2021年1月19日更新

【ワンピース】カン十郎は裏切り者だったのか?怪しい伏線や過去について解説

ワンピース カン十郎

ワノ国で名を馳せる赤鞘九人男として活躍する一方、最新刊で衝撃の展開を描かれたカン十郎。ドレスローザから行動を共にしてきたカン十郎の行動は、読者に衝撃を与えました。今回はそんなカン十郎の、過去から作中の伏線まで徹底的に解説します!

目次

赤鞘九人男の1人、夕立ちカン十郎のプロフィール【ネタバレ注意】

カン十郎は錦えもんや雷ぞうと共に、光月おでんに仕えていた赤鞘九人男の1人。顔は白塗りで、見た目は歌舞伎役者をイメージさせるものとなっていました。異名は“夕立ち”カン十郎。 共に旅をした錦えもんやモモの助と比べると、性格は至って温厚。武士としての心構えはあるものの、少し軽い性格のキャラとして描かれています。 能力は筆で書いた絵を実体化する能力。作中では「妖術」と呼ばれていますが、これが悪魔の実の能力によるものなのかどうかは不明です。一説では「フデフデの実」の能力者ではないかとも。 ※この記事は2020年1月現在までのネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

ドレスローザ編やゾウ編で活躍!仲間としてのカン十郎を振り返る

迫害された浮浪者から光月家の忠臣に

カン十郎はルフィ達と出会う約40年前、周囲から迫害を受けており浮浪者として生きていました。人の髪の毛を切り取りその髪から作った筆を売って生計を立てていたカン十郎。 そんなある日、カン十郎は旅をしていたおでん一行を発見します。おでん達を死体だと勘違いしたカン十郎は、髪を切ろうと近づきました。しかしカン十郎は起きたおでんに返り討ちにされ、そのままおでんと共に旅をすることに。 おでんに同行したカン十郎は九里の復興にも大きく貢献し、その功績が認められ正式な家臣となります。そして20年前おでんがオロチを討つべく出陣した際も、圧倒的戦力差の前に怯まず君主のために戦いました。 捕縛され公開処刑が執行されたとき、おでんが体を張って家臣を守る姿に涙を流すカン十郎。そしてカン十郎はおでんの悲願であった「ワノ国開国」を成し遂げるため、トキの能力で20年後へと飛ばされたのでした。

かつての仲間錦衛門と再会!ドレスローザでの初登場

20年後に飛ばされたカン十郎らは、ワノ国と昔から友好関係にあったゾウを目指します。しかし度重なるトラブルの末、カン十郎は1人でドレスローザの地下スクラップ上に幽閉されてしまうことに。 ドレスローザで捕まった人間はシュガーの能力によりおもちゃに変えられてしまいますが、カン十郎は自身の悪魔の実の能力によって具現化した壁で身を隠していたのです。 ほどなくしてカン十郎は、パンクハザードから麦わらの一味と行動を共にしていた錦えもんに助けられます。その後はドフラミンゴを討つため奮闘する麦わらの一味と協力し、当初の目的地であったゾウに一味と共に歩みを進めました。

カン十郎の絵で空を飛ぶ?ゾウ編での活躍

離れ離れになった雷ゾウ、かつての同志であったイヌアラシ・ネコマムシに会うため、カン十郎達はゾウに到着しました。そこでズニーシャの背中にあるモコモ公国に向かうため、カン十郎は空を飛べる龍を書き上げ、自らの能力で具現化します。 全員で跨り出発しようとするのですが、カン十郎の画力はとても残念なもので、歪な龍は人を乗せて空を飛べませんでした。その結果カン十郎やルフィ達は、象の足を這い上がる龍の背で長い時間かけて登象することとなってしまいます。 そしてモコモ公国に到着したカン十郎は、無事イヌアラシ・ネコマムシとの対面を果たし、打倒カイドウを掲げる「忍者海賊ミンク侍同盟」の一員となったのでした。

作戦遂行に向けて募る違和感......裏切り者は誰だ!

なぜか漏れてしまう情報......内通者がいる?

錦えもん達は水面下でカイドウを討つべく侍を集め、刃武港で合流した後カイドウの根城である鬼ヶ島に攻め入るという作戦のもと行動していました。 忍者海賊ミンク侍同盟はワノ国にて身を隠しながら同志を募ります。続々と集結するかつての同志ですが、ここであるハプニングが起きました。なぜか計画がオロチにバレてしまい、侍が次々捕縛されてしまったのです。 予想外の事態に戸惑う同盟メンバー。全てがバレてしまいここまでかと思われた討ち入り作戦でしたが、おでんを高く買っていた元大名・康イエの命を張った伝令に、首の皮一枚で作戦当日を迎えることに成功します。 しかし約束の港に到着すると錦えもん達の前にいるはずの侍は1人もおらず、そこには壊された船の残骸のみ。またしても作戦がバレていたのです。そこで錦えもんは裏切り者がいるという、絶対に口にしたくなかった可能性の話を切り出すのでした。

赤鞘9人男に立ちふさがる影!裏切ったのはカン十郎だった?

裏切り者はドレスローザから共に旅をしてきた、カン十郎だったのです。自ら自分が内通者だと明かしたカン十郎は、カイドウの軍艦3隻を招集。そしてこれまでの絵とは比べ物にならない鮮やかな鶴を具現化し、モモの助を連れ去ってしまいました。 カン十郎は軍艦3隻程度では、自身が長年連れ添った赤鞘の面々は止められないと考えます。そして自ら鬼ヶ島に上陸した、菊ノ丞や錦えもんらの前に立ち塞がることに。そして役目を果たしたカン十郎は、かつての同志に斬り伏せられその場に倒れるのでした。

カン十郎が苦楽を共にした赤鞘九人男を裏切った理由とは?

カン十郎にとっておでんは主君であり、人生における大恩人でした。そして赤鞘九人男のメンバーもまた、苦楽を共にしたかけがえのない仲間です。 なぜカン十郎は世話になったおでんや赤鞘を裏切ったのでしょうか。その裏には衝撃の事実が隠されていたのです。

“黒炭”カン十郎の隠された過去

オロチに固く忠誠を誓っていたカン十郎ですが、その忠誠心の理由はオロチとのある共通点にありました。上記した通り過去迫害を受けていたカン十郎。 実はオロチと同じ黒炭家の人間だったのです。そのためカン十郎はおでんを裏切ったのではなく、おでんと出会う前からオロチと共謀していたのでした。 カン十郎は役者の家系であり、両親を舞台上で殺されたことがきっかけで心を失っています。つまり赤鞘九人男として活動していたカン十郎は、初めからおでんに忠誠を誓う家臣を演じていたに過ぎなかったのです。

2重スパイ説だった可能性はあるのか?

赤鞘や光月家を裏切ったカン十郎ですが、巷では2重スパイ説が囁かれています。しかし2重スパイである可能性は極めて低いと言えるでしょう。 理由はカン十郎は実際におでんを死に追いやり、モモの助に手をあげているためです。カン十郎が2重スパイであろうと、おでんを罠にはめモモの助を顔が腫れ上がるまで殴ったのは紛れもない事実になります。 主君である2人を手にかけた事実がある限り、カン十郎にどのような事情があろうと、再び仲間となることは難しいと考えられます。

カン十郎=裏切り者の伏線は作中に張り巡らされていた?

過去の「迫害」というキーワード

カン十郎は理由は明かされていないものの、おでんと出会った頃から迫害されていた過去は判明していました。 ワノ国で迫害と言えば、オロチを始めとする黒炭家です。この迫害という言葉が、カン十郎が黒炭の人間である大きなキーワードとなっていたのではないでしょうか。

利き手とは逆の手で絵を書いていた?

カン十郎と言えば下手な絵がトレードマークでしたが、本気で書く絵は本物と見紛うほど上手いものでした。カン十郎は基本的に物を持つとき右手で持っているのに対して、絵を描くときは左手で筆を持っている姿が描かれています。 また「黒い墨」を使う能力であるのも、「黒炭家」に属していることを暗に示唆していたのかもしれません。

「夕立」という名前も裏切りの伏線だった?

カン十郎には“夕立ち”という異名が存在しました。夕は昼と夜の間、つまり「光」も「月」もありません。 これはカン十郎が真に光月家に仕えている人間ではないことを、指し示していた可能性もあります。

原作冒頭の人物紹介

原作の最初に記載される人物紹介では、カン十郎以外の赤鞘メンバーは毎巻同じ顔が使用されていました。しかしカン十郎は、何度も違う顔が使われています。 これはカン十郎には「別の顔がある」ことを、示唆していたとは考えられないでしょうか。

カン十郎にだけ掛けられなかった賞金

ドレスローザ編にて、ドフラミンゴがルフィや錦えもん達に多額の懸賞金を掛けるゲームを行いました。その際ドフラミンゴは、カン十郎にのみ懸賞金を掛けていなかったのです。 カン十郎がオロチやカイドウ側の人間だということを、ドフラミンゴは知っていたのでしょう。

大きな盛り上がりを見せるワノ国編、カン十郎と赤鞘九人男が迎える結末とは?

第3幕もいよいよ佳境となり、大きな盛り上がりを見せるワノ国編。今回はそんなワノ国編をひっかき回した稀代の裏切り者、黒炭カン十郎を徹底解説しました。 かつての同志に斬られる姿が描かれたカン十郎ですが、首をはねられるなど死亡が確定した描写はありません。カン十郎は本当に死んだのか、最後に赤鞘九人男はカン十郎との関係にどのようにケジメをつけるのか、終幕に差し迫るワノ国編を見守りましょう!