「ハンターハンター」のキャラ別名言集!感動シーンからおもしろい迷言まで
『HUNTER×HUNTER』は主人公のゴンが生き別れの父を探すため、父と同じ「ハンター」を目指すところから始まる、週刊少年ジャンプにて連載中の作品です。休載をはさみながらも根強い人気を誇る長期連載作品で、様々な名シーンや名言を残しています。 今回の記事ではそんな「ハンターハンター」の名言をキャラごとに紹介していきます!
主人公ゴンの有名な名言は?
ゴンは主人公であるため、数多く名言を残していますがその中でも第5巻収録の37話「光と闇③」での「友達になるのにだって資格なんていらない!!」が有名です。キルアの兄イルミがキルアにゴンと友達になる資格はないと言ったことに対し、憤りを露にするシーンでの一言です。
「ハンターハンター」キメラアント編での名言は?
「ハンターハンター」の中でも長編の「キメラアント編」も名シーンや名言が多く残されています。特に敵である蟻の王メルエムが残した名言が印象的で、彼の心情の変化を感じさせつつキャラを越えて読者の生き様をも考えさせられるシーンもあります。 キメラアント編での名言もこのあとキャラ別に詳しく紹介していきますのでぜひチェックしてみてください。
【主要メンバー】名言集
主人公であるゴンを中心に、ハンター試験を受ける過程で仲間になったキルア、クラピカ、レオリオといった主要キャラたちの名言を紹介していきます!
ゴン・フリークス
「その人を知りたければ、その人が何に対して怒りを感じるかを知れ」(1巻2話)
ハンター試験に向かう道中の船にて衝突したクラピカとレオリオ。2人を制止しようとした船長に向けて、二人が怒っている理由はとても大切なことだからとゴンが船長を止める際に言われたものです。ちなみにゴンが育ての親であるミトおばさんから教わったという一言。
「キルアじゃなきゃダメなんだ」(17巻166話)
グリードアイランド編でのレイザーとのドッジボールの試合中、ジャジャン拳によって強力なボールを打つゴンとそのボールを支えるキルア。ノーガードで球を支え腕がボロボロのキルアを他の者に代えるように周りから促された時のゴンのセリフです。
「もう これで 終わってもいい だからありったけを」(29巻305話)
キメラアント編にて、カイトを治すと約束していたネフェルピトーからカイトは既に死んでおり治せないと告げられ絶望するゴン。ピトーへの怒りで我を忘れたゴンはこのセリフ後覚醒し、いわゆる「ゴンさん」状態になります。
キルア・ゾルディック
「強力な電気か 生まれた時から浴びてたぜ 家庭の事情でね」(13巻125話)
キルアはグリードアイランドへの参加者を決める選考で、オーラを電気に変えてみせます。拷問に近い強力な電気を浴びる修行だけでも数年は必要ですが、たった4日で習得したとするキルア。その事実に驚く審査員ツェズゲラに対してキルアが放った一言です。
「逆だよ ゴン オレなんだ ゴン お前にあえて本当によかった」(14巻131話)
ゴンは、父ジンが作ったゲームを悪く言われたことに怒り、グリードアイランド内で他のプレイヤーから持ちかけられた共闘を断ります。その後キルアからの別視点での意見に納得し、まっすぐお礼を言ってきたゴンに対してキルアが心中でつぶやいたセリフです。
「ゴン…お前は光だ 時々眩しすぎてまっすぐ見れないけど それでもお前の傍にいていいかな?」(19巻199話)
クラピカ
「死は全く怖くない 一番恐れるのはこの怒りがやがて風化してしまわないかということだ」(1巻2話)
ハンター試験へ向かう道中の船で、船長からなぜハンターを目指すのか聞かれたクラピカは同族を皆殺しにした盗賊グループの幻影旅団を捕まえるためだと答えます。船長から熟練のハンターでも捕まえるのは難しくムダ死にになると言われ、クラピカはこう返答しました。
「もう…仲間を失うのは 絶対にイヤだ!!」(13巻117話)
同胞の仇である幻影旅団の団長であるクロロを捕らえたクラピカですが、ゴンとキルアが幻影旅団に捕まってしまいます。二人を取り戻すため、クロロを解放するクラピカ。それまで復讐に囚われていたクラピカが仲間を優先する重要なシーンです。
「ここから先は 慎重に言葉を選べ」(33巻343話)
暗黒大陸への渡航を目指す十二支んに勧誘されるクラピカ。仲間の「緋の目」を集めるために奔走しているクラピカはこれを断りますが、その緋の目を交渉の条件に出そうとしたミザイストムに対して述べたセリフです。
レオリオ・パラディナイト
「なぜだ!?事実だぜ 金がありゃオレの友達は死ななかった」(1巻7話)
ハンターを目指す理由は金のためといい、人の命すら金で買えるというレオリオ。それを窘めたクラピカに対してのセリフです。かつて多額の医療費が払えず病気の友人を亡くしたレオリオは医者になる資金のためにハンターを目指したのです。
「こちらレオリオと申しますがァァーーア!!!キルア君に代わっていただけますかァァーー!?」(31巻325話)
ゴンを救うため命がけで極秘任務中だったキルアに、そうとは知らず電話をかけるレオリオ。キルアの代わりに出たゴトーに一度は電話を切られてしまうレオリオですが、速攻でかけ直し大声でこう叫びました。
「オレが会長になったら協会を…私物化するからな!!」(32巻332話)
ハンター協会の会長を決める選挙演説でのレオリオの一言。瀕死のゴンのことで頭がいっぱいなレオリオは会長になったらハンター全員にゴンを救うために動いてもらうと続けます。仲間思いなレオリオらしい演説となりました。
【主要なプロハンター】名言集
続いてハンターを志すゴンたちを導いてきたプロハンターたちの名言を紹介します。ハンターの厳しさを教えつつも、その生き様を見せるかっこいいシーンばかりです!
アイザック・ネテロ
「祈りとは心の所作」(28巻297話)
キメラアント編にて、圧倒的な強さを見せるキメラアントの王と戦うネテロ会長。王の攻撃により左腕を失いつつも、両手を合わせるという動作なしで必殺技である百式観音零の掌を繰り出すシーンでの名言。
「挑戦を止めた時が人生の終わる時」(32巻340話)
息子であるビヨンド=ネテロが暗黒大陸進出の宣言をする際、ネテロ会長が常々こう説いていたと語りました。自身を挑戦者として生き生きしながら強敵のキメラアントの王と戦ったネテロ会長らしいセリフと言えます。
ジン・フリークス
「道草を楽しめ 大いにな ほしいものより大切なものがきっとそっちに転がってる」(32巻339話)
ジンが息子であるゴンと再会し、語り合っていた際の言葉です。父であり、先輩ハンターでもあるジンからゴンへ向けたメッセージですが、現代を生きる読者にも通ずる名言となっています。
ビスケ(ビスケット・クルーガー)
「50年以上ウソつきやってるとわかるもんなのさ 人が本当のこと言ってるかどうかなんてね」(16巻158話)
グリードアイランド編にて、すぐにヒソカの嘘を見抜いたビスケ。ハンターとしての長年の経験や自身も外見などを偽っているからか、人がつく嘘をすぐに見抜くことができると語りました。
【幻影旅団】名言集
幻影旅団とはクラピカたちクルタ族の仇であり、盗みや殺しをメインとする盗賊集団です。熟練のハンターすら手出しできないような残虐な行動の半面、仲間意識といったどこか人間味も感じられる旅団メンバー。そんな彼らの名言を紹介します。
クロロ・ルシルフ
「俺たちから貴方への鎮魂曲(レクイエム)です」(11巻97話)
幻影旅団の仲間であったウヴォーギンが生前やりたがっていた「大暴れ」を仲間たちと実行するクロロ。その銃声音や爆発音を鎮魂歌とし、亡くなった仲間へのはなむけとしたのです。
「オレも旅団の一部 生かすべきは個人ではなく 旅団 それを忘れるな」(12巻114話)
クロロがクラピカによって捕らえられ混乱したパクノダが思い出した、旅団結成当時のクロロのセリフ。リーダーとはいえ自分の命を最優先にするのではなく、危機の際はあくまで旅団の存続が優先されるべきと説いたクロロでした。
ヒソカ・モロウ
「そんな目で見つめるなよ 興奮しちゃうじゃないか」(7巻61話)
天空闘技場にてヒソカとゴンが対決するシーンで、まだ力の差はありつつも成長してきたことがうかがえるゴンのまなざしを見たヒソカは興奮してしまいます。強者とのタイマン勝負をなによりも生きがいにしているヒソカの狂人っぷりがうかがえるセリフです。
「ボク達は相性いいよ 性格が正反対で惹かれあう とっても仲良しになれるかも」(7巻62話)
こちらも天空闘技場でのゴンとの対決中のヒソカのセリフ。お互いの念能力の性格を話し、正反対のため惹かれあうのだと言います。しかしこの後、自分は気まぐれだから失望させるなとも釘を刺しています。
ノブナガ・ハザマ
「つーかこれが限界」(11巻94話)
幻影旅団のノブナガは作中ではじめて「円」という高度な念能力を見せた人物です。円は広げたオーラで敵を感知できるというもので、ノブナガは半径4mの範囲で十分と言いつつ実はこの広さが限界としていたため、ファンからいじられることとなります。
シズク
「掟の否定は旅団の否定 それは団長をも否定する それだけはしたくないから」(12巻115話)
団長クロロがクラピカにさらわれ、旅団内で掟を守るか団長を守るかでいざこざが起こりそうだったところを制したシズクが述べたセリフ。悪行を尽くしてきた幻影旅団も仲間を重んじる人間らしさを見せたシーンとなっています。
【キメラアント編】名言集
キメラアント編では元々人間であった者が蟻になったり、王であるメルエムがコムギと出会ったことで心情を変化させたりと読者側も考えさせられるシーンが多いです。ここからはキメラアント編で活躍したキャラ達の印象深い名言を紹介していきます。
メルエム
「これが余に 与えられた天命ならば 退屈と断ずるに些かの躊躇も持たぬ!!!」(25巻261話)
キメラアントの王として君臨するメルエムですが、実際はあらゆることを部下が代わりに行い、護衛が常に自分を見張っていることに退屈さを感じていました。この退屈さが本当に自分の生きる意味なのかと笑うこのシーンはとても印象的です。
「…そうか、余はこの瞬間のために生まれてきたのだ…!!」(30巻317話)
メルエムは死期が近づく中最期の軍儀をコムギと打ち、途中自身の抱えている毒は長く一緒にいればコムギにも感染してしまうと伝えます。しかしコムギはこのまま添い遂げると答え、その瞬間にメルエムは自身の生まれてきた意味を理解したのです。
ネフェル・ピトー
「うんっ 僕 ちょっと強いかも?」(19巻199話)
強くなってカイトを助けに行こうと決意するゴンたちと対照的にカイトの頭を抱えたピトーのこのセリフ。読者に絶望とピトーの強さを見せつける印象的なシーンとなっています。
カイト
「いいハンターってやつは 動物に好かれちまうんだ」(1巻1話)
カイトが幼いゴンと出会い、カイトの師匠でありゴンの父でもあるジンがハンターであることを話していました。その際、人になつかないとされるキツネグマがゴンになつき、ゴンにもまたハンターの素質があることをカイトが見抜くシーンでの一言。
モラウ・マッカーナーシ
「100%勝つ気で闘る!!それが念使いの気概ってもんさ」(19巻199話)
カイトを見殺しにして逃げてしまったと落ち込むキルアに遠慮なくずけずけと言うモラウ。少しきつく聞こえる物言いでしたが、この後モラウが戦う姿勢からも分かる通りこの言葉は先輩ハンターとしてキルアに向けた激励でした。
【番外編】ネタにもなってる迷言集
TwitterなどSNSでもよく目にするあのネタも実は「ハンターハンター」が元ネタだったり……?ファンの間でもネタにされている「迷言」たちを紹介します!
「恐ろしく速い手刀 俺じゃなきゃ見逃しちゃうね」(11巻96話)
幻影旅団の団長クロロが一芝居打った際に、防犯カメラ越しにそれを見破った名もない殺し屋のセリフです。一見強キャラのようなセリフですがこのあとクロロに瞬殺されたため、ネタとして扱われるようになりました。
「クセになってんだ 音殺して動くの」(12巻110話)
元々殺し屋として育てられたキルアが自身の足音についてセンリツと話している中での一コマ。厨二心をくすぐるセリフなためか、ネタとして普及していきました。改変されて使われたり公式からもスリッパとしてグッズが出たりするほど根強い「迷言」です。
「感謝するぜ お前と出会えた これまでの全てに!!!」(28巻291話)
キメラアントの王メルエムとネテロ会長との戦い。ネテロがメルエムほどの強敵と戦えていることに感謝をするシリアスなシーンですが、このときネテロは真顔のまま手でハートを作っています。そのシュールさからファンの間でネタとなりました。
名言を知れば「 ハンターハンター」のアニメ、漫画をもっと楽しめる!
ここまで紹介してきたものはまだまだ一部で、『HUNTER×HUNTER』には様々な名シーンや名言がたくさんあります。中にはマンガやアニメに限った話だけでなく、読者が生きていく上で考えさせられるものもあります。 これを機に初めての方もすでに読んだことがある人も「ハンターハンター」の世界を楽しんでみてはいかがでしょうか!