綾瀬川弓親は美しきナルシスト!死亡説や活躍を徹底解説【BLEACH】
綾瀬川弓親が大活躍する37巻を
新作アニメも放送され改めて注目を集めている人気漫画『BLEACH』。 この記事ではユニークなキャラクターで人気を集めている綾瀬川弓親について徹底解説!基本的なプロフィールやその強さはもちろん、一部で囁かれている死亡説などについてもしっかり紹介していきます。 ※この記事は「BLEACH」の重要なネタバレを含みます。
『BLEACH』綾瀬川弓親のプロフィール
所属 | 十一番隊 |
---|---|
階級 | 第五席→第三席 |
斬魄刀 | 藤孔雀 |
誕生日 | 9月19日 |
身長 | 169cm |
体重 | 56kg |
性別 | 男 |
声優 | 福山潤 |
護廷十三隊十一番隊に所属する綾瀬川弓親。おかっぱ頭と右目及び右眉についている派手なエクステが特徴的な男性です。美しいものを好むナルシストであり、派手かつ洗練された見た目には強いこだわりがある模様。 ちなみに十一番隊「五席」にいるのは「五」という文字が美しくて好きだから。このように強い美意識を持っている彼ですが、本当に美しいものに対しては嫉妬心を抱くこともあるようで、作中では織姫に対して強い嫉妬を見せる場面が描かれています。 また同じく十一番隊に所属している班目一角とは死神になる前からの付き合い。他者に厳しい部分もある弓親ですが、一角に対しては彼の矜持を尊重する場面もあるなど強い信頼関係で結ばれているようです。
【能力】綾瀬川弓親の斬魄刀は藤孔雀
藤孔雀
弓親の持つ斬魄刀は「藤孔雀」です。解号は「咲け」となっており、始解すると刀からショーテルのような形状に変化し、刀身が4つに増加。尸魂界編で岩鷲と戦った際にはこの刀でギリギリのところまで彼を追い詰めました。 ちなみに藤孔雀は始解しても形が変化するのみで、特殊な効果などは持っていません。肉弾戦を得意としている十一番隊にはふさわしい斬魄刀と言えるでしょう。
瑠璃色孔雀
弓親が持つ斬魄刀の真の姿である「瑠璃色孔雀」。これはあくまでも「真の姿」という扱いであり、卍解というわけではありません。解号は「咲き狂え」となっており、始解すると無数の蔦が出現。この蔦に捕らえられた相手は動きを止められると同時に霊圧を吸収されてしまいます。 さらに霊圧が吸収されると蔦の持つ蕾が開き、弓親はその花を咥えることで敵の霊圧を自身のものにすることが可能です。このように瑠璃色孔雀は特殊な効果を持ついわゆる鬼道系の斬魄刀であり、直接攻撃系が推奨される十一番隊では「恥」とされる斬魄刀になっています。 そのため弓親は本来の能力を隠し、普段は藤孔雀として使用しているのです。ちなみに瑠璃色孔雀は藤色が嫌い。そのため藤孔雀と呼ばれることで拗ねてしまい、本来とは違う形になってしまうのだとか。
鬼道
弓親は斬魄刀が鬼道系のため、自分自身も鬼道を扱うことが得意なようです。ただ直接戦闘がモットーの十一番隊に所属しているので実際に使用する場面は少ない模様。 そのため本編でも攻撃用の「破道」を使用したシーンが1度登場しただけになっています。鬼道が苦手なメンツが揃う十一番隊のなかでは間違いなく上位の実力と思われますが、その真の実力ははっきりしていません。
卍解は未習得?
護廷十三隊のなかでも上位に入る実力者の弓親ですが、まだ卍解は習得できていないようです。本編では松本乱菊らと修行に励むシーンが描かれましたが、どうやら習得に乗り気ではない様子。 ちなみに瑠璃色孔雀は弓親曰く「高飛車で偉そうで世界で1番自分を美しいと思っている」かなりのナルシストのようで、対話しようとしても互いに「自分の方が美しい」と言い合いになってしまうようです。
【相方?】斑目一角との関係に迫る!
流魂街時代からの友人
弓親と一角は死神になる以前、流魂街にいた頃からの友人であり作中でもセットで登場することが非常に多いコンビです。また死神になってからも更木剣八に憧れる一角の後を弓親が追い、2人は十一番隊で切磋琢磨。 付き合いが長いためお互いの性格などは熟知しており、一角が卍解できることを知っていたのも弓親を含めごくわずかな仲間に限られていました。また一角が作中で初めて卍解を披露したエドラド戦では、正々堂々戦うことに誇りを持つ一角の性格を想ってかあえて加勢しない場面も。 その戦いが終わった後には「生きてると思ったよ、一角」と彼を信頼しきった様子を見せており、2人の強い絆を感じさせる名シーンとなっていました。
弓親は一角よりも強い?
十一番隊内の階級で言えば、三席に位置する一角の方が弓親よりも強いことになります。しかし弓親はこの階級について「三の字が最も美しいと思っているが、三は一角のものだから似ている五の字を背負うことにした」という主旨の発言しており、本来の実力が五席クラスではないことを示唆。 しかしながら一角は卍解「龍紋鬼灯丸」を習得するほどの実力者であり、一角の戦闘技術や身体能力は護廷十三隊のなかでも上位クラス。おそらく単純な斬り合いになってしまえば、一角に軍配が上がることになるでしょう。 ですが弓親は鬼道系のなかでも特に優秀な能力を持つ「瑠璃色孔雀」を所持しています。正面からの戦闘ではなく、瑠璃色孔雀や鬼道を利用した戦法を採用すれば、弓親が勝つ可能性はぐっと高くなります。 ただ弓親の性格上、一角との戦闘ではこのような戦い方をしないはず。実力は拮抗していると思われますが、性格も含めて考えると現状では一角の方が強いと言えるかもしれません。
【死亡説】綾瀬川弓親は生存している!死亡説が流れる理由とは?
マスク・ド・マスキュリンを迎え撃つも敗北
千年血戦篇ではシュテルンリッターの1人であるマスク・ド・マスキュリンと戦うことになった弓親。このときは一角及び檜佐木修兵とともに周囲を警戒しており、そこに不意を突くかたちでマスク・ド・マスキュリンが現れました。 戦闘シーンが描かれることはなく、場面が切り替わり戻ったときにはすでに戦闘修了。弓親たちは大敗を喫することになりました。しかも敗北後にマスク・ド・マスキュリンに抵抗した檜佐木と違い、弓親は何もすることなく戦線を離脱。 そのうえこれ以降弓親が登場する場面は長らく描かれず、安否不明の状態がしばらく続くことに。この展開により「弓親死亡説」が噂されるようになったのです。
弓親死亡説のきっかけとなる巻を
バンビエッタとの戦闘
マスク・ド・マスキュリンとの戦闘からしばらく経ち、久しぶりに本編に登場した弓親。ここでは一角とともに、シュテルンリッターの1人であるバンビエッタ・バスターバインと戦闘。 弓親はバンビエッタの能力を看破し、鬼道なども使用しながら一角をサポート。さらにバンビエッタの腕を斬り落とすなど活躍を見せますが、ゾンビ化していた彼女にとどめを刺せずに敗北。ここで戦線を離脱し涅マユリとバンビエッタの戦いを見守ることになりました。
バンビエッタ戦での活躍を
ゾンビ化した日番谷冬獅郎との戦闘
バンビエッタとの戦闘後、弓親と一角はゾンビ化した日番谷冬獅郎に遭遇。弓親は日番谷を鬼道により捕縛しようとするも、鬼道が通用しないと判断した一角が弓親をかばうかたちで攻撃を被弾。これにより片足が凍り付いた一角に対し日番谷は追撃を加えます。 一角にトドメが刺される寸前、弓親は日番谷の刀を受け止め瑠璃色孔雀の始解を開始。しかし日番谷の反撃にあってしまい、弓親は大きな傷を負うことに。彼は大量の血とともに地に倒れ、それからしばらく登場することはありませんでした。 ここで再び死亡説が噂された弓親。ですが、この後四番隊の虎徹副隊長らに治療を受け動けるようになったシーンが描かれました。
ゾンビ化した日番谷との戦闘を
【活躍】綾瀬川弓親の戦いをおさらい!
尸魂界篇
ルキア救出のため現れた一護らの前に一角とともに登場した弓親。一護と一角の戦闘が始まると、弓親は一護と行動をともにしていた岩鷲との戦闘を開始。さほど戦闘力の高くない岩鷲に対し余裕を持って戦い続ける弓親でしたが、最後には岩鷲の大技「血涙玉」を食らってしまい敗北を喫することに。 また剣八が護廷十三隊を裏切り織姫らに協力した際は、一角とともに剣八をサポート。ここで九番隊副隊長である檜佐木と戦うことになり、弓親は瑠璃色孔雀の力を使い見事勝利を収めました。ちなみに檜佐木は戦闘後「あんな斬魄刀アリかよ」と文句をこぼしており、その強さを高く評価しています。
破面篇
破面篇では現世への先遣隊として一角らとともに空座町へ出向いた弓親。現世到着当日に一角はいきなり破面の1人エドラドと戦闘。弓親はこの様子を見守り、一角の勝利を見届けました。 また空座町の決戦で、弓親はバラガンの部下であるシャルロッテ・クールホーンと対決することに。シャルロッテは弓親同様、強烈な美意識を持つナルシストであり、ここではコミカルな舌戦も展開。戦闘が始まると強敵シャルロッテに苦戦を強いられますが、最後には瑠璃色孔雀を解放し勝利を手にしました。
千年血戦篇
滅却師との激しい戦いが描かれた千年血戦篇。ここではシュテルンリッターの1人であるマスク・ド・マスキュリンと遭遇し、一角・檜佐木とともに大敗を喫し早々に戦線離脱。 その後回復し今度はシュテルンリッターのバンビエッタ・バスターバインと戦うことに。鬼道を交えながら一角をサポートし、バンビエッタの腕を落とすなど活躍を見せるもまたしても敗北。さらにこの後はゾンビ化した日番谷冬獅郎と遭遇し、ここでも致命傷を負い負けることになってしまいます。 大ダメージを立て続けに負った弓親ですが、命を落とすことはなく見事回復。このあとマユリと剣八が強敵ペルニダと遭遇した際に弓親も居合わせましたが、足手まといになると判断し自ら戦闘を離脱してしまいます。なかなか活躍の場面がなかった弓親ですが、最終話では十一番隊三席に昇任していました。
【名言】綾瀬川弓親の信念が垣間見える名言
「君に負けて 死ぬことになってもだ」
単行本37巻でシャルロッテ・クールホーンと戦った弓親。彼は周囲の目があるため瑠璃色孔雀を使うことができず、苦戦を強いられることになります。しかしシャルロッテの技「白薔薇ノ刑」により彼らの姿は周囲から不可視の状態に。これにより弓親は瑠璃色孔雀の開放を決意し見事勝利を収めます。 シャルロッテが「自分がこの技を使わなければ真の能力を解放しなかったのか?」と尋ねると、弓親はそれを認め「君に負けて死ぬことになってもだ」と返答。その言葉にシャルロッテは強烈な信念を感じ、弓親の強さを認めることに。弓親の美学が垣間見えるかっこよすぎる名言でした。
「醜い者が醜く永らえてなんになる?醜く生まれたのならば、せめて美しく死ぬべきだ」
単行本11巻で岩鷲と戦った弓親。じわじわと岩鷲をいたぶり追い詰めたとき、「醜い者が醜く永らえてなんになる?醜く生まれたのならば、せめて美しく死ぬべきだ」と強烈なドS発言を披露。 痛めつけても痛めつけてもしぶとく生き延びる岩鷲に対するこの発言には、弓親の恐ろしいほどの美意識が込められているように思えます。
「難儀な話さ 厭になるだろう? いつだって描くより破ることの方が容易くて 解くより結ぶことのほうが、ずっと難しいんだ」
このセリフが登場したのは単行本17巻。朽木白哉と阿散井恋次の死闘に差し込まれた回想シーンで発した一言です。 この言葉はおそらく信頼し合っていながら離れることになった、恋次とルキアを指して言っていると思われます。一時はルキアを追い敵として登場した恋次。しかし一護に心を揺さぶられ、ルキアのために隊長である白哉と対峙。恋次の切ない気持ちを表現したこのセリフに感動した読者も多かったようです。
【声優】綾瀬川弓親役は福山潤!
アニメで弓親役を務めたのは人気声優の福山潤です。 1997年にデビューして以降コンスタントに活躍を続けており、『コードギアス 反逆のルルーシュ』のルルーシュ役や『青の祓魔師』の奥村雪男役など数多くの人気キャラを担当。2023年には『ツルネ -つながりの一射-』で二階堂永亮役を務めました。
綾瀬川弓親は作中屈指の個性派キャラ!
個性豊かな面々が揃う『BLEACH』のなかでもとびきり個性的な綾瀬川弓親。 ナルシストでイヤな奴かと思いきや、男らしく信念を貫き通す意外な一面も持っています。これを機に本作を読み返し、弓親の活躍を改めてチェックしてみてはいかがでしょうか!
綾瀬川弓親が大活躍する37巻を