2022年12月23日更新

九井一(ここのいはじめ)がお金にこだわる理由は?キスシーンが話題【東京リベンジャーズ】

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強いやつとお金を信じて動く、九井一ことココ。多分初登場時は「お金で動く正直な奴」くらいの印象しかなかった方も、多いのではないでしょうか?しかし彼がお金を追い求め続けるのは、ある大切な人への捨てられない気持ちがあったからでした。 今回の記事ではそんな九井一について、乾との関係やお金にこだわる理由など、徹底的に解説していきます! ※この記事は『東京卍リベンジャーズ』のネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

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九井一(ここのいはじめ)のプロフィール【ネタバレ注意】

名前 九井一(ここのいはじめ)
所属 黒龍10代目親衛隊長→東京卍會壱番隊隊員→天竺幹部→関東卍會参謀→梵天幹部
年齢 16歳
誕生日 1989年4月1日
身長 174㎝
体重 60㎏

九井一(通称:ココ)とはどんな人物?

本作で活躍する数多くの登場人物たちとは異なり、喧嘩にそれほど強いというわけではありませんが、頭脳面で非常に優れています。金儲けの才能に長けていて、未来ではIT企業を経営するほど。そのせいか、所属組織を変えるたびに高い地位を与えられてきました。

髪型はどうなってるの?【ココの特徴】

九井は作中で、時が経っても変わらない髪型が特徴的ですね。 左側頭部に刈り込みでラインを入れており、右側はウェーブのかかった髪を長めに伸ばしてあげています。 また後ろ姿を見ると刈り込みは後ろまで及んでおり、頭部の半分が刈り込みとなっているのが分かります。そしてチェーンのようなピアスも同じく着け続けているのも、九井のもうひとつの特徴ですね。

【ココの過去】イヌピーにキスした理由とお金にこだわる理由

九井一がお金にこだわる理由

九井は小学校時代、の姉・赤音に対して好意を寄せていました。そんなあるとき、赤音と一緒に図書館へ行った九井は、自分の横ですやすやと眠り始めた彼女に思わずキスをしようとします。 しかし赤音は寸前で目を覚ますと、キスは好きな人とするものだと言って彼をたしなめました。そこで九井は赤音に対して想いを伝えますが、大人になったらと言って返事は聞かせてくれません。 その日、赤音を家に送ってから帰り道を歩いていた九井は、しばらく歩くうち、後方に煙が立ち上っていることに気付きました。嫌な予感がした彼が引き返すと、乾家が大きな炎に包まれているのが見えます。 とっさに家の中に飛び込み、赤音を助け出した九井。しかし彼が救ったのは、赤音ではなく弟である乾のほうだったのです。 その後、赤音は病院に運ばれ一命を取り留めたものの、全身にひどいやけどを負ってしまっていました。治療のためには4000万円もの大金が必要だといいます。このときから九井は、どんな手段を使ってでも治療費を稼ぐことを誓いました。

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乾青宗にキスするシーンが話題に

原作第157話のラストでは、中学時代の九井が眠っている乾にキスをするという衝撃的なシーンがあり、ファンの間で波紋が広がりました。 しかし、前述の出来事と、九井がキスの直後につぶやいた「赤音さん」という言葉を踏まえれば、九井が乾に恋愛感情を持っているわけでないことは明らかです。 実は赤音は、九井が4000万を稼ぎきる前に亡くなってしまいました。彼女のために死にものぐるいで金を稼ぐ方法を考え、窃盗や恐喝、犯罪代行など、ありとあらゆる手段をとってきた彼にとって、どれほどショックだったかは想像に難くありません。 九井が乾にキスをしたのは、乾の顔が赤音とあまりにもそっくりだからです。どれだけの時間が経っても、彼は赤音を忘れることができず、彼女への想いをずっと引きずり続けています。 一見冷淡なだけに見える九井ですが、現在の姿は悲しすぎる過去を経験してきたからこそあるものだといえるでしょう。

【ココの未来】黒龍→東京卍会→天竺→梵天と移籍

黒龍の親衛隊長として初登場

九井は、物語序盤では黒龍の10代目親衛隊長を務めています。彼は、黒龍が9代目のときに東卍に負けて壊滅してしまった後、幼なじみでチームメイトだった乾の「黒龍を再建したい」という願いを叶えようとしました。 そして同じ学校に所属する不良・柴大寿を10代目総長の座に据え、自分は親衛隊長という立場でチームを盛り立てていくように。 基本的には冷静沈着で自分のことしか考えていない九井ですが、乾青宗の言うことだけはきちんと聞くようです。「イヌピー」「ココ」と呼び合っていることからも、2人の仲の良さが垣間見えます。

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未来では東京卍會の幹部として活動

それでは次に、九井の未来の動向について見ていきましょう。 九井は、花垣武道による6回目のタイムリープにて「血のハロウィン」を経た未来で、東京卍會の最高幹部としての立ち位置にあります。 ちなみに乾も彼と同じく、最高幹部の一員です。元黒龍のメンバーである九井と乾は、もとから東卍に所属している面々と折り合いが悪く、幹部会の席で今にも殴り合いの喧嘩を始めそうな雰囲気を漂わせていました。 東卍幹部としてだけでなく、IT企業経営者としての顔も持っているようで、過去の世界と変わらずその能力をフル活用しているようです。 また、7回目のタイムリープでの「聖夜決戦」後の未来でも、九井は東卍の幹部として活躍。大勢の部下を引き連れる姿からは、彼の影響力の大きさがうかがえます。

第2章では梵天の幹部に!九井の思惑とは?

第2章で描かれた「関東事変」を経た未来で、九井は犯罪組織「梵天」の幹部として君臨しています。梵天は、解散してしまった東卍の代わりとなる存在。殺人、売春、賭博など、さまざまな事件の裏で暗躍する団体として知られているようです。 ちなみにこの世界で、乾は不良を引退してドラケンとともにバイクショップを経営しています。九井と乾は関東事変の後で決別して以来、別々の道を歩むことになりました。 喧嘩別れというわけではなく、お互いに感謝を告げての別れでしたが、長らく相棒として隣に立ってきた2人が違う世界で生きているというのは少し寂しいですね。

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【考察】九井一は死亡する?

関東事変で袂を分ち、九井と乾はそれぞれの道を歩き始めました。そして最終章において、九井はマイキー側である関東卍會の参謀として所属することになります。 武道側についてる乾とは再び敵として拳をぶつけ合うことになります。しかし抗争の中で今度は過去に拘って乾の側にいるのではなく、友達として乾と共に歩いていく事を選びます。 そして乾と共に武道の死によって抗争が終わるまで生き延びました。最終話では幸せになった未来で、レーサーとなったマイキーのスポンサーとなっています。

【考察】九井一は東卍のユダ?

九井が東卍のユダ、つまり裏切り者ではないか?と言われることが多々あります。 血のハロウィンの後の未来では、マイキーは莫大な金で狂ってしまっていましたが、その金を生み出したのはきっと九井でしょう。しかし九井は裏切り者ではないのでは? 前述した通り、赤音への捨てきれない想いから、彼は金を集め続ける存在となりました。そして今も行動原理は赤音の忘れ形見である乾についていくことです。 つまりマイキーを狂わせた一因ではあるけれども、決して裏切っているわけではないというのが正しいでしょう。

九井一の名言・名シーン3選

「4千万 死んでもオレが作ってやる」

158話

火事に見舞われたことで、全身火傷を負い見るも無惨な姿になってしまった赤音。赤音を治すには4000万必要でしたが、乾の家はローンも残っておりそんなお金はありませんでした。 そこで九井は愛する赤音を救う為、どんな手を使っても赤音を助けることを決意するシーンです。小学生の少年がするとは思えない、あまりにも酷な覚悟ですよね。

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「所詮 過去の男だ」

132話

東京卍會の幹部メンバーが殆ど殺害され、マイキーすら死亡した最悪の未来で、武道は手がかりを探します。ふと訪れた教会で柴大寿と再会し、彼の店で武道共に東卍の情報共有を行います。 しかし彼らが嗅ぎ回っていることを察知した、乾、九井ら幹部に見つかってしまうのです。そんな中東卍の大群相手に、殿を務める大寿に向けて九井が放ったセリフが「所詮過去の男だ」です。

「それに乗るのが親友だろ!? 一緒に地獄に落ちようぜ」

252話

1度は乾と袂を分かち、別々の道を行くことを決めた九井でした。そこには赤音さんを救えなかったこと、乾ではなく赤音を助けようとしたこと、赤音と乾を重ねていたことに対する後ろめたさがあったのでしょう。 意地を張って、乾の元に戻ろうとしなかった九井。しかし、東卍と関東卍會の抗争の中で、敵同士であっても尚自身のことを「親友」と呼んでくれる乾に応えるため、関東卍會を裏切ることにします。 それは劣勢な東卍の側につく自殺行為でしょう。しかしそれでも友人である乾に尽くす為に、命をかける覚悟をした九井の覚悟が詰まったセリフです。

アニメ版「東京卍リベンジャーズ」のココ役の声優は?

花江夏樹
(c) 吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

アニメ版で九井を演じるのは、花江夏樹です。言わずと知れた名声優で、アニメを見ていればこの名前を聞かない日はないでしょう。 代表作は『鬼滅の刃』の竈門炭治郎や、『東京喰種トーキョーグール』金木研/佐々木琲世などです。 物静かでクールな役から、炭治郎のような熱血タイプまで務める演技の幅は、九井でも発揮されています。

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九井一を実写化するならキャストは誰がいい?

鋭い眼光とクールな雰囲気が特徴の九井。基本的には頭脳派タイプなので、ほかのキャラクターとはまたちがったオーラをまとっています。 そんな九井役には、俳優の古川雄大がビジュアル的に合っているのではないかと予想。彼は2.5次元ミュージカルの出身でもあるので、漫画作品の実写を任せるには適任ではないでしょうか。 そのほか、笠松将、窪田正孝といったいわゆる“爬虫類系”の俳優もイメージにぴったりです。

九井一が金にこだわる理由は悲しすぎる過去にあった

SF×不良という異色の組み合わせが魅力の『東京卍リベンジャーズ』。今回の記事では、「金儲け」という周りとはちがった才能を持つ九井一について詳しく紹介してきました。 幼なじみである乾を除いては自分のことしか考えていないように見える九井。しかしその裏には、辛く悲しい過去が隠されていることがわかりました。関東事変後に乾と決別した彼が、間違った道を進んでいってしまわないよう願うばかりです。