and You)』。これは、『シャイニング』のラストシーンでかかり、有名になった曲です。 また、ダッキーとバニーがある女性を脅かすシーンでは、女性が叫びながら逃げるとき彼女の家の番地が237であることがわかります。これは、『シャイニング』の呪われた部屋の番号。主人公ジャックが美しい女性と出会ったと思いきや、鏡に映った彼女は老婆だったというシーンの部屋番号です。
②:バズには別のキューブリック作品の小ネタが

本作では、ウッディだけでなく新キャラクターのギャビー・ギャビーなど内蔵音声のある人形がポイントになっています。知ってのとおりバズにも内蔵音声があり、「無限のかなたへ、さあ行くぞ!(To infinity, and beyond!)」がおなじみですね。 しかし、本作ではバズの内蔵音声として初めて再生されるセリフがあります。それは「ポッドベイのドアを開けてくれ(Open the pod bay doors.)」。 これはスタンリー・キューブリック監督の『2001年宇宙の旅』(1968年)に登場するセリフです。人工知能HAL9000が人間に反乱を始めるシーンのセリフとして有名で、Apple社のSiriにこのセリフを投げかかると映画のHALと同じセリフを返してくれることでも知られています。
③:他ピクサー作品からのカメオ出演
ピクサー作品の楽しみのひとつは、やはり他作品のキャラクターのカメオ出演。もちろん本作にも、さまざまなキャラクターがこっそり登場しています。 まず紹介したいのは、アンティークショップのピンポールマシンに隠れているおもちゃたちの1つ、ティニーです。彼は「トイ・ストーリー」シリーズの原点となった1988年の短編映画『ティン・トイ』の主人公。第1作目の『トイ・ストーリー』にもカメオ出演していましたが、今回はしっかりと登場しています。 アンティークショップのシーンには多くの遊びが隠されていますが、ティニーの他にも「トイ・ストーリー」シリーズに2度目のカメオ出演となったキャラクターが。 それは、『バグズ・ライフ』(1998年)と同時上映された短編『ゲーリーじいさんのチェス』の主人公ゲーリー。彼は『トイ・ストーリー2』におもちゃの修理人として登場していました。本作では、アンティークショップのカウンターの後ろに彼の白黒写真が飾られています。店主のマーガレットとの関係が気になりますね。
また、ボニーが幼稚園に体験入園したときのクラスメートや、移動遊園地にいる子供たちにも注目。どこかで見た子がいますよ。
④:ルクソーボールとピザプラネットの車
ピクサー作品を観るときには、背景にも目を凝らしてルクソーボールやピザプラネットの車を探す人も多いのではないでしょうか。しかし今回は、どちらも見つけるのが少し難しいかもしれません。なぜなら、どちらもその「物」としては映り込んでいないからです。 ルクソーボールは、あるシーンで同じ模様がいくつも登場します。それは、バズやダッキー&バニーが吊るされている射的の景品の中にあるロケットのおもちゃ。黄色い円に赤い星のステッカーが貼ってあるのがわかります。 また、ピザプラネットの車は黄色い車体と屋根の上のロケット型のライトが目立つので、これまでは比較的見つけるのが簡単でした。しかし、今回は難易度高め。移動遊園地の職員の脚にそのタトゥーが入っています。よほどピザプラネットが好きなのでしょう。知って入れば見つけるのは簡単ですね。
⑤:さらに進化している映像技術
高い映像技術を誇るピクサーですが、そのテクノロジーは今なお進化しています。 本作で特にその進化が感じられるのは、ボー・ピープの質感。ボーのアクションシーンが多い本作ですが、どんなに動き回っても彼女が陶器製であると感じられる映像に仕上げるというチャレンジを、アニメーター陣は見事にクリアしました。 また、映画冒頭の迫力のある豪雨のシーンから薄暗いアンティークショップの景色、膨大な数のライトが点滅する移動遊園地のシーンなど、進化した技術を駆使して情感豊かで美しい映像が目を引きます。背景の映像がリアルであるほど、ウッディたちがおもちゃであることもリアルに感じられるのです。
【監督】『トイ・ストーリー4』ジョシュ・クーリー
本作の監督ジョシュ・クーリーは、これまでも『Mr. インクレディブル』(2004年)や『レミーのおいしいレストラン』(2007年)、『カールじいさんの空飛ぶ家』(2009年)など、多くのピクサー作品でストーリーボードアーティストとして活躍。そして、2015年には『インサイド・ヘッド』で脚本家を務めています。そんなクーリーが初めてメガホンを取り、『トイ・ストーリー4』を完成させました。 また、もともとラブストーリーになると言われていた本作は、当初脚本家としてそのジャンルを得意とする女優ラシダ・ジョーンズとウィル・マコーマックのコンビを招きました。しかし、「哲学面での相違」が原因で、彼らは降板してしまいます。 その後任となったのは、ノンクレジットではありますが『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017年)の脚本に参加していたステファニー・フォルサム。彼女が執筆した脚本はハリウッドのブラックリスト(映画化されれば必ずヒットするとされる脚本のリスト)に選出されるほど。本作で初めて長編作品の脚本を担当することで、注目が集まりました。
衝撃作『トイ・ストーリー4』最後の選択の意味を考察
『トイ・ストーリー3』で新たな持ち主・ボニーの手に渡ったウッディたち。彼らの新たな冒険はいったいどんなものになるのでしょうか。また、久しぶりにボー・ピープが登場し本作で語られる彼女が前作に登場しなかった経緯にも注目ですね。 フォーキーやデューク・カブーンなど、個性的な新キャラクターたちの活躍も気になる『トイ・ストーリー4』。今まで明かされなかった“本当の「トイ・ストーリー」”を存分に楽しみましょう!












