2024年5月6日更新

実写版『耳をすませば』のキャスト一覧!登場人物がアニメ版とは違う?

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『耳をすませば』
©︎柊あおい/集英社 ©︎2022『耳をすませば』製作委員会

スタジオジブリ製作のアニメーション映画で知られる『耳をすませば』。2022年には、松坂桃李と清野菜名がW主演を務め、『僕だけがいない街』(2016年)や『春待つ僕ら』(2018年)の平川雄一朗がメガホンを取り、実写版が公開されました。 この記事では、実写映画『耳をすませば』のキャストを紹介します。

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実写版『耳をすませば』キャスト一覧・作品概要

実写版『耳をすませば』の作品概要

公開年 2022年
主題歌 「翼をください」(杏)
キャスト 清野菜名 , 松坂桃李
監督 平川雄一朗

読書好きな中学生・月島雫(安原琉那)は、図書貸出カードでよく名前を見かけていた天沢聖司(中川翼)と最悪の出会いを果たします。しかし聖司の夢に向かって邁進する姿に、雫は惹かれていきます。彼に触発され自分の夢を見つけた雫でしたが、聖司はイタリアに渡ることに。 2人は離れ離れになってもそれぞれ夢を追い、10年後に再会することを誓いました。 そして10年後の1999年。出版社で働きながら作家を目指す雫(清野菜名)は、イタリアで奮闘している聖司(松坂桃李)を思うことで自分を奮い立たせていましたが、あるとき限界に達し、聖司に会いに行く決意をします。

実写版や10年後は見たくない!?懸念の声も

今回の実写化は再現度が云々よりも、ファンがあの頃の2人の延長上にある未来だと納得する作品なのか、という点が評価の分かれ目となりました。 原作もアニメ版も女性を中心に支持されましたが、メインのファン層は幼い子どもたちでした。しかし実写版は20代~30代になった彼女らの目線で共感できる、適度なリアリティのある作品になっています。 ままならない現実のなかでも夢を追いながら、かつての結婚の約束を今も持ちつづける雫と聖司の姿にキュンとします。

月島雫役/清野菜名(中学時代:安原琉那)

『耳をすませば』
©︎柊あおい/集英社 ©︎2022『耳をすませば』製作委員会

月島雫は、出版社に勤めながら作家を目指しています。 大人になった10年後の雫を演じるのは、清野菜名。彼女は、2020年1月からのドラマ『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』で横浜流星と共にダブル主演を務めて注目を集めました。その後も「今日から俺は!!」シリーズや『婚姻届に判を捺しただけですが』(2021年)など、注目度の高い作品に出演しています。 『耳をすませば』の世界に雫として存在できることを、嬉しく光栄に思っていると言う清野。雫の思いに寄り添い、ピュアな心を大切に、丁寧に演じたいと意気込みを語っています。

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中学時代の月島雫を演じるのは安原琉那

『耳をすませば』
©︎柊あおい/集英社 ©︎2022『耳をすませば』製作委員会

読書好きな中学時代の雫を演じるのは、本作が映画初出演となる15歳の安原琉那です。 キッズモデルや子役として活躍してきた彼女は、2019年の朝ドラ『スカーレット』で桜庭みなみ演じるヒロインの妹・川原直子の幼少期を演じたことで知られています。

天沢聖司役/松坂桃李(中学時代:中川翼)

『耳をすませば』
©︎柊あおい/集英社 ©︎2022『耳をすませば』製作委員会

一流のチェロ奏者になるため、イタリアに留学している天沢聖司。アニメ版では彼はバイオリン職人を目指していましたが、実写版ではチェロ奏者に変更されています。 そんな10年後の彼を演じるのは、松坂桃李。彼は2019年にはNHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』に出演し、『居眠り磐音』と『新聞記者』の2本の映画に主演するなどの活躍を見せました。 2021年にも映画『あの頃。』と『孤狼の血 LEVEL2』で主演を務め、後者では日本アカデミー賞で優秀主演男優賞を受賞しています。 アニメ版を何度も観たという松坂は、歯がゆさや甘酸っぱさといったあの頃にしかないものが詰まっていると感じていたそう。自分も想像していたその後の物語に関われることを嬉しく思うと発言しています。

中学時代の天沢聖司を演じるのは中川翼

『耳をすませば』
©︎柊あおい/集英社 ©︎2022『耳をすませば』製作委員会

中学時代の聖司を演じるのは、4歳のときにキッズモデルとして活動をはじめた中川翼。 その後子役として活躍するようになった彼は、映画『浅田家!』では妻夫木聡が演じた主人公の兄・浅田幸宏の幼少期の役を演じ、『光を追いかけて』では主人公の中島彰役を務めました。

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杉村竜也役/山田裕貴(中学時代:荒木飛羽)

『耳をすませば』
©︎柊あおい/集英社 ©︎2022『耳をすませば』製作委員会

野球部に所属し雫に甘酸っぱい片想いをしていた杉村。彼の10年後を、『東京リベンジャーズ』(2021年)などで人気を博す俳優の山田裕貴が演じます。 山田はコロナ渦で完成が危ぶまれた本作の完成に安堵するコメントを寄せ、作品の内容については「その10年があるから今が、未来が、輝く。この作品がどんな形で皆さんに受け取ってもらえるか楽しみです」と語りました。

中学時代の杉村竜也を演じるのは荒木飛羽

雫たちのクラスメイト、杉村の学生時代を演じるのは、ドラマ「あなたの番です」や『るろうに剣心 最終章 The Final』などに出演した荒木飛羽です。 実写版でも雫との神社での名シーンが再現されました。

原田夕子役/内田理央(中学時代:住友沙来)

『耳をすませば』
©︎柊あおい/集英社 ©︎2022『耳をすませば』製作委員会

中学時代に杉村に片思いしていた雫の親友・原田夕子。 10年後の夕子を演じるのは内田理央です。モデル出身の内田ですが、ドラマ『来世ではちゃんとします』ではシーズン3まで主役を務め女優としての才能を開花させています。 本作について「原作から10年後という時代背景なので、平成の懐かしさも感じつつ、成⻑したみんなの姿にちょっとド キドキしながら撮影をしました。」と語っています。また「大人になった夕子と杉村の関係性にも是非注目してください。」と気になるコメントを残しました。

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中学時代の原田夕子を演じるのは住友沙

雫の親友・夕子を演じるのは、映画『糸』(2021年)やドラマ「ラジエーションハウス」へ出演した住友沙来です。公開前には、杉村への思いはどうなったのか、甘酸っぱいときめきを思い出させてくれる場面写真も公開され注目を集めました。

【雫の担当作家】園村真琴役/田中圭

田中圭

出版社に勤める雫の担当作家である園村。スランプに陥っている彼ですが、雫の夢の後押しをしてくれます。 そんな園村を演じるのは田中圭です。ドラマ『あなたの番です』(2019年)など大人気作に出演し、いまや押しも押されもせぬ人気俳優の名演に注目です。

【出版社の先輩】津田みどり役/松本まりか

『耳をすませば』雫の先輩
©︎柊あおい/集英社 ©︎2022『耳をすませば』製作委員会

雫が勤める出版社の先輩・津田みどり。横暴な編集長のもと、うまくやっていくことを最優先に考えており、やたらと部長とぶつかる雫にやや冷ややかな視線を向けています。 みどりを演じるのは松本まりか。「あざとかわいい」で注目された松本ですが、ドラマ『先生を消す方程式。』(2020年)や『名探偵ステイホームズ』(2022年)などで確かな実力を見せ、活躍し続けています。

【出版社の後輩】高木洋輔役/中田圭祐

『耳をすませば』雫の後輩
©︎柊あおい/集英社 ©︎2022『耳をすませば』製作委員会

高木洋輔は雫の後輩社員で、仕事よりもプライベートを優先したいタイプ。 そんな高木を演じるのは、雑誌「メンズノンノ」モデルの中田圭祐です。俳優としてはこれまで『花の地晴れ〜花男 Next Season〜』(2018年)などに出演してきました。

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【出版社の部長】堀内部長役/音尾琢真

『耳をすませば』雫の上司
©︎柊あおい/集英社 ©︎2022『耳をすませば』製作委員会

雫の上司である出版社の堀内部長は、作家の特性はあまり考慮せず「売れるもの」を作ることを考え、園村の可能性を信じる雫と衝突します。 堀内部長を演じたのは音尾琢真。音尾は北海道の名優が集う演劇ユニット「TEAM NACS」の1人です。近年は「孤狼の血」シリーズや『死刑に至る病』(2022年)などに出演しています。

【雫/聖司の家族】地球屋の店主役/近藤正臣

バロンを置いていたお店・地球屋の店主であり、聖司の祖父。 演じるのは近藤正臣です。アニメ版では優しく2人を導いてくれるような存在だった店主は、実写版でも夢と現実の間で悩む雫に助言を与えてくれます。

【雫/聖司の家族】猫のムーン役/ぽんず

耳をすませば
©︎柊あおい/集英社 ©︎2022『耳をすませば』製作委員会

雫を地球屋へと導いた、デブ猫のムーンを演じるのはタレントねこのぽんず。映画『コーヒーが冷めないうちに』(2019年)にも出演している売れっ子です。 オーディションではすべての演技を唯一完璧に披露し、その実力で役を勝ち取り、本作でもキュートな姿を見せてくれます。

【雫/聖司の家族】月島靖也役/小林隆

雫の父・靖也を演じるのは小林隆です。代表的な役は『古畑任三郎』シリーズの向島音吉役。近年は『義母と娘のブルース 新年スペシャル』(2022年)などに出演しています。

【雫/聖司の家族】月島朝子役/森口瑤子

雫の母・朝子は、実家で暮らす雫に優しく接し、夢を追いかける彼女を応援しています。 演じるのは、『万引き家族』(2018年)や「相棒」シリーズなどへの出演で知られる森口瑶子です。

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主題歌は杏の「翼をください」

杏 アー写
©Junko Tamaki(t.cube)

主題歌は、誰もが知る名曲の「翼をください」です。アニメ版では主題歌「カントリーロード」が物語の重要な要素となっていましたが、「翼をください」にも同じように、雫の思いとリンクした重要な意味合いが込められているのでしょうか。 歌っているのは女優・歌手の杏。透明感あふれる歌声でカバーしています。杏は歌手として過去にも、ドラマ『おじいちゃんは25歳』でKANの「愛は勝つ」をカバーしていました。

実写版『耳をすませば』のロケ地は?

イタリア

『耳をすませば』(2022年)
©︎柊あおい/集英社 ©︎2022『耳をすませば』製作委員会

公開延期の理由について、「コロナ禍で海外渡航や密集しての撮影が不可能になり、撮影スケジュールに遅れが出たため」と公式から発表がありました。具体的な国名までは触れられませんでしたが、本作の撮影では海外ロケが行われたようです。 原作でもアニメ版でも、天沢聖司の修行先にはイタリア(クレモナ)が設定されていました。そのため、実写版のロケ地として使われているのはほぼ間違いないでしょう。

聖蹟桜ヶ丘駅

耳をすませば

アニメ版『耳をすませば』の聖地で特に有名な京王線・杉の宮駅。実在しない駅ですが、駅構内のつくりから「聖蹟桜ヶ丘駅」がモデルとされています。 本作の撮影でも聖蹟桜ヶ丘駅周辺が使われているのか注目されているものの、今のところ付近でのキャストの目撃情報はなく、映画の公開まで国内ロケ地はわかりません。 他にも、愛宕団地や金比羅神社、いろは坂など名シーンの舞台だと噂されている聖地があるので、それらの場所が登場するのかも気になるところですね!

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実写版『耳をすませば』のキャストを一覧で紹介しました

耳をすませば 実写
©︎柊あおい/集英社 ©︎2022『耳をすませば』製作委員会

原作でもアニメ版でも明かされていない、20代の雫の物語を描く実写版『耳をすませば』。 キャストも主演の清野菜名と松坂桃李に加え、田中圭、松本まりから豪華俳優陣が集結。まさに盤石の布陣でファンの期待を超えるものなりました。 ジブリ版や原作との比較を楽しむも良し、新たな物語として楽しむも良しといったさまざまな楽しみ方ができる作品です。ぜひ自分なりの視点で観てみてください。