【歴代作品】ジブリの魔女一覧解説!どんな魔女として描かれた?

魔女が登場するジブリ作品は『魔女の宅急便』だけではないんです!ほかの作品にも、ジブリらしい魅力たっぷりな魔女たちが登場しています。 そこで今回は、歴代ジブリ作品に登場する魔女たち一覧を紹介!全キャラクターの登場シーンや台詞なども解説します。 ※この記事は各ジブリ作品の重大なネタバレを含みます。
【一覧】歴代ジブリ魔女を紹介
キキ/『魔女の宅急便』

作品名 | 『魔女の宅急便』 |
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公開年 | 1989年 |
キャラクター名 | キキ |
魔女の血を引く主人公・キキは「13歳になったら1年間、魔女のいない街で暮らす」という掟に従い、空を飛ぶ魔法だけを携え修行へ向かいました。 海が見えるコリコ街へ辿り着くも、都会の人々の冷たさに戸惑うキキ。そんな中、パン屋「グーチョキパン店」のおソノさんと出会い、屋根裏での新生活が始まります。さまざまな出会いと挫折を経験する中で、キキは自身の心と向き合い成長していきます。
コキリ(キキの母親)/『魔女の宅急便』
作品名 | 『魔女の宅急便』 |
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公開年 | 1989年 |
キャラクター名 | コキリ |
キキの母親・コキリは「ほうきで空を舞う」と「薬草から薬品を作る」という2つの魔法を操る熟練の魔女。人間の夫・オキノとキキ、3人で暮らしています。 黒い服装が気に入らない娘・キキに対しては「そんなに形にこだわらないの。大切なのは心よ」と伝えるなど、包容力のあるお母さん。一方で、薬品づくりに失敗するとおどける様子も見せ、キキの明るさが母親譲りであることがうかがえます。
先輩魔女/『魔女の宅急便』

作品名 | 『魔女の宅急便』 |
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公開年 | 1989年 |
キャラクター名 | 不明(エンドロールには先輩魔女と記載) |
キキがコリコ街へ向かう途中で出会う先輩魔女の、正式な名前は明かされていません。ちなみに相棒の猫は原作で「ププ」と名付けられています。 少々上から目線な物言いが鼻につきますが、キキが自分の特技は何かを考え、宅急便を始めるきっかけになったキャラクターです。「修行を終える」という発言から、年齢は14歳だと推定できます。
湯婆婆/『千と千尋の神隠し』

作品名 | 『千と千尋の神隠し』 |
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公開年 | 2001年 |
キャラクター名 | 湯婆婆 |
『千と千尋の神隠し』の主人公・千尋が働く「油屋」の経営者・湯婆婆も魔女の1人です。千尋と契約を交わした際に名前を取った場面と、湯婆婆のセリフ「贅沢な名だねぇ」はジブリファンなら誰もが知る名シーン。 物体の遠隔操作、湯バードへの変身、光線弾など、多彩な魔術を持っています。基本は冷徹ですが、坊の前でデレデレになる様子や、カオナシから油屋を守ろうとするリーダーらしい姿など、時折見える人間味が憎めないポイントです。
銭婆/『千と千尋の神隠し』

作品名 | 『千と千尋の神隠し』 |
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公開年 | 2001年 |
キャラクター名 | 銭婆 |
湯婆婆の双子の姉・銭婆は、妹と同等(もしくはそれ以上)の力を持つ魔女。妹がきらびやかな場所で生活しているのに対し、銭婆は油屋から海原電鉄に乗った先にある「沼の底」という田舎でひっそりと暮らしています。 釜爺いわく「恐ろしい人物」であり、無数の式神を使って遠隔でハクを痛めつける一面も。しかしそれは湯婆婆の命令で契約印を盗んだためであり、平常時は思慮深い優しいお婆ちゃんです。
サリマン/『ハウルの動く城』

作品名 | 『ハウルの動く城』 |
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公開年 | 2004年 |
キャラクター名 | サリマン(原作:ベン・サリマン) |
サリマンは、魔法学校の校長と王室付き魔法使いという二つの地位を兼ねる、最強の魔女。荒地の魔女から魔力を奪ったのも彼女の力によるものです。 かつての弟子ハウルを高く評価し、後継者として期待していました。しかし自身の元を離れ、戦争に協力しないことから一転、攻撃対象に。小姓(こしょう)たちを少年時代のハウルの姿に変えている点も含めて、恐ろしい執着心が垣間見えます。
荒地の魔女/『ハウルの動く城』

作品名 | 『ハウルの動く城』 |
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公開年 | 2004年 |
キャラクター名 | 荒地の魔女(ニーニャ) |
荒地の魔女は、主人公・ソフィーに呪いをかけて老婆に変えてしまった張本人。悪魔と契約して強力な能力と美貌を手に入れた荒地の魔女は、強大な魔力を持つ「ハウルの心臓」を狙っていました。劇中では魔力を奪われ、本当の姿に戻ってしまいます。 過去の姿は三鷹の森ジブリ美術館で上映された短編アニメ『星をかった日』に登場していました。作中で登場する美しい魔女・ニーニャが荒地の魔女、と鈴木敏夫プロデューサーが2012年のニコ生にて言及しています。
ハウル/『ハウルの動く城』

作品名 | 『ハウルの動く城』 |
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公開年 | 2004年 |
キャラクター名 | ハウル(原作:ハウエル・ジェンキンス) |
ハウルは魔女ではありませんが、魔法を操る魔法使いです。星の子だったカルシファーが消える直前に「契約」という形で、ハウルが生を与えます。その契約によって強力な力を得る代わりに、ハウルは理性を失い始めていました。 通称「鳥ハウル」とファンの間で呼ばれる、ツバメのような姿に変身可能。またサリマンの発言から、魔法使いとしてトップクラスの実力があると分かります。
アーヤ/『アーヤと魔女』

作品名 | 『アーヤと魔女』 |
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公開年 | 2020年 |
キャラクター名 | アーヤ・ツール(アヤツル) |
ジブリ映画で久々の魔女として登場した『アーヤと魔女』の主人公で10歳の魔女・アーヤ。本名はアヤツルで、文字通り「操る」能力に長けていました。 アーヤは雑用係として魔女のベラ・ヤーガに引き取られます。魔法を一向に教えてくれない状況に嫌気が差したアーヤは、ベラ・ヤーガの使い魔で黒猫のトーマスの力を借りて、一泡吹かせようと反撃に出ました。
ベラ・ヤーガ/『アーヤと魔女』

作品名 | 『アーヤと魔女』 |
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公開年 | 2020年 |
キャラクター名 | ベラ・ヤーガ |
アーヤを雑用係として引き取る魔女のベラ・ヤーガ。一筋縄ではいかないアーヤの策略にハマってしまうベラは、結局彼女を助手として迎えることになりました。 劇中では、かつてアーヤの母とベラの同居人・マンドレークとともにロックバンド「EARWIG」を結成していた過去が明らかになります。
アーヤの母親/『アーヤと魔女』
作品名 | 『アーヤと魔女』 |
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公開年 | 2020年 |
キャラクター名 | 不明(アーヤの母親) |
アーヤの母は、ロックバンド「EARWIG」のボーカルとして、ベラやマンドレークとともに活動していました。しかし魔女の掟を破ったことから、12人の魔女に追いかけられる身に。バンド仲間と別れ、自分の娘・アヤツルを孤児院に預けたのです。 劇中ではアーヤの母親が戻ってきたところで終了。アーヤの反応やベラ達との再会、12人の魔女との決着などが描かれていないため、続編での伏線回収が期待されます。
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