2022年10月11日更新

「ワンピース」セラフィムとは?新型パシフィスタの正体はルナーリア族×七武海のクローン?

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ワンピース ONE PIECE 書影
©尾田栄一郎/集英社

『ONE PIECE』の原作1059話が話題となっています。理由は海軍の新兵器「セラフィム」の登場です。なぜこのセラフィムが話題になっているのでしょうか?今回は、新型パシフィスタ・セラフィムの正体について考察していきます! ※この記事は2022年10月現在までのネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

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【最新ネタバレ】新型パシフィスタ・セラフィムとは?

セラフィムとは、新型のパシフィスタのことで、海軍の新型兵器です。パシフィスタ自体は過去にも登場しており、これまでに出てきたパシフィスタは元七武海・バーソロミュー・くまの姿をした「人型兵器」でした。 今回登場した新型パシフィスタ・セラフィムも、人間の姿をしており、今まで登場したパシフィスタがプロトタイプと呼ばれていたので、今回のセラフィムは完成に近い形で導入されたものと考えられます。 製造者はおそらくこれまで名前だけが何度も登場している、海軍の科学者・Dr.ベガパンクでほぼ間違いありません。

「セラフィム」の意味

セラフィムとは日本語に訳すと「熾天使」の複数形で、天使の9つの階級の最も高い位にある天使のことです。複数形で呼ばれているのは、量産型だからでしょうか? 「熾天使」の名前の通りに、セラフィムには燃え盛る黒い翼が背中に生えています。この黒い翼が、ある種族の姿を連想させるとして、話題になっています。

【解説】セラフィムの特徴まとめ

  • ルナーリア族の特徴を持つ
  • 元七武海のメンバーの容姿
  • 外見は子供
  • 手からビームを放つことが可能
  • 瞳に星などの柄がある

原作1059話ではセラフィムは2体登場しました。どちらも幼い子どもの姿で、とても兵器には見えません。さらに「黒い翼」「白髪」「褐色肌」といった特徴があります。これは百獣海賊団大看板「キング」、ルナーリア族の特徴と共通しています。 つまり、子供にしてルナーリア族の身体能力を持っているということです。また、幼い容姿に反して力は大きく、セラフィムと対峙した黒ひげも「こいつデケェ」と驚いていました。政府は過去にキングの人体実験を行っていたので、その際にルナーリア族の因子を得たのかもしれません。 そして最大の特徴は、これまでに登場した七武海の姿にそっくりだということ。作中で登場したセラフィムはボア・ハンコックとジュラキュール・ミホークを小さくしたような姿で、ハンコックの妹も「姉様の小さい頃に瓜二つだった」と発言しています。

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【考察】セラフィムの正体は七武海のクローン?

七武海の姿にそっくりだったセラフィム。この事実から考察できるのは「セラフィムの正体は七武海のクローンではないか?」ということです。七武海の制度撤廃と同時に投入された新兵器のセラフィム、その正体が七武海のクローンにルナーリア族の力を掛け合わせたものだとしたら、政府が七武海を不要と判断したのも納得できます。 ではなぜ幼いのか?についてですが、「時間がなかったから」ではないでしょうか。ホールケーキアイランド編でジェルマもクローンの製造に成功していることがわかっています。その際に「20歳の兵士を1人作るのに5年かかる」との発言があり、クローンを成人化させるのに普通の人ほどではなくとも時間がかかることがわかりますね。セラフィムは完成を待たずに、未完成の状態で投入されたのかもしれません。 ところで、元七武海で素性がわかっていない「エドワード・ウィーブル」というキャラが存在します。元四皇・白ひげの息子を自称する人物ですが、体にはつぎはぎのような跡があります。もしかしたら彼もクローンであり、つぎはぎは改造された痕かなにかではないでしょうか?見た目通りの年齢でないとしたら、見た目にそぐわない辿々しい喋り方にも納得できます。

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【最新】くまの姿をしたセラフィムも登場!

原作1062話にて、バーソロミュー・くまの姿をしたセラフィムも登場しました。政府が管理していたようで、くまのセラフィムをベガパンクがいる「エッグヘッド」に返すのがCP-0に言い渡された指令のようです。 くまの姿は以前からパシフィスタとして運用されていたので、少し分かりづらいところがありますが、ルッチが「クソガキ」と呼んでいたので、プロトタイプの方ではないでしょう。体が大きくパッと見た限りでは子どもに見えませんが、よく見てみると本物のくまより若いことがわかります。 セラフィムの特徴の白髪はなく黒い髪をしていますが、公式のTwitterによるとこれは作画ミスであるとのこと。単行本で白髪に修正するようです。本当は白髪だとすると、登場したくまがセラフィムであることは間違いありませんね。

他の元七武海のメンバー

ハンコック・ミホーク・くまと立て続けに、七武海だったメンバーがセラフィムとして登場しました。今後も七武海だったキャラクターに瓜二つのセラフィムが登場する可能性が高いです。以下のようなキャラクターにそっくりのセラフィムが登場するかもしれません。

  • ドンキホーテ・ドフラミンゴ
  • サー・クロコダイル
  • ゲッコー・モリア
  • ジンベエ
  • マーシャル・D・ティーチ
  • トラファルガー・ロー
  • バギー
  • エドワード・ウィーブル

上記で挙げた中ではエドワード・ウィーブルだけ作中でスポットが当たったことがないので、セラフィムが登場するか、本人とセラフィムに何か関わりがあるかもしれません。 他にはバギーのセラフィムなんか登場したら面白いかもしれません。はたして素の実力が微妙なバギーでもセラフィム化すれば強くなるのでしょうか……?

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【強さ】セラフィムはどのくらい強い?

元七武海の討伐に投入されたセラフィムは、四皇の黒ひげに対抗できるほど強いです。黒ひげに武装色を使わせるほど強力な攻撃をぶつけ、彼にヤミヤミの力を出させるほど追い詰めました。 四皇である黒ひげ海賊団のメンバーを蹴散らし、生半可な攻撃は通さない防御力も持ちます。旧型のパシフィスタも使っていた手からビームを出す能力も使用できます。 海軍大将・藤虎が言及していた新兵器はおそらくこのセラフィムです。藤虎は新兵器を見て(藤虎は目が見えないので正確には聞いたか、力を感じ取ったと思われます)七武海はもういらないと発言していたので、七武海の穴を埋められるほどの強さを持っているのでしょう。しかもセラフィムは七武海のように政府に素直に従わない問題児ではなく、ある程度はコントロールできると考えられます。

セラフィムは七武海の特徴を持つ?

ミホークとそっくりのセラフィムが刀を使って戦っていたことから、セラフィムは元になった人物の特徴を再現できるものと考えられます。ミホークは世界一の剣士と呼ばれる強者、剣の才能も凄まじかったのでしょう。 一方、ハンコックに瓜二つのセラフィムは、ハンコックの能力である「メロメロの実」の能力を出す様子は見せていませんでした。現在の科学ではクローンを作り出す技術はあっても、元となった人物の悪魔の実の能力までは再現できないのかもしれません。 七武海をクローンの素体としたのは、人権がないからかもしれませんが、元となった人物の戦闘能力の高さに目をつけた可能性が高いですね。

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なぜセラフィムはルナーリア族の特徴を持つのか?

セラフィムには「黒い翼」「褐色肌」「白い髪」と、ルナーリア族の特徴を持つことが判明しています。これはいったいなぜなのでしょうか? その理由は、セラフィムがルナーリア族の「血統因子」から作られているからだと考えられます。「ワンピース」世界ではベガパンクの研究によって、人間には現実で言うDNAのようなものがあることが発見されていました。 政府がどこでルナーリア族の因子を手に入れたかですが、ルナーリア族であるキングは少年期に政府に捕らえられ人体実験を受けたことがわかっています。おそらく彼の因子を研究したのでしょう。 次に気になるのはルナーリア族の因子を加えた理由です。単純に考えると、ルナーリア族自体がめちゃくちゃ強い種族だったのかもしれませんね。

パシフィスタについておさらい解説!

セラフィムはこれまでに登場していた人型兵器「パシフィスタ」の発展系と考えられます。関連性の高い存在なので、パシフィスタについてもおさらいしておきましょう。 旧型のパシフィスタはすべてバーソロミュー・くまの姿をしていました。個体としては「PX-1」「PX-4」などと呼ばれています。このことから、くまのクローンと考えて良いでしょう。 自我は存在しないようで、ロボットのようにプログラミングされた行動をとります。くまいわく「未完成」の兵器ですが、一体を作るのに海軍の軍艦一隻分の費用が必要とのこと。 強さはグランドラインの前半の海では驚異的なものがあり、シャボンディ諸島編での麦わらの一味全員で戦って、なんとか倒せる強敵でした。2年後にはあっさり倒されてかませ犬化してしまいましたが……。 2年後の新世界編開始時では、戦桃丸がパシフィスタを「試作品(プロトタイプ)」と呼んでいたので、この時点で新型が作られている伏線は既に匂わされていました。

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「ワンピース」セラフィムは今後どう活躍する?

今回は「ワンピース」の原作1059話に登場した、セラフィムについて考察しました。セラフィムの正体がクローンだとすると、登場するクローンが七武海だけとは限りません。 ベガパンクはカイドウの「血統因子」を研究していたので、今後もしかするとカイドウのクローンが量産されて登場する、なんて悪夢のような展開が起こるかもしれません。だとしたら誰が勝てるのでしょうね……。 世界の秩序を守る海軍の新兵器でありながら、あまりにも倫理観を無視した衝撃の姿に騒然となったセラフィム。今後は本物VS偽物などの展開もあるかもしれません。セラフィムの今後の活躍に注目しましょう!