「ワンピース」ハンコックが死亡？現在の状況やレイリーとの親子説も考察

「ワンピース」に登場するハンコックは、元々は気高く美しい王下七武海の1人でした。しかしルフィの人柄に惚れた彼女は乙女の表情をみせるようになり、そのギャップで読者を虜にしています。 そこで本記事ではハンコックの最新情報や過去、強さについて徹底解説していきます！ ※この記事は「ワンピース」の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

ワンピースの世界では、世界政府に公認された7人の海賊たちは王下七武海と呼ばれています。 政府と協力関係となる代わりに指名手配を取り下げられるので、政府の犬と言われることもありますが、指名されるにはかなりの知名度と強さが求められるのです。 ボア・ハンコックは九蛇海賊団船長で、海賊女帝とも呼ばれる美人海賊です。自分でもそれがわかっているので、美貌を鼻にかけて身勝手な振る舞いをすることもあります。 蛇姫と呼ばれることもあり、身長191cm、バストはJカップという超人的なプロポーションです。

結論から言うと、2025年12月12日時点ではハンコックは死亡していません。 ただ、死の匂いを感じさせる危機に陥ったことは確か。ここからはハンコックが窮地に立たされたエピソードについて紹介していきます。

各国の王がマリージョアに集結し、様々な議題について議論するレヴェリー。そのレヴェリーにて、遂に世界政府が略奪を認める海賊「王下七武海」制度の撤廃が決定されます。 公認ではなくなった王下七武海はただの海賊です。撤廃が決定した直後、海軍の猛者が捕縛のため彼らのもとに向かいます。ミホークは久々の感覚に高揚し、バギーは突然の決定に動揺が隠せません。そしてハンコックが住む女ヶ島も、海軍の軍艦に包囲されてしまいました。 頂上戦争の招集のときから王下七武海の地位を重要に感じていたニョン婆は、この事態に慌てます。しかし、ハンコック自身は「自分たちが王下七武海になったのは強いからだ」と落ち着いた様子でした。 また、のちの展開でハンコック拿捕に動いていた海兵が、機密特殊部隊「SWORD」に属するコビーやヘルメッポたちだったと判明。彼らはハンコックたちの抵抗を受け、大きな苦戦を強いられることになります。

ハンコックたちと海軍の激戦に、彼女の力を狙う黒ひげが乱入。ハンコックはメロメロの実の能力で、黒ひげ海賊団や海兵たちを次々に石化していきます。しかし、黒ひげがヤミヤミの実の力を駆使し、ハンコックを捕えることに成功しました。 ハンコックは「全員大人しく帰るなら石化を解く」と要求するも、黒ひげは「解放したら俺を石にするつもりだろう」と反論。両者の主張は平行線となり、困り果てた黒ひげはハンコックを殺してしまおうと考えます。

絶体絶命のピンチに立たされたハンコックの前に、強烈な覇気を纏ったシルバーズ・レイリーが現れます。彼は黒ひげとハンコックの仲裁に入り、「石化を解く」こと、その引き換えに「海軍及び黒ひげ海賊団が島外へ撤退すること」を認めさせました。 勝負は痛み分けとなり、ハンコックはレイリーのおかげで何とか生存。敵も島の外へ出ていき、騒動がひとまず落ち着くことになります。

ハンコックはもともと天竜人の奴隷でしたが、フィッシャー・タイガーの暴動により脱走に成功。そののちレイリーやシャクヤクたちに匿われたことがわかっています。さらに、ハンコックが黒ひげたちに襲われた際も、2人が救援に駆けつけました。 このことから、「レイリーとシャクヤクがハンコックを特別視している」という説が浮上。一部読者のあいだで「ハンコックはレイリーたちの娘なのでは？」と噂されるようになりました。 ただ、その説が正しいのであれば、なぜハンコックが奴隷になっていたのかが疑問です。レイリーたちが子供を手放すとは思えないため、親子説の信ぴょう性はそれほど高くないと思われます。

グロリオーサ(ニョン婆)やトリトマなど、アマゾン・リリー歴代皇帝は失恋を経験している者が多いようです。それを考慮すると、ハンコックがルフィと結ばれる確率はかなり低いように思えます。 ただ、先々代皇帝のシャクヤクはレイリーとの恋愛を成就させた可能性が大。彼女と同じ道を辿ることができれば、ハンコックとルフィがカップルになる展開もありそうな予感がします……が。恋愛に無頓着なルフィのキャラも踏まえると、やはり難しい気がしてしまいますね。

ハンコックは九蛇海賊団の船長になったあと、たった1度の航海で8000万ベリーの懸賞金をかけられました。世界政府はすぐさまハンコックを王下七武海へ勧誘。七武海加入後はしばらく懸賞金未設定の期間が続きました。 そののち七武海制度が撤廃され、ハンコックは再び賞金首に。四皇最高幹部クラスよりも上、かつて七武海だったクロコダイルとほど近い16億5900万ベリーの懸賞金をつけられることになります。

ボア・ハンコックの能力は、超人系悪魔の実「メロメロの実」。これは、ハンコックを見た人を石化させてしまうというメデューサのような恐ろしい力です。 人だけでなく物まで石化させることができます。殺傷能力もあり、覇王色の覇気の力と相まって強力な武器となっています。 石化はしたままではなく、ハンコックが解除すれば元に戻すこともできるのです。

ハンコックは黒ひげ海賊団との戦いで、敵幹部のバスコ・ショットやカタリーナ・デボンを無力化。懸賞金が16億5900万ベリーにのぼることも踏まえると、四皇最高幹部以上の実力を持っていることはほぼ確実と言えそうです。 ただ、黒ひげには勝利できなかったため、四皇には及ばない程度の強さだと思われます。また、メロメロの実の効果は「ハンコックに魅了された」人間にしか通用しないため、ルフィのような「普通とは違う価値観」を持った人物との戦いは大の苦手。相手次第で大きく弱体化する場面もありそうです。

原作では強さの全貌をみせていないハンコック。しかし2019年に公開された映画『ONE PIECE STAMPEDE』では、衝撃の活躍をみせています。ガシャガシャの実の能力で巨大化したダグラス・バレッドに、ルフィは簡単に叩き落とされてしまいました。 それを見たハンコックは激怒し、人間とは思えないスピードでダグラス・バレッドに接近します。そして腹部に強烈な蹴りを入れます。ハンコックの蹴りは束になった猛者を圧倒する彼を、グラつけせるほどの驚異的な威力でした。

七武海制度撤廃後、黒ひげ海賊団＆海軍と交戦したハンコック。敵の大多数は無力化しましたが、一瞬の隙を突かれ黒ひげに捕まってしまいます。彼はヤミヤミの実の力で、悪魔の実の能力を無効化することが可能。これにより、ハンコックは手も足も出ない状態になってしまいました。 レイリーの介入により命は助かったものの、戦績としては敗北と同等の結果と言えるでしょう。ただ、この戦いは海賊団や海兵の面々もいた乱戦状態でした。1対1でやり合えば、ハンコックが黒ひげに勝っていた可能性もあるかもしれません。

自分勝手に生きているようにみえるハンコックですが、彼女には壮絶な過去があります。彼女は王下七武海になる前、天竜人の奴隷でした。12歳で人攫いにさらわれたハンコック、サンダーソニア、マリーゴールドは、天竜人に買われ奴隷の証となる紋章の焼印を入れられてしまいます。 そして思い出すのも辛い日々を過ごし4年経った頃。冒険家であるフィッシャー・タイガーがマリージョアに侵入する事件が起こり、奴隷を次々と解放しました。彼のおかげで逃げられた3人は、レイリーとシャッキー、ニョン婆に助けられ女ヶ島に帰還したのです。 その後18歳でアマゾン・リリーの皇帝となり、同時に九蛇海賊団の船長の地位を継ぎます。そしてたった1度の航海で多額の懸賞金を懸けられ、危険視した政府の勧誘により王下七武海となったのでした。

シャボンディ諸島にてバーソロミュー・くまに飛ばされたルフィは、女ヶ島「アマゾン・リリー」にやって来ます。彼は男子禁制の島で追われる身となり、1番偉い人物に会うため最も高い建物の中に入りました。 中では裸を誰も見てはいけないと言われる、皇帝ハンコックが湯浴み中。ルフィは大罪人として捕らえられ、処刑人バキュラやハンコックの妹と戦うことになります。しかしそこで妹の最大の秘密を守り、迷いなく自分の望みより恩人を選んだルフィをみて、ハンコックは処刑を終わらせ部屋に招いたのです。 部屋で秘密をすべて打ち明けた彼女は、天竜人を嫌うルフィを気に入ります。そして直後に体調を崩し、ニョン婆はその原因を「恋」と判断したのでした。

普段は高飛車で、自分勝手な振る舞いをみせるハンコック。自分の進む道にいれば、小動物でさえ蹴り飛ばします。しかしルフィが関係していると性格がガラッと変わり、従順な姿をみせるのです。ハンコックのかわいいシーンでお馴染みなのが、ルフィの何気ない行動を勘違いする場面でした。 恋愛経験がないハンコックは、そういった事情に疎い様子。ルフィがエースを助けに行く際名前を呼ばれただけで「両想い」と勘違いし、抱きしめられたときには「結婚」と勘違いします。全員を見下し嫌な奴だった彼女が、小さなことでドキドキしている姿に読者は思わずメロメロになりました。 また食べ物を持参したり巨大な荷物を用意したりと、ルフィにのみ献身的な姿もギャップがあり最高です……！

指をさして体を反らせる人を見下すポーズ。ハンコックのこのポーズは胸をそらせ過ぎていて、人を見下しすぎのポーズと呼ばれています。 見下しすぎて逆に見上げてる、と言われ、面白おかしくファンアートも描かれています。 彼女は我儘で傲慢、性格は最悪だと他の登場人物から罵られたこともあるほど。 実は過去に奴隷として売り飛ばされたトラウマから、もう二度と人に支配されたくないという思いが態度に出てこうなってしまうようです。

才色兼備のハンコックを演じる声優は、三石琴乃。現在はフリーで活動している声優です。 『美少女戦士セーラームーン』の月野うさぎ、『新世紀エヴァンゲリオン』の葛城ミサトなど数々の役をこなしています。 2005年に声優総入れ替えが行われた『ドラえもん』ではのび太のママ、玉子を演じて、色っぽいと話題になりました。 私生活ではバイクに乗るなど意外と活動的で、既に結婚し、お母さんになっています。

「ワンピース」の世界で海賊女帝と恐れられるハンコックは、ルフィにメロメロなかわいい乙女です。しかし戦えば作中屈指の強さで、その実力は本物でした。 2022年7月現在、ハンコックの現状はわかっていません。コビーと相対した彼女は、一体どうなったのか。今後の展開から目が離せません！

幕張メッセで開催された「ジャンプフェスタ2020」にて、尾田栄一郎の直筆メッセージが公開されました。その鬼ヶ島への討ち入りを目前に控えたタイミングでのメッセージで、サボ、ビビそしてハンコックの名前が意味深に登場したのです。 どうやらハンコックには、ワノ国での戦いの裏で大きな動きがあった様子。死亡説も囁かれている彼女ですが、重要キャラであるためそれは考えづらいでしょう。 ハンコックのもとには、コビーが向かっています。彼らは立場上は敵同士です。しかし心の内でルフィと繋がっているコビーが、根っからの悪人ではないハンコックをインペルダウンに放り込むとは思えません。 今後ルフィが戦う世界政府、天竜人とハンコックには、大きな因縁があります。もしかしたら宿敵を倒すためコビーと共闘し、ルフィたちを助けに来る展開があるかもしれません。