2023年6月13日更新

『呪術廻戦』楽巌寺(がくがんじ)学長の呪いとは?強さや五条との関係も解説

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呪術廻戦 楽巌寺嘉伸
©︎芥見下々/集英社

初登場時は厳格な重鎮のイメージが強かった楽巌寺学長ですが、五条と言い合うなど中身は意外とお茶目なおじいさん。しかもジミ・ヘンドリックス好きな呪術師ギタリストというめちゃくちゃなギャップも。 この記事では楽巌寺学長の基本情報から術式、活躍シーンまでまとめて紹介します!※この記事は『呪術廻戦』の重要なネタバレを含みます。

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『呪術廻戦』楽巌寺嘉伸(がくがんじよしのぶ)のプロフィール

呪術廻戦 楽巌寺嘉伸
©︎芥見下々/集英社
年齢 76歳
立場 呪術高専京都校学長
死亡生存 生存
等級 不明
術式 ギターの演奏を衝撃波として飛ばす
領域展開 不明
声優 麦人

白髪頭に長いひげ、着物という仙人のような出で立ちとは裏腹に耳にピアスをしており、術式ではエレキギターで攻撃する変わった呪術高専京都校学長です。虎杖の処遇でも分かる通り、東京校学長だった夜蛾とは教育方針がまるで違ったものの仲は悪くありませんでした。 保守派として知られており、御三家の「加茂家」の跡継ぎである加茂憲紀とは繋がりを強く持っています。また等級は不明ですが夜蛾を圧倒することから1級レベルの実力を有していると言われています。

【立場】楽巌寺(がくがんじ)学長は保守派筆頭

上層部の判断に従う

楽巌寺は五条悟から「保守派筆頭」と呼ばれており、上層部と密接な関係を持っていると考察できます。宿儺を食べた虎杖もその能力のいかんに問わず死刑が第一でした。 ただ楽巌寺が嫌がらせのためだけに保守派として動いているわけではありません。彼は「個のために集団の規則を歪めてはならん」という言葉を残しており、あくまで組織を守るための判断なのです。 そして楽巌寺学長の懸念は渋谷事変での宿儺の虐殺によって現実のものとなっていしまいました。

改革派の五条と仲が悪い

五条悟 呪術廻戦
(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

プロフィール欄のストレスの項目に五条と書かれるほど犬猿の仲の2人。それもそのはず腐敗した上層部を変えるため教育という道を選んだ五条にとって楽巌寺学長の保守的な考え方は理解できないでしょう。 五条の「ジジイ」呼びやタメ口などに対して本気で怒ることはないようですが「クソガキ」と反論はしています。五条は牙を向くのは自分だけではないと警告し、実際に教え子である東堂からも虎杖殺害を拒否されてしまいました。

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夜蛾にかけられた呪いとは?

呪術廻戦 夜蛾正道
©︎芥見下々/集英社

夜蛾にかけられた呪いとは「完全自立型呪骸」のことです。夜蛾にしか作れないこの呪骸によってパンダはつくらました。上層部は夜蛾が偶然ではなく完成させたのであれば、軍隊を率いる危険性があると考えたのです。 しかし夜蛾は当時、その作り方を知らないとしらを切り拘束を逃れます。それから月日が流れ、夜蛾が死亡する直前、楽巌寺に「あなたへの呪いです」と伝えてその作り方を教えました。

【強さ】楽巌寺学長の術式はギター?

組屋鞣造戦でお披露目された楽巌寺の術式ギター。自分自身がアンプの代わりを務め、弦楽器から出る音を増幅、術式を音の波のように相手へ飛ばすというファンキーな技です。 ファンの間でも愛される術式ですが、残念ながら描写が少なすぎるため近距離での戦闘が苦手な中距離タイプ、そしてアニメで適当な音ではなくしっかりと演奏しているということしか分かっていません。 夜蛾との1戦は戦闘風景が一切描かれませんでしたが、倒れる夜蛾の身体にはバツ印に深い傷が入っています。そして223話ではギターの代わりにびわのような弦楽器を弾いていました。

【登場回】楽巌寺学長のエピソード一覧

虎杖を秘密裏に始末しようとする

登場回 4巻・32話

死んだと思っていた虎杖が生きていたと知った楽巌寺は、京都校の生徒に「虎杖悠仁を殺せ」と命令します。 しかも準一級呪霊を用意し、徹底的に虎杖の命を狙ったのです。しかし花御らの襲撃によって虎杖抹殺どころではなくなります。結局最後には楽巌寺自らも出向き、あのエレキギターによる術式が披露されました。 2日目の野球中、夜蛾から「まだ虎杖が嫌いですか」と問われた楽巌寺は「虎杖が生きていることでその他大勢が死ぬかもしれん」と懸念を示すも夜蛾の「今は見守りませんか」という言葉には返事をせず。最後に「五条をどうにかしろ」と伝えました。

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上層部の命令で夜蛾正道と戦闘

登場回 17巻・147話

渋谷事変は夜蛾が夏油と五条を扇動したとして上層部から「死罪」を言い渡されてしまいます。しかし「完全自立型人工呪骸」の作り方を教えるなら死罪ではなくなると交換条件を掲示されますが拒否しました。 そしてパンダを救うため独房を出た夜蛾を待ち構えていた楽巌寺が殺すのです。もちろんこれも上層部の意向があってのもの。死ぬ間際に夜蛾は「完全自立型人工呪骸」の作り方を楽巌寺に「呪い」として受け渡しました。 悪用されれば呪術界に危機をもたらすものを渡すという最大の信頼を楽巌寺は受け取り「なぜ生き延びなんだ...!」と苦しい胸の内を口にしました。

夜蛾学長の勇姿を見るなら

「パンダだって泣くんだ」

呪術廻戦 パンダ
©︎芥見下々/集英社
登場回 17巻・147話

パンダは自分の生みの親である夜蛾の死体を見つけてしまいます。楽巌寺はパンダが自分に攻撃してくると思い、ファイティングポーズで待ち構えますがパンダは目もくれず夜蛾に駆け寄りました。 「儂が憎くないのか」という質問にパンダは「人間と一緒にすんな」と答えます。そして夜蛾と楽巌寺の仲は悪くなかったと回想するのです。 しかし直後「どーせ上に命令されただけだろ」と楽巌寺の行いを批判します。しかし背中を向けるパンダの目からは涙が流れており「パンダだって泣くんだ」と言った直後、大声で泣き始めました。

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「揃いも揃って何故儂に呪いをかけんのだ」

登場回 223話

宿儺とのタイマンが刻一刻と近づく中、五条は渋谷にやってきました。ビルの屋上には楽巌寺の姿があります。夜蛾殺害の犯人は自分だと正直に話すもそっけない返事をする五条。しかしパンダにも五条にも怒りを直接ぶつけられない楽巌寺は「揃いも揃って何故儂に呪いをかけんのだ」と悲観するのです。 すると五条は自分が発端だからと話し、学長の最期の言葉を聞いてきます。そして「呪い」について話しました。特級案件の事実を上層部に伝えていないと気づき「アンタが総監部のトップに立てば少しはマシになる」と五条は楽巌寺を認めました。

223話収録のジャンプを

【考察】楽巌寺学長は今後どうなる?

五条に「この歳からでも変われるんだね」と上から目線の賛辞を送られた楽巌寺。しかしその直後のシーンで総監部が皆殺しにされている様子が描かれていました。五条の意味深な「アンタが総監部の〜」という発言もあって遅かれ早かれ楽巌寺がトップに立つのではないでしょうか。 ただ気になるのは総督部を誰が皆殺しにしたのかという点。ファンの間では五条、乙骨狗巻、そして楽巌寺の3パターンで意見が分かれています。 もし楽巌寺が行ったのであれば、これまでの贖罪として行ったとも考えられ呪術界の中心から降りる可能性もあるかもしれません。

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変化の兆しを見せる保守派の楽巌寺学長!

楽巌寺学長は、厳格な保守派キャラだった初登場から東京高専メンバーと絡んでいく中で徐々に内面が変化しています。ついには夜蛾からの「呪い」を絶対だったはずの上層部に黙っていたのです。このまま上層部に食い込んでいくのでしょうか。 楽巌寺学長に注目しつつ『呪術廻戦』を復習してみてはいかがでしょうか。