2023年11月8日更新

禪院直毘人(ぜんいんなおびと)は死亡した?実はいい人だったのかも考察【呪術廻戦】

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呪術廻戦 禪院直毘人
©︎芥見下々/集英社

禪院姉妹や伏黒甚爾の叔父であり、特別1級術師の実力を持つ禪院直毘人。この記事では、彼について、他キャラとの関係や能力、作中での動向をネタバレありで詳しく解説**します。 ※この記事は『呪術廻戦』の重要なネタバレを含みます。

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『呪術廻戦』禪院直毘人(ぜんいんなおびと)のプロフィール

異名 最速の術師
年齢 71歳
等級 特別1級呪術師
術式 投射呪法(とうしゃじゅほう)
好きなもの

『呪術廻戦』に登場する禪院直毘人(ぜんいんなおびと)は、呪術界御三家の1つである禪院家の26代目当主です。特別1級呪術師の肩書きを持つ彼は「投射呪法」という術式を用いて人知を越えた速度で移動することが出来るため、“最速の術師(五条悟を除く)”とも呼ばれています。 また、直毘人は任務中にもアルコールを手放さないほど無類の酒好きです。強面の風貌で威厳のある人物ですが、昔ながらのカクカクしたアニメーションを好むという意外な一面もあります。

【能力解説】投射呪法や落花の情はどんな術式?

以下では禪院直毘人の術式を詳しく解説していきます。領域展開の使用可否についても考察していますよ。

術式「投射呪法」

禪院直毘人が用いる術式「投射呪法」は、1秒間を24分割し、自身の視覚を画角としてあらかじめ作った動きをトレースするというもの。簡単に言えば、1秒に24枚めくるパラパラ漫画で自分の行動を事前に決める術式です。 また、術式発動中に直毘人に触れられた者も1秒間を24分割した動きをトレースしなければならなくなり、失敗すれば1秒間フリーズしてしまいます。 「投射呪法」によって、直毘人は特級呪霊の漏瑚(じょうご)をも越える速度で移動することができ、かつ敵の動きを1秒間止めることも可能なのです。 しかし、物理法則などを無視した動きを作ってしまうと自分自身が1秒間フリーズしてしまったり、後から動きを変更できないといった弱点もあります。

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「落花の情」とは!領域展開はできない?

秘伝「落花の情(らっかのじょう)」とは、領域展開に対抗するための技です。本来、領域内では敵の攻撃が必ず当たるようになってしまいますが、「落花の情」で必中攻撃が当たる瞬間にカウンターで呪力を放出することで、必中攻撃を避けることが出来るようになります。 ちなみに、直毘人が「落花の情」を出したのは、特級呪霊「陀艮(だごん)」の領域に入ってしまった場面での出来事。 領域展開に対抗するための策として最も有効な手段は、より洗練された自分の領域を展開することですが、直毘人は領域を展開せずに「落花の情」で攻撃をかわしています。この出来事から、直毘人は領域展開が出来ない呪術師だと考えることが出来ますね。

【渋谷事変】禪院直毘人が死亡?

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渋谷事変にて、禪院班として真希や釘崎野薔薇(くぎさきのばら)と一緒の班になった禪院直毘人。五条悟封印後も酒を飲んで仕事をさぼっていた彼は、特級呪霊と壮絶な戦いをすることになります。

陀艮との戦いで右腕を欠損

呪術廻戦 陀艮
©︎芥見下々/集英社

1級呪術師の七海健人と合流した直毘人は、渋谷駅にて特級呪霊の陀艮と会敵。彼は陀艮を速さで圧倒しますが、隙を突かれて領域展開「蕩蘊平線(たううんへいせん)」を許してしまいます。 必中攻撃を「落花の情」で避けつつも、必中術式「死累累湧軍(しるるゆうぐん)」を受けて直毘人は右腕を失うことに。 その後、駆けつけた伏黒恵の助けで領域から逃げようとするも、呪詛師に憑依した伏黒甚爾(とうじ)が逆に領域内へ侵入してきます。直毘人は甚爾を援護し、陀艮を倒すことに成功しました。

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漏瑚との戦闘で死亡

呪術廻戦 漏瑚
©︎芥見下々/集英社

陀艮を倒して領域が解除された後、休む暇も無く直毘人・真希・七海の3人の前には特級呪霊の漏瑚が登場。陀艮よりもずっと強い漏瑚から攻撃を受けて、七海と真希は倒れてしまいます。 漏瑚にまさるスピードや優れた術式を持つ直毘人も、右腕を失った状態では勝ち目がなく、あっという間に漏瑚の攻撃によって全身を火に包まれてしまいました。 その後彼の生死は不明でしたが、138話にてついに禪院直毘人が死亡したことが明らかになります。

直毘人は真希(まき)・真依(まい)の父親なのか

呪術廻戦 禪院真希
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

禪院直毘人の初登場は、真希が禪院家から出奔する場面です。呪力が少ない真希や妹の真依のことを「落ちこぼれ」と馬鹿にしていた直毘人は、真希の「私が当主になる」との宣言を聞くと、「相応の試練を与える」と返答しています。 彼の言った「相応の試練」の内容は、おそらく昇進の妨害です。その証拠に、真希は2級呪術師以上の実力を持っていますが、禪院家の妨害によって依然として4級に身を置いています。 こうした厳しい態度のほか、直毘人が姉妹の父親であることから、ファンの間では彼が真希と真依の父親なのではないかと噂されることもありました。しかし5巻でふたりの親の名前が「扇」であること、さらに16巻で扇が男性であることが判明し、彼こそが彼女たちの父親であると確定しています。

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禪院直毘人は実はいい人だった?

ところで、直毘人はファンの間で「実はいい人だったのでは?」と突然株が上がっているキャラでもあります。その第一の理由として挙げられるのは、やはり単行本13巻の陀艮との戦いで真希を助けたことでしょう。 この場面から彼は単に真希を疎ましく思っていただけでなく、守ろうともしていたという説も浮上。当主になるという宣言を頭ごなしに否定せず、「試練」を与えたのも、姉妹を思ってのことだったのではないかと考察されることもあります。 そのほか禪院家で迫害されていた甚爾ともそれなりの関係を保っており、少なくとも話が通じない人間ではないようです。しかし、単に禪院家の人間がクズすぎて相対的に良い人に見えるだけ、というだけの話のような気もしてきます。

禪院家の次の当主は伏黒恵!?遺言状の内容とは

呪術廻戦 伏黒恵
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

禪院家26代目当主である直毘人が死亡したため、彼の遺言が開封されることになります。遺言の内容とは、27代目当主を息子である直哉に譲ること。しかし五条悟が意思能力を喪失した場合はその限りでなく、当主は伏黒恵になるという条件も付け加えられていました。 渋谷事変にて呪霊側の策略にはまり、五条悟は封印されてしまっています。実は、直毘人は伏黒の父親である甚爾と事前に契約していたらしく、禪院家相伝の術式を継いだ伏黒恵が禪院家の当主になることが決まっていたのです。 対して伏黒は禪院家との繋がりは既にないと発言しており、彼自身に当主になる意思は一切ない様子。しかし当主になる気満々だった直哉にしてみれば、伏黒の存在は邪魔で仕方ありません。 今後は直哉と伏黒の戦い、もしくは伏黒が当主にならざるを得ない展開が描かれると予想されますね。

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【現在】禪院家は崩壊・伏黒恵も…

呪術廻戦 宿儺
©︎芥見下々/集英社

禪院家は、真依にすべてを託され完全な天与呪縛(フィジカルギフテッド)として覚醒した真希によって壊滅させられてしまいました。そのため、現時点で生存している禪院家の人間は真希と伏黒だけという状況です。 しかしその伏黒も宿儺に身体を乗っ取られ、自我を失っている状態にあります。宿儺が五条と交戦していることもあり、いずれは身体のコントロールを取り戻す可能性はありますが、今後の展開次第では一生元通りに戻れない可能性もありそうです……。

息子・禪院直哉との関係性

呪術廻戦 禪院直哉
©︎芥見下々/集英社

禪院直哉は直毘人の息子で、甚爾と真希、真依のいとこにあたります。当主の息子であることから自分が跡を継ぐものと思い込んでおり、とにかくプライドが高く男尊女卑の傾向も強いなど、いろいろな意味で救いようのない人物です。 父親と同じく「投射呪法」の使い手である直哉ですが、高い実力の持ち主であるにもかかわらず、性格が悪いせいで人望は皆無でした。 直毘人も遺言状で(条件付きとはいえ)恵を当主とする意向をしめしていることから、息子が当主にふさわしいとは思っていなかったようです。また単純に、十種影法術という術式のほうがすぐれていると考えていたのもあるかもしれません。

アニメ『呪術廻戦』で禪院直毘人を演じた声優は中田譲治(なかたじょうじ)

中田譲治

アニメ『呪術廻戦』で禪院直毘人を演じたのは、声優の中田譲治。渋オジ系の演技に定評があり、敵にいる重役を演じることが多い印象があります。俳優や吹き替え、ゲーム声優など、幅広いメディアで活躍する大御所声優です。 声優としての主な出演作には、『からくりサーカス』パンタローネ役や『ケロロ軍曹』ギロロ伍長役、『宝石の国』金剛先生役、『ぬらりひょんの孫』牛鬼役、「Fateシリーズ」言峰綺礼役、『ゴールデンカムイ』土方歳三役などがあります。

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【呪術廻戦】直毘人は人知を越えたスピードを誇る“最速の術師”

呪術廻戦
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

呪術界御三家の禪院家26代目当主にして特別1級呪術師の禪院直毘人は、「投射呪法」を用いて人知を越えたスピードを誇る“最速の術師”です。しかし特級呪霊「陀艮」との戦闘では右腕を失い、続いて現われた漏瑚にはあえなく敗北を喫してしまいます。 死して尚、次期当主を巡る争いを生む遺言を残した直毘人は、今後のストーリーにもまだまだ関わってくる重要人物です。果たして彼の遺言はどのような波乱を生み出すのでしょうか?『呪術廻戦』の今後の展開からも目が離せません!

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