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『君たちはどう生きるか』父親・勝一は気持ち悪い？再婚は浮気からなのか考察
宮崎駿監督最新作『君たちはどう生きるか』に登場するお父さん・勝一。ネットやSNSでは「気持ち悪い」という声もちらほら聞くこのお父さんとは一体どんな人物なのでしょうか。 本記事では主人公のお父さん・勝一について解説！時代背景を踏まえながら、再婚の事情や浮気の可能性などを考察していきます。 ※この記事は『君たちはどう生きるか』の重要なネタバレを含みます。
『君たちはどう生きるか』のお父さん・勝一とは？
牧勝一(まきしょういち)は主人公・眞人(まひと)の父親です。職業は軍需工場の経営。いわゆる青年実業家ですね。工場では戦闘機に使う風防の製作をしています。このおかげで、彼は徴兵されず、ポンと大金を学校に寄付するほど稼いでいました。 眞人を生んだ妻・ヒサコが亡くなると、すぐにヒサコの妹の夏子と再婚。物語冒頭では疎開した直後の一家の様子が描かれ、勝一も登場します。彼の出番はさほど多くありませんが、中盤では塔に入った眞人や夏子を捜索する姿が描かれています。 家族への愛情は深い人物ですが、権威や金を振りかざす傾向があり、眞人に対しては過保護気味。彼のそういったふるまいが、眞人が心を閉ざす一因となっていました。
勝一と夏子は浮気していたの？【考察】
勝一は夏子と浮気していたわけではなかったと考えます。この時代、結婚は家柄同士をつなぐものとして機能していました。亡き妻の姉妹との再婚は当時はわりと普通だったようです。 勝一と夏子も両家の安寧と利益のため、その役目を全うしていたのでしょう。ただ、キスシーンも描かれていたように、2人の間には愛情もしっかりあったようです。勝一は器用な人というより単純で一直線なタイプなので、再婚したからには彼女を愛そうと努めたと考えられます。 夏子がすでに妊娠していたことも浮気説を濃厚にしたようですが、これもいつ死ぬかわからない戦時下という状況が大きく影響していたのでしょう。再婚してすぐに勝一の子を身ごもったと考えるのが自然です。
お父さん・勝一の声優は木村拓哉
勝一役を演じたのは木村拓哉です。特別出演での出演となり、ジブリ作品としては『ハウルの動く城』のハウル役以来となりました。一見すると仕事人間、眞人目線でみるとちょっとイラッとする父親像を好演しています。
『君たちはどう生きるか』お父さんはイラッとするけど憎めないキャラ！
『君たちはどう生きるか』のお父さん・勝一について紹介しました。現代の感覚だと気持ち悪く感じてしまう部分があるキャラですが、時代背景を知ると印象も変わります。家族のために懸命に生きた父親という目線で観てみると、また違った感想を抱くのではないでしょうか。
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